眠り姫はエリート王子に恋をする

一二三

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番外27.眠り姫は新入社員に嫉妬する 後編

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 篠宮着任から一週間。
 ある意味異例のスピードで、第一営業部にすっかり馴染んでしまった篠宮の歓迎会の日がやってきた。

 お騒がせではあるが、仕事に対しては真面目な姿勢を見せており、先輩社員や上司にはきちんと敬意を払うので、篠宮の部内での評価はそこそこ高かった。
 歓迎会の主役は篠宮なのだが、彼はビール片手に席をあちこち回り、一人一人にお酌と丁寧な挨拶を繰り返している。
 藤堂さえ絡まなければきちんとした子なんだな、と、篠宮に対する冬夜の評価は少し変わりつつあった。

 しかし。

 藤堂の元にお酌に回ってきた途端、その評価は一変する。

「藤堂さぁん!寂しかったです!今日は一日会えなくて、死んじゃうかと思いました!」
「……お前は一体会社に何をしに来てるんだ」
 真面目に仕事しろ、と、篠宮の酌を受けながら、藤堂が渋面を顕わにする。
「仕事してますってば!って言っても、今の所挨拶回りと、先輩の書類作りのお手伝いしてるだけですけどね!」
「そうか。励め」
「もう!どうして僕にそんなに冷たくするんですか?!先生だった時はあんなに優しかったのに!」
 頭だって、良く出来た!いい子いい子って撫でてくれたじゃないですか!と、篠宮はビール瓶を乱暴にテーブルに置くと、強引に藤堂の手を取って、自分の頭頂へと導いた。
 藤堂の大きな手のひらに押し付けるように、ぐりぐりと頭を動かす。
「やめろ。いくつになったんだ、まったく」
「いくつになっても、好きな人からの頭ポンポンナデナデは嬉しいものなのー!」
「ポンポンもナデナデもしてない!」

 べしん、と音を立てて、藤堂が篠宮の頭を叩く。
 「痛ぁい!」と頭を両手で押さえながらも篠宮は嬉しそうで、そんな篠宮を見た藤堂が、一瞬だったがわずかに微笑みを見せた。

 ずきん、と冬夜の胸に痛みが走る。
 そんな風に、篠宮に笑いかけないで欲しい。
 自分以外の人の頭に、触れたりしないで欲しい。
 無愛想に見せていても本当は優しいその姿を、誰にも見せないで欲しい。

 冬夜は自分の表情が嫉妬に醜く歪んでしまうのを恐れて、素早く藤堂と篠宮から視線を外して立ち上がった。
 このまま彼らを見ていたらとんでもない事を口走ってしまいそうで、冬夜はぎゅっと眉間に力を入れて席を離れる。
 誰か、気を遣わなくていい相手。
 冬夜が藤堂の側を離れた理由を、詮索しないでいてくれる相手。

 誰か……と視線をさ迷わせ、藤堂と同じぐらいに大きなシルエットを持った男が視界に入る。
 おっとりしていて、気が小さいようでいて不思議な包容力がある元ラグビー部員。
 冬夜は井上の影に隠れるように、藤堂と篠宮からは見えない場所へ移動して、こっそりと座る。
「あれ?瀬川さんどうしました?」
 気分悪いですか?と、意気消沈した様子の冬夜を心配して、井上が優しい表情で覗き込んできた。
 大丈夫、と首を横に振ると、彼は何も言わず、黙ってテーブルの上の食べ物を冬夜の手元まで引き寄せてくれる。
 新しいグラスにビールを注がれ、冬夜は「お疲れ様」と井上のグラスと乾杯したそれを、一気に飲み干した。

「わっ!瀬川さんそんなにお酒強くないでしょ?!ゆっくりいって下さいよ!」
 タン、とテーブルに叩きつけるようにグラスを置く冬夜に、井上が驚いた様子で目を見開いている。
「ほっとけ井上、自棄になってるだけだろ?」
 テーブルをはさんだ向かい側で、佐塚がニヤニヤとこちらを見ている。
 そうだった。この男がいた。
 井上は冬夜をあれこれ詮索しないが、井上にくっついてるこの男は、一度仕事の仮面が剥がれてしまうと、そこからは他人をからかう事を生きがいとするような性格に変貌する。
 この様子からいって、どうやらすでに仮面は剥がれ、プライベートモードに突入してしまっているようだ。
「ま、あんまり気分がいいもんじゃねぇよなぁ。俺だってアレはイヤだな」
 佐塚の同情するような言葉に、冬夜は大きくため息をつく。
 心が狭いとは思う。けれど、正直に言えば誰にも藤堂に触って欲しくないし、藤堂が誰かに触れるのも嫌だ。
 まあ、飲め、とさらにグラスにビールを注がれて、再び一気飲みする。
「お、結構いけるね瀬川。んじゃ、次は日本酒でもいっとくか?」
「ちょっと佐塚さん!あんまり飲ませたらマズイですって」
 いいからいいから、ダメですって、というやり取りを聞きながら、冬夜は手酌でビールを注ぎ、あおる様にしてそれを喉に流し込んだ。
 さすがに胃がきゅぅっとする。
 そういえば空腹だった、と、手近にある枝豆をつまみ、それからは注がれるビールを、井上に世話を焼かれながら次々と喉に流し込んでいった。

