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第三章 4人、日本とインジスカン王国を行き来する
スマートフォン、エリア広がる
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採掘場の水道の件だが、役員会議にかけられ、了解をもらったので、採掘場のお偉いさんを連れて上下水道の契約をし、第1採掘場、第2採掘場、第3採掘場共で水道が使えるようになった。
プロパンの件は汲広はノータッチだ。
水道が使えるようになり、ガスはあちら側が手配したので仮設ではないトイレ、にお風呂もできた。
あと、食堂には厨房もでき、温かい食事が食べられると好評であった。
*
所変わって王都シンダーグスのとある貴族邸。
そこに招かれた商人は、ある商品が目に留まった。
「これはなかなか見ないものですな。どこの商会からお求めに?」
「あぁ、それは、日本へ視察に行ったときに買ったものですよ。かなり安い値段の物がズラリと並んだ店舗でして、値段に似合わず、なかなかのスグレモノですよ」
「ほぉ。これはこれは」
貴族は他にも百均グッズを商人に見せた。
屋敷から出た後もそのグッズのことが頭から離れない。
意を決した商人は、それを商売にすることを決断する。
幸いにも、その商人は、息子を日本語学校へ入学させ、もう彼は卒業している。その商人は息子に、
「おい、ジョー、百均ショップなるものを知っているか?」
「あぁ、そういえば、インターネットで調べ物をしていたら偶然見つけて、そんな店があることは知っていますよ。何でも、日本円で1コインで買い物が出来て、それも、その商品はなかなかのスグレモノだとか」
「その百均ショップをインジスカン王国で開けないだろうか?」
「日本に詳しいと言えば、アカツキ伯爵夫妻ですね。日本でも顔が広いらしいですし、お願いすればツテを紹介して頂けると思いますよ」
「そうか。それではすぐに行動に移してくれ」
息子が日本語学校の卒業生。おまけに、かなり練度の高い魔術師も雇っている。
彼なら、日本へ掃き出し窓の魔法で行くことも、土のう袋の魔法で商品を持ち帰ってくることもできるだろう。
商人の息子は、アカツキ伯爵に話を付け、大手百均ショップの営業部長とのアポイントメントを取ることができた。
面会当日、その商人と番頭、その商人の息子と、魔術師、紹介者のアカツキ伯爵が連れ立って百均ショップの営業部長に会った。
「これはこれはようこそいらっしゃいました。どうぞお掛け下さい」
商人は、インジスカン王国で、百均ショップを開きたい旨を伝えた。
その日は概要だけ。
後に、アカツキ伯爵抜きで数度交渉がもたれとうとう許可が下りた。
場所は王都の大通り、大通りにしてもかなり間取りの広い4階建ての建物。
そこを日本の百均ショップ風に内装、外装を整える。
ちなみに、アカツキ伯爵に特別に許可をもらって電気も引いてもらえた。
インターネットにも繋いだので店舗と本部との情報交換もできる。
そうして建物の準備が整い、商品の搬入も開始された。
店を任されたのは番頭と、日本語が分かる商人の息子、ジョー、そして、魔術師。
従業員は簡単な日本語を教わり、日本の店舗で研修を受けている。
自分の指示で、会社の人間に日本語教育をしておいて本当に良かったと思う商人であった。
そして、全ての準備が整い、店はオープンした。
王都民は、珍しいものができたと遠巻きに見ていただけであったが、徐々に客が入り始め、昼過ぎには客でごった返した。
そして、噂が噂を呼び、連日店は客で満員になった。
そのごった返し様は数ヶ月続いた。
*
汲広の下にはスマートフォンが素晴らしいから是非自領でも使いたいという貴族からの要望も押し寄せていた。
そういうときの汲広の言葉は、
「それは、国王に許可をもらってから話を進めましょう」
と、返事をしていた。
すると、本当に、国王から許可が下り、貴族達が、国王の出した許可証を片手にやって来たので、
「それなら、日本の企業に連絡しておきましょう。あとはあちらの裁量次第です」
と、答えた。
そして、その話をアカツキ伯爵は、汲広に丸投げした。
汲広は、役人の網弾野に間に入ってもらいつつ、交渉を重ね、王都での売り上げが良かったらしく、新しい土地に携帯エリアを広げることが了承された。
業者がドローンを飛ばし、その立地から電波塔を建てる場所を計算し、塔を建て、アンテナを工事し、汲広が掃き出し窓の魔法でインジスカン王国集中局に線を渡し、屋内工事をしてもらう。
そして電波チェックをし、完成。それをあちこちの街で行った。
お陰でスマホのエリアが急速に広がった。
そして、同時に携帯電話ショップも作られたため、スマホの所有者もかなり増えた。
しかし、そこは電気が来ていない場所。
