78 / 167
第四章 世界の工場
教習所通いと中古車の購入
しおりを挟む
「ねぇ網弾野さん、車の免許が欲しい」
「岡塚さん、いきなりですね」
汲広は教習所に入所希望を出したのだが断られたのだ。
「岡塚さんにはお世話になっていますし、あの特措法も成人と認めてますし、そちらは手を回しておきますよ」
「ありがとう網弾野さん♪」
そして、ついでに車の所有も認めてもらえるようにそちらの書類もお願いして、数日後、それらの書類ができたというので網弾野の下へ行き、書類を受け取ると、また、汲広は教習所へと行くのであった。
「貴方の年齢じゃ無理ですよ」
「今日は、所轄官庁からの許可証を持参しました」
そう言って書類を渡すと、受付は上司らしい者のところへ書類を持って行き、その上司らしき人物は電話を掛けた。しばらく受付近くで待たされて、
「分かりました。入所を許可します」
「やったね♪」
そして、汲広の教習所通いがスタートしたのであった。
そして、技能教習初日、まずは車の周りに危険物が無いかチェックさせられ、無いことを確認すると、
「ニュートラルになっていることを確認して、エンジンを掛けて下さい」
「はい」
指示通りにエンジンを掛け、
「それでは、クラッチを床まで踏んでギアを1速に入れて下さい」
「はい」
ギヤを1速に入れる。
「進入する方向に危険が無いか確認したら、方向指示器を出しながら走り出して下さい」
「分かりました」
進入する道路の前後を確認の後、危険が無かったため、少しアクセルを開けてから半クラッチにした。車は徐々に走り出し、
「それでは外周をぐるっと回りましょうか」
2速へ、そして3速へ入れて、大体長いところで40kmくらいまで出せるようになると、
「それではS字カーブへと行きましょうか」
タイヤが縁石の外へ落ちないようにハンドルをさばきながらS字カーブを走行する汲広。気をつけてはいるが、脱輪する。
「それではクランクに行ってみましょうか」
こちらもタイヤが縁石の外へ落ちないようにハンドルをさばきながらクランクを走行する。しかし、こちらも気をつけてはいるが、脱輪する。
「それでは時間ですので駐車場に停めて下さい」
駐車場に停めて、ハンドルを真っ直ぐにし、ニュートラルにしてサイドブレーキを引いて、エンジンを止める汲広。
「今日の教習は以上です。はいハンコ。お疲れ様でした」
汲広の初、技能教習はこうして終了するのであった。
汲広はついでとばかり、有名自動車メーカーのパンフレットを集めてから領地へと帰って行った。翌日、インターネットで検索しながらアントネラと話し、
「何気に舗装されていないからオフロードタイプだよな」
「そうですね」
「やはり、電気はあるからハイブリッドか電気自動車だよな」
「ハイブリッドでいいんじゃない?」
そして、アカツキ家の車は、ハイブリッドのオフロードカーに決まるのであった。ただし中古車である。
そして、決まった車を買いに、岡塚邸の割と近所にある新車も中古車も扱うカーディーラーへ行って必要書類を作成して即金で注文するのであった。
「しかし、書類が揃っているので注文を承りますが、岡塚さん、免許持ってませんよね?」
「ディーラーを出てすぐに国外へ搬送するので、日本の免許はあまり関係ないんですよ」
「よく分かりませんが、法だけは犯さないで下さいね」
注文したものの、手続きに日にちがかかるそうな。その間、汲広は教習所通いをするのであった。
*
半月後、車の手続きが終わったというので汲広は取りに行くことにした。
佐藤頓馬が自動車免許(MT)を持っているというので、ついでにガソリンを入れようと思い、付いてきてもらった。
汲広はまだ公道は走れないのである。
「免許を持っている人を連れて来られたのですね。安心しました」
カーディーラーの人は安心した顔をしていた。
頓馬《とんま》が運転をしてガソリンスタンドへ向かう。
何事も経験ということで、セルフのガソリンスタンドで自分で給油することにした。
「この車は給油口が右にあるので右から入れられるように進入して下さいね。それからお金を入れて、油種は間違わないで下さいね」
何かと面倒であった。
そして、給油が完了すると、強制的に電気自動車モードにして、汲広が運転席に座り、周りを確認して、掃き出し窓の能力を開いてアカツキ邸へ直行した。
念のため、アントネラを呼んで、車を見てもらった。
「まぁ、素敵な車ね。いいんじゃない?」
あとは、頓馬《とんま》の誘導で駐車場へ停め、充電器にかけた。
これからは、インジスカン王国では車が自由に乗れると喜ぶ汲広であった。
「岡塚さん、いきなりですね」
汲広は教習所に入所希望を出したのだが断られたのだ。
「岡塚さんにはお世話になっていますし、あの特措法も成人と認めてますし、そちらは手を回しておきますよ」
「ありがとう網弾野さん♪」
そして、ついでに車の所有も認めてもらえるようにそちらの書類もお願いして、数日後、それらの書類ができたというので網弾野の下へ行き、書類を受け取ると、また、汲広は教習所へと行くのであった。
「貴方の年齢じゃ無理ですよ」
「今日は、所轄官庁からの許可証を持参しました」
そう言って書類を渡すと、受付は上司らしい者のところへ書類を持って行き、その上司らしき人物は電話を掛けた。しばらく受付近くで待たされて、
「分かりました。入所を許可します」
「やったね♪」
そして、汲広の教習所通いがスタートしたのであった。
そして、技能教習初日、まずは車の周りに危険物が無いかチェックさせられ、無いことを確認すると、
「ニュートラルになっていることを確認して、エンジンを掛けて下さい」
「はい」
指示通りにエンジンを掛け、
