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第六章 神様を起こしに
汲広とステファニア、城へ向かう
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カーンカーンカーンと軽快な音が響く。
「トゥオー」
ここは天界の訓練場。
汲広とハウニールが訓練をしている。
ハウニールが左けさぎりをしたところを汲広が木剣で滑らせて躱しながら踏み込み、正面から切りつけた。
カーン
汲広の渾身の切りつけも、ハウニールが木剣を打ち付けて躱したところで汲広がこらえきれず、木剣を手放してしまう。
木剣は地面に落ち、ハウニールを睨みながら、汲広は木剣を取りに走ると、
「今日はここまでにしよう」
と、ハウニールは言うのであった。
「剣を落としたものの、打ち返すだけの技能が身についている。良くなっているぞ!」
「ありがとうございました」
汲広は礼をしてその場を辞する。
次はランニングだ。
昨日よりもちょっとだけ距離を伸ばしてみよう。
そう考えながら走り始める汲広であった。
「ファイアーボール!」
虚空に生み出されたソフトボールくらいの火の玉は、相手に一直線に向かっていく。以前と比べて移動速度が速い。
「シールド!」
しかし、その火の玉は、相手に届く直前、魔法で生み出された盾に弾き飛ばされてしまうのである。しかし、アレリアのマントが少しだけ焦げた。
「アイシクルボール!」
アレリアが虚空に氷の玉を出現させ、ステファニアめがけて高速で発射する。
「シールド!」
その玉を盾で防ぎながら滑らせることによって軌道を変え、氷の玉は後方で爆さんした。
・
・
・
「今日はこの辺にしましょう」
アレリアが言う。
「今日の攻撃は防ぎきれなかったわ。うまくなっているじゃない」
「ありがとうございます」
「魔法の起動が早くなっているし、射出速度もコントロールもうまくなっているわ。もう戦いに出せるくらいよ」
「ありがとうぎざいます」
「じゃ、基礎トレーニング、頑張ってね♪」
「はい」
ステファニアは走って行ってしまった。
水筒の入ったバッグを取り、背中に背負うと、走り込みに行った。
「出発も、もうそろそろかしらねぇ」
アレリアは独り言をつぶやくのであった。
ステファニアも走り込みや腕立て、腹筋、背筋、スクワットなどの基礎トレーニングを積んでいる。
汲広も基礎トレーニングと同時に魔法の攻撃練習もしている。
基礎体力はもう十分付いた。
魔法もまずまずで、もう戦いに出しても大丈夫なくらい成長していた。
「もう戦いに出してもいいくらいに成長したか」
ハウニールとアレリアから報告を受けたスキカは、そう言うのであった。
「真剣こそ持たせていませんが、木剣で私に打ち返せるくらいには成長しました」
「二人とも、魔法の起動が早くなっていますし、射出速度もコントロールもうまくなっています」
「そうか」
スキカは少しだけ考えた後、
「では、明後日出発させるか」
そう言うのであった。
次の日は、出発準備に当てられた。訓練はお休み。携帯食料やら水などを用意した。
そしてまた次の日、出発に日である。
「「お世話になりました」」
「いや、こちらの我が儘を聞いてもらって、こちらこそ感謝する」
ここは神、ガリャクシールの城の前。
城全体をシャボン玉のように半球状に虹色にきらめく薄い膜が覆っている。
これが結界なのだそうだ。
「結界をくぐりきったら、少しそこで待っておるのだぞ」
「分かりました」
汲広とステファニアが結界に触れる。
少しぞわっとしたが、弾かれるわけでもなくそのまま通れそうだ。
「弾かれない、それだけですごいのだがなぁ」
結界は薄い膜。汲広とステファニアはすぐに結界を通り抜けると回れ右をした。
「それでは、他のお前たちと知識を共有するぞ」
「「はい」」
スキカの手には淡い光を放ち、それが大きくなって汲広とステファニアを包み込み、やがて、その光は消えるのであった。
「今日は城に入らず、記憶の整理をして、明日、城に入るのだぞ」
「はい。分かりました」
そうしてスキカは歩いて去って行くのであった。
「記憶の整理と言われてもなぁ」
初め、新しい記憶の量に圧倒された。
そして、何から手を付けて良いのやら途方に暮れた。
(まずは名前の視覚化、次に記憶に名前を付ける能力を憶えなさい。今送ってやる)
突然脳内に声が響いた。
そして情報が飛んできた。
汲広はそれを受け入れ、その2つの魔法が使えるようになった。
(次はステファニアだ)
ステファニアもその2つの魔法が使えるようになった。
(あなたは誰ですか?)
