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第六章 神様を起こしに
神のお仕事―2―聖人アーキュラーと女神様
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”バズッ”
植物の大きな葉の根元を切り、下に容器をあてがい、樹液が出るのをじっと待つ。
やがて、植物からじわっと水分が出てきて、あてがった容器に受ける。
「ここのヒャルホッコイももう粗方切ったな。次の水分をどこに求めるか…」
ここは某国某所、水が無くなり、水分不足で亡くなった者も多数出ている。
ここには、長老、長老の息子、長老の孫を中心にまとまってはいるが、日に日に動ける者が少なくなっている。
「これをコーセイに飲ませてやってくれ。彼が一番弱っていたであろう」
容器を村人に渡し、
「それもこれも、全部あいつらのせいだ」
長老の孫娘、アーキュラーはそう言って、次の仕事に向かった。
村の夜は早い。
食事は取ってきた果物だ。
しかし、水分不足で果物も年々減っている。
食事の果物は、水分補給も兼ねている。
食べたあとは寝るだけだ。
動くだけで腹も減り、水分も減る。
アーキュラーが、うつらうつらしていると、
「アーキュラー、アーキュラー」
アーキュラーは呼ばれているような気がした。
眠い目をこすりながら、そっと目を開けてみると、自分たちより余程綺麗な身なりをした、綺麗な女性がいた。
後ろからは後光が差している。
「貴女は?」
「私はフィリフレネシア。貴女たちを助けに来ました」
そう言うと、フィリフレネシアはこの村で一番大きな水瓶を持って来させた。
「クリエイトウォーター」
フィリフレネシアがそう唱えると、水瓶が水で満たされた。
呆気にとられたアーキュラーに、
「私、この技を貴女に授けたいと思っているの」
これだけの水があればどれだけの命が助かるであろう?
「村人を助けるため、是非、お願いします」
「そう?じゃぁ、ちょっとしゃがんで」
そう言うと、フィリフレネシアは彼女の頭に手をかざし、能力を授けるのであった。
光が消え、フィリフレネシアが手を離すとアーキュラーは、
「水を呼ぶのが『クリエイトウォーター』、あと一つは?」
「それは水脈を探すときに使ってね♪。水脈が分ればそこを掘れば水が湧き出るから。あと、植物にも水をやってね。植物も水がなくて困っているみたいなの」
そして、フィリフレネシアは井戸の作り方を教えた。
すると、アーキュラーは、
「貴女は何故、私たちにそんなに親切にしてくれるのですか?」
と、そう尋ねた。すると、フィリフレネシアは、
「貴女たちとは遠い、とーっても遠い親戚なの。しかし、私にとっては我が子同然なの。かわいい我が子が困っているときに助けない親はいないでしょ?」
アーキュラーは、分ったような、分らないような心持ちになったが、フィリフレネシアを見ると、あぁ、私は愛されているんだなぁと実感し、納得した。
「これで、貴女はこの村を救い、周りの村も救い、多くの人々を救ってちょうだい。貴女にはできるわ。それを見定めて、私は、貴女にこうして会いに来たんだもの」
「分りました。私、やります!」
そうして、フィリフレネシアはスッと消えた。
しばしボーッとしたアーキュラーは、我に返ると、
「水が手に入ったぞーーー!!!」
そう叫んで、やっと眠りについた村人をたたき起こし、
「女神様が水を恵んで下さった。さぁ、飲め。好きなだけ飲め!」
そう叫んで、村人は、久しぶりに鱈腹水を飲んだ。
弱っていた者も、その後、日が経てば、徐々に体力が回復していった。
水を飲んだ村人は、その後、ぐっすり眠れた。
久しぶりにぐっすりと。
翌日、村人に果物を取りに行かせ、残った村人で、その日見つけた大きな水脈の上を掘った。
2日掘り進めると水が湧き出てきた。
村は大きな歓声に湧いた。
そして、果物用にも別の水脈の井戸を掘り、アーキュラーは、これを果物の木の周りにまくように指示する。
「この貴重な水を果物にまくのですか?」
「あぁ。食べるためには果物はなくてはならない。木も水を欲している。枯れてしまう前に水をやって木を残すことを女神様に教わった」
そうして村が水で潤うと、アーキュラーは、数人の仲間を連れて旅に出ると言い出した。
長老が、
「本当に行くのかい?」
「えぇ。女神様との約束ですから」
そうしてアーキュラー達一行は、水がなくて困っている村々に水を与える旅に出るのであった。
