異世界マゼマゼ奮闘記

ぷい16

文字の大きさ
144 / 167
第五章 流通革命

スズケホーズ伯爵夫妻と一緒に面談

しおりを挟む
 第一流通部門を見学しに行ったり、日本観光などをしたあと、スズケホーズ伯爵は、執務があるからと数日は会わずにおいた。

 アカツキ伯爵やステファニアも、領地巡りや書類仕事がある。互いに執務は忙しい。


 そうして数日が過ぎた頃、求人募集をしていたのが人が集まってきた。

 従者を介して”面接いつにしますか?”と問い合わせて、日取りを決める。


 そして、面接当日、面接官は、アカツキ伯爵夫妻、スズケホーズ伯爵夫妻である。

 来た人を見ての判断になるが、今回は、スズケホーズ領の人を多めに採ろうと思う。

 アカツキ伯爵夫妻、スズケホーズ伯爵夫妻は、どの人が仕事にふさわしいかを話し合いながら面接をした。

 結局、16人採用にした。これでしばらくは人員募集をしなくても大丈夫だろう。


 そして、また執務をはさんで、後日、合格者に集まってもらった。

 スズケホーズ伯爵夫妻にも来てもらった。

 ざっと仕事の説明をする。

 そして、スズケホーズ伯爵夫妻に、仕事に必要な能力を、今回の採用者に授けてもらった。

 アカツキ伯爵は少し心配だった。

 スズケホーズ伯爵夫妻が、ちゃんと必要な分、仕事に必要な能力を授けられるかどうか。そして、


「何か困ったことがあったらまた呼んでくれ」


 と、アカツキ伯爵は言いながら、合格者を佐藤夫妻に預けた。

 アカツキ伯爵夫妻やスズケホーズ伯爵夫妻は、自領の執務に戻った。


 その日の終礼時には、アカツキ伯爵は、また、第一流通部門に行って、新人の様子を聞いてみた。

 佐藤さとう頓馬とんまは、


「初日なので何とも言えませんが、順調に教育できてますよ」


 と言っていた。

 その後も、領地視察や書類仕事のかたわら、終礼には第一流通部門を訪れたが、順調との返事だったので、


「何か困ったことがあったらまた呼んでくれ」


 と、伝えて、第一流通部門に通うのはめることにした。



 もうこの頃には第四、第五工業団地も建設が始まっており、第四、第五流通部門は、建設に必要な物資を日本から運び出している最中であった。

 なので、第四、第五流通部門は稼働状態である。

 第一流通部門より、そちらの方が問題が起こりやすいかと、今度はアカツキ伯爵は、第四、第五流通部門に通い始めた。

 しかし、第四流通部門のリーダーのブレッド夫妻も、第五流通部門のリーダーのグロス夫妻も、第二、第三流通部門ができた当初のことをよく聞いていたので、そちらも問題らしい問題は特になかった。

 それもこれも、今まで、問題が起きたときにスキカに泣きつきながらも問題を潰してきた成果が現われたのかなぁと今まで自分たちがやって来た成果なのだと納得した。


 アカツキ伯爵は、第四、第五流通部門に通うのもめた。

 みな、人材はちゃんと育っている。

 自分が出向かずとも問題は対処される。

 呼ばれたり、たまに視察に行く以外は流通部門をむやみにのぞくのはめようと思うアカツキ伯爵であった。


 そんな中、執務中に書類を見ていると、第六,第七、第八流通部門の計画が持ち上がったらしい。

 持ち上がっただけで、やることは決まっているが、どこに作るかなど、詳細はまだ何も決まっていないらしいが。

 この用紙をコピーし、従者にスズケホーズ伯爵まで届けて欲しいと依頼し、この書類の送り主に、”これから、流通部門は、スズケホーズ伯爵も管理するから、これからはスズケホーズ伯爵にも計画は知らせて欲しい”と、返事を書いておいた。



 流通部門へ通うのをめたアカツキ伯爵は、みなの、神代魔法、中級編の実験の進み具合が気になって、記憶を思い出してみた。

 アカツキ伯爵が流通部門に気を取られている間に、みな、順調に自分の物にしているようだ。


 次の日、アカツキ伯爵とステファニアは、地図を片手に二人でドライブに出かけた。

 神代魔法、中級編の中には、攻撃魔法があり、町中では試せないため、近くに村や町がなく、いわゆる人里離れた場所を探しているのである。

 そして、山のふもとまで車で近づき、


「この山の山頂くらいなら人も来ないか」

 と、車を降り、地図を見ながら、掃き出し窓の能力で、一気に山頂まで登った。

 高い山なので、ふもとはうっそうとした森になっていたのだが、山頂は植物らしいものはほとんどなかった。

 アカツキ伯爵は、


「この辺りなら、人も寄りつかないだろうし、魔術の練習ができるかな?」

「そうですね。この辺りなら他の人の邪魔じゃまにはならないでしょう」


 そんな二人は、場所を覚えて、車まで戻り、領主邸まで車を運転して戻った。


 アカツキ伯爵もステファニアも楽しみであった。

 今まで周りに危険がないようけていた攻撃魔法を練習する場所が見つかり、明日からは練習できそうだからだ。

 これが終われば神代魔法、中級編は、ほぼ、全て習得状態になる。

 全て習得できれば高等編を読むことができるのだ。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活

空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。 最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。 ――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に…… どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。 顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。 魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。 こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す―― ※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。

毒舌アイドルは毒の魔物に転生する。

馳 影輝
ファンタジー
毒舌を売りにして芸能界で活躍できる様になった。 元々はアイドルとしてデビューしたが、ヒラヒラの衣装や可愛い仕草も得意じゃ無かった。 バラエティーの仕事を貰って、毒舌でキャラを作ったらこれがハマり役で世間からのウケも良くとんとん拍子で有名人になれた。 だが、自宅に帰ると玄関に見知らぬ男性が立っていて私に近づくと静かにナイフで私を刺した。 アイドル時代のファンかも知れない。 突然の事で、怖くて動けない私は何度も刺されて意識を失った。 主人公の時田香澄は殺されてしまう。 気がつくとダンジョンの最下層にポイズンキラーとい魔物に転生する。 自分の現象を知りショックを受けるが、その部屋の主であるリトラの助言により地上を目指す。 ダンジョンの中で進化を繰り返して強くなり、人間の冒険者達が襲われている所に出くわす。 魔物でありながら、擬態を使って人間としても生きる姿や魔王種への進化を試みたり、数え切れないほどの激動の魔物人生が始まる。

五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~

よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】 多くの応援、本当にありがとうございます! 職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。 持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。 偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。 「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。 草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。 頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男―― 年齢なんて関係ない。 五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!

底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
 40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。  しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。  おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。  漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。  この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――

異世界もふもふ食堂〜僕と爺ちゃんと魔法使い仔カピバラの味噌スローライフ〜

山いい奈
ファンタジー
味噌蔵の跡継ぎで修行中の相葉壱。 息抜きに動物園に行った時、仔カピバラに噛まれ、気付けば見知らぬ場所にいた。 壱を連れて来た仔カピバラに付いて行くと、着いた先は食堂で、そこには10年前に行方不明になった祖父、茂造がいた。 茂造は言う。「ここはいわゆる異世界なのじゃ」と。 そして、「この食堂を継いで欲しいんじゃ」と。 明かされる村の成り立ち。そして村人たちの公然の秘め事。 しかし壱は徐々にそれに慣れ親しんで行く。 仔カピバラのサユリのチート魔法に助けられながら、味噌などの和食などを作る壱。 そして一癖も二癖もある食堂の従業員やコンシャリド村の人たちが繰り広げる、騒がしくもスローな日々のお話です。

40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私 とうとうキレてしまいました なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが 飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした…… スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます

企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する 

namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。  転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。  しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。  凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。  詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。  それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。  「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」  前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。  痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。  そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。 これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。

神様の忘れ物

mizuno sei
ファンタジー
 仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。  わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。

処理中です...