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第六章 神様を起こしに
神のお仕事―1―神の雷
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時は戦国時代。
ワブシャン共和国とザサクロス王国が争っていた。
その争いは10年という月日をかけ、苛烈を極め、それぞれの兵は約半数にまで減っていた。
それでもなお争いを止めず、今、全軍が向き合っている。
「怯むな!ワブシャン軍、全軍かかれ!」
「「「おう!」」」
「敵は深手を負っている!叩くなら今だ!ザサクロス軍、進め!」
「「「おう!」」」
両軍が走り出したその時、暗雲が立ちこめた。
そして、両軍の間を分かつように雷が壁のように連続で走り、空には巨大な人影があった。
「我はシャームンドム。お前たちの姿をじっと見ておった」
両軍、何事かと争いを止め、その姿に見入っていた。
「争いばかりしおって。そちらに国は任せられぬな。この場で神の雷をお見舞いして全員殺してしまおうか」
その雷、その姿に戦意を喪失した両軍。
そんな中、声を上げたのはワブシャン共和国の軍務司令官、ジュルダーノであった。
「ザサクロスが悪いのです!人の弱みにつけ込んで、国策で物の値段を真綿で首を絞めるようにジリジリ、ジリジリと上げていき、我らが立ち上がらなければ、国民は飢え死にするところで御座いました!天罰を与えるなら是非、ザサクロスにお与え下さい!」
「「「ザサクロスに罰をお与え下さい!」」」
すると、ザサクロスの軍務局長、ガーレットが反論する。
「そう言うお前たちは我が国に密偵を放ち、国王を暗殺しようとしたではないか!国をまとめ上げる者が居なくなっては国の大事、是非、我が国に混乱を与えようとしたワブシャンにこそ罰をお与え下さい!」
「「「ワブシャンに罰をお与え下さい!」」」
すると、汲広は、
「ええい見苦しい。見ておったと言ったであろうが!どちらにも非がある!懲らしめるなら喧嘩両成敗じゃ!」
一気に顔色が悪くなった両軍。
両軍伴にこれ以上自軍を減らされるわけにはいかない。
ジュルダーノは、
「分りましたぁ!争いを止めます故、どうか、天罰だけはご勘弁下さい!」
負けじとガーレットも、
「戦争はもう止めます。大人しくしますのでどうか天罰だけはご勘弁下さい!」
争いを止めるという言質を取った汲広は、
「争いを止めるならば我は何もせぬ。もう争うなよ!我はいつまでも見守っているからな!」
両軍揃って最敬礼し、
「「「神の慈悲に感謝します!」」」
こうして、ワブシャン共和国とザサクロス王国が中心となった戦国時代は終局するのであった。
「はぁ、神のお仕事疲れる~~!」
「お疲れ様で御座いました。少し休憩の後、また、同じような案件がありますので、そちらも是非」
「えぇー、まだあるんですか?」
「はい。ガリャクシール様が城から出てきませんでしたので、他にも争いを止めて欲しい星がまだいっぱい御座います。命を多く失う案件ですので、是非、そのネックレスを付けられた方には優先的に処理していただきたいと思います」
ここは天界、神の執務室がある階の一室。
地球儀みたいな物がいっぱいある部屋。
その、地球儀みたいな物は各星とリンクしており、サクッとその星に介入したいときはその地球儀みたいな物に干渉するらしい。
ちなみに、ステファニアもこの部屋におり、同じように他の星のいざこざをいさめる仕事をしている。
汲広は一仕事終え、秘書のハフハヒールさんにお茶とお菓子を出してもらい、休憩中である。
「ハフハヒールさん、神のお仕事って他にどんな案件があるんですか?」
「書類仕事が主ですね。神のGOサインさえ出ていれば、あとは眷属が片付ける案件になっております」
「神様っていうのも大変なんですねー。そういえば、ガリャクシールさん、高齢でかなり弱ってましたよ。仕事が一段落したらお見舞いに行きたいんですが時間取れそうですか?」
「仕事が溜まっていますので、しばらくは無理ですね」
そうこう、汲広とハフハヒールさんが話していると、
「はぁー。やっと終わりました」
ステファニアが顔を上げた。ハフハヒールさんはステファニアのところへ行き、
「お疲れ様で御座いました。シャームンドム様と、一時休憩して下さい」
「ありがとうございます」
ステファニアはハフハヒールさんからもらったタオルで顔の汗を拭き、汲広の下へ行き、椅子に座った。
すると、ハフハヒールさんがお茶を入れてくれる。
「まだこういう仕事、たんまりとあるんだってよ」
「神様って大変なんですね」
「もう気力も戻ったから僕は次の仕事をするよ。ステファニアはもうしばらく休憩な」
「ありがとうございます」
ハフハヒールさんは、次の地球儀みたいなものに案内してくれて、これまでのあらましを簡単に教えてくれた。
両軍の間を分かつように雷が壁のように連続で走り、空には巨大な汲広の姿があった。
「この馬鹿者共が!」
ワブシャン共和国とザサクロス王国が争っていた。
その争いは10年という月日をかけ、苛烈を極め、それぞれの兵は約半数にまで減っていた。
それでもなお争いを止めず、今、全軍が向き合っている。
「怯むな!ワブシャン軍、全軍かかれ!」
「「「おう!」」」
「敵は深手を負っている!叩くなら今だ!ザサクロス軍、進め!」
「「「おう!」」」
両軍が走り出したその時、暗雲が立ちこめた。
そして、両軍の間を分かつように雷が壁のように連続で走り、空には巨大な人影があった。
「我はシャームンドム。お前たちの姿をじっと見ておった」
両軍、何事かと争いを止め、その姿に見入っていた。
「争いばかりしおって。そちらに国は任せられぬな。この場で神の雷をお見舞いして全員殺してしまおうか」
その雷、その姿に戦意を喪失した両軍。
そんな中、声を上げたのはワブシャン共和国の軍務司令官、ジュルダーノであった。
「ザサクロスが悪いのです!人の弱みにつけ込んで、国策で物の値段を真綿で首を絞めるようにジリジリ、ジリジリと上げていき、我らが立ち上がらなければ、国民は飢え死にするところで御座いました!天罰を与えるなら是非、ザサクロスにお与え下さい!」
「「「ザサクロスに罰をお与え下さい!」」」
すると、ザサクロスの軍務局長、ガーレットが反論する。
「そう言うお前たちは我が国に密偵を放ち、国王を暗殺しようとしたではないか!国をまとめ上げる者が居なくなっては国の大事、是非、我が国に混乱を与えようとしたワブシャンにこそ罰をお与え下さい!」
「「「ワブシャンに罰をお与え下さい!」」」
すると、汲広は、
「ええい見苦しい。見ておったと言ったであろうが!どちらにも非がある!懲らしめるなら喧嘩両成敗じゃ!」
一気に顔色が悪くなった両軍。
両軍伴にこれ以上自軍を減らされるわけにはいかない。
ジュルダーノは、
「分りましたぁ!争いを止めます故、どうか、天罰だけはご勘弁下さい!」
負けじとガーレットも、
「戦争はもう止めます。大人しくしますのでどうか天罰だけはご勘弁下さい!」
争いを止めるという言質を取った汲広は、
「争いを止めるならば我は何もせぬ。もう争うなよ!我はいつまでも見守っているからな!」
両軍揃って最敬礼し、
「「「神の慈悲に感謝します!」」」
こうして、ワブシャン共和国とザサクロス王国が中心となった戦国時代は終局するのであった。
「はぁ、神のお仕事疲れる~~!」
「お疲れ様で御座いました。少し休憩の後、また、同じような案件がありますので、そちらも是非」
「えぇー、まだあるんですか?」
「はい。ガリャクシール様が城から出てきませんでしたので、他にも争いを止めて欲しい星がまだいっぱい御座います。命を多く失う案件ですので、是非、そのネックレスを付けられた方には優先的に処理していただきたいと思います」
ここは天界、神の執務室がある階の一室。
地球儀みたいな物がいっぱいある部屋。
その、地球儀みたいな物は各星とリンクしており、サクッとその星に介入したいときはその地球儀みたいな物に干渉するらしい。
ちなみに、ステファニアもこの部屋におり、同じように他の星のいざこざをいさめる仕事をしている。
汲広は一仕事終え、秘書のハフハヒールさんにお茶とお菓子を出してもらい、休憩中である。
「ハフハヒールさん、神のお仕事って他にどんな案件があるんですか?」
「書類仕事が主ですね。神のGOサインさえ出ていれば、あとは眷属が片付ける案件になっております」
「神様っていうのも大変なんですねー。そういえば、ガリャクシールさん、高齢でかなり弱ってましたよ。仕事が一段落したらお見舞いに行きたいんですが時間取れそうですか?」
「仕事が溜まっていますので、しばらくは無理ですね」
そうこう、汲広とハフハヒールさんが話していると、
「はぁー。やっと終わりました」
ステファニアが顔を上げた。ハフハヒールさんはステファニアのところへ行き、
「お疲れ様で御座いました。シャームンドム様と、一時休憩して下さい」
「ありがとうございます」
ステファニアはハフハヒールさんからもらったタオルで顔の汗を拭き、汲広の下へ行き、椅子に座った。
すると、ハフハヒールさんがお茶を入れてくれる。
「まだこういう仕事、たんまりとあるんだってよ」
「神様って大変なんですね」
「もう気力も戻ったから僕は次の仕事をするよ。ステファニアはもうしばらく休憩な」
「ありがとうございます」
ハフハヒールさんは、次の地球儀みたいなものに案内してくれて、これまでのあらましを簡単に教えてくれた。
両軍の間を分かつように雷が壁のように連続で走り、空には巨大な汲広の姿があった。
「この馬鹿者共が!」
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