 一体どれぐらいの時間が経っただろう。
 いつの間にか、隣に座っていたはずの井上はいなくなり、佐塚の姿も見当たらない。
 周りの景色も目に入らぬほど深く物思いに沈んでいたらしく、はっと気づけば、いつもの居酒屋のいつもの宴会部屋は、裸に近い男たちの姿で埋め尽くされていた。
 パンツ一枚にネクタイを頭に巻いた佐塚が、困り果てた様子の井上に羽交い絞めにされて、シャツを着せられそうになって暴れている。
 佐塚さん、井上くんの気持ちも考えてあげなきゃ……と小さく呟き、それから、そうだよ、とうんうん、と一人で納得して頷く。
 篠宮が着任してから一週間。
 ほぼ毎日、これでもかというほど藤堂について回る篠宮を、冬夜は嫌と言うほど目にしてきた。
 時には背中からとびつかれ、時には腰に抱き着かれ、さっきは頭まで撫でていた。

 もうダメ。もう限界!と、冬夜は自分の中の我慢のメーターが振り切れるのを感じる。

 冬夜はすっくと立ちあがり、くるりと辺りを見渡す。
 裸の男たちの群れの間から、ちらりと見えるのは藤堂の背中だ。
 ずんずん歩いて裸の男たちに近づき、どいて、と両手で草をかき分けるように裸体を押しのけ、藤堂の元に向かう。

 藤堂は座った腰のあたりに寝そべった篠宮を貼り付かせ、しかめっ面でおもしろくなさそうにビールを飲んでいた。
 そうやって不機嫌になるぐらいなら、はっきり嫌だと断ればいいのに。
 この男は変なところで詰めが甘いというか、手ぬるいというか、隙があるというか、脇が甘いというか……

 冬夜が大きな足音を立てながら近づき、藤堂の側で腕を組んで仁王立ちになると、篠宮含む、藤堂の周りにいたメンバーがぎょっと目をむいてこちらを見た。
 藤堂ですら、驚いた表情で冬夜を見る。

「篠宮、どいて!」

 キッと睨みつけながら強く言い放つと、「えっ?!」と篠宮が寝そべっていた体を慌てて起こす。
 しかし、その腕は縋る様に、藤堂に絡みついたままだ。
 冬夜はせり上がる不快感に、ぎゅっと眉を寄せる。

「篠宮、藤堂から手を離せ。それから藤堂、なんで好きにさせてる?」
 冬夜が発する怒りのオーラに、藤堂はしゃきりと背筋を伸ばし、篠宮はとびのくようにして藤堂から離れた。
 よし、と冬夜は頷く。

「篠宮、はっきり言っておく。こいつ、俺のだからもう触らないで!」
 その場にいた全員が、詳しく言えば、藤堂、篠宮、山口、小沢がぎょっとした様子で硬直する。
「ええと……あ、あの、瀬川主任?」
 突然の俺のもの宣言にうろたえる篠宮に、冬夜はビシっと指を突きつける。
「だから、藤堂は俺のだから、もう触らないでって言ってるの!それから藤堂!」
「はい」
「俺が嫌だから、もう篠宮に触らせないで!わかった?!」
 藤堂は、きょとんとした顔で冬夜を見た後、不意にくしゃりと顔を歪めて、それからくっくと笑い出した。
 それを見て、冬夜の体の奥底から、苛立ちが沸き上がる。
 こいつ、俺がこんな嫌な思いしてるのに!

「笑いごとじゃない!嫌な思いしてるんだぞ?!」
「……くっ、ご、ごめん」
 こらえきれなくなったのか、とうとう腹を抱えて笑い出した藤堂に足を踏み鳴らして抗議すると、藤堂は笑いの発作で目尻に浮かんだ涙を指で擦り取りながら、なんとか笑いをおさめて冬夜に手を差し伸べた。

「ごめん、冬夜さん。……おいで?」
 伸ばされた長い腕に、向けられた手のひらに、怒りのおさまらぬ冬夜はためらいながらも、そっと指先を乗せる。
 藤堂に触れた、と思った瞬間手首をつかまれてひっぱられ、冬夜は転がる様にぽすんと、藤堂の懐に抱え込まれた。
 ぎゅっと抱き締められ、とんとんと背中を叩かれると、安心して涙が零れそうになる。
 ぐっと奥歯を噛みしめて、顔をぐりぐりと藤堂の胸板に押し付けると、シャツのボタンが鼻にひっかかって痛かった。

「冬夜さん、酔っぱらってるでしょう?」
 藤堂が抱き締めながらクスクス笑うのに、「酔ってない!」と懐に潜り込みながら抗議する。
 はいはい、と笑った藤堂に背中を撫でさすられ、とうとう涙が零れ落ちる。
「嫌な思いさせて、ごめん。もうしないよ」
 藤堂のシャツが、冬夜の涙でじわりと濡れた。
 泣いてることなんて、もう丸バレだ。
 腕の中にすっぽりつつまれたままこくこくと頷くと、頭を撫でられた。

「というわけだから篠宮、お前の気持ちは嬉しいが、もう俺には絡まないでくれるか?」
 この人が嫌がるから、と藤堂が告げると、篠宮の戸惑う気配が冬夜にも伝わってきた。
「あの……藤堂さんと瀬川主任って……」
「うん、そういうこと。みんな知ってるよ、この部のメンバーは」
 
 藤堂が、いずれきちんと篠宮に話そうとタイミングを見計らっていたことは、冬夜だってわかっていた。
 けれども、そのタイミングがくるまでと思っていても、我慢が出来なかった。
 嫌だった。
 どうしても、篠宮が藤堂に近づくのを許すことが出来なかった。
 藤堂の首に腕を回してしがみつくと、まるで涙腺が壊れたみたいに次々と涙が零れる。
 うわーん!と子供のように泣き叫んでしまいそうになり、代わりのように「藤堂の馬鹿!アホ!」となじると、「うん、ごめん」と素直に謝られ、感情の堤防が決壊して、結局泣き喚くことになった。

「もう!それならそうと早く言ってくださいよ!僕、完全に嫌われキャラじゃないですか!」
 篠宮の叫びに、「すまん。俺が悪かった」という藤堂の謝罪が続く。
 涙の止まらぬ冬夜が、ぐしゃぐしゃの顔でそっと振り向くと、篠宮が困った顔をしてこちらを見ていた。
「いいですよ、もう。瀬川主任、知らなかったとはいえ、嫌な思いさせてごめんなさい。でも、藤堂さんもいけないんですからね?!」
 それは重々わかっている。悪いのは、はっきりつっぱねなかった自分の恋人だ。
 こくん、と頷くと、篠宮はちょっと赤い目をして、にっこりと笑った。

「新しい恋、探しまーす!立候補者はいらっしゃいませんかー?!」
 篠宮が立ち上がり、大きく手を振り上げながらそう叫ぶと、「おおっ」と周りから拍手とどよめきが起こる。
 そして、裸の男の群れから何人かが、銀のトレイで股間を隠しながら、「俺、俺なんかどう?!」「いや、俺が!」と我先にと踊り出た。
 篠宮は元気に「やったあ!よろしくお願いしまーす!」と叫びながら、裸の男たちの中に突入していく。

「立ち直り、早え……」
 と山口がつぶやくと、「いや、痩せ我慢でしょ」と小沢が冷静に返す。
 いつの間にか側にきていた佐塚が、「意外と根性あるな、あいつ。見直したわ」と、空のグラスをブラブラさせて、井上に酌を要求していた。

 安心したら急激に眠くなり、涙で濡れに濡れた目元を、袖口でごしごしと強くこする。
「こら。こすったらダメ」
 藤堂は新しいおしぼりを開封して、それを顔に押し当ててくれた。
 冷たいおしぼりに涙も鼻水もすべてぬぐわれてさっぱりすると、途端に目がとろんと重くなる。

「やっぱり酔ってるね。かなり飲んだでしょう」
 飲んでない、いや、飲んだのかな?わかんない、という言葉は、もう口から出てこなかった。
「寝ていいよ」と言われ、背中をとんとんされると、目が勝手に閉じて行く。

「なんだ、結局いつものパターンじゃねえか!」と笑う佐塚の声を最後に、冬夜の意識は真っ暗な闇に落ち込んで行った。


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