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08やっと恋に落ちる
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そんな複雑な気持ちと楽しい日を過ごしたが、本格的な夏休みがもうすぐ来ようとしていた。でもその前には高校生には避けては通れない期末試験があるのだった、期末試験のスケジュールを先生から聞いて、普段から勉強はしているが小夏と復習が必要だなと思った。
「毎日、毎日、期末テスト前の小テストでぐったりするの」
「分かる、分かる、その気持ち。でも高校生だから仕方がないんだよな」
「直人、『完全記憶能力』のおかげで暗記教科は大丈夫なの!!」
「そうだな、暗記するものは心配がないな、問題は数学なんかだ」
「教科書の問題そのままならいいのに~」
「そんなに可愛く頬を膨らませてもな、小夏。数学は論理的に考えなきゃならないんだよ」
「小夏の気持ちも論理的に考えてくれた?」
「…………何故、そういう話になるんだ」
そう小テストが終わって合否でザワザワしている教室で話すようなことじゃない、家で二人きりでゆったりとくつろぎながら聞きたい話だった。でも小夏は即答を待っている、早く、早くと俺は思いっきり急かされた。
「あの世界ではお互いしかいなかったからな、それからこっちに来ても大体ずっと一緒にいる」
「うん、そうだね」
「身近な男を俺しか知らないから、小夏は俺を好きになりかけてるのかな。とはちょっと思う」
「そんなことないもん、小夏。男の子からいっぱいお手紙貰うけど、好きなのは直人だけだもん!!」
「えっ、清山以外にも男から手紙を貰ってたのか。小夏」
「そうだよ、大体はつきあってくださいで、なんか××××しましょうとか、×××は最高ですとか書いてるのもあった」
「小夏、その卑猥な言葉は気持ち悪い言葉だから覚えなくていいぞ」
「それで直人の気持ちとしてはどうなの? 小夏とお付き合いできる!?」
俺は期末試験よりも難しい問題をいきなり小夏からふっかけられた、小夏と付き合えるかって体からつまり小夏を抱けるかっていう簡単な問題ならイエスだ。何せ十六歳の俺は現在進行形で男の子だからな、小夏ほどの美少女から誘われたら抗う術がなかった。
「かっ、体のお付き合いはできるがそれは虚しいぞ。小夏、中身のないオムライスみたいなもんだ」
「……中身のないオムライス、中身を入れるにはどうしたらいいの?」
「小夏がもうちょっと俺を性的に好きになったら、そうしたら中身も半分は入るな」
「あとの半分は?」
「俺が性的に小夏の心を好きになること、いわゆる昔から言う恋に落ちるってやつさ」
「うーん、小夏も直人と恋に落ちたい、どうしたらいいのかなぁ」
俺の答えに小夏はよく考えこんでいた、恋っていうのはいきなり落ちるもんで、誰がどこで落ちるか分からないものだ。とりあえず小夏に返事をした俺がホッとしていると、清山が音もなくスッと傍にやってきてこう言った。
「兄貴、この媚薬は後遺症もなく女も凄い乱れようで、更に……」
「間に合ってる、お前変なもんを学校に持ってくんじゃねぇよ」
俺の舎弟と化している清山はこんなふうに時々変な気をまわして、変な物を持ってくることがあった。そりゃ、男の子としては媚薬なんて言われたらちょっと気になるが、いやかなり気になってしまうが、それは恋に落ちるんじゃない下手をすれば違法な薬物使用だ。小夏は期末試験よりも恋に落ちることが気になっているようで、家に帰ってからも眠るまでぼっーと考え事をしていた。
「直人好きぃ、むにゃ、ふふっ」
「小夏の答えならどんなものでも俺は受け入れるからな」