夜には充電のため、スマホをショップに預ける人が続出し、夜には電話は繋がらないという事態に発展した。
電気は欲しい。
しかし、発電所を作る予算はインジスカン王国にはない。
こればかりはしばらくは打開策を見いだせない汲広であった。
プロパンの件は汲広はノータッチだ。
水道が使えるようになり、ガスはあちら側が手配したので仮設ではないトイレ、にお風呂もできた。
あと、食堂には厨房もでき、温かい食事が食べられると好評であった。
*
所変わって王都シンダーグスのとある貴族邸。
そこに招かれた商人は、ある商品が目に留まった。
「これはなかなか見ないものですな。どこの商会からお求めに?」
「あぁ、それは、日本へ視察に行ったときに買ったものですよ。かなり安い値段の物がズラリと並んだ店舗でして、値段に似合わず、なかなかのスグレモノですよ」
「ほぉ。これはこれは」
貴族は他にも百均グッズを商人に見せた。
屋敷から出た後もそのグッズのことが頭から離れない。
意を決した商人は、それを商売にすることを決断する。
幸いにも、その商人は、息子を日本語学校へ入学させ、もう彼は卒業している。その商人は息子に、
「おい、ジョー、百均ショップなるものを知っているか?」
「あぁ、そういえば、インターネットで調べ物をしていたら偶然見つけて、そんな店があることは知っていますよ。何でも、日本円で1コインで買い物が出来て、それも、その商品はなかなかのスグレモノだとか」
「その百均ショップをインジスカン王国で開けないだろうか?」
「日本に詳しいと言えば、アカツキ伯爵夫妻ですね。日本でも顔が広いらしいですし、お願いすればツテを紹介して頂けると思いますよ」
「そうか。それではすぐに行動に移してくれ」
息子が日本語学校の卒業生。おまけに、かなり練度の高い魔術師も雇っている。
彼なら、日本へ掃き出し窓の魔法で行くことも、土のう袋の魔法で商品を持ち帰ってくることもできるだろう。
商人の息子は、アカツキ伯爵に話を付け、大手百均ショップの営業部長とのアポイントメントを取ることができた。
面会当日、その商人と番頭、その商人の息子と、魔術師、紹介者のアカツキ伯爵が連れ立って百均ショップの営業部長に会った。
「これはこれはようこそいらっしゃいました。どうぞお掛け下さい」
商人は、インジスカン王国で、百均ショップを開きたい旨を伝えた。
その日は概要だけ。
後に、アカツキ伯爵抜きで数度交渉がもたれとうとう許可が下りた。
場所は王都の大通り、大通りにしてもかなり間取りの広い4階建ての建物。
そこを日本の百均ショップ風に内装、外装を整える。
ちなみに、アカツキ伯爵に特別に許可をもらって電気も引いてもらえた。
インターネットにも繋いだので店舗と本部との情報交換もできる。
そうして建物の準備が整い、商品の搬入も開始された。
店を任されたのは番頭と、日本語が分かる商人の息子、ジョー、そして、魔術師。
従業員は簡単な日本語を教わり、日本の店舗で研修を受けている。
自分の指示で、会社の人間に日本語教育をしておいて本当に良かったと思う商人であった。
そして、全ての準備が整い、店はオープンした。
王都民は、珍しいものができたと遠巻きに見ていただけであったが、徐々に客が入り始め、昼過ぎには客でごった返した。
そして、噂が噂を呼び、連日店は客で満員になった。
そのごった返し様は数ヶ月続いた。
*
汲広の下にはスマートフォンが素晴らしいから是非自領でも使いたいという貴族からの要望も押し寄せていた。
そういうときの汲広の言葉は、
「それは、国王に許可をもらってから話を進めましょう」
と、返事をしていた。
すると、本当に、国王から許可が下り、貴族達が、国王の出した許可証を片手にやって来たので、
「それなら、日本の企業に連絡しておきましょう。あとはあちらの裁量次第です」
と、答えた。
そして、その話をアカツキ伯爵は、汲広に丸投げした。
汲広は、役人の網弾野に間に入ってもらいつつ、交渉を重ね、王都での売り上げが良かったらしく、新しい土地に携帯エリアを広げることが了承された。
業者がドローンを飛ばし、その立地から電波塔を建てる場所を計算し、塔を建て、アンテナを工事し、汲広が掃き出し窓の魔法でインジスカン王国集中局に線を渡し、屋内工事をしてもらう。
そして電波チェックをし、完成。それをあちこちの街で行った。
お陰でスマホのエリアが急速に広がった。
そして、同時に携帯電話ショップも作られたため、スマホの所有者もかなり増えた。
しかし、そこは電気が来ていない場所。
夜には充電のため、スマホをショップに預ける人が続出し、夜には電話は繋がらないという事態に発展した。
電気は欲しい。
しかし、発電所を作る予算はインジスカン王国にはない。
こればかりはしばらくは打開策を見いだせない汲広であった。
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