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番外31.眠り姫は王子様の魔法にかけられる2
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「えぇ?ドッキリ企画?」
鎌田が、うんうんと頷きながら趣旨を説明してやると、「やるやる!」と乗り気になった瀬川が無邪気な笑顔を見せた。
そのまぶしい笑顔に、少しばかり心が痛む。
それにしてもちょろい。ちょろすぎです、瀬川主任。
そして恐ろしいのは、あの藤堂とかいう男。
あの王子様は、恋人である瀬川のことを恐ろしい程に知り尽くしている。
瀬川に女装をさせたいという相談を持ち掛けられ、OKこそしてみたものの、そこで「ではどうやって女装まで話を持って行くのか?」という問題が発生した。
まさか強引に裸にひん剥いて女装させるわけにもいかず、こればかりは本人がヤル気になってくれなければどうしようもない。
そのあたりはどうするんだ?と詰めよると、藤堂は男らしい口元をニヤリと形よく歪めて、「問題ない」とのたまった。
藤堂曰く。瀬川は会社で接している限りでは真面目な堅物のように見えるが、実は悪戯やドッキリが大好きなお茶目さんなのだという。
普段はあまりテレビを見ないにも関わらず、海外もののドッキリ特集がやっているのを知ると録画して見ているし、年末年始恒例の、芸人がドッキリにひっかかるという定番の番組も、欠かさずチェックして視聴しているそうだ。
そして番組を見たあとは、ささいな悪戯を藤堂に仕掛けてはバレバレすぎて失敗する、を繰り返しているのだという。
なんてかわいい生き物なんだ。
まさかそんな一面を隠し持っているとは知らなかった。本当に、食べてしまいたいぐらいかわいい。
さすが第一営業部三課第二グループのマスコット。
外見も中身もかわいいだなんて、そのうちKカンパニーのマスコットキャラクターに認定されて、グッズ販売されたりするんじゃないだろうか。
売れる。絶対売れる。間違いなく。
まあとにかくそんなわけで、「俺にドッキリを仕掛けるといえば、絶対ノってくるから」という藤堂の言葉に従って声をかけてみたところ、瀬川はあっさりと罠にかかってくれた。
「女装した瀬川の正体に、果たして藤堂は気づけるか?!」
という非常にどうしようもないドッキリ企画(藤堂発案)だったが、瀬川は無邪気におおはしゃぎしている。
「やるやる!絶対に俺だって気付かないよ!」と自信満々なのはいいが、たとえこれが本当のドッキリだったとしても、秒でバレるだろうという確信を抱いているのは、鎌田だけではないはず。
あの男が、瀬川に気付かないはずがない。
しかし、敬愛する主任に心でツッコミをいれている事は微塵も見せず、鎌田は美しい顔に慈愛に満ちた微笑みをのせて、瀬川を生ぬるく見守るにとどめた。
「それでは、金曜の定時後に応接室で」
「了解!応接室で!」
上機嫌でくるりと背を向け、くふふ、と笑う口元を書類で隠しながら去っていくかわいい瀬川の後姿に向かって、鎌田は本人に気付かれぬよう、こっそり手を合わせて謝罪した。
ごめんなさい瀬川さん。
金曜日、藤堂が客先外出直帰で接待予定だなんて、大嘘です。
あの王子様は、変身した瀬川主任を、丸ごとペロリとおいしく頂くつもりです。
だなんて、おもしろすぎて絶対に言えない!
鎌田は期待で荒くなる鼻息を意志の力で押しとどめ、「これも眠り姫FCメンバーのため」とひとかけらの罪悪感を心の片隅に追いやって、決戦の日に挑むこととなった。
ドッキリ決行の金曜日。
藤堂が予定通り(ニセ)接待に出かけた事を確認すると、瀬川は意気揚々と鎌田たちの待つ第7応接室へとやってきた。
応接室の時間外使用は、すでに受付へ申請済み。
そこで瀬川を待ち構えていたのは、鎌田、伊藤、西島、の三人だ。
「このニットワンピース、新品じゃないの?って、下着類まである?!なんで?!」
応接テーブルの上に並べられている本格的な女装グッズ一式を見て、瀬川が驚きの声を上げる。
ニットワンピースその他もろもろには、値段の部分こそ切り取ってあるが、商品タグはついたままだ。
実は、いつぞやのクリスマスのミニスカサンタさん以上に、今回の女装には気合が入っている。
少ない予算でやりくりしたクリスマス会とは違って、今回は藤堂とかいう、瀬川の為なら金に糸目を付けない大スポンサーがいるのだから。
「私の服をお貸ししてもよかったんですが、藤堂くんって無関心なようでいて、意外と女性のファッションチェックしてたりするんですよね。だから、普段見慣れている私の服を着ちゃうと、瀬川主任だってバレちゃう可能性が高くなると思って、新しいものをご用意しました」
