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12示談
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「俺たちにできる範囲で、アビスの依頼に気をつけようぜ。オウガ」
「さっきの村、もっと早くハンターが助けが来たら、何でもないアビスだったもんね」
「依頼が多過ぎるんだよな、しかもアビスに関係ない依頼が」
「大熊退治なんてのもあったっけ、あれでもハンターギルドへの正式の依頼なんだよね」
「熊も人を食うことがあるから危険だが、できるだけアビスにしぼって依頼を受けようぜ」
「僕はいいよ、ロンがそうしたいなら」
その翌日から俺たちはまず残っているアビスの依頼を探した、オウガが受付のお姉さんと話して時間が経っているものから片付けていった。この前の村のようにほぼ壊滅していることもあれば、アビスを見かけただけで被害が出ていないこともあった。俺とオウガは協力して片っ端からアビスを狩っていった、そうして手に入れた黒石は弾丸用に使う黒石以外は売った。
「この依頼で終わりかな、ひとまずだけど」
「アビスがしつこく出るっていう、特殊な地域もあるからね」
「カリニの村がそうだったな、あいつらって何が基準で動いてるんだろう」
「食人種だけど人間の数ってわけじゃない、何がしたいのかさっぱり分からないね」
「アビスの研究って何かしてないのか?」
「人間と同じところが弱点っていうのと、黒石が良いエネルギーになるってだけ」
俺とオウガはとりあえず引き受けていた最後の依頼を受付のお姉さんに提出した、それでオウガがアビスの研究ってされてますと聞いたら、国の研究所でアビスの研究をしているということだった。俺たちは立て続けに仕事をしたことだし、二日はしっかりと休むつもりだった。するとアレシアの姿が見えたから、俺は面倒なことが起こっても嫌だし、オウガの手を掴んでハンターギルドから逃げ出した。
「……ロンと手を繋ぐのは久しぶりだ」
「そっか、そうかもな。もう大人だもんな、お前」
「ロン、懐かしくて気持ちが良いからもう少しだけ」
「いいぜ、あんなに小さかったオウガが、本当に大きくなったよな」
「それはロンが大事に育ててくれたからだよ」
「優しく厳しくな、べそかいて泣いてたオウガが懐かしいぜ」
そのまま俺たちは二人で宿屋まで帰れれば良かった、でもアレシアが追いついてきたので俺はオウガの手を引いて走り出した。オウガもアレシアに気がついて俺に全力でついてきた、しばらく走れば宿屋まで結局俺たちは、仲良く手を繋いだまま帰ってきてしまった。さすがにそれで終わりだと思っていたら、アレシアは宿屋の中にまで入ってきた。
「オウガ、帰ってきたならハンターギルドで教えてよ」
「どうして僕が帰ったことを、貴女に報告する義務があるんです?」
「オウガ、私は本気で貴方に惚れてるの」
「はぁ~、その件は以前はっきりとお断りしました」
「もう!! どうしてそんなお荷物のおじさんなんかに拘るのよ!!」
「今、何て言いました?」
アレシアが俺の悪口を言った途端にオウガの周囲の気温が下がった、そうなのだオウガは優しい奴だが怒らせるとなかなか怖いんだ。俺はオウガのことを注意深く見ていた、アレシアは急にオウガから怒りを向けられて、訳が分からない顔をしていた。そしてまた俺のことを悪く言おうとした瞬間、俺はオウガとアレシアの間に入ってオウガの拳を手で受け止めていた。
「ここは訓練場じゃねぇぞ、オウガ」
「うん、ロン。ごめん」
「まぁ、今度また訓練で思いっきり相手してやりな」
「分かった、まだ僕に訓練を申し込んでくるならだけどね」
「それじゃ、宿屋で飯食って風呂入って、さっさと寝ようぜ」
「ロン、今日も一緒に寝てよ!!」
俺は一人寝ができないのかよとか言いつつ、二人で宿屋の食堂に入っていった。そうしてアレシアはいなくなったから、上手い飯をしっかりと食べて、風呂に入ってそれからオウガと一緒に寝ていた。オウガは俺に抱き着いて幸せそうだったから、アレシアのことを蒸し返すのは止めて、俺はオウガを抱きしめてそのまま眠りについた。そのまま二日、俺たちはゆっくりと休んだ。その次の日の事だった、訓練場に来たらなんだか様子が変だった。
「今日も元気で、空気が重い!! なんでだ!!」
「訓練場全体がなんだか雰囲気が暗いね」
「なんかじっとりした視線を、俺が複数感じるんだけど」
「ロンに何かするなら、僕が叩きのめすよ」
「さすがにアレシアは来てないか? お前を本気で怒らせると怖いからな」
「あれはあのババアが悪い、ロンのことをお荷物だなんて失礼だ」
どうも他のハンターが訓練相手をしてくれないので、俺はオウガと思いっきり武器ありの戦闘訓練をした。相変わらずオウガは技が多彩だが、俺の方の力も負けてなかった。そうやって過ごしているうちに集中して気分も変わった、誰かを巻き込まないように気をつけながら、オウガからの攻撃だけに俺は集中した。そうして、俺たちは午前中を過ごした。
「あー、良い訓練だった」
「ロンは腕の良い、アビスハンターだね」
「今日はアビスは倒してないぞ」
「でも正確に頭と心臓に攻撃が来る、アビス対策はばっちりだ」
「まぁな、アビスハンターも七年目だし、自然と体がそう動くのさ」
「僕は二年目だからね、まだ攻撃が絞り込みできてない」
それから俺たちは昼食に行った、行く前にアビスの依頼が来ていないか確かめたが無かった。それで安心して俺は昼はラーメンと餃子を食べた、さすが首都だけあって食事の種類が豊富だった。そんな中でもオウガは刺身と魚の天ぷらを食べていた、本当に魚が好きな奴だ。それからしばらく公園で二時間くらい過ごした、さっきの訓練の話なんかをしてしていた。そして俺たちはまた訓練場に戻ってきた、そうしたらアレシアがいた。
「オウガ、この前はどうもありがとう。これっ、私からの裁判の申込書」
「裁判!?」
「これはどうもご丁寧に、後日弁護士を通して連絡します」
「貴方が私と付き合ってくれるなら、今すぐにそれは取り消すわ」
「恋愛の強制かよ」
「それはとてもできないので、やっぱり後日弁護士を通して連絡します」
「ふふっ、私と付き合いたくなったらすぐに言ってね」
「女って怖い」
「そんなことはありえませんので、弁護士からの連絡をお待ちください」
それから慌てて俺たちは弁護士のスーソルさんに、受付のお姉さんに頼んで連絡をとって貰った、幸いにもアレシアが雇った弁護士は別の人間だった。そうして俺たちは午後はスーソルさんと、ハンターギルドの部屋を借りて話し合いをした。そしてアレシア側の話の内容はこうだった、オウガから暴力を受けそうになって心的に傷ついた、その為に医者にもかかったという話だった。そして、スーソルさんから俺たちも状況を聞かれたので正直に話した。
「オウガさん、ロンさんが止めてくれて良かった。暴力を使っていたらその時点で負けです、でもこれなら金貨十枚くらいで示談に持っていけると思います」
「そうですか、それなら良かった。ロン、ありがとう」
「どういたしまして、しっかし女って怖いなぁ~」
「女性のアビスハンターは怖いですよ、アビスという化け物と戦っているくらいだし、自分に自信を持っていてプライドが高いです」
「これからは気をつけます」
「そうそう、口喧嘩くらいで止めとけよ」
「たとえ口喧嘩でも訴えてくるのが、女性のアビスハンターです」
「それは、確かに怖いですね」
「俺の知ってる女と違い過ぎる」
それからオウガはアレシアに示談金の金貨十枚を払ってことを終らせた、オウガを口説いてくる女性がこれでかなり減った。でもアレシアはまだ諦めていないようで、運動場に訓練に来てはオウガに甘い声で誘いをかけていた。オウガの方は全くの無視することにしたようだ、おはようとこんにちはしかアレシアには言わなくなった。
「ますます女が嫌いになったよ、ロン」
「さっきの村、もっと早くハンターが助けが来たら、何でもないアビスだったもんね」
「依頼が多過ぎるんだよな、しかもアビスに関係ない依頼が」
「大熊退治なんてのもあったっけ、あれでもハンターギルドへの正式の依頼なんだよね」
「熊も人を食うことがあるから危険だが、できるだけアビスにしぼって依頼を受けようぜ」
「僕はいいよ、ロンがそうしたいなら」
その翌日から俺たちはまず残っているアビスの依頼を探した、オウガが受付のお姉さんと話して時間が経っているものから片付けていった。この前の村のようにほぼ壊滅していることもあれば、アビスを見かけただけで被害が出ていないこともあった。俺とオウガは協力して片っ端からアビスを狩っていった、そうして手に入れた黒石は弾丸用に使う黒石以外は売った。
「この依頼で終わりかな、ひとまずだけど」
「アビスがしつこく出るっていう、特殊な地域もあるからね」
「カリニの村がそうだったな、あいつらって何が基準で動いてるんだろう」
「食人種だけど人間の数ってわけじゃない、何がしたいのかさっぱり分からないね」
「アビスの研究って何かしてないのか?」
「人間と同じところが弱点っていうのと、黒石が良いエネルギーになるってだけ」
俺とオウガはとりあえず引き受けていた最後の依頼を受付のお姉さんに提出した、それでオウガがアビスの研究ってされてますと聞いたら、国の研究所でアビスの研究をしているということだった。俺たちは立て続けに仕事をしたことだし、二日はしっかりと休むつもりだった。するとアレシアの姿が見えたから、俺は面倒なことが起こっても嫌だし、オウガの手を掴んでハンターギルドから逃げ出した。
「……ロンと手を繋ぐのは久しぶりだ」
「そっか、そうかもな。もう大人だもんな、お前」
「ロン、懐かしくて気持ちが良いからもう少しだけ」
「いいぜ、あんなに小さかったオウガが、本当に大きくなったよな」
「それはロンが大事に育ててくれたからだよ」
「優しく厳しくな、べそかいて泣いてたオウガが懐かしいぜ」
そのまま俺たちは二人で宿屋まで帰れれば良かった、でもアレシアが追いついてきたので俺はオウガの手を引いて走り出した。オウガもアレシアに気がついて俺に全力でついてきた、しばらく走れば宿屋まで結局俺たちは、仲良く手を繋いだまま帰ってきてしまった。さすがにそれで終わりだと思っていたら、アレシアは宿屋の中にまで入ってきた。
「オウガ、帰ってきたならハンターギルドで教えてよ」
「どうして僕が帰ったことを、貴女に報告する義務があるんです?」
「オウガ、私は本気で貴方に惚れてるの」
「はぁ~、その件は以前はっきりとお断りしました」
「もう!! どうしてそんなお荷物のおじさんなんかに拘るのよ!!」
「今、何て言いました?」
アレシアが俺の悪口を言った途端にオウガの周囲の気温が下がった、そうなのだオウガは優しい奴だが怒らせるとなかなか怖いんだ。俺はオウガのことを注意深く見ていた、アレシアは急にオウガから怒りを向けられて、訳が分からない顔をしていた。そしてまた俺のことを悪く言おうとした瞬間、俺はオウガとアレシアの間に入ってオウガの拳を手で受け止めていた。
「ここは訓練場じゃねぇぞ、オウガ」
「うん、ロン。ごめん」
「まぁ、今度また訓練で思いっきり相手してやりな」
「分かった、まだ僕に訓練を申し込んでくるならだけどね」
「それじゃ、宿屋で飯食って風呂入って、さっさと寝ようぜ」
「ロン、今日も一緒に寝てよ!!」
俺は一人寝ができないのかよとか言いつつ、二人で宿屋の食堂に入っていった。そうしてアレシアはいなくなったから、上手い飯をしっかりと食べて、風呂に入ってそれからオウガと一緒に寝ていた。オウガは俺に抱き着いて幸せそうだったから、アレシアのことを蒸し返すのは止めて、俺はオウガを抱きしめてそのまま眠りについた。そのまま二日、俺たちはゆっくりと休んだ。その次の日の事だった、訓練場に来たらなんだか様子が変だった。