「それでは、クラッチを床まで踏んでギアを1速に入れて下さい」
「はい」
ギヤを1速に入れる。
「進入する方向に危険が無いか確認したら、方向指示器を出しながら走り出して下さい」
「分かりました」
進入する道路の前後を確認の後、危険が無かったため、少しアクセルを開けてから半クラッチにした。車は徐々に走り出し、
「それでは外周をぐるっと回りましょうか」
2速へ、そして3速へ入れて、大体長いところで40kmくらいまで出せるようになると、
「それではS字カーブへと行きましょうか」
タイヤが縁石の外へ落ちないようにハンドルをさばきながらS字カーブを走行する汲広。気をつけてはいるが、脱輪する。
「それではクランクに行ってみましょうか」
こちらもタイヤが縁石の外へ落ちないようにハンドルをさばきながらクランクを走行する。しかし、こちらも気をつけてはいるが、脱輪する。
「それでは時間ですので駐車場に停めて下さい」
駐車場に停めて、ハンドルを真っ直ぐにし、ニュートラルにしてサイドブレーキを引いて、エンジンを止める汲広。
「今日の教習は以上です。はいハンコ。お疲れ様でした」
汲広の初、技能教習はこうして終了するのであった。
汲広はついでとばかり、有名自動車メーカーのパンフレットを集めてから領地へと帰って行った。翌日、インターネットで検索しながらアントネラと話し、
「何気に舗装されていないからオフロードタイプだよな」
「そうですね」
「やはり、電気はあるからハイブリッドか電気自動車だよな」
「ハイブリッドでいいんじゃない?」
そして、アカツキ家の車は、ハイブリッドのオフロードカーに決まるのであった。ただし中古車である。
そして、決まった車を買いに、岡塚邸の割と近所にある新車も中古車も扱うカーディーラーへ行って必要書類を作成して即金で注文するのであった。
「しかし、書類が揃っているので注文を承りますが、岡塚さん、免許持ってませんよね?」
「ディーラーを出てすぐに国外へ搬送するので、日本の免許はあまり関係ないんですよ」
「よく分かりませんが、法だけは犯さないで下さいね」
注文したものの、手続きに日にちがかかるそうな。その間、汲広は教習所通いをするのであった。
*
半月後、車の手続きが終わったというので汲広は取りに行くことにした。
佐藤頓馬が自動車免許(MT)を持っているというので、ついでにガソリンを入れようと思い、付いてきてもらった。
汲広はまだ公道は走れないのである。
「免許を持っている人を連れて来られたのですね。安心しました」
カーディーラーの人は安心した顔をしていた。
頓馬《とんま》が運転をしてガソリンスタンドへ向かう。
何事も経験ということで、セルフのガソリンスタンドで自分で給油することにした。
「この車は給油口が右にあるので右から入れられるように進入して下さいね。それからお金を入れて、油種は間違わないで下さいね」
何かと面倒であった。
そして、給油が完了すると、強制的に電気自動車モードにして、汲広が運転席に座り、周りを確認して、掃き出し窓の能力を開いてアカツキ邸へ直行した。
念のため、アントネラを呼んで、車を見てもらった。
「まぁ、素敵な車ね。いいんじゃない?」
あとは、頓馬《とんま》の誘導で駐車場へ停め、充電器にかけた。
これからは、インジスカン王国では車が自由に乗れると喜ぶ汲広であった。
0
あなたにおすすめの小説
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
毒舌アイドルは毒の魔物に転生する。
馳 影輝
ファンタジー
毒舌を売りにして芸能界で活躍できる様になった。
元々はアイドルとしてデビューしたが、ヒラヒラの衣装や可愛い仕草も得意じゃ無かった。
バラエティーの仕事を貰って、毒舌でキャラを作ったらこれがハマり役で世間からのウケも良くとんとん拍子で有名人になれた。
だが、自宅に帰ると玄関に見知らぬ男性が立っていて私に近づくと静かにナイフで私を刺した。
アイドル時代のファンかも知れない。
突然の事で、怖くて動けない私は何度も刺されて意識を失った。
主人公の時田香澄は殺されてしまう。
気がつくとダンジョンの最下層にポイズンキラーとい魔物に転生する。
自分の現象を知りショックを受けるが、その部屋の主であるリトラの助言により地上を目指す。
ダンジョンの中で進化を繰り返して強くなり、人間の冒険者達が襲われている所に出くわす。
魔物でありながら、擬態を使って人間としても生きる姿や魔王種への進化を試みたり、数え切れないほどの激動の魔物人生が始まる。
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
異世界もふもふ食堂〜僕と爺ちゃんと魔法使い仔カピバラの味噌スローライフ〜
山いい奈
ファンタジー
味噌蔵の跡継ぎで修行中の相葉壱。
息抜きに動物園に行った時、仔カピバラに噛まれ、気付けば見知らぬ場所にいた。
壱を連れて来た仔カピバラに付いて行くと、着いた先は食堂で、そこには10年前に行方不明になった祖父、茂造がいた。
茂造は言う。「ここはいわゆる異世界なのじゃ」と。
そして、「この食堂を継いで欲しいんじゃ」と。
明かされる村の成り立ち。そして村人たちの公然の秘め事。
しかし壱は徐々にそれに慣れ親しんで行く。
仔カピバラのサユリのチート魔法に助けられながら、味噌などの和食などを作る壱。
そして一癖も二癖もある食堂の従業員やコンシャリド村の人たちが繰り広げる、騒がしくもスローな日々のお話です。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる