異世界の淫紋ダンジョン前の宿屋で働くおっさんの話

たこわさふりかけ

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女騎士の激烈なるおまんこ絶頂

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「はぁ——はぁ——はぁ——ぁぁ——っ——」

 女騎士はイっていた。

 これまでの人生で最も激烈なイキ方を経験した。

 腰が砕けるというレベルではない。全身の骨がバラバラになったと形容しても過言ではないイキっぷりだった。

 けれど、本番はこれからであった。

 まだ淫紋のカウントは10のままであり、一つも減っていないのだ。

「はい。それじゃあ本番始めますね~」

 仮に女騎士に意識があったのならば、「ま、待ってぇ……休ませてぇ……」と懇願しただろう。だが女騎士に意識はない。放心状態である。

 対しておっさんはどこまでもビジネスライクであった——が、これはこんな状況でどう行動すれば女の意識を取り戻せるかを知っているが故であった。

「ほい、っと」

「んぎいいいいいい——!?」

 ビクビクビクビクゥッ!!! 
 女騎士の背中が激しく反り返った。

「あっ——はぁ——!?」

 そして戻ってくる意識。

(いっ——イっててるうううううううううう!!! イってる!!! おちんぽぉ!!! おっほぉっ!!! は、はいちゃってるうううううううう!!! おっさんおちんぽおまんこに入っちゃって——イってりゅうううううううううううう!!!!!!)

 正常位で挿入された——状況を理解すると同時に襲ってくる快感。

 さながらそれは奇襲であり、無防備であった女騎士はなす術もなくその快感に振り回されるしかない。

 どちゅっ! どちゅっ! どちゅっ!

 ごじゅっ! ごじゅっ! ごじゅっ!

「ああああああああああああ!!! イってりゅううううううううううう!!! 極太おちんぽで子宮ぶっ叩かれてイってりゅうううううううう!!! これだめええええええええええ!!! これ、これぇ!!! は——破城槌ぃっ!!! 破城槌セックスうううううううううううう!!! これきもちよしゅぎりゅううううううううううう!!!!!!」

「ははは。喜んでくれて嬉しいです。ここまで準備した甲斐があったというものですよ」

「んおっ——ほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」

 淫紋によっておまんこは男の精液を容赦無く搾り取る道具と化している。更に裏技と称するテクニックで淫紋の効果を上げているのだから、淫乱道具としての機能は通常の比ではない。おまんこはちんぽを咥えて離さず、性感帯を余す所なく舐め回す恐るべき怪物の口とでも呼べるものに変化している。

 並の男であればおまんこに入れただけでとてつもない快感を味わい絶頂し、射精したはずである。

 だというのに、何食わぬ顔でピストン運動を続けているこのおっさんは、一体何なのか?

 一体どれ程のおちんぽ力があれば、魔王の魔力によって生み出された淫紋に拮抗し得るというのか?

 どちゅぅっ! (ごりゅぅ!)

 どちゅぅっ!! (ごりゅぅ!!)

 どちうゅぅっっっ!!! (ごりゅうぅっっ!!!)

「んぎぃ――いっひぃ――っっっっっっ~~~~~~~!!!!!!!」

 女騎士の息は切れていた。

 度重なる絶頂で肺の中の空気を吐き出し尽くしていた。

 しかし休むことなくピストンは続く。

 声もなくイキ狂う最中「ひぃ——んひぃっ——」とイキ声を漏らしながら浅く呼吸する。

 静かと言うには些か情緒に欠けるが、先ほどまでとは打って変わった音量の低下。

 外にいたギャラリーの大半は、もうセックスが終わったと思ってその場から去っている。

 残っているのは、女騎士のイキ声をおかずにした路上オナニーの絶頂の余韻で動けない者のみ。

 そんな動けない彼女たちは幸運であった。

 何故なら、これから女の真のイキ様を知ることになるのだから。

「そろそろ一発目出しますよ~」

「はっ——ひぃんっ——」

 この時、女騎士は戦慄していた。

 まだ一発も中に出されていない。

 淫紋の効果により、そこら辺の普通の男とのセックスですらまあまあ感じていい気持ちになっていた。

 それがおまんこを犯される前から前後不覚にされ、今や本命のおまんこは猛烈に突き上げられ、騎士とは思えぬほどに淫らに喘いでいる。

 こんな状態で——淫紋が最高潮にヒートアップしている状態で中に出されたら、自分はどうなってしまうのか——。

 不安が過った。

 けれども、同時に期待感も湧き上がっていた。

 どうなってしまうのか——どこまでイってしまうのか——。

 射精の気配を察知して圧を高めるおまんこ。歓喜の予感に中出しされる前から身を震わせる子宮。

 まだ出されていないのに、これからおこることを想像しただけで、ぶしゃああああああ!!! と愛液が激しく吹き出した。

 おっさんはそれを腹で受けてから——

「ふん!」

 遂に、一発目の中出しを放った。

 どびゅどびゅどびゅるるるるるるるるるっ!!!

「いぎいいいいいいいい——いいいひぃいいい——イクイクイクイクイクイグゥウうううううううう~~~~~!!! いってりゅううううううううううう!!! イッてましゅううううううううううう!!! おっおっおほおおおおおおおおおおお!!! んおおおおおおおおおおおおんんんんん!!! と、とまらにゃいいいいいいいいいいい!!! いきゅのとまりゃないのおおおおおおおおおおお!!! あいいひいいぎいいいいいいいいいいいいい!!! しきゅうよろこんでりゅううううううううう!!! せーし浴びてよろこんでりゅううううううううううう!!! あっあっ——あ——はあああああああああああああああんんんんんんっっっ!!!!!!!!!」

 とてつもないイキっぷりであった。

 どばどばどばどばああああああああああ!!! っと、とんでもない勢いで愛液が溢れ、瞬く間に部屋をメスの匂いで満たした。

 あるいはその液体は女騎士そのものであったとも言えなくもない。

 これまでの人生で一度も経験したことがないイキ方。それにより、女騎士の精神は溶け、自らを保てなくなり、穴という穴から液体となって流れ出ていき、のちに蒸発して天へと昇華される運命を得た——。

 このイキ様を無理矢理文学的に表現すればそんな感じである。

 この世界の人間に極楽浄土という概念はないが、それでも彼女は性行の果てに涅槃を見たに違いない。

 惜しむらくは、仮に人間の精神が行ける最上の到達点にイっていたとしても、激し過ぎる絶頂によりそれがどのような境地であったかを覚えていることはないだろうということだ。

 肉体に記録されるのは、イった。という事実のみ。

「あ……あっ……あ、ひぃ……っ……ん、あっ……あぁ~~~……んおぉ……」

 女騎士は忘我の状態であった。

 苛烈な快楽によってびくびくと体が激しく痙攣している。

 性のキャパシティというものがあり、それを測る機械があったとしたら、この部屋に入った途端にそれはメーターを振り切って爆発しただろう。

 それくらいに、人の指標では測れないレベルで女騎士はイっていた——が、これはまだ一回目の射精である。

「このままバンバン出していきますね~」

 女騎士の深いところにあるおちんぽを全て抜かずに、おっさんは腰を振り始めた。

 さっきよりも軽い動き——自らの精液と女騎士の分泌した愛液がローション代わりとなって、速度が上がっている。

「あっ! あっ! あ~~~~~~っっっ!!! いっひぃ——いぅ——いっ——イってるうっ!!! もうイってるからあああああああああああああ!!! せーしで子宮いっぱいになってりゅからああああああああああああ!!!」

「ははは。子宮いっぱいになってイっててもあと九回出さないといけませんからね。もうちょっとよろしくお願いしますよ」

「あああああああああああ!!! もう無理無理無理無理無理ぃいいいいいいいい!!! バカになりゅううううううううう!!! おまんこばかになっちゃううううううううううう!!! 子宮とけちゃううううううううううう!!!」

「ははは。大丈夫ですよ」

「あっ、あっ、あっあぁ~~~~っっっ!!!! んああああああああああああっっっ!!! お、おっほおおおおおおおおお!!! おちんぽおおおおおおおおおおお!!! おっさんおちんぽぎもちいいいいいいいいいいいいいいいいいい~~~~~~~~!!!!!!」

「ははは。喜んで頂けて何よりですよ」

 ガクガクと女騎士は震えている。

 意識は殆どない。

 しかし体は正直であり、ちんぽを挿入されれば反射的に喜びの声を発してしまっている。

 おっさんは女騎士がそんな状態になってもひたすらに腰を振り続け、射精を続けた。

 そして一時間を少し超える間に残りの9発をおまんこの中にしっかりと出された女騎士は、淫紋の呪縛から解き放たれた——が、暫く——というか一晩動くことが出来なかった。

 イキまくり、イキ疲れ、体が動かなかったのだ。

 それで彼女は部屋の使用料の超過分を払うことになり、今回の淫紋ダンジョンでの儲けが殆どなくなってしまった——のだが、そんな目に遭っても黒魔女への恨みなど一切抱かなかった。

 精子と愛液と自らの掻いた汗とでどろどろのぐちょぐちょのべちゃべちょになっていた体をお湯で丹念に洗ってから、溌剌とした顔で金を払い、彼女は「最高を超えた最上級の凄まじいセックスだった。また来させて貰う」と言い、休むことなくセックスに勤しみ女に野太い声を上げさせて喘がせているおっさんのいる部屋の方へ顔を向けて、深々と一礼した。

 そうして、店から出て行った。

 外にはあの日のようにギャラリーがいた。それも大勢。

 周囲一帯に響き渡る女の喘ぎ声から、その激しすぎるセックスの様子を想像し、それをおかずにオナニーをする女は数を増していた。

 女騎士はそんな女たちを見て微笑んだ。

「ふっ……オナニーで満足できるとは羨ましい限りだ」

 あのセックスを知ってしまったのなら、もう他のところへは行けないな。

 そう思いながら——思い出して、再びアソコをびしょびしょに濡らして、女騎士は(ムラムラしてきたけど休みは終わり……帰って童貞騎士のちんぽでもしゃぶるか。そして次の休みに再び淫紋ダンジョンへと潜るとしよう)と今後の予定を立てながら、颯爽と——地面に染みを落としながら、去って行ったのだった。
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