「今日も元気で、空気が重い!! なんでだ!!」
「訓練場全体がなんだか雰囲気が暗いね」
「なんかじっとりした視線を、俺が複数感じるんだけど」
「ロンに何かするなら、僕が叩きのめすよ」
「さすがにアレシアは来てないか? お前を本気で怒らせると怖いからな」
「あれはあのババアが悪い、ロンのことをお荷物だなんて失礼だ」
どうも他のハンターが訓練相手をしてくれないので、俺はオウガと思いっきり武器ありの戦闘訓練をした。相変わらずオウガは技が多彩だが、俺の方の力も負けてなかった。そうやって過ごしているうちに集中して気分も変わった、誰かを巻き込まないように気をつけながら、オウガからの攻撃だけに俺は集中した。そうして、俺たちは午前中を過ごした。
「あー、良い訓練だった」
「ロンは腕の良い、アビスハンターだね」
「今日はアビスは倒してないぞ」
「でも正確に頭と心臓に攻撃が来る、アビス対策はばっちりだ」
「まぁな、アビスハンターも七年目だし、自然と体がそう動くのさ」
「僕は二年目だからね、まだ攻撃が絞り込みできてない」
それから俺たちは昼食に行った、行く前にアビスの依頼が来ていないか確かめたが無かった。それで安心して俺は昼はラーメンと餃子を食べた、さすが首都だけあって食事の種類が豊富だった。そんな中でもオウガは刺身と魚の天ぷらを食べていた、本当に魚が好きな奴だ。それからしばらく公園で二時間くらい過ごした、さっきの訓練の話なんかをしてしていた。そして俺たちはまた訓練場に戻ってきた、そうしたらアレシアがいた。
「オウガ、この前はどうもありがとう。これっ、私からの裁判の申込書」
「裁判!?」
「これはどうもご丁寧に、後日弁護士を通して連絡します」
「貴方が私と付き合ってくれるなら、今すぐにそれは取り消すわ」
「恋愛の強制かよ」
「それはとてもできないので、やっぱり後日弁護士を通して連絡します」
「ふふっ、私と付き合いたくなったらすぐに言ってね」
「女って怖い」
「そんなことはありえませんので、弁護士からの連絡をお待ちください」
それから慌てて俺たちは弁護士のスーソルさんに、受付のお姉さんに頼んで連絡をとって貰った、幸いにもアレシアが雇った弁護士は別の人間だった。そうして俺たちは午後はスーソルさんと、ハンターギルドの部屋を借りて話し合いをした。そしてアレシア側の話の内容はこうだった、オウガから暴力を受けそうになって心的に傷ついた、その為に医者にもかかったという話だった。そして、スーソルさんから俺たちも状況を聞かれたので正直に話した。
「オウガさん、ロンさんが止めてくれて良かった。暴力を使っていたらその時点で負けです、でもこれなら金貨十枚くらいで示談に持っていけると思います」
「そうですか、それなら良かった。ロン、ありがとう」
「どういたしまして、しっかし女って怖いなぁ~」
「女性のアビスハンターは怖いですよ、アビスという化け物と戦っているくらいだし、自分に自信を持っていてプライドが高いです」
「これからは気をつけます」
「そうそう、口喧嘩くらいで止めとけよ」
「たとえ口喧嘩でも訴えてくるのが、女性のアビスハンターです」
「それは、確かに怖いですね」
「俺の知ってる女と違い過ぎる」
それからオウガはアレシアに示談金の金貨十枚を払ってことを終らせた、オウガを口説いてくる女性がこれでかなり減った。でもアレシアはまだ諦めていないようで、運動場に訓練に来てはオウガに甘い声で誘いをかけていた。オウガの方は全くの無視することにしたようだ、おはようとこんにちはしかアレシアには言わなくなった。
「ますます女が嫌いになったよ、ロン」
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