嘘だ。あの男が、鎌田の服装など気にしているわけがない。
藤堂の納得がいくような服を探した結果、新品になっただけだ。
しかし、もっともらしく鎌田が説明したおかげで、瀬川は疑うことなく「そうなんだぁ。そういえば藤堂、おしゃれだもんね」と、自らの恋人を頭に思い浮かべて、ニコニコと笑っていた。
それにしても、瀬川の服を伊藤と探しに行ったショッピングタイムは、本当に楽しかった。
金額を気にしなくてもよい買い物が、あんなに爽快なものだったとは知らなかった。
しかもそれが自分のものではないときたら、「あー買っちゃった」という罪悪感も抱かずに済むのだから、余計にテンションもあがるというもの。
さらにはショッピング後のお茶タイムのお代も、藤堂から預かったiDでちゃっかり支払っておいた。
それくらいであの男が怒ったりしないことは、長年の付き合いなのでよく知っている。
瀬川は興味津々でニットワンピースを手に取り、ひっくりかえしたり持ち上げたりしている。
本日瀬川が着用予定のアイボリーのニットワンピースは、上半身はゆったりとしているが、下半身はタイトでセクシーなラインを作り出している、実に上品でシンプルなデザインの逸品だ。
ウエストを締めるためについているシックな色合いのリボンが、男心をくすぐること間違いなし。
これに、少しだけかかとのあるこげ茶のブーツに、同系色のハンドバッグ。
瀬川の髪色に合わせた、ウェーブのかかったロングヘアのウィッグ。
耳元に揺れる予定なのは、触れたらちぎれそうなほど細いチェーンの先に、ゴールドのパールが揺れるイヤリング。
このイヤリングだけは藤堂チョイスだ。
男という生き物は、目の前でぷらりと揺れるものに弱い。狩猟本能を掻き立てられるんだとかなんとか。
あの王子様ですら例に漏れず、恋人の耳で揺れる丸いものが見たかったというのだから、笑ってしまう。
猫か!と後でツッコミをいれてやろうと思う。
「本格的だね。いいけどさあ……俺がドッキリで使ったあとのこれ、どうするの?」
お金は払うけど、誰も着られないからもったいないよ?と困った顔をする瀬川に、鎌田と伊藤は「大丈夫!」と、二人そろってどん、と胸を叩いた。
「貰い手はすでに決まってるんです!無駄にはしません」
洋服が無駄にならないとわかったら安心したようで、「それならいっか」と瀬川は胸を撫で下ろしていた。
瀬川主任が着用したそれらは、後日、眠り姫FC会員オークションで、競り落とされるされる予定なんですよ!
見事落札された後のそのお金は、FC活動資金として運用させて頂きますからね!
瀬川主任の犠牲を、決して無駄にはしませんとも!
という鎌田の心のおたけびは、もちろん瀬川に届くことはなかった。
かくして瀬川は、鎌田と伊藤、そして応接ドア見張り役の西島によって、わずか数十分で美しい一人の女性に変貌を遂げたのだった。
鎌田が、うんうんと頷きながら趣旨を説明してやると、「やるやる!」と乗り気になった瀬川が無邪気な笑顔を見せた。
そのまぶしい笑顔に、少しばかり心が痛む。
それにしてもちょろい。ちょろすぎです、瀬川主任。
そして恐ろしいのは、あの藤堂とかいう男。
あの王子様は、恋人である瀬川のことを恐ろしい程に知り尽くしている。
瀬川に女装をさせたいという相談を持ち掛けられ、OKこそしてみたものの、そこで「ではどうやって女装まで話を持って行くのか?」という問題が発生した。
まさか強引に裸にひん剥いて女装させるわけにもいかず、こればかりは本人がヤル気になってくれなければどうしようもない。
そのあたりはどうするんだ?と詰めよると、藤堂は男らしい口元をニヤリと形よく歪めて、「問題ない」とのたまった。
藤堂曰く。瀬川は会社で接している限りでは真面目な堅物のように見えるが、実は悪戯やドッキリが大好きなお茶目さんなのだという。
普段はあまりテレビを見ないにも関わらず、海外もののドッキリ特集がやっているのを知ると録画して見ているし、年末年始恒例の、芸人がドッキリにひっかかるという定番の番組も、欠かさずチェックして視聴しているそうだ。
そして番組を見たあとは、ささいな悪戯を藤堂に仕掛けてはバレバレすぎて失敗する、を繰り返しているのだという。
なんてかわいい生き物なんだ。
まさかそんな一面を隠し持っているとは知らなかった。本当に、食べてしまいたいぐらいかわいい。
さすが第一営業部三課第二グループのマスコット。
外見も中身もかわいいだなんて、そのうちKカンパニーのマスコットキャラクターに認定されて、グッズ販売されたりするんじゃないだろうか。
売れる。絶対売れる。間違いなく。
まあとにかくそんなわけで、「俺にドッキリを仕掛けるといえば、絶対ノってくるから」という藤堂の言葉に従って声をかけてみたