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昔の元仲間たちが気にならなくなった僕は自由に動いた。難しいダンジョンに一人で挑んでみたりした。レベル1000である僕なら大抵のダンジョンは一人で行けた。そうして街から街へと移動して、ダンジョンに潜って、僕が金の冒険者になった時。ふと気が付いたら元の仲間たちはもうどこにもいなかった。本当に僕が気が付かないうちにいなくなっていた。そして僕は新しい仲間を見つけていった。
「あたしと組んでくれるの。あ、ありがとうなんて言わないからね」
「よろしくレーチェ、仲良くしてくれ。僕はリックだ」
最初に仲間になったのはエルフで銀色の髪と青い瞳をしたアーチャーだった。やっぱりエルフには弓を使える者が多かった。レーチェはちょっとツンデレぎみで仲間探しに苦労していた。僕はそんな彼女に手を差し伸べた。
「わたくしと組みたいと、ほぅ。なかなか魔法の腕も良いようですね。いいですよ」
「よろしくクレアス、君は力になってくれる。僕はリックだ」
次に仲間になったのは黒髪に紫の目をした魔法使いだった。プライドが高い彼女は少し扱いにくかったけれど結構仲間想いで驚いた。レーチェと同じく少しツンデレさんだった。僕はそんな彼女に笑って手を差し伸べた。
「僕は強い奴としか組まない。君は強そうだから仲間になってもいいよ」
「よろしくナル、君がいると頼もしいよ。僕はリックだ」
その次に仲間になったのは金の髪に青い瞳をした戦士だった。ツンデレと言ってもいいのか、分からないほどプライドが高くてクレアスも呆れるくらいだった。そんな彼女は仲間作りも下手で、僕はそこで彼女に手を差し伸べた。
「スイールと申します、レベルが低い私が役に立つかどうか」
「よろしくスイール、きっと君は僕たちの役にたてるよ。僕はリックだ」
最後に仲間になったのは白い髪に赤い目をした神官だった。プライドが高いクレアスや更に天上天下唯我独尊のナルと違って、スイールはレベルも低く自信がなさそうだった。でも仲間に入れたのは彼女が優しい良い子なのと『再生』と『治癒』が使えたからだ。僕はそれで彼女に手を差し伸べた。
「さぁ、行こう。皆」
新しい仲間たちとの冒険は楽しくて、よく笑うレーチェも、ちょっとツンデレなクレアスも、ちょっとどころではないプライドの高いナルも、最近よく笑うようになったスイールも良い仲間だった。僕たちは沢山冒険をして強くなった。僕はレベルが1000を超えていたけれど、他の仲間たちも同じくらい強くなった。僕たちのパーティは『夜の月光』という名で有名になった。
「僕、とうとうレベルが1200になったよ。レーチェ、クレアス、ナル、スイール」
「あたしはレベル1000くらいよ。すぐに追いつくわ。リック」
「わたくしよりレベルが高いからって威張らないでよね。べ、別にあんたのレベルなんてどうでもいいし!! リック」
「僕だってレベル1100だ。リックもたった100レベル違いで何をいっているんだか」
「私はまだレベル700です、頑張りますわ。リック」
人間でいえば化け物と僕たちのパーティは呼ばれていた。『夜の月光』は憧れられてもいたが、恐れられてもいた。普通の人間の最高レベルは99だからだ。でも僕は何も気にしていなかった。何も気にせず世界でも最難関と呼ばれるアビスのダンジョンに潜っていた。そこにはレベル800くらいの魔物がうろうろしていた。だから僕たちのレベルも上げやすかった。唯一回復役のスイールはレベル上げがしにくかった。だから最初にスイールに魔物に石を投げさせてそれから皆で仕留めるのがいつもの攻撃パターンだった。
「僕は良いパーティに恵まれた。凄くうれしいよ。レーチェ、クレアス、ナル、スイール」
「改めて言われると恥ずかしいけど、あたしは嬉しいわ。リック」
「わたくしとパーティを組めてるのです、感謝しなさいよ。リック」
「僕とのパーティが悪いなんて言ったら、リック。お前を真っ二つにしてやるからな」
「私も皆さんと組めて嬉しいです。ねぇ、リック」
こうしていつもどおりアビスのダンジョンに潜っていた時、いきなりレベル2000を超える魔物が現れた。僕たちは戦ったけど勝てるかどうか分からなかった。その時、スイールが攻撃の余波で転んで隙を作った。今なら彼女を犠牲にすれば逃げられる、そんな酷い考えが僕に浮かんだことに驚いた。でももちろん僕はそうしなかった。
「レーチェ、敵の気を引いてくれ!!」
「ええ、リック。分かったわ!!」
「クレアス、君は大魔法使いだ。止めの一撃のための魔法の用意を!!」
「ふっ、わたくしそれくらい用意してましてよ!!」
「ナル、お願いだ。スイールを助けて!!」
「僕に任せろ。僕にできないことなんかあるもんか!!」
「スイール、立ち上がってくれ!!」
「ナル、リック。ありがとうございます。皆さんに『筋力増加』『魔法威力増加』をかけます!!」
こうして僕は仲間たちと勝てるかどうか分からない敵と戦った。でも誰一人スイールを犠牲にしようなんて言い出さなかった。それで僕たちが強敵に勝てたかどうかって。
「こういう物語はハッピーエンドで終わるんだよ、知らなかったかい?」
「あたしと組んでくれるの。あ、ありがとうなんて言わないからね」
「よろしくレーチェ、仲良くしてくれ。僕はリックだ」
最初に仲間になったのはエルフで銀色の髪と青い瞳をしたアーチャーだった。やっぱりエルフには弓を使える者が多かった。レーチェはちょっとツンデレぎみで仲間探しに苦労していた。僕はそんな彼女に手を差し伸べた。
「わたくしと組みたいと、ほぅ。なかなか魔法の腕も良いようですね。いいですよ」
「よろしくクレアス、君は力になってくれる。僕はリックだ」
次に仲間になったのは黒髪に紫の目をした魔法使いだった。プライドが高い彼女は少し扱いにくかったけれど結構仲間想いで驚いた。レーチェと同じく少しツンデレさんだった。僕はそんな彼女に笑って手を差し伸べた。
「僕は強い奴としか組まない。君は強そうだから仲間になってもいいよ」
「よろしくナル、君がいると頼もしいよ。僕はリックだ」
その次に仲間になったのは金の髪に青い瞳をした戦士だった。ツンデレと言ってもいいのか、分からないほどプライドが高くてクレアスも呆れるくらいだった。そんな彼女は仲間作りも下手で、僕はそこで彼女に手を差し伸べた。
「スイールと申します、レベルが低い私が役に立つかどうか」
「よろしくスイール、きっと君は僕たちの役にたてるよ。僕はリックだ」
最後に仲間になったのは白い髪に赤い目をした神官だった。プライドが高いクレアスや更に天上天下唯我独尊のナルと違って、スイールはレベルも低く自信がなさそうだった。でも仲間に入れたのは彼女が優しい良い子なのと『再生』と『治癒』が使えたからだ。僕はそれで彼女に手を差し伸べた。
「さぁ、行こう。皆」
新しい仲間たちとの冒険は楽しくて、よく笑うレーチェも、ちょっとツンデレなクレアスも、ちょっとどころではないプライドの高いナルも、最近よく笑うようになったスイールも良い仲間だった。僕たちは沢山冒険をして強くなった。僕はレベルが1000を超えていたけれど、他の仲間たちも同じくらい強くなった。僕たちのパーティは『夜の月光』という名で有名になった。
「僕、とうとうレベルが1200になったよ。レーチェ、クレアス、ナル、スイール」
「あたしはレベル1000くらいよ。すぐに追いつくわ。リック」
「わたくしよりレベルが高いからって威張らないでよね。べ、別にあんたのレベルなんてどうでもいいし!! リック」
「僕だってレベル1100だ。リックもたった100レベル違いで何をいっているんだか」
「私はまだレベル700です、頑張りますわ。リック」
人間でいえば化け物と僕たちのパーティは呼ばれていた。『夜の月光』は憧れられてもいたが、恐れられてもいた。普通の人間の最高レベルは99だからだ。でも僕は何も気にしていなかった。何も気にせず世界でも最難関と呼ばれるアビスのダンジョンに潜っていた。そこにはレベル800くらいの魔物がうろうろしていた。だから僕たちのレベルも上げやすかった。唯一回復役のスイールはレベル上げがしにくかった。だから最初にスイールに魔物に石を投げさせてそれから皆で仕留めるのがいつもの攻撃パターンだった。
「僕は良いパーティに恵まれた。凄くうれしいよ。レーチェ、クレアス、ナル、スイール」
「改めて言われると恥ずかしいけど、あたしは嬉しいわ。リック」
「わたくしとパーティを組めてるのです、感謝しなさいよ。リック」
「僕とのパーティが悪いなんて言ったら、リック。お前を真っ二つにしてやるからな」
「私も皆さんと組めて嬉しいです。ねぇ、リック」
こうしていつもどおりアビスのダンジョンに潜っていた時、いきなりレベル2000を超える魔物が現れた。僕たちは戦ったけど勝てるかどうか分からなかった。その時、スイールが攻撃の余波で転んで隙を作った。今なら彼女を犠牲にすれば逃げられる、そんな酷い考えが僕に浮かんだことに驚いた。でももちろん僕はそうしなかった。
「レーチェ、敵の気を引いてくれ!!」
「ええ、リック。分かったわ!!」
「クレアス、君は大魔法使いだ。止めの一撃のための魔法の用意を!!」
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「ナル、お願いだ。スイールを助けて!!」
「僕に任せろ。僕にできないことなんかあるもんか!!」
「スイール、立ち上がってくれ!!」
「ナル、リック。ありがとうございます。皆さんに『筋力増加』『魔法威力増加』をかけます!!」
こうして僕は仲間たちと勝てるかどうか分からない敵と戦った。でも誰一人スイールを犠牲にしようなんて言い出さなかった。それで僕たちが強敵に勝てたかどうかって。
「こういう物語はハッピーエンドで終わるんだよ、知らなかったかい?」
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