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第三章 4人、日本とインジスカン王国を行き来する
油田採取用の工事は年単位で続く
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汲広の下に、教材が届いた。
これからお世話になる高校は、4年制で、汲広の学力から見て、3年生からのスタートとなった。
中間テスト、期末テストなどのテスト類はは指定の場所へ行かなければ受けられないが、基本、家で自由な時間に学習ができる。
汲広はたまに、悪魔の地へも行ってみた。
そこでは工事現場以外に仮設の食堂やら宿泊施設ができており、こちらでも寝泊まりできるようだ。
そうこうしていると、
「あんちゃん、そろそろ物資の運搬の時間じゃないかね。そろそろあっちへ行ってはくれんかね」
と声をかけられた。急いで日本へ行くと、荷物運搬の準備中だった。
「もうすぐ準備ができますんで、そうしたらまた道を開いて下さい」
この作業、変に時間が空くときがあって油断しがちだが、結構呼び出しがかかる。
忘れてしまったら工事に遅延が起きる。
忘れないようにしなければならないのであった。
物資を運び終え、また、悪魔の地へ戻ると、今度は、
「この機材、もうこっちでは使わないから第2採掘場まで運ぶからそっちへ道を開いてくれんかね」
よくよく聞くと、第1採掘場と呼ばれているアカツキ伯爵領の悪魔の地と、ヘンナ・フォン・コーラ子爵の領地の悪魔の地、第2採掘場と呼ばれているが、そちらと同時進行で採掘場が作られるらしい。
同時進行とはいっても第1採掘場がメインで、第2採掘場は、何か余裕が出来たときにしか作業は行わない。
やはり、1カ所を集中的にやるのだそうな。
ちなみにもう一つの悪魔の地は第3採掘場だ。
汲広は、日本の鉄工所でも第1採掘場でも机と椅子を借りられた。
全ての教材は土のう袋の魔法に入れてあり、いつ、どこでも取り出しができる。
時間の合間を縫って高校の勉強をする汲広なのであった。
第1採掘場、第2採掘場、第3採掘場には、採掘とは別に、ちょっとした塔が建っている。
何の塔かと言えば、携帯電話用のアンテナを設置する塔だそうな。
携帯会社3社からそれぞれ2名ずつ、作業用トラックで鉄工場にやって来た。
今日は携帯用のアンテナの設置工事をするのだそうな。
日本に、それぞれの会社ごとに別々の場所へ繋ぐとはいっても、携帯会社側がインジスカン王国にスマートフォンを使えるようにすることを決める前から、前準備で、日本に”インジスカン王国集中局”なる電話局を建物ごと作った。
そこに、フロアこそ別れているが、cacicomo、AJUSO、AJCRS3社の基地局が入っており、ここはcacicomoのアンテナだからcacicomoが入っているフロアに掃き出し窓の魔法を開くといった程度にしか過ぎない。
結局3社共、同じ建物にアンテナの線を繋ぐのであった。
携帯会社の作業員は、慣れた手つきでアンテナを設置し、それを装置に繋いで1本の線にし、それを汲広が掃き出し窓の魔法をインジスカン王国集中局に開いてあとはインジスカン王国集中局の人がやってくれる。
それを、第1採掘場、第2採掘場、第3採掘場とこなし、間、原油採掘の資材の運搬用に掃き出し窓の魔法を開きに行きつつ、作業を進め、携帯電話の方の作業を済ませ、電波が送受信できるかチェックして、携帯電話のアンテナ設置工事は終了となった。
スマホが使えるということは、片方に居て、運搬予定を忘れていても、電話で呼び出しがかかるので運搬遅延による作業遅延のリスクが減るということである。
スマホを使えるようにしようとした会社の人、グッジョブ!と思う汲広なのであった。
そういえば、第1採掘場には仮設の食堂やら宿泊施設ができていた。
でも、汲広はそれを知らない。
そこまで考えて、汲広は第1採掘場の現場監督に尋ねた。
「仮設の食堂やら宿泊施設ができていますが、電気や水道はどうしているんですか?」
「こんな僻地だから、電気も水道も諦めて引いてないよ」
との返事だった。
「建てる前に相談して下さいよ。上下水道はこれからの相談になりますが、電気ならアテがありますよ」
「おぉ。それは助かる。元々あの仮設の建物は電気を通す作りにはしているんだ。できるのならばありがたい」
「でも、バラバラに工事するのは面倒なので、第2採掘場、第3採掘場にも、電気を引くことを前提で先に建物を作っておいて下さい」
「分かった。手はずは整えておくよ」
そうして、汲広は、上下水道の料金が安い自治体や会社を探した。
自治体より会社に頼んだ方が安いと判明した。
時間の合間を縫ってそこの会社に行き、魔法の説明と、インジスカン王国という地球外の国で、上下水道を使いたいことを話したら、役員会議に掛けることになるだろうという返事だった。
そこで、電話番号の交換をして、その日の話は終わりにした。
今できるのは電気である。
電力会社に連絡すると、そちらに分配してもよいという返事がもらえた。
それで、第1採掘場では電気が来た時用に照明やコンセント類を付ける工事を、第2採掘場、第3採掘場では、電気が来ること前提で、建物を建てた。
そして、掃き出し窓の魔法を使ってアカツキ伯爵領のアカツキ領主邸から電気を引っ張り、電力会社の人が、電力量計を取り付けた。
「これで電気が使えるようになったのだな。快適になるだろう。感謝する」
「いえいえ。水道の方はもう少し待って下さいね。今、水道事業をやっている会社との交渉中ですので」
「おぉ。水道も使えるかも知れないのか。叶ったらますます便利になるな」
「プロパンで良ければガスも引けますよ」
「おぉ、そうか。プロパンという手があったか。それはこちらで検討しておく」
作業員が快適になることは良いことだ。
汲広は現場が快適になるのを喜んでいた。
これからお世話になる高校は、4年制で、汲広の学力から見て、3年生からのスタートとなった。
中間テスト、期末テストなどのテスト類はは指定の場所へ行かなければ受けられないが、基本、家で自由な時間に学習ができる。
汲広はたまに、悪魔の地へも行ってみた。
そこでは工事現場以外に仮設の食堂やら宿泊施設ができており、こちらでも寝泊まりできるようだ。
そうこうしていると、
「あんちゃん、そろそろ物資の運搬の時間じゃないかね。そろそろあっちへ行ってはくれんかね」
と声をかけられた。急いで日本へ行くと、荷物運搬の準備中だった。
「もうすぐ準備ができますんで、そうしたらまた道を開いて下さい」
この作業、変に時間が空くときがあって油断しがちだが、結構呼び出しがかかる。
忘れてしまったら工事に遅延が起きる。
忘れないようにしなければならないのであった。
物資を運び終え、また、悪魔の地へ戻ると、今度は、
「この機材、もうこっちでは使わないから第2採掘場まで運ぶからそっちへ道を開いてくれんかね」
よくよく聞くと、第1採掘場と呼ばれているアカツキ伯爵領の悪魔の地と、ヘンナ・フォン・コーラ子爵の領地の悪魔の地、第2採掘場と呼ばれているが、そちらと同時進行で採掘場が作られるらしい。
同時進行とはいっても第1採掘場がメインで、第2採掘場は、何か余裕が出来たときにしか作業は行わない。
やはり、1カ所を集中的にやるのだそうな。
ちなみにもう一つの悪魔の地は第3採掘場だ。
汲広は、日本の鉄工所でも第1採掘場でも机と椅子を借りられた。
全ての教材は土のう袋の魔法に入れてあり、いつ、どこでも取り出しができる。
時間の合間を縫って高校の勉強をする汲広なのであった。
第1採掘場、第2採掘場、第3採掘場には、採掘とは別に、ちょっとした塔が建っている。
何の塔かと言えば、携帯電話用のアンテナを設置する塔だそうな。
携帯会社3社からそれぞれ2名ずつ、作業用トラックで鉄工場にやって来た。
今日は携帯用のアンテナの設置工事をするのだそうな。
日本に、それぞれの会社ごとに別々の場所へ繋ぐとはいっても、携帯会社側がインジスカン王国にスマートフォンを使えるようにすることを決める前から、前準備で、日本に”インジスカン王国集中局”なる電話局を建物ごと作った。
そこに、フロアこそ別れているが、cacicomo、AJUSO、AJCRS3社の基地局が入っており、ここはcacicomoのアンテナだからcacicomoが入っているフロアに掃き出し窓の魔法を開くといった程度にしか過ぎない。
結局3社共、同じ建物にアンテナの線を繋ぐのであった。
携帯会社の作業員は、慣れた手つきでアンテナを設置し、それを装置に繋いで1本の線にし、それを汲広が掃き出し窓の魔法をインジスカン王国集中局に開いてあとはインジスカン王国集中局の人がやってくれる。
それを、第1採掘場、第2採掘場、第3採掘場とこなし、間、原油採掘の資材の運搬用に掃き出し窓の魔法を開きに行きつつ、作業を進め、携帯電話の方の作業を済ませ、電波が送受信できるかチェックして、携帯電話のアンテナ設置工事は終了となった。
スマホが使えるということは、片方に居て、運搬予定を忘れていても、電話で呼び出しがかかるので運搬遅延による作業遅延のリスクが減るということである。
スマホを使えるようにしようとした会社の人、グッジョブ!と思う汲広なのであった。
そういえば、第1採掘場には仮設の食堂やら宿泊施設ができていた。
でも、汲広はそれを知らない。
そこまで考えて、汲広は第1採掘場の現場監督に尋ねた。
「仮設の食堂やら宿泊施設ができていますが、電気や水道はどうしているんですか?」
「こんな僻地だから、電気も水道も諦めて引いてないよ」
との返事だった。
「建てる前に相談して下さいよ。上下水道はこれからの相談になりますが、電気ならアテがありますよ」
「おぉ。それは助かる。元々あの仮設の建物は電気を通す作りにはしているんだ。できるのならばありがたい」
「でも、バラバラに工事するのは面倒なので、第2採掘場、第3採掘場にも、電気を引くことを前提で先に建物を作っておいて下さい」
「分かった。手はずは整えておくよ」
そうして、汲広は、上下水道の料金が安い自治体や会社を探した。
自治体より会社に頼んだ方が安いと判明した。
時間の合間を縫ってそこの会社に行き、魔法の説明と、インジスカン王国という地球外の国で、上下水道を使いたいことを話したら、役員会議に掛けることになるだろうという返事だった。
そこで、電話番号の交換をして、その日の話は終わりにした。
今できるのは電気である。
電力会社に連絡すると、そちらに分配してもよいという返事がもらえた。
それで、第1採掘場では電気が来た時用に照明やコンセント類を付ける工事を、第2採掘場、第3採掘場では、電気が来ること前提で、建物を建てた。
そして、掃き出し窓の魔法を使ってアカツキ伯爵領のアカツキ領主邸から電気を引っ張り、電力会社の人が、電力量計を取り付けた。
「これで電気が使えるようになったのだな。快適になるだろう。感謝する」
「いえいえ。水道の方はもう少し待って下さいね。今、水道事業をやっている会社との交渉中ですので」
「おぉ。水道も使えるかも知れないのか。叶ったらますます便利になるな」
「プロパンで良ければガスも引けますよ」
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作業員が快適になることは良いことだ。
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