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第四章 世界の工場
授業の教科書
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所変わって、王都、シンダーグス。これから、日本語学校、英語学校、パソコン学校合同の会議、通称3校定例会議である。
この会議では、主に、3校全てのカリキュラムに含まれている、スマートフォンの使い方、タブレットの使い方、パソコンの使い方の授業内容について話される。
この、スマートフォンの授業、タブレットの授業、そしてパソコンの授業が始まった当初は、色々と議論が起きたのだが、最近はこなれてきて、粛々と、前期の授業内容で良いか、決議を求められるだけである。アカツキ伯爵が言う。
「それでは、これに反対の意見は?」
誰も手を上げない。
「それでは、賛成多数と見なし、この方向で授業を進めたいと思います」
カリキュラムに関しては、随分先まで決められる。
と、言うのも、事が王都にある3校に限らないからだ。
他の街にはアカツキ伯爵管轄外の、日本語学校、英語学校、パソコン学校がある。アカツキ伯爵は、それらの学校の授業の資料も手がけている。
授業のカリキュラムを直前に話し合っていると、それら、管轄外の学校の資料が間に合わないのである。
「で、普通ならここで会議は終わりになるところですが、3校の先生全員が集まっているこの場で、1つ提案があります。3校の定例の会議でも、日本語学校、英語学校、パソコン学校、個別での定例会議でも、もうあまり授業内容をいじるところが無くなり、前年通りにすることが多くなりました。そこで、在学中に習う内容を1冊の本にしたいと思います。これにより、バラバラな資料を束ねて持ち歩く必要は無くなり、資料の紛失を防げると思うのですが、それを、新入生が入ってきたと同時に渡したいのですが、いかがでしょう?異議のある人は手を上げて下さい」
誰も手を上げない。
「それでは決定とします。それでは次の会議から、この会議と、3校個別の会議で、定例の内容以外に、入学から卒業までのカリキュラムの話しもして、本をまとめたいと思います」
異議のある者は居ない。
「それでは本日の合同会議は終わりとします。解散、お疲れ様でした」
今までは、教科書代わりにプリントを配布していた。
しかし、本になった物でなく、1枚1枚がバラバラなプリントは、紛失しやすかった。
紛失防止と、扱いやすさ、授業内容の変化のなさを考えると、本にするのは良い案だとアカツキ伯爵は考えたのだ。
日本語学校、英語学校、パソコン学校、個別の会議と、3校定例会議での話し合いの末、内容はほぼ、前年度を踏襲する形となった。
今期生の授業はまだ始まったばかり。
教科書が欲しいか各校全員に聞いたところ、全員が欲しいと返事したため、全員分の教科書を作り、教科書が出来次第、教科書を使った授業に切り替えることにした。
アカツキ伯爵管轄外の学校にも教科書について説明をし、プリントからそちらに変えないかと提案したところ、賛成してくれた。
そうすると、アカツキ伯爵の出番である。
今までの授業のプリントのデータはアカツキ伯爵が持っている。
それを編集し、本にできるデータに落とし込み、必要分を製本のできる日本の印刷業者にデータを送り、不具合を見てもらって何度かデータのやりとりをしながら生徒、教師の人数分と、予備数冊、製本してもらうことにした。本ができるのには日数がかかる。
その間は今まで通り、プリントを渡していた。しばらくして、
「本が届きました」
実際には日時を指定され、掃き出し窓の能力で取りに行ったのだが、本が出来上がった。
「それでは、まずは、先生に本を渡しますので、間違いがあったら指摘して下さい。間違いがあったら本を修正するのではなく、口頭で間違いを教え、生徒に修正させます。来期生の教科書は、その間違いを修正した本を渡そうと思います」
先生方に間違いが無いかチェックしてもらった。どうやら無いようである。アカツキ伯爵は、
「それでは次の授業で教科書を生徒に配布して下さい。他校には私が持って行きますので」
そうして、アカツキ伯爵は、人数分の教科書を先生に渡し、他校へ行くのであった。
「教科書にするとは思い切りましたね」
ここは学校の職員室。ここにはアカツキ伯爵とステファニアだけが残っている。
「授業内容に変更は無いし、プリントを紛失したという生徒もちらほらいた。本にするのが遅いくらいだよ」
「そうですね。本にすると紛失のリスクが軽減されますものね」
これからはプリント配布は時事ネタを放り込むときくらいになるかな?
アカツキ伯爵にとってもプリントを作らなくてもよくなり、時間の節約になるのであった。
この会議では、主に、3校全てのカリキュラムに含まれている、スマートフォンの使い方、タブレットの使い方、パソコンの使い方の授業内容について話される。
この、スマートフォンの授業、タブレットの授業、そしてパソコンの授業が始まった当初は、色々と議論が起きたのだが、最近はこなれてきて、粛々と、前期の授業内容で良いか、決議を求められるだけである。アカツキ伯爵が言う。
「それでは、これに反対の意見は?」
誰も手を上げない。
「それでは、賛成多数と見なし、この方向で授業を進めたいと思います」
カリキュラムに関しては、随分先まで決められる。
と、言うのも、事が王都にある3校に限らないからだ。
他の街にはアカツキ伯爵管轄外の、日本語学校、英語学校、パソコン学校がある。アカツキ伯爵は、それらの学校の授業の資料も手がけている。
授業のカリキュラムを直前に話し合っていると、それら、管轄外の学校の資料が間に合わないのである。
「で、普通ならここで会議は終わりになるところですが、3校の先生全員が集まっているこの場で、1つ提案があります。3校の定例の会議でも、日本語学校、英語学校、パソコン学校、個別での定例会議でも、もうあまり授業内容をいじるところが無くなり、前年通りにすることが多くなりました。そこで、在学中に習う内容を1冊の本にしたいと思います。これにより、バラバラな資料を束ねて持ち歩く必要は無くなり、資料の紛失を防げると思うのですが、それを、新入生が入ってきたと同時に渡したいのですが、いかがでしょう?異議のある人は手を上げて下さい」
誰も手を上げない。
「それでは決定とします。それでは次の会議から、この会議と、3校個別の会議で、定例の内容以外に、入学から卒業までのカリキュラムの話しもして、本をまとめたいと思います」
異議のある者は居ない。
「それでは本日の合同会議は終わりとします。解散、お疲れ様でした」
今までは、教科書代わりにプリントを配布していた。
しかし、本になった物でなく、1枚1枚がバラバラなプリントは、紛失しやすかった。
紛失防止と、扱いやすさ、授業内容の変化のなさを考えると、本にするのは良い案だとアカツキ伯爵は考えたのだ。
日本語学校、英語学校、パソコン学校、個別の会議と、3校定例会議での話し合いの末、内容はほぼ、前年度を踏襲する形となった。
今期生の授業はまだ始まったばかり。
教科書が欲しいか各校全員に聞いたところ、全員が欲しいと返事したため、全員分の教科書を作り、教科書が出来次第、教科書を使った授業に切り替えることにした。
アカツキ伯爵管轄外の学校にも教科書について説明をし、プリントからそちらに変えないかと提案したところ、賛成してくれた。
そうすると、アカツキ伯爵の出番である。
今までの授業のプリントのデータはアカツキ伯爵が持っている。
それを編集し、本にできるデータに落とし込み、必要分を製本のできる日本の印刷業者にデータを送り、不具合を見てもらって何度かデータのやりとりをしながら生徒、教師の人数分と、予備数冊、製本してもらうことにした。本ができるのには日数がかかる。
その間は今まで通り、プリントを渡していた。しばらくして、
「本が届きました」
実際には日時を指定され、掃き出し窓の能力で取りに行ったのだが、本が出来上がった。
「それでは、まずは、先生に本を渡しますので、間違いがあったら指摘して下さい。間違いがあったら本を修正するのではなく、口頭で間違いを教え、生徒に修正させます。来期生の教科書は、その間違いを修正した本を渡そうと思います」
先生方に間違いが無いかチェックしてもらった。どうやら無いようである。アカツキ伯爵は、
「それでは次の授業で教科書を生徒に配布して下さい。他校には私が持って行きますので」
そうして、アカツキ伯爵は、人数分の教科書を先生に渡し、他校へ行くのであった。
「教科書にするとは思い切りましたね」
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「そうですね。本にすると紛失のリスクが軽減されますものね」
これからはプリント配布は時事ネタを放り込むときくらいになるかな?
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