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02組合の宴
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「オウガ、お前は一流のアビスハンターになれるぞ」
「ぼっ、僕が!?」
「ああ、お前は目が良い。さっきの俺の動きをきちんと目で追えてた」
「でも、僕は剣しか出せないよ」
「そりゃ練習したことがないからさ、例えばさっき俺が使った槍、そいつを目をつぶって思い浮かべてみな」
「目を瞑って、さっきの槍を……」
アーツを使いこなすには想像力が必要だ、見たこともないものは作りにくい、だが既に見たことがあったものなら別だ。オウガの剣は淡い輝きと共に槍へと姿を変えた、俺がそうして目を開けてみろと言ったらオウガはびっくりしていた。生まれて初めて剣以外のものに、自分のアーツを変えることができたのだ。
「ロン!! 槍だ!! 凄い、僕にもできた!!」
「まぁ、この俺の弟子になったからには色々と覚えてもらうぜ」
「僕がロンの弟子?」
「そうアーツについて教えて貰えるってことだ」
「うっ、うあああぁぁん!? 嬉しい、僕凄く嬉しい、うああああぁぁぁん!!」
「泣くほど嬉しいことなのか、はははっ。まぁ、このロンの弟子だからな」
その後、泣きながらオウガが話してくれたところによると、母親の村でも普通は師匠をつけて貰って弟子になれるそうだ。でも剣しか使えないオウガを弟子にしようとする、そんな優しい女ハンターはいなかった。だからオウガはアーツの使い方も碌に知らずに育ったのだ、どうりで力至上主義のダリルが自分の子どもなのに売春宿に売り払うわけだ。
「あのくそ従兄は力こそ正義だからなぁ」
「ひっく、ひっく」
「アビスの襲撃もないことだし、それじゃ基本の型を教えておくか」
「基本の型?」
「まずアーツを剣に戻してみな」
「うん、できた」
それから俺はまずオウガに剣の型を教えた、ゆっくりと一個ずつ教えていった。そうしてオウガが型を覚えてしまうと、今度はそれを少しずつ早く俺と型の練習するようにした。オウガは初めのうちはできていたが途中で俺の速さに追いつけなくなった。俺はそうなったらオウガに基本の型の練習に戻るように言った、オウガは真剣に剣の基本の型の練習をしていた。
「まぁまぁだな」
俺はアビスが落とした黒石を拾い集めた、質としてはまぁまぁだったがこれが金になるのだ、それからオウガの隣で同じように俺も剣の型の練習をした。こうした基本練習も欠かせない大切なものだった、それは朝まで続いたアビスが襲ってくるのは普通なら夜だ。それにオウガももうフラフラになっていたから水浴びをして、簡単に焼き魚の朝食を作って食べると二人とも眠りについた。
「ん? 十四時くらいか、買い取りババアのところにでも行っておくか」
「買い取りババア?」
「アビスを倒すと出てくる黒石を、金に換えてくれるところさ」
「えっとアビスを倒すと黒石が出て、それがお金になるんだね」
「黒石の評価によって値段が違ってくるけどな、ほらこの黒石を見てみろ中に星が見えるだろ」
「うん、うん、五個見えるよ」
黒石の評価は十段階だ、一から三じゃほとんど金にならない。四から七が普通で、八から十は上質ってことになっている、だから俺はオウガにそう説明した、特に星が十個ある黒石は完全な球体で珍しいし別の使い道がある、その黒い球体をずっと光に当てておくといずれ透明になり、俺たちが使っているアーツになるのだ。
「ハンターかどうかは生まれた時にアーツも持たせてみりゃわかる、アーツが形を変えたらその子はハンターってわけだ、もっとも後天的にハンターになるやつもいるらしいぜ」
「へぇ、後からハンターになる人もいるんだ」
「それじゃ買い取りババアところと、組合長のところにも顔を出さなきゃな」
「組合長?」
「この村のハンターをまとめる人間だ、こいつはまともだから心配は多分ない」
「うん、分かった」
それから俺はオウガと一緒に村まで歩いていった、昼食がまだだったし飯屋で軽く二人で食べた。オウガは食べさせれば結構食べる子だった、成長期なのだできるだけいい食事をしてもらいたかった。その点、俺が食べさせてやれるのは魚料理ばっかりだ。海の近くに住んでいるので自然とそうなったのだ、これからは頻繁に村にきて食事をとろうと思った。
「おーい、買い取りババア。黒石を買い取ってくれ」
「おや、ロンかい。物をみせな、ん? そっちのチビはなんだい?」
「黒石五つだ、こっちは俺の親戚で養い子になった」
「まぁまぁの黒石だね、金貨二十五枚だよ。そうか、養い子を持ったってならもっと稼いできな」
「金貨二十五枚なら十分稼いでるだろ、金貨二十枚で一年暮らせるんだから」
「ロン、あんたから金の匂いがすんのさ」
俺は金貨二十五枚を貰って買い取りババアの店を後にした、村の中でも頑丈な作りの家で相当な金貨を貯めこんでいると評判だった。本人は白髪に茶色い目をした、ごく普通の老婆だ。それから俺は組合長の家を訪ねた、そうすると白い髪に蒼い目をした長髪の男が出てきた、アコールという真面目で実力もある三十歳くらいの男だ。
「アコール、新しいハンターを連れてきた、名前はオウガだ。仲良くしてやってくれ」
「……こんにちは」
「ああ、こんにちは。ロン、新しいハンターなんて一体どこから連れてきた!?」
「ダリルが要らないっていうのを、俺が運よく貰えたんだよ」
「運良く?」
「ダリルめ、自分のガキは死んでたなんて言って!!」
「ハンターの売買は禁止だ、もうちょっとで売春宿に売られるところだったぜ」
「うん、うん」
「あいつは法律を守るということを知らんのかー!?」
俺は組合長と相談した、オウガはこれから成長する貴重なハンターだ。当然だが売春宿なんかに置いておけない、だから俺がオウガを正式に引き取るということにした。恐らく次の集会でダリルが荒れるだろうが、だからといってこんなことで貴重なハンターを失うわけにもいかなかった。だから俺は組合長に明日の集会でダリルが怒り狂うだろうが、何を言ってもどうにか宥めてくれと頼んだ。
それから俺は酒場にもよって頼みごとをしておいた、こうしておけば明日の集会は大丈夫なはずだ。ハンターたちが集まる時間を告げて、俺のおごりでかなりの酒を注文したのだ。ハンターって奴は酒好きが多い、それがましてやただ酒なら尚のこと良いのだ。俺は酒場の店主に金を先払いして、そうして相当の量の酒を注文しておいた。
「それじゃ、酒のこと頼んだぜ」
「おうよ、前払いとは気前が良いぜ」
そうして俺はオウガを連れて家に帰った、昨日と同じように夜はアビスが出てくるのを待ってみた。でも今夜は現れなかったのでオウガに剣の型の練習をさせた、俺に型どおり打ち込んでこいと言ってできるだけ早く正確に打ち込みができるように鍛えた。そうして夜が明けると昼まではベッドで眠った十四時から集会だったから、オウガを起こして昼食に簡単な携帯食の欲し肉を食べさせておいた。そうして街の空き地でハンターによる、一月に一度の集会が始まった。
「新しいハンターのロックだ!!」
「新しいハンターのティミ―です」
「……新しいハンターのオウガです」
そうして三人の新しいハンターが紹介されたが、黒髪に黒い瞳をしたダリルが真っ先に文句をつけてきた。オウガというハンターはいねぇ、ありゃ役に立たないから売春宿に売り払った、誰がこんな役立たずをこの集会につれてきやがったとダリルは喚き散らした。組合長のアコールが宥めても聞かなかった、もちろん俺がオウガの保護者だと申し出た。
「ハンターの売買は禁止だ、それにダリルはもう親権を役場で放棄している、正式に親戚として俺が引き取っている」
「うるっせぇんだよ!? ロン!! 余計なことをしやがって、てめぇ!!」
このままだとダリルが決闘するとか言いだしかねなかった、そこで俺は昨日換金していたお金の力に頼ることにした。集会所まで酒場に頼んで酒を運んでもらったのだ、ダリルがぎゃんぎゃん喚いている間に続々と酒が運ばれてきた。皆の注意がダリルよりも酒に移っていった、そうして俺はこう言って酒を手にとった。
「ちなみにこの酒は俺のおごりだ、早い者勝ちだぜ!! じゃんじゃん、飲んでくれ!!」
「おおー!!」
それで話はうやむやになった、ハンターは大抵が酒が好きだし、金に困っているハンターもいるからただ酒は大歓迎だった。文句を言っていたダリルもむすっとした顔をしていたが、飲んでいるうちにどうでもよくなったみたいだった。組合長に話があるやつだけ話にいって、それ以外はもう酒のことしか頭になかった、俺も組合長に一応は話をしておいた。
「また俺のところのアビスの数が増えてるぜ」
「ぼっ、僕が!?」
「ああ、お前は目が良い。さっきの俺の動きをきちんと目で追えてた」
「でも、僕は剣しか出せないよ」
「そりゃ練習したことがないからさ、例えばさっき俺が使った槍、そいつを目をつぶって思い浮かべてみな」
「目を瞑って、さっきの槍を……」
アーツを使いこなすには想像力が必要だ、見たこともないものは作りにくい、だが既に見たことがあったものなら別だ。オウガの剣は淡い輝きと共に槍へと姿を変えた、俺がそうして目を開けてみろと言ったらオウガはびっくりしていた。生まれて初めて剣以外のものに、自分のアーツを変えることができたのだ。
「ロン!! 槍だ!! 凄い、僕にもできた!!」
「まぁ、この俺の弟子になったからには色々と覚えてもらうぜ」
「僕がロンの弟子?」
「そうアーツについて教えて貰えるってことだ」
「うっ、うあああぁぁん!? 嬉しい、僕凄く嬉しい、うああああぁぁぁん!!」
「泣くほど嬉しいことなのか、はははっ。まぁ、このロンの弟子だからな」
その後、泣きながらオウガが話してくれたところによると、母親の村でも普通は師匠をつけて貰って弟子になれるそうだ。でも剣しか使えないオウガを弟子にしようとする、そんな優しい女ハンターはいなかった。だからオウガはアーツの使い方も碌に知らずに育ったのだ、どうりで力至上主義のダリルが自分の子どもなのに売春宿に売り払うわけだ。
「あのくそ従兄は力こそ正義だからなぁ」
「ひっく、ひっく」
「アビスの襲撃もないことだし、それじゃ基本の型を教えておくか」
「基本の型?」
「まずアーツを剣に戻してみな」
「うん、できた」
それから俺はまずオウガに剣の型を教えた、ゆっくりと一個ずつ教えていった。そうしてオウガが型を覚えてしまうと、今度はそれを少しずつ早く俺と型の練習するようにした。オウガは初めのうちはできていたが途中で俺の速さに追いつけなくなった。俺はそうなったらオウガに基本の型の練習に戻るように言った、オウガは真剣に剣の基本の型の練習をしていた。
「まぁまぁだな」
俺はアビスが落とした黒石を拾い集めた、質としてはまぁまぁだったがこれが金になるのだ、それからオウガの隣で同じように俺も剣の型の練習をした。こうした基本練習も欠かせない大切なものだった、それは朝まで続いたアビスが襲ってくるのは普通なら夜だ。それにオウガももうフラフラになっていたから水浴びをして、簡単に焼き魚の朝食を作って食べると二人とも眠りについた。
「ん? 十四時くらいか、買い取りババアのところにでも行っておくか」
「買い取りババア?」
「アビスを倒すと出てくる黒石を、金に換えてくれるところさ」
「えっとアビスを倒すと黒石が出て、それがお金になるんだね」
「黒石の評価によって値段が違ってくるけどな、ほらこの黒石を見てみろ中に星が見えるだろ」
「うん、うん、五個見えるよ」
黒石の評価は十段階だ、一から三じゃほとんど金にならない。四から七が普通で、八から十は上質ってことになっている、だから俺はオウガにそう説明した、特に星が十個ある黒石は完全な球体で珍しいし別の使い道がある、その黒い球体をずっと光に当てておくといずれ透明になり、俺たちが使っているアーツになるのだ。
「ハンターかどうかは生まれた時にアーツも持たせてみりゃわかる、アーツが形を変えたらその子はハンターってわけだ、もっとも後天的にハンターになるやつもいるらしいぜ」
「へぇ、後からハンターになる人もいるんだ」
「それじゃ買い取りババアところと、組合長のところにも顔を出さなきゃな」
「組合長?」
「この村のハンターをまとめる人間だ、こいつはまともだから心配は多分ない」
「うん、分かった」
それから俺はオウガと一緒に村まで歩いていった、昼食がまだだったし飯屋で軽く二人で食べた。オウガは食べさせれば結構食べる子だった、成長期なのだできるだけいい食事をしてもらいたかった。その点、俺が食べさせてやれるのは魚料理ばっかりだ。海の近くに住んでいるので自然とそうなったのだ、これからは頻繁に村にきて食事をとろうと思った。
「おーい、買い取りババア。黒石を買い取ってくれ」
「おや、ロンかい。物をみせな、ん? そっちのチビはなんだい?」
