全スキルが使える俺が世界最強

アキナヌカ

文字の大きさ
1 / 5

01世界最強

しおりを挟む
「長瀬、お前に借りたCDもうちょっと貸してて」
「ああ、いいよ」

「大地、俺が借りたCDもってきたぞ」
「ああ、ありがと」

 俺の名前は長瀬大地ながせだいち黒髪に茶色い目のちょっとした有名人だ。スキル、神の力の雫とも言われているそれが俺は全スキル使えるのだ。あれっ、これって俺が神様ってこと。いやいやそれはない。その時、携帯の警報アラームが鳴った。どうやらどうやら近くにモンスターが出たらしい。これもよくある話だ。俺の世界では時々ゲートと言われる門が開きモンスターが出てくる、それを退治する奴をハンターと言う。俺も立派なハンターだ。俺がさっそく三階にある教室の窓を飛び出して校庭に現れたモンスターと対峙する。さてモンスターはでっかいトカゲ人間みたいなモンスターだった。

「『切断』」

 こうして校庭に現れたモンスターはバラバラになって死んだ。俺はモンスターが落とした魔石を拾っておくこれハンターギルドで売るとお金になるんだ。

「すげー、大地」
「カッコいい!!」
「私を抱いてぇ」
「仲間にしたいなぁ」
「ちょっとまった、長瀬大地!! また私の邪魔をしてくれたわね!!」

 そういって現れたのは茶色い髪に茶色い瞳を持った石川いしかわさやかだった。彼女もいくつかスキルをもっていてモンスターを倒すことをしている。でもこういうのは早い者勝ちだった。

「あっ、さやか。後ろ」
「おお、トカゲ人間じゃん、モンスターは私にお任せ!!」

 さやかは『打撃』スキルをつかってモンスターをぶっ飛ばした。それからナイフを出して心臓のあたりを切って、モンスターから魔石をとりだしていた。

「石川さやか、やりました!! 『打撃』のスキルでこのくらいのモンスターはへっちゃらだよ」
「すげー、さやか様」
「かっこいい!!」
「俺を抱いてぇ」
「仲間にならない?」

 いろんな声がさやかにかけられていたが、俺はそれに構わず帰ることにした。『飛行』のスキルを使って空へと舞い上がる。そうして俺が家に帰る途中で狼のモンスターが複数現れた。なので俺は『防御魔法』を使い、『切断』で奴らをバラバラにした。そして『疾走』して狼の魔石を拾い集めて急いで家に帰った。家に帰っても誰もいない、父さんと母さんはまだ仕事中だ。

「カレーでも作るか」

 そう言って俺はカレーを作り始めた。人参は苦手なので細かく切って、ジャガイモはそこそこの大きさに切った。それからトマトを入れたりとかいろいろ入れてカレーは出来上がった。それを大盛りのご飯にかけて食べる。美味いがそれを聞く人間がいないので黙っている。カレーを食べた後はのんびりしようとしたら、庭先にゴブリンの群れがいてガラスを叩きはじめた。カレーの匂いにつられたのだろうか、俺はガラス戸を開けて言った。

「『切断』」

 その一言でゴブリン達はバラバラになった。一応ゴブリンの魔石も拾っておく、明日ハンターギルドに行って換金してみよう。俺は風呂や歯磨きを済ませるとさっさと横になって眠った。俺は『警戒』『警報』『防御魔法』を使って寝ることにした、これなら寝ている間も安全だった。次の日は土曜日だったから休みだった、さっそくハンターギルドに行ってみた。そして狼のモンスターの魔石とゴブリンの魔石を売ってみた。全部で二十万になった、俺はほくほく顔でハンターギルドを後にした。そして家に帰ってインターネットを開く、さっそく好きな漫画やそのフィギュアなどを買いあさった。

「全スキルが使える俺って世界最強」

 うぬぼれではなく俺は自分が世界最強だという自信があった。世界最強だから何だってできるってわけじゃないけど、そのことを俺は覚えておいた。でも俺にできないことってあったっけ。ちょっと考えてみたが思いつかなかった。でも体は鍛えておこうと俺は運動することにした、近くの公園に行ってのんびりと走ったり、『創造』と唱えて剣をつくりだしたりした。その剣で素振りをやって終わったら『アイテムボックス』に入れておいた。そうしたらまた携帯の警報アラームがなった。目の前でゲートが開き、でっかいドラゴンが出てきた。俺はとりあえず挨拶をした。

「こんにちは、ドラゴンさん」
「私はフィーレという、ここはどこだ?」

「あんたでいう異世界、帰りたいなら帰れるようにするけど」
「私は帰りたい、できるなら頼む」

「このドラゴンの故郷に『ゲート解放』」
「おおっ、私の故郷が見える。ありがとう、人間よ。礼だ、財宝をやろう」

 うん、ドラゴンは話が通じて助かる。他のモンスターは『ゲート解放』してやっても帰らないんだよな。このドラゴンさんは素直にゲートを通って帰っていった。お礼にと財宝を収めた宝箱を貰ったのでハンターギルドに持って行った。そうしたら三千万もの金になった、さすがにドキドキする。今までこんなに金になったことは無かった。

「人助け、いやドラゴン助けもするもんだなぁ」

 俺はそうやってしみじみと思っていた、ちなみにお金が手に入ったのでステーキ店に行った。一番高いステーキを遠慮なく五皿頂いた。すっごく美味しかった、ほんとうにドラゴン様様である。そうしてもう帰ろうかと思っていたら、今度は人間の死体を見つけてしまった、近くにモンスターがいた。俺は通報した、モンスター鳥型のやつで空から俺を狙っていた。