小夏が突然の恋に落ちて俺を置いていくということになっても、俺は小夏のことを惨めに追いかけたりはしないと考えていた。実際そうなったら徹底的に相手の男のことを調べて、俺の大事な家族である小夏にふさわしいかテストしてやるが、そいつが良い人間なら俺は小夏を追いかけたりしないつもりだった。でもそう考えると俺の胸の奥がズキンと痛んだ、小夏が俺から離れていくなんて考えたくもなかった。
「俺は小夏が好きだ、家族以上に好きなのかな。分からん、分からんが胸が痛い」
こうして時は無情に過ぎ去って俺たちに期末テストがやってきてしまった、恋のことを考えてぼーっとしていた小夏にも勉強はさせていたので、期末テストも俺たちは大丈夫だと思っていた。だが結果は違っていた、小夏は数学で赤点をとってしまった。
「直人、直人、小夏だけ夏休みも学校だよ。うぅ、ひっく、ひっく」
「大丈夫だ、小夏。俺も一緒に通うから、一緒に赤点の講習を受けよう」
「直人と一緒!! うん、分かった」
「赤点の講習は自由参加もできるんだ、だからあんまり心配するな。小夏」
小夏は俺も一緒に夏休みの罰講習に通うと聞いて笑顔になった、罰講習は退屈だろうが小夏だけを通わせるなんてかわいそうで俺にはできなかった、すると小夏は俺のことを抱きしめて小さな声でこう言った。
「だって夏休みも直人を見張ってないと、直人が知らない女の子と恋に落ちたら嫌だもん」
「小夏、そんなことを期末試験中に考えていたのか?」
「そうだよ、小夏にとっては大事なことだもん」
「……それじゃ、俺は小夏が夏休み中に知らない男の子と恋に落ちないように見張らないといけないな」
「お互いに見張りっこするの、ふふっ。面白そう」
「小夏の恋の相手なら、俺よりいろんな意味で強い男でないとな」
「直人より強い男はいないよ」
「そりゃ、俺は最強の勇者だからな」
小夏が無邪気に笑って隣の席の俺に抱き着いた、だが皆は期末試験の結果が出てそれぞれ悲喜こもごもしていた。だから小夏が俺に抱きついてたって誰も気にしてなかった、俺もいつものことだと思って小夏を抱きしめた。
「直人を盗られたくないの、それが直人の好きな女の子でも嫌なの」
「そうか、俺もなよっぽど良い男の子じゃないと小夏を盗られるのは嫌だ」
俺を信用して俺に体を預けている小夏のことが可愛くてしかたがなかった、誰かがここにいる小夏を盗りにくるなら最強の勇者の力で邪魔してやろうと思った。
「直人が好き、直人はこれが恋じゃないっていうけど大好き。ふふっ、たとえ直人に嫌われたってこの気持ちは変わらない。今、直人の腕の中で小夏はとっても幸せ」
俺は俺の腕の中で無邪気に笑ってこう言う小夏に心を酷くゆさぶられた、そしてどんなに良い人間や魔物が現れても小夏を渡したくないと思った。そうだ俺その時にストンとは落ちた、白銀の長い髪をゆらして、金色の綺麗な瞳を細めて笑う小夏に恋をした。小夏を大事にしてやりたいと温かい気持ちを抱きながら、誰にも渡したくないという暗い欲求が俺を同時に襲った。
「小夏、お前はすげぇよ」
「直人、どうしたの? 体がすっごく温かいよ」
「いや小夏のことが可愛い、好きだって分かったのさ」
「それって直人、オムライスの中身の半分?」
「ああ、そうだ。好きだぞ、小夏。お前を俺は愛してる」
「小夏もだよ、直人がずっと前から大好き。もう性的にも好きなの、実は我慢してたの」
そう言うと小夏は俺の唇にキスをした、さすがに教室の中でのことだったので俺たちを見ている者も出始めた。でも俺はどうでも良かった、小夏が好きなんだ。手放すなんて恐ろしいことは考えたくないほど好きなのだった。だからクラスメートの注目の的だったが、そんなことでさえ気持ちの通じ合った俺たちにはどうでも良かった。
「おっと小夏、続きは家でな」
「直人、小夏ずっとキスしてたいよ」
「それじゃ、学校をサボって今日はもう帰ろう」
「うん、さすが直人。行こう!!」