「黒石五つだ、こっちは俺の親戚で養い子になった」
「まぁまぁの黒石だね、金貨二十五枚だよ。そうか、養い子を持ったってならもっと稼いできな」
「金貨二十五枚なら十分稼いでるだろ、金貨二十枚で一年暮らせるんだから」
「ロン、あんたから金の匂いがすんのさ」
俺は金貨二十五枚を貰って買い取りババアの店を後にした、村の中でも頑丈な作りの家で相当な金貨を貯めこんでいると評判だった。本人は白髪に茶色い目をした、ごく普通の老婆だ。それから俺は組合長の家を訪ねた、そうすると白い髪に蒼い目をした長髪の男が出てきた、アコールという真面目で実力もある三十歳くらいの男だ。
「アコール、新しいハンターを連れてきた、名前はオウガだ。仲良くしてやってくれ」
「……こんにちは」
「ああ、こんにちは。ロン、新しいハンターなんて一体どこから連れてきた!?」
「ダリルが要らないっていうのを、俺が運よく貰えたんだよ」
「運良く?」
「ダリルめ、自分のガキは死んでたなんて言って!!」
「ハンターの売買は禁止だ、もうちょっとで売春宿に売られるところだったぜ」
「うん、うん」
「あいつは法律を守るということを知らんのかー!?」
俺は組合長と相談した、オウガはこれから成長する貴重なハンターだ。当然だが売春宿なんかに置いておけない、だから俺がオウガを正式に引き取るということにした。恐らく次の集会でダリルが荒れるだろうが、だからといってこんなことで貴重なハンターを失うわけにもいかなかった。だから俺は組合長に明日の集会でダリルが怒り狂うだろうが、何を言ってもどうにか宥めてくれと頼んだ。
それから俺は酒場にもよって頼みごとをしておいた、こうしておけば明日の集会は大丈夫なはずだ。ハンターたちが集まる時間を告げて、俺のおごりでかなりの酒を注文したのだ。ハンターって奴は酒好きが多い、それがましてやただ酒なら尚のこと良いのだ。俺は酒場の店主に金を先払いして、そうして相当の量の酒を注文しておいた。
「それじゃ、酒のこと頼んだぜ」
「おうよ、前払いとは気前が良いぜ」
そうして俺はオウガを連れて家に帰った、昨日と同じように夜はアビスが出てくるのを待ってみた。でも今夜は現れなかったのでオウガに剣の型の練習をさせた、俺に型どおり打ち込んでこいと言ってできるだけ早く正確に打ち込みができるように鍛えた。そうして夜が明けると昼まではベッドで眠った十四時から集会だったから、オウガを起こして昼食に簡単な携帯食の欲し肉を食べさせておいた。そうして街の空き地でハンターによる、一月に一度の集会が始まった。
「新しいハンターのロックだ!!」
「新しいハンターのティミ―です」
「……新しいハンターのオウガです」
そうして三人の新しいハンターが紹介されたが、黒髪に黒い瞳をしたダリルが真っ先に文句をつけてきた。オウガというハンターはいねぇ、ありゃ役に立たないから売春宿に売り払った、誰がこんな役立たずをこの集会につれてきやがったとダリルは喚き散らした。組合長のアコールが宥めても聞かなかった、もちろん俺がオウガの保護者だと申し出た。
「ハンターの売買は禁止だ、それにダリルはもう親権を役場で放棄している、正式に親戚として俺が引き取っている」
「うるっせぇんだよ!? ロン!! 余計なことをしやがって、てめぇ!!」
このままだとダリルが決闘するとか言いだしかねなかった、そこで俺は昨日換金していたお金の力に頼ることにした。集会所まで酒場に頼んで酒を運んでもらったのだ、ダリルがぎゃんぎゃん喚いている間に続々と酒が運ばれてきた。皆の注意がダリルよりも酒に移っていった、そうして俺はこう言って酒を手にとった。
「ちなみにこの酒は俺のおごりだ、早い者勝ちだぜ!! じゃんじゃん、飲んでくれ!!」
「おおー!!」
それで話はうやむやになった、ハンターは大抵が酒が好きだし、金に困っているハンターもいるからただ酒は大歓迎だった。文句を言っていたダリルもむすっとした顔をしていたが、飲んでいるうちにどうでもよくなったみたいだった。組合長に話があるやつだけ話にいって、それ以外はもう酒のことしか頭になかった、俺も組合長に一応は話をしておいた。
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