103 / 128
4-5ドラゴンを見つけてみる
しおりを挟む
「もし本物のドラゴンなら、敬意をもって相手をしないと大変なんだけど……」
「リタ様、そんなに本物のドラゴンって強いんですか?」
「フェイクドラゴンとじゃ話にならない、人間より知能も高く上級魔法も使ってくる」
「今度の街道を塞いでいるのが、本物のドラゴンでないことを祈りたいです」
「全くだ、でも本物のドラゴンならわざわざ、街道を塞いだりしないんだけど」
「そうですね、ドラゴンさんにとって良い事があるわけでもないですし」
僕たちはそう話し合って不思議がっていた、ドラゴン退治に行かない代わりに僕たちはいつもどおり、薬草採取やワイルドボアの駆除などをして過ごした。そうして一週間後にようやく街道にいたドラゴンは退治された、退治されてみるとやっぱり今度もフェイクドラゴンだった。フェイクドラゴンもそんなにあちこちにいるわけがない種族だ、誰かが意図的に放っているのかと僕は思った。
でもフェイクドラゴンを飼育できるような場所、そんなところはゼーエンの街付近にはなかった。だから飼育されたフェイクドラゴンという考えも難しかった、あとは偶々フェイクドラゴンの出現が重なったとしか考えようがなかった。珍しい話だがそういうこともあるのだろうと、僕はそんな風に思っていた。だが次の週になって冒険者ギルドの掲示板、そこにまた『ドラゴン退治』と貼ってあった。
「またか、一体何が起きているんだろう。ソアン」
「そうですね、リタ様。もしかして、異常発生でしょうか」
「フェイクドラゴンもそんなに簡単にいる種族じゃない、成長は早いがそれにしても出現が多すぎる」
「それじゃあ、なんなんでしょう。どうしますか、今度は退治しに行かれますか」
「またフェイクドラゴンかもしれない、けど行くだけいってみようか」
「分かりました、冒険者ギルドの職員さんに手続きをします」
また僕たちはドラゴン退治にでかけようとした、でも僅差で他のパーティに仕事をとられてしまった。ソアンがそれでちょっと落ち込んでいたが、僕はまぁ大丈夫だろうと彼女を励ました。誰が行こうと大事なのは街道を塞ぐドラゴンらしきものを退治することだ、それが僕たちでなくても別に構わなかった。
「大丈夫だよ、ソアン。本物のドラゴンがそこらにいるわけないさ」
「そうでしたらいいですけど、フェイクドラゴンもわりと強いので、無事に退治されて欲しいですね」
「うーん、銀の冒険者が行ったようだから大丈夫だとは思う。駄目なら逃げ帰ってくるだろう」
「銀の冒険者くらいなら、引き際も心得ていますよね」
「そうだよ、本当に注意しないといけないのは本物のドラゴンだ。例えばあんな……ってあれ!?」
「リタ様?」
僕はドラゴン退治という仕事がとれなくて、それで落ち込むソアンを慰めていた。そうしたら冒険者ギルドの中に一人の男性が入ってきた、見た目は真っ赤な髪に深い赤の瞳の美しい青年だった。見た目だけならただの人間に見えた、でも僕には違うと分かった。以前に本物のドラゴンに会っているから分かったのだ、膨大な魔力を身にまとっていておそらく本物のドラゴンだった。
冒険者ギルドの中を珍しそうに見回す青年は冒険者証も持っていなかった、まだ人里に出て間もないドラゴンに違いないので僕は慌ててその青年に声をかけた。
「はじめまして、赤き太古からの隣人に、大いなる力の加護があらんことを」
「ええと、はじめまして。赤き太古からの隣人に、大いなる力の加護があらんことを」
「おお、エルフか。古き良き隣人に、大いなる力の加護があらんことを」
「僕はクアリタ・グランフォレ、皆はリタといいます」
「私はリタ様の養い子のソアンです」
「おう、俺はジェンド!! 街には出てきたばかりの冒険者候補だ!!」
僕が慌てて挨拶した赤い髪の青年は気さくに挨拶を返してくれた、少なくとも敵意があるようには見えなかったので僕は安心した。ジェンドはいろいろと僕たちに話しかけてきた、冒険者になる方法や街の宿屋の借り方などを聞いてきた。僕たちは最初は緊張したが相手が少年のように無邪気なので、緊張もとけて冒険者ギルドや街の宿屋を案内した。
まずは最初に冒険者ギルドで銅の冒険者証を作った、これ自体は作ることは難しくなかった。ジェンドは珍しそうに銅の冒険者証を眺めて、それから首に大事にかけていた。僕たちは簡単に冒険者ギルドを案内すると、更にゼーエンの街を案内しながらジェンドを宿屋が並ぶ場所に連れていった。ジェンドは珍しそうに人間の街を見ながら、大人しく僕たちについてきた。
「これが銅の冒険者証か、これで俺も冒険者だ!!」
「ええ、それで宿屋はどこにします? これは予算しだいですよ?」
「私たちの宿屋は安くて、食事もそこそこ良いですよ」
「おう、それならそこの宿屋でいいや。気に入らなかったら、別の宿屋を探せばいい」
「それならそうしましょう、部屋で聞きたいこともありますし」
「そうです、どうしてドラゴンさんが人間の街に?」
「あー、もういい加減に洞窟生活も飽きた。生き物を丸かじりするばっかりの食事も嫌だ、俺は文化的でもっと自由な生活が送りたいんだ」
「はぁ、なるほどそうですか」
「それは、ちょっと分かる気がします」
ジェンドという青年は若いドラゴンだった、森の奥での暮らしに飽きて飛び出してきたのだ。そうあはははっと笑いながら言っていた、持っている金銭は森で拾った物だった。盗賊などが入ってきたら退治していたので、ジェンドはかなりの金額を持っていた。もっと良い高級宿にも泊まれただろうが、ジェンドはエルフの僕たちを面白がってついてきた。
「エルフと人間が仲良くしているのは珍しい」
「僕はエルフで、ソアンはハーフエルフですよ」
「はい、私はドワーフとエルフのハーフです」
「おおっ、そうなのか。それはますます興味深い!!」
「これからはもっと、きっとハーフエルフは増えていきますよ」
「同じ集落で近親婚を繰り返していては、種族としては危ないですからね」
「そうだよな、もっと種族で交流すべきだよな!!」
「ええ、他種族とも交流を持つのは良いことです」
「難しい問題ですけど、今は希望を持っています」
プルエールの森などエルフだけが住む場所は多い、でもソアンの言う通りそこだけで近親婚を繰り返すと、その両親の間に生まれた子どもが弱くなっていくのだ。だからエルフの村や里は定期的に交流を持って、住むところを交換するエルフたちもいた。エルフという純粋な血筋を守っていくのなら必要なことだが、ソアンのようにハーフエルフが増えていけば無くなっていく習慣かもしれなかった。
僕はそんなことを考えていたが、ドラゴンであるジェンドの思考は更にぶっ飛んでいた。彼はハーフエルフだというソアンをじっと見つめた後、こう何でもないことのように言いだしたのだ。
「なぁなぁ、ソアン。なんなら俺の子どもを一人くらい産んでみないか?」
「リタ様、そんなに本物のドラゴンって強いんですか?」
「フェイクドラゴンとじゃ話にならない、人間より知能も高く上級魔法も使ってくる」
「今度の街道を塞いでいるのが、本物のドラゴンでないことを祈りたいです」
「全くだ、でも本物のドラゴンならわざわざ、街道を塞いだりしないんだけど」
「そうですね、ドラゴンさんにとって良い事があるわけでもないですし」
僕たちはそう話し合って不思議がっていた、ドラゴン退治に行かない代わりに僕たちはいつもどおり、薬草採取やワイルドボアの駆除などをして過ごした。そうして一週間後にようやく街道にいたドラゴンは退治された、退治されてみるとやっぱり今度もフェイクドラゴンだった。フェイクドラゴンもそんなにあちこちにいるわけがない種族だ、誰かが意図的に放っているのかと僕は思った。
でもフェイクドラゴンを飼育できるような場所、そんなところはゼーエンの街付近にはなかった。だから飼育されたフェイクドラゴンという考えも難しかった、あとは偶々フェイクドラゴンの出現が重なったとしか考えようがなかった。珍しい話だがそういうこともあるのだろうと、僕はそんな風に思っていた。だが次の週になって冒険者ギルドの掲示板、そこにまた『ドラゴン退治』と貼ってあった。
「またか、一体何が起きているんだろう。ソアン」
「そうですね、リタ様。もしかして、異常発生でしょうか」
「フェイクドラゴンもそんなに簡単にいる種族じゃない、成長は早いがそれにしても出現が多すぎる」
「それじゃあ、なんなんでしょう。どうしますか、今度は退治しに行かれますか」
「またフェイクドラゴンかもしれない、けど行くだけいってみようか」
「分かりました、冒険者ギルドの職員さんに手続きをします」
また僕たちはドラゴン退治にでかけようとした、でも僅差で他のパーティに仕事をとられてしまった。ソアンがそれでちょっと落ち込んでいたが、僕はまぁ大丈夫だろうと彼女を励ました。誰が行こうと大事なのは街道を塞ぐドラゴンらしきものを退治することだ、それが僕たちでなくても別に構わなかった。
「大丈夫だよ、ソアン。本物のドラゴンがそこらにいるわけないさ」
「そうでしたらいいですけど、フェイクドラゴンもわりと強いので、無事に退治されて欲しいですね」
「うーん、銀の冒険者が行ったようだから大丈夫だとは思う。駄目なら逃げ帰ってくるだろう」
「銀の冒険者くらいなら、引き際も心得ていますよね」
「そうだよ、本当に注意しないといけないのは本物のドラゴンだ。例えばあんな……ってあれ!?」
「リタ様?」
僕はドラゴン退治という仕事がとれなくて、それで落ち込むソアンを慰めていた。そうしたら冒険者ギルドの中に一人の男性が入ってきた、見た目は真っ赤な髪に深い赤の瞳の美しい青年だった。見た目だけならただの人間に見えた、でも僕には違うと分かった。以前に本物のドラゴンに会っているから分かったのだ、膨大な魔力を身にまとっていておそらく本物のドラゴンだった。
冒険者ギルドの中を珍しそうに見回す青年は冒険者証も持っていなかった、まだ人里に出て間もないドラゴンに違いないので僕は慌ててその青年に声をかけた。
「はじめまして、赤き太古からの隣人に、大いなる力の加護があらんことを」
「ええと、はじめまして。赤き太古からの隣人に、大いなる力の加護があらんことを」
「おお、エルフか。古き良き隣人に、大いなる力の加護があらんことを」
「僕はクアリタ・グランフォレ、皆はリタといいます」
「私はリタ様の養い子のソアンです」
「おう、俺はジェンド!! 街には出てきたばかりの冒険者候補だ!!」
僕が慌てて挨拶した赤い髪の青年は気さくに挨拶を返してくれた、少なくとも敵意があるようには見えなかったので僕は安心した。ジェンドはいろいろと僕たちに話しかけてきた、冒険者になる方法や街の宿屋の借り方などを聞いてきた。僕たちは最初は緊張したが相手が少年のように無邪気なので、緊張もとけて冒険者ギルドや街の宿屋を案内した。
まずは最初に冒険者ギルドで銅の冒険者証を作った、これ自体は作ることは難しくなかった。ジェンドは珍しそうに銅の冒険者証を眺めて、それから首に大事にかけていた。僕たちは簡単に冒険者ギルドを案内すると、更にゼーエンの街を案内しながらジェンドを宿屋が並ぶ場所に連れていった。ジェンドは珍しそうに人間の街を見ながら、大人しく僕たちについてきた。
「これが銅の冒険者証か、これで俺も冒険者だ!!」
「ええ、それで宿屋はどこにします? これは予算しだいですよ?」
「私たちの宿屋は安くて、食事もそこそこ良いですよ」
「おう、それならそこの宿屋でいいや。気に入らなかったら、別の宿屋を探せばいい」
「それならそうしましょう、部屋で聞きたいこともありますし」
「そうです、どうしてドラゴンさんが人間の街に?」
「あー、もういい加減に洞窟生活も飽きた。生き物を丸かじりするばっかりの食事も嫌だ、俺は文化的でもっと自由な生活が送りたいんだ」
「はぁ、なるほどそうですか」
「それは、ちょっと分かる気がします」
ジェンドという青年は若いドラゴンだった、森の奥での暮らしに飽きて飛び出してきたのだ。そうあはははっと笑いながら言っていた、持っている金銭は森で拾った物だった。盗賊などが入ってきたら退治していたので、ジェンドはかなりの金額を持っていた。もっと良い高級宿にも泊まれただろうが、ジェンドはエルフの僕たちを面白がってついてきた。
「エルフと人間が仲良くしているのは珍しい」
「僕はエルフで、ソアンはハーフエルフですよ」
「はい、私はドワーフとエルフのハーフです」
「おおっ、そうなのか。それはますます興味深い!!」
「これからはもっと、きっとハーフエルフは増えていきますよ」
「同じ集落で近親婚を繰り返していては、種族としては危ないですからね」
「そうだよな、もっと種族で交流すべきだよな!!」
「ええ、他種族とも交流を持つのは良いことです」
「難しい問題ですけど、今は希望を持っています」
プルエールの森などエルフだけが住む場所は多い、でもソアンの言う通りそこだけで近親婚を繰り返すと、その両親の間に生まれた子どもが弱くなっていくのだ。だからエルフの村や里は定期的に交流を持って、住むところを交換するエルフたちもいた。エルフという純粋な血筋を守っていくのなら必要なことだが、ソアンのようにハーフエルフが増えていけば無くなっていく習慣かもしれなかった。
僕はそんなことを考えていたが、ドラゴンであるジェンドの思考は更にぶっ飛んでいた。彼はハーフエルフだというソアンをじっと見つめた後、こう何でもないことのように言いだしたのだ。
「なぁなぁ、ソアン。なんなら俺の子どもを一人くらい産んでみないか?」
0
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
自力で帰還した錬金術師の爛れた日常
ちょす氏
ファンタジー
「この先は分からないな」
帰れると言っても、時間まで同じかどうかわからない。
さて。
「とりあえず──妹と家族は救わないと」
あと金持ちになって、ニート三昧だな。
こっちは地球と環境が違いすぎるし。
やりたい事が多いな。
「さ、お別れの時間だ」
これは、異世界で全てを手に入れた男の爛れた日常の物語である。
※物語に出てくる組織、人物など全てフィクションです。
※主人公の癖が若干終わっているのは師匠のせいです。
ゆっくり投稿です。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる