92 / 128
3-26警備隊が調べてみる
しおりを挟む
「でもエルフは簡単に他者を害さない、他種族を見下さない、もちろん人間を下にも見ない。だから、イデアが連続殺人犯ではないはずだ」
僕はそう考えてイデアが犯人である可能性を否定しようとした、でも僕が見た夢がもしそのままイデアの経験したことだったら、ソアンが言っていたように長い妄想の果ての犯行だったとしたらだ。確かにイデアは連続殺人犯に合う特徴をいくつも持っていた、声変わりをしているという少年だったし、恋愛ができないというのも去勢されているせいかもしれなかった。それにエルフは成人すると年齢が分かりにくくなるのだ、だからもしかしたら150歳よりもっと年上かもしれなかった。
それだけの長い経験をイデアが殺人に費やしていれば、それは恐ろしく習熟した連続殺人犯なれるはずだ。僕はまさかと思いつつ目の前にいるイデアを見ていた、彼は連続殺人犯を馬鹿にする曲も嫌がった。そしてイデアの歌う美しいボーイソプラノ、その声で普通に話をしたら連続殺人犯のように、小鳥のような高くて美しい声かもしれなかった。そんなふうに疑念を抱いた僕に対して、イデアとアウフの二人は子犬のように平和にじゃれあっていた。
「リタ、いい加減にコイツをどうにかしてくれ!?」
「好きです!! これこそ恋です!! 心から愛してます!!」
「…………いや他人の恋愛関係に、迂闊に口を出すわけにはいかないから」
「俺とコイツは恋愛関係なんかじゃない!?」
「いいえ、もう恋人と言っても過言ではないです!!」
「…………恋人だって言っているし、僕は関係がないかなと思う」
「俺を見捨てるのか、リタ!?」
「さぁ、イデアさん。俺と一緒に愛の世界へ行きましょう!!」
「…………どこの世界か分からないけど、歌の邪魔をしないでくれるかな」
そう言うと僕はまた例の連続殺人犯の為の曲を歌いだした、その曲を聞いた途端にイデアの顔の表情がこわばった。しつこく寄ってくるアウフを牽制しているが、目はずっと僕の方を見たまま曲を聞き続けていた。この曲は連続殺人犯を貶めて、皆を元気づける曲だ。それをどうして嫌がる、曲に対して過剰に反応する、もしかしてという思いが僕の中で強くなっていった。
街の通行人や広場にいる者たち、彼らはこの曲に対して銀貨や銅貨を投げてくれたりしていた。ソアンがそれをしっかりと回収している、僕はソアンに相談したくなった。だから今日は演奏はここまでにして、広場から少し早いが引き上げることにした。イデアがまだアウフに纏わりつかれていたが、人間にしか見えないがアウフは獣人族で、大いなる種族だから殺される恐れはなかった。
「ソアン、僕は恐ろしい可能性を考えている」
「もしかして、イデアさんのことですか」
「え!? どうしてそう思うんだい」
「イデアさんは犯人の候補の一人です、そしていつもあの曲に過剰に反応します」
「ソアンの言っていた犯人の特徴にも当てはまる、でも何か証拠を調べるのは難しい」
「いきなり下着を脱がせることもできません、ですがイデアさんが持っている物を調べるとか」
僕たちは帰り道で小声で話し合って、ジーニャスにも相談することにした。領主の別宅に帰ってさっそくジーニャスに相談すると、彼は少し考えて警備隊に持ち物の検査をさせると言った。ただ本当の犯人だったら警備隊が危険だ、だから何を見つけても異常はなかった、そう言わせて引き揚げさせることになった。それから街に来てからのイデアの行動、こちらも警備隊に調べてもらうことになった。
「できればこの考えが外れて欲しい、あのイデアが犯人だなんて……」
「とてもあり得ない話で信じられないですか、いざ連続殺人犯が捕まった時に周囲がそう言うことがあります」
「ソアンはどう思っているんだい、君の考えではイデアは連続殺人犯なのか」
「あの曲への反応を見る限りは怪しい、私としてもこの思いは外れてほしいですけれど」
「警備隊の動いた結果次第か、何も起こらないことを祈るよ」
「はい、もしイデアさんが犯人だと、私たちもまずいことにもなります」
イデアは確かにエルフだった、もし本当にイデアが犯人だった。そうなったら、このオラシオン国とプルエールの森との関係が悪化しかねなかった。プルエールの森のエルフではなくても、連続殺人犯がエルフだと噂になれば、人は同じ種族であるエルフを憎みかねなかった。だからイデアが犯人だったら、ソアンの言う通りとてもまずいことになるのだ。
「いずれにしろ、警備隊が調べに行く。リタ、警備隊のふりをして一番後ろで控えておけ」
ジーニャスは領主の跡取りとしてそう判断した、そして警備隊に何か起こってしまうことを考えて、僕もその場に立ち会うことになった。警備隊の服を着て帽子で顔や耳を隠して後ろから見守るだけ、もしイデアが上級魔法を使った時に、皆を守れるようにそうすることになった。ジーニャスは貴族として街の皆を守るつもりだ、誰一人死なせたくないという彼の判断だった。