汲広は気になったので、聞いてみた。
(インジスカン王国に住む暁悠生だ。区別をするためアカツキ伯爵と呼ばれている)
「トゥオー」
ここは天界の訓練場。
汲広とハウニールが訓練をしている。
ハウニールが左けさぎりをしたところを汲広が木剣で滑らせて躱しながら踏み込み、正面から切りつけた。
カーン
汲広の渾身の切りつけも、ハウニールが木剣を打ち付けて躱したところで汲広がこらえきれず、木剣を手放してしまう。
木剣は地面に落ち、ハウニールを睨みながら、汲広は木剣を取りに走ると、
「今日はここまでにしよう」
と、ハウニールは言うのであった。
「剣を落としたものの、打ち返すだけの技能が身についている。良くなっているぞ!」
「ありがとうございました」
汲広は礼をしてその場を辞する。
次はランニングだ。
昨日よりもちょっとだけ距離を伸ばしてみよう。
そう考えながら走り始める汲広であった。
「ファイアーボール!」
虚空に生み出されたソフトボールくらいの火の玉は、相手に一直線に向かっていく。以前と比べて移動速度が速い。
「シールド!」
しかし、その火の玉は、相手に届く直前、魔法で生み出された盾に弾き飛ばされてしまうのである。しかし、アレリアのマントが少しだけ焦げた。
「アイシクルボール!」
アレリアが虚空に氷の玉を出現させ、ステファニアめがけて高速で発射する。
「シールド!」
その玉を盾で防ぎながら滑らせることによって軌道を変え、氷の玉は後方で爆さんした。
・
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・
「今日はこの辺にしましょう」
アレリアが言う。
「今日の攻撃は防ぎきれなかったわ。うまくなっているじゃない」
「ありがとうございます」
「魔法の起動が早くなっているし、射出速度もコントロールもうまくなっているわ。もう戦いに出せるくらいよ」
「ありがとうぎざいます」
「じゃ、基礎トレーニング、頑張ってね♪」
「はい」
ステファニアは走って行ってしまった。
水筒の入ったバッグを取り、背中に背負うと、走り込みに行った。
「出発も、もうそろそろかしらねぇ」
アレリアは独り言をつぶやくのであった。
ステファニアも走り込みや腕立て、腹筋、背筋、スクワットなどの基礎トレーニングを積んでいる。
汲広も基礎トレーニングと同時に魔法の攻撃練習もしている。
基礎体力はもう十分付いた。
魔法もまずまずで、もう戦いに出しても大丈夫なくらい成長していた。
「もう戦いに出してもいいくらいに成長したか」
ハウニールとアレリアから報告を受けたスキカは、そう言うのであった。
「真剣こそ持たせていませんが、木剣で私に打ち返せるくらいには成長しました」
「二人とも、魔法の起動が早くなっていますし、射出速度もコントロールもうまくなっています」
「そうか」
スキカは少しだけ考えた後、
「では、明後日出発させるか」
そう言うのであった。
次の日は、出発準備に当てられた。訓練はお休み。携帯食料やら水などを用意した。
そしてまた次の日、出発に日である。
「「お世話になりました」」
「いや、こちらの我が儘を聞いてもらって、こちらこそ感謝する」
ここは神、ガリャクシールの城の前。
城全体をシャボン玉のように半球状に虹色にきらめく薄い膜が覆っている。
これが結界なのだそうだ。
「結界をくぐりきったら、少しそこで待っておるのだぞ」
「分かりました」
汲広とステファニアが結界に触れる。
少しぞわっとしたが、弾かれるわけでもなくそのまま通れそうだ。
「弾かれない、それだけですごいのだがなぁ」
結界は薄い膜。汲広とステファニアはすぐに結界を通り抜けると回れ右をした。
「それでは、他のお前たちと知識を共有するぞ」
「「はい」」
スキカの手には淡い光を放ち、それが大きくなって汲広とステファニアを包み込み、やがて、その光は消えるのであった。
「今日は城に入らず、記憶の整理をして、明日、城に入るのだぞ」
「はい。分かりました」
そうしてスキカは歩いて去って行くのであった。
「記憶の整理と言われてもなぁ」
初め、新しい記憶の量に圧倒された。
そして、何から手を付けて良いのやら途方に暮れた。
(まずは名前の視覚化、次に記憶に名前を付ける能力を憶えなさい。今送ってやる)
突然脳内に声が響いた。
そして情報が飛んできた。
汲広はそれを受け入れ、その2つの魔法が使えるようになった。
(次はステファニアだ)
ステファニアもその2つの魔法が使えるようになった。
(あなたは誰ですか?)
汲広は気になったので、聞いてみた。
(インジスカン王国に住む暁悠生だ。区別をするためアカツキ伯爵と呼ばれている)
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