後に言う、聖人アーキュラーと、女神様のお話しでした。
植物の大きな葉の根元を切り、下に容器をあてがい、樹液が出るのをじっと待つ。
やがて、植物からじわっと水分が出てきて、あてがった容器に受ける。
「ここのヒャルホッコイももう粗方切ったな。次の水分をどこに求めるか…」
ここは某国某所、水が無くなり、水分不足で亡くなった者も多数出ている。
ここには、長老、長老の息子、長老の孫を中心にまとまってはいるが、日に日に動ける者が少なくなっている。
「これをコーセイに飲ませてやってくれ。彼が一番弱っていたであろう」
容器を村人に渡し、
「それもこれも、全部あいつらのせいだ」
長老の孫娘、アーキュラーはそう言って、次の仕事に向かった。
村の夜は早い。
食事は取ってきた果物だ。
しかし、水分不足で果物も年々減っている。
食事の果物は、水分補給も兼ねている。
食べたあとは寝るだけだ。
動くだけで腹も減り、水分も減る。
アーキュラーが、うつらうつらしていると、
「アーキュラー、アーキュラー」
アーキュラーは呼ばれているような気がした。
眠い目をこすりながら、そっと目を開けてみると、自分たちより余程綺麗な身なりをした、綺麗な女性がいた。
後ろからは後光が差している。
「貴女は?」
「私はフィリフレネシア。貴女たちを助けに来ました」
そう言うと、フィリフレネシアはこの村で一番大きな水瓶を持って来させた。
「クリエイトウォーター」
フィリフレネシアがそう唱えると、水瓶が水で満たされた。
呆気にとられたアーキュラーに、
「私、この技を貴女に授けたいと思っているの」
これだけの水があればどれだけの命が助かるであろう?
「村人を助けるため、是非、お願いします」
「そう?じゃぁ、ちょっとしゃがんで」
そう言うと、フィリフレネシアは彼女の頭に手をかざし、能力を授けるのであった。
光が消え、フィリフレネシアが手を離すとアーキュラーは、
「水を呼ぶのが『クリエイトウォーター』、あと一つは?」
「それは水脈を探すときに使ってね♪。水脈が分ればそこを掘れば水が湧き出るから。あと、植物にも水をやってね。植物も水がなくて困っているみたいなの」
そして、フィリフレネシアは井戸の作り方を教えた。
すると、アーキュラーは、
「貴女は何故、私たちにそんなに親切にしてくれるのですか?」
と、そう尋ねた。すると、フィリフレネシアは、
「貴女たちとは遠い、とーっても遠い親戚なの。しかし、私にとっては我が子同然なの。かわいい我が子が困っているときに助けない親はいないでしょ?」
アーキュラーは、分ったような、分らないような心持ちになったが、フィリフレネシアを見ると、あぁ、私は愛されているんだなぁと実感し、納得した。
「これで、貴女はこの村を救い、周りの村も救い、多くの人々を救ってちょうだい。貴女にはできるわ。それを見定めて、私は、貴女にこうして会いに来たんだもの」
「分りました。私、やります!」
そうして、フィリフレネシアはスッと消えた。
しばしボーッとしたアーキュラーは、我に返ると、
「水が手に入ったぞーーー!!!」
そう叫んで、やっと眠りについた村人をたたき起こし、
「女神様が水を恵んで下さった。さぁ、飲め。好きなだけ飲め!」
そう叫んで、村人は、久しぶりに鱈腹水を飲んだ。
弱っていた者も、その後、日が経てば、徐々に体力が回復していった。
水を飲んだ村人は、その後、ぐっすり眠れた。
久しぶりにぐっすりと。
翌日、村人に果物を取りに行かせ、残った村人で、その日見つけた大きな水脈の上を掘った。
2日掘り進めると水が湧き出てきた。
村は大きな歓声に湧いた。
そして、果物用にも別の水脈の井戸を掘り、アーキュラーは、これを果物の木の周りにまくように指示する。
「この貴重な水を果物にまくのですか?」
「あぁ。食べるためには果物はなくてはならない。木も水を欲している。枯れてしまう前に水をやって木を残すことを女神様に教わった」
そうして村が水で潤うと、アーキュラーは、数人の仲間を連れて旅に出ると言い出した。
長老が、
「本当に行くのかい?」
「えぇ。女神様との約束ですから」
そうしてアーキュラー達一行は、水がなくて困っている村々に水を与える旅に出るのであった。
後に言う、聖人アーキュラーと、女神様のお話しでした。
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