「リタ様、無理はしないでくださいね」
「ちょっと荷物を調べるだけだよ、これでイデアの疑いがはれるといい」
「ええ、そう願っています。私がお傍にいられないのが悔しい、それがとても残念です」
「さすがに警備隊に女性は少ないから、僕も目立たないように後ろで見守るよ」
「リタ様に、大いなる力の加護があらんことを」
「ああ、ありがとう。行ってくるよ、ソアン」
翌日僕は警備隊に加わってイデアのところへ行った、イデアはあちこちの宿を転々としていた。一カ所に留まらずいろんな宿を試している、そう警備隊が来た時に言っていた。イデアはとても落ち着いていて、荷物の検査をしたいという警備隊に、何故そんなことをすると聞いた。連続殺人犯の捜査をしているというと、一瞬だけ顔色が変わったが好きにしていいと答えた。そうして一通り、イデアの持ち物を調べた。
リュートに衣服、それに旅に必要な道具などが沢山あった。ローブも見つかったが血はついていなかった、だが『魔法の道具』だったら血がつかない可能性があった。警備隊はジーニャスに言われたとおりにイデアの持ち物を調べて記録した、何も見つからないかと思ったその時だ、ふと僕はイデアのリュートに目が止まった。
イデアのリュートは音がどこかおかしかった、だからもしかしたらと思って他の警備隊の者に、思いついたことをこっそり耳打ちした。僕はそのリュートの中を調べるように頼んだ、警備隊がリュートに手をかけるとイデアが顔をしかめた、それからリュートの中からは袋が出てきた。その袋の中にはいろんな物が入っていた、ボタン、首飾り、腕輪、時計、そして髪留めなどだった。
どれも普通の品で何も怪しいところは見られなかった、何故リュートの中にこんなものを入れているのか問われると、イデアは警備隊に向かって平然とこう言った。
「今までの旅の思い出の品なんだ、大事なものだからリュートに隠している」
僕はそう考えてイデアが犯人である可能性を否定しようとした、でも僕が見た夢がもしそのままイデアの経験したことだったら、ソアンが言っていたように長い妄想の果ての犯行だったとしたらだ。確かにイデアは連続殺人犯に合う特徴をいくつも持っていた、声変わりをしているという少年だったし、恋愛ができないというのも去勢されているせいかもしれなかった。それにエルフは成人すると年齢が分かりにくくなるのだ、だからもしかしたら150歳よりもっと年上かもしれなかった。
それだけの長い経験をイデアが殺人に費やしていれば、それは恐ろしく習熟した連続殺人犯なれるはずだ。僕はまさかと思いつつ目の前にいるイデアを見ていた、彼は連続殺人犯を馬鹿にする曲も嫌がった。そしてイデアの歌う美しいボーイソプラノ、その声で普通に話をしたら連続殺人犯のように、小鳥のような高くて美しい声かもしれなかった。そんなふうに疑念を抱いた僕に対して、イデアとアウフの二人は子犬のように平和にじゃれあっていた。
「リタ、いい加減にコイツをどうにかしてくれ!?」
「好きです!! これこそ恋です!! 心から愛してます!!」
「…………いや他人の恋愛関係に、迂闊に口を出すわけにはいかないから」
「俺とコイツは恋愛関係なんかじゃない!?」
「いいえ、もう恋人と言っても過言ではないです!!」
「…………恋人だって言っているし、僕は関係がないかなと思う」
「俺を見捨てるのか、リタ!?」
「さぁ、イデアさん。俺と一緒に愛の世界へ行きましょう!!」
「…………どこの世界か分からないけど、歌の邪魔をしないでくれるかな」
そう言うと僕はまた例の連続殺人犯の為の曲を歌いだした、その曲を聞いた途端にイデアの顔の表情がこわばった。しつこく寄ってくるアウフを牽制しているが、目はずっと僕の方を見たまま曲を聞き続けていた。この曲は連続殺人犯を貶めて、皆を元気づける曲だ。それをどうして嫌がる、曲に対して過剰に反応する、もしかしてという思いが僕の中で強くなっていった。
街の通行人や広場にいる者たち、彼らはこの曲に対して銀貨や銅貨を投げてくれたりしていた。ソアンがそれをしっかりと回収している、僕はソアンに相談したくなった。だから今日は演奏はここまでにして、広場から少し早いが引き上げることにした。イデアがまだアウフに纏わりつかれていたが、人間にしか見えないがアウフは獣人族で、大いなる種族だから殺される恐れはなかった。
「ソアン、僕は恐ろしい可能性を考えている」
「もしかして、イデアさんのことですか」
「え!? どうしてそう思うんだい」
「イデアさんは犯人の候補の一人です、そしていつもあの曲に過剰に反応します」