「『切断』」

 俺はその鳥のモンスターを『切断』してみた、あっけなくばらばらになって地面にびしゃびしゃと落ちてきた。俺はその鳥のモンスターの魔石を拾っておいた。ようやく警察がきて死体を車に乗せていった。あとは警察から事情聴取されたけど、俺は正直に見たままを答えた。それで俺は解放された。のんびりとジョギングしながら家に帰った。家では母さんがまっていて唐揚げを作ってくれていた。さっきステーキを食べたけどあれは昼飯、こっちは晩飯だから別腹だ。父さんも帰って来て三人で晩飯を食べた。

「大地、最近モンスターがよく出るから気をつけるのよ」
「そうだぞ、大地。モンスターは狂暴だからな」
「うん、気をつけるよ」

 本当は俺には気をつけることなんてなかった、世界最強だからだ。そして次の日は日曜でお休みだった。俺はハンターギルドに行ってみた。剣の研修などもしていたが、俺はその研修で勝ち続けた。『剣聖』のスキルがあるのだから当然だった。するとまた携帯の警報アラームが鳴った。俺は急いで家に『飛行』のスキルで帰った。そうしたら家がモンスターに潰されていた。サイクロプスの仕業だった、とりあえず俺は『防御魔法』を使い、サイクロプスの拳を受け止めた。そして『切断』で奴をバラバラに切り刻んだ。急いで潰れた家から父さんと母さんを助けようとした。『剛力』のスキルで家を持ち上げた、そうしたら隙間から母さんは出てきた。俺はちょっと思いついて言った。

「ねぇ、母さん死んだふりして。父さんの反応が見たい」
「まったくもういたずらっ子なんだから、いいわよ」

 そうして今度は隙間から父さんを助け出した。そして俺が母さんが死んじゃったと言って泣いていると父さんは言った。

「あれが死んでくれて良かった、やっと彼女と一緒になれる」

 父さんは浮気をしていた、すぐに実は生きていた母さんと喧嘩になった。あらら、俺知らないというわけにもいかなかった。俺は母さんに味方して浮気していた父さんを責めた。

「うるせぇ、浮気くらいしないとやってらんないだよ!!」

 開き直った父さんはそんなことを言っていた、もちろんこの後お互いに弁護士を交えた話し合いになった。俺と母さんはホテル暮らしになった。父さんは浮気相手の家に泊まっているようだったので、母さんと一緒にその様子を写真や動画におさめておいた。これが後の裁判で大いに役立った。

「人間が信じられなくなりそう」
「まぁ、こんなことがあったらそうね」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました

まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。 その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。 理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。 ……笑えない。 人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。 だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!? 気づけば―― 記憶喪失の魔王の娘 迫害された獣人一家 古代魔法を使うエルフの美少女 天然ドジな女神 理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕! ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに…… 魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。 「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」 これは、追放された“地味なおっさん”が、 異種族たちとスローライフしながら、 世界を救ってしまう(予定)のお話である。

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

軽トラの荷台にダンジョンができました★車ごと【非破壊オブジェクト化】して移動要塞になったので快適探索者生活を始めたいと思います

こげ丸
ファンタジー
===運べるプライベートダンジョンで自由気ままな快適最強探索者生活!=== ダンジョンが出来て三〇年。平凡なエンジニアとして過ごしていた主人公だが、ある日突然軽トラの荷台にダンジョンゲートが発生したことをきっかけに、遅咲きながら探索者デビューすることを決意する。 でも別に最強なんて目指さない。 それなりに強くなって、それなりに稼げるようになれれば十分と思っていたのだが……。 フィールドボス化した愛犬(パグ)に非破壊オブジェクト化して移動要塞と化した軽トラ。ユニークスキル「ダンジョンアドミニストレーター」を得てダンジョンの管理者となった主人公が「それなり」ですむわけがなかった。 これは、プライベートダンジョンを利用した快適生活を送りつつ、最強探索者へと駆け上がっていく一人と一匹……とその他大勢の配下たちの物語。

チート魔力を持ったせいで世界を束ねる管理者に目を付けられたが、巻き込まれたくないので金稼ぎします

桜桃-サクランボ-
ファンタジー
金さえあれば人生はどうにでもなる――そう信じている二十八歳の守銭奴、鏡谷知里。 交通事故で意識が朦朧とする中、目を覚ますと見知らぬ異世界で、目の前には見たことがないドラゴン。 そして、なぜか“チート魔力持ち”になっていた。 その莫大な魔力は、もともと自分が持っていた付与魔力に、封印されていた冒険者の魔力が重なってしまった結果らしい。 だが、それが不幸の始まりだった。 世界を恐怖で支配する集団――「世界を束ねる管理者」。 彼らに目をつけられてしまった知里は、巻き込まれたくないのに狙われる羽目になってしまう。 さらに、人を疑うことを知らない純粋すぎる二人と行動を共にすることになり、望んでもいないのに“冒険者”として動くことになってしまった。 金を稼ごうとすれば邪魔が入り、巻き込まれたくないのに事件に引きずられる。 面倒ごとから逃げたい守銭奴と、世界の頂点に立つ管理者。 本来交わらないはずの二つが、過去の冒険者の残した魔力によってぶつかり合う、異世界ファンタジー。 ※小説家になろう・カクヨムでも更新中 ※表紙:あニキさん ※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ ※月、水、金、更新予定!

オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】

山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。 失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。 そんな彼が交通事故にあった。 ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。 「どうしたものかな」 入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。 今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。 たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。 そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。 『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』 である。 50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。 ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。 俺もそちら側の人間だった。 年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。 「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」 これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。 注意事項 50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。 あらかじめご了承の上読み進めてください。 注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。 注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

処理中です...