俺たちは誰にも止められる隙を与えないうちに教室を出て、それから俺は小夏をお姫様だっこして『転移』した。俺たちはもう自分たちの家の中だった、小夏が再び抱きついてきて俺と激しいキスをした。
「直人、直人、大好きっ、はぁ、大好きだよ」
「毎日、毎日、期末テスト前の小テストでぐったりするの」
「分かる、分かる、その気持ち。でも高校生だから仕方がないんだよな」
「直人、『完全記憶能力』のおかげで暗記教科は大丈夫なの!!」
「そうだな、暗記するものは心配がないな、問題は数学なんかだ」
「教科書の問題そのままならいいのに~」
「そんなに可愛く頬を膨らませてもな、小夏。数学は論理的に考えなきゃならないんだよ」
「小夏の気持ちも論理的に考えてくれた?」
「…………何故、そういう話になるんだ」
そう小テストが終わって合否でザワザワしている教室で話すようなことじゃない、家で二人きりでゆったりとくつろぎながら聞きたい話だった。でも小夏は即答を待っている、早く、早くと俺は思いっきり急かされた。
「あの世界ではお互いしかいなかったからな、それからこっちに来ても大体ずっと一緒にいる」
「うん、そうだね」
「身近な男を俺しか知らないから、小夏は俺を好きになりかけてるのかな。とはちょっと思う」
「そんなことないもん、小夏。男の子からいっぱいお手紙貰うけど、好きなのは直人だけだもん!!」
「えっ、清山以外にも男から手紙を貰ってたのか。小夏」
「そうだよ、大体はつきあってくださいで、なんか××××しましょうとか、×××は最高ですとか書いてるのもあった」
「小夏、その卑猥な言葉は気持ち悪い言葉だから覚えなくていいぞ」
「それで直人の気持ちとしてはどうなの? 小夏とお付き合いできる!?」
俺は期末試験よりも難しい問題をいきなり小夏からふっかけられた、小夏と付き合えるかって体からつまり小夏を抱けるかっていう簡単な問題ならイエスだ。何せ十六歳の俺は現在進行形で男の子だからな、小夏ほどの美少女から誘われたら抗う術がなかった。
「かっ、体のお付き合いはできるがそれは虚しいぞ。小夏、中身のないオムライスみたいなもんだ」
「……中身のないオムライス、中身を入れるにはどうしたらいいの?」
「小夏がもうちょっと俺を性的に好きになったら、そうしたら中身も半分は入るな」
「あとの半分は?」
「俺が性的に小夏の心を好きになること、いわゆる昔から言う恋に落ちるってやつさ」
「うーん、小夏も直人と恋に落ちたい、どうしたらいいのかなぁ」
俺の答えに小夏はよく考えこんでいた、恋っていうのはいきなり落ちるもんで、誰がどこで落ちるか分からないものだ。とりあえず小夏に返事をした俺がホッとしていると、清山が音もなくスッと傍にやってきてこう言った。
「兄貴、この媚薬は後遺症もなく女も凄い乱れようで、更に……」
「間に合ってる、お前変なもんを学校に持ってくんじゃねぇよ」
俺の舎弟と化している清山はこんなふうに時々変な気をまわして、変な物を持ってくることがあった。そりゃ、男の子としては媚薬なんて言われたらちょっと気になるが、いやかなり気になってしまうが、それは恋に落ちるんじゃない下手をすれば違法な薬物使用だ。小夏は期末試験よりも恋に落ちることが気になっているようで、家に帰ってからも眠るまでぼっーと考え事をしていた。
「直人好きぃ、むにゃ、ふふっ」
「小夏の答えならどんなものでも俺は受け入れるからな」
小夏が突然の恋に落ちて俺を置いていくということになっても、俺は小夏のことを惨めに追いかけたりはしないと考えていた。実際そうなったら徹底的に相手の男のことを調べて、俺の大事な家族である小夏にふさわしいかテストしてやるが、そいつが良い人間なら俺は小夏を追いかけたりしないつもりだった。でもそう考えると俺の胸の奥がズキンと痛んだ、小夏が俺から離れていくなんて考えたくもなかった。
「俺は小夏が好きだ、家族以上に好きなのかな。分からん、分からんが胸が痛い」
こうして時は無情に過ぎ去って俺たちに期末テストがやってきてしまった、恋のことを考えてぼーっとしていた小夏にも勉強はさせていたので、期末テストも俺たちは大丈夫だと思っていた。だが結果は違っていた、小夏は数学で赤点をとってしまった。
「直人、直人、小夏だけ夏休みも学校だよ。うぅ、ひっく、ひっく」
「大丈夫だ、小夏。俺も一緒に通うから、一緒に赤点の講習を受けよう」
「直人と一緒!! うん、分かった」
「赤点の講習は自由参加もできるんだ、だからあんまり心配するな。小夏」
小夏は俺も一緒に夏休みの罰講習に通うと聞いて笑顔になった、罰講習は退屈だろうが小夏だけを通わせるなんてかわいそうで俺にはできなかった、すると小夏は俺のことを抱きしめて小さな声でこう言った。
「だって夏休みも直人を見張ってないと、直人が知らない女の子と恋に落ちたら嫌だもん」
「小夏、そんなことを期末試験中に考えていたのか?」
「そうだよ、小夏にとっては大事なことだもん」
「……それじゃ、俺は小夏が夏休み中に知らない男の子と恋に落ちないように見張らないといけないな」
「お互いに見張りっこするの、ふふっ。面白そう」
「小夏の恋の相手なら、俺よりいろんな意味で強い男でないとな」
「直人より強い男はいないよ」
「そりゃ、俺は最強の勇者だからな」
小夏が無邪気に笑って隣の席の俺に抱き着いた、だが皆は期末試験の結果が出てそれぞれ悲喜こもごもしていた。だから小夏が俺に抱きついてたって誰も気にしてなかった、俺もいつものことだと思って小夏を抱きしめた。
「直人を盗られたくないの、それが直人の好きな女の子でも嫌なの」
「そうか、俺もなよっぽど良い男の子じゃないと小夏を盗られるのは嫌だ」
俺を信用して俺に体を預けている小夏のことが可愛くてしかたがなかった、誰かがここにいる小夏を盗りにくるなら最強の勇者の力で邪魔してやろうと思った。
「直人が好き、直人はこれが恋じゃないっていうけど大好き。ふふっ、たとえ直人に嫌われたってこの気持ちは変わらない。今、直人の腕の中で小夏はとっても幸せ」
俺は俺の腕の中で無邪気に笑ってこう言う小夏に心を酷くゆさぶられた、そしてどんなに良い人間や魔物が現れても小夏を渡したくないと思った。そうだ俺その時にストンとは落ちた、白銀の長い髪をゆらして、金色の綺麗な瞳を細めて笑う小夏に恋をした。小夏を大事にしてやりたいと温かい気持ちを抱きながら、誰にも渡したくないという暗い欲求が俺を同時に襲った。
「小夏、お前はすげぇよ」
「直人、どうしたの? 体がすっごく温かいよ」
「いや小夏のことが可愛い、好きだって分かったのさ」
「それって直人、オムライスの中身の半分?」
「ああ、そうだ。好きだぞ、小夏。お前を俺は愛してる」
「小夏もだよ、直人がずっと前から大好き。もう性的にも好きなの、実は我慢してたの」
そう言うと小夏は俺の唇にキスをした、さすがに教室の中でのことだったので俺たちを見ている者も出始めた。でも俺はどうでも良かった、小夏が好きなんだ。手放すなんて恐ろしいことは考えたくないほど好きなのだった。だからクラスメートの注目の的だったが、そんなことでさえ気持ちの通じ合った俺たちにはどうでも良かった。
「おっと小夏、続きは家でな」
「直人、小夏ずっとキスしてたいよ」
「それじゃ、学校をサボって今日はもう帰ろう」
「うん、さすが直人。行こう!!」
俺たちは誰にも止められる隙を与えないうちに教室を出て、それから俺は小夏をお姫様だっこして『転移』した。俺たちはもう自分たちの家の中だった、小夏が再び抱きついてきて俺と激しいキスをした。
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