「ソアンの言っていた犯人の特徴にも当てはまる、でも何か証拠を調べるのは難しい」
「いきなり下着を脱がせることもできません、ですがイデアさんが持っている物を調べるとか」
僕たちは帰り道で小声で話し合って、ジーニャスにも相談することにした。領主の別宅に帰ってさっそくジーニャスに相談すると、彼は少し考えて警備隊に持ち物の検査をさせると言った。ただ本当の犯人だったら警備隊が危険だ、だから何を見つけても異常はなかった、そう言わせて引き揚げさせることになった。それから街に来てからのイデアの行動、こちらも警備隊に調べてもらうことになった。
「できればこの考えが外れて欲しい、あのイデアが犯人だなんて……」
「とてもあり得ない話で信じられないですか、いざ連続殺人犯が捕まった時に周囲がそう言うことがあります」
「ソアンはどう思っているんだい、君の考えではイデアは連続殺人犯なのか」
「あの曲への反応を見る限りは怪しい、私としてもこの思いは外れてほしいですけれど」
「警備隊の動いた結果次第か、何も起こらないことを祈るよ」
「はい、もしイデアさんが犯人だと、私たちもまずいことにもなります」
イデアは確かにエルフだった、もし本当にイデアが犯人だった。そうなったら、このオラシオン国とプルエールの森との関係が悪化しかねなかった。プルエールの森のエルフではなくても、連続殺人犯がエルフだと噂になれば、人は同じ種族であるエルフを憎みかねなかった。だからイデアが犯人だったら、ソアンの言う通りとてもまずいことになるのだ。
「いずれにしろ、警備隊が調べに行く。リタ、警備隊のふりをして一番後ろで控えておけ」
ジーニャスは領主の跡取りとしてそう判断した、そして警備隊に何か起こってしまうことを考えて、僕もその場に立ち会うことになった。警備隊の服を着て帽子で顔や耳を隠して後ろから見守るだけ、もしイデアが上級魔法を使った時に、皆を守れるようにそうすることになった。ジーニャスは貴族として街の皆を守るつもりだ、誰一人死なせたくないという彼の判断だった。
「リタ様、無理はしないでくださいね」
「ちょっと荷物を調べるだけだよ、これでイデアの疑いがはれるといい」
「ええ、そう願っています。私がお傍にいられないのが悔しい、それがとても残念です」
「さすがに警備隊に女性は少ないから、僕も目立たないように後ろで見守るよ」
「リタ様に、大いなる力の加護があらんことを」
「ああ、ありがとう。行ってくるよ、ソアン」
翌日僕は警備隊に加わってイデアのところへ行った、イデアはあちこちの宿を転々としていた。一カ所に留まらずいろんな宿を試している、そう警備隊が来た時に言っていた。イデアはとても落ち着いていて、荷物の検査をしたいという警備隊に、何故そんなことをすると聞いた。連続殺人犯の捜査をしているというと、一瞬だけ顔色が変わったが好きにしていいと答えた。そうして一通り、イデアの持ち物を調べた。
リュートに衣服、それに旅に必要な道具などが沢山あった。ローブも見つかったが血はついていなかった、だが『魔法の道具』だったら血がつかない可能性があった。警備隊はジーニャスに言われたとおりにイデアの持ち物を調べて記録した、何も見つからないかと思ったその時だ、ふと僕はイデアのリュートに目が止まった。
イデアのリュートは音がどこかおかしかった、だからもしかしたらと思って他の警備隊の者に、思いついたことをこっそり耳打ちした。僕はそのリュートの中を調べるように頼んだ、警備隊がリュートに手をかけるとイデアが顔をしかめた、それからリュートの中からは袋が出てきた。その袋の中にはいろんな物が入っていた、ボタン、首飾り、腕輪、時計、そして髪留めなどだった。
どれも普通の品で何も怪しいところは見られなかった、何故リュートの中にこんなものを入れているのか問われると、イデアは警備隊に向かって平然とこう言った。
「今までの旅の思い出の品なんだ、大事なものだからリュートに隠している」
0
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
自力で帰還した錬金術師の爛れた日常
ちょす氏
ファンタジー
「この先は分からないな」
帰れると言っても、時間まで同じかどうかわからない。
さて。
「とりあえず──妹と家族は救わないと」
あと金持ちになって、ニート三昧だな。
こっちは地球と環境が違いすぎるし。
やりたい事が多いな。
「さ、お別れの時間だ」
これは、異世界で全てを手に入れた男の爛れた日常の物語である。
※物語に出てくる組織、人物など全てフィクションです。
※主人公の癖が若干終わっているのは師匠のせいです。
ゆっくり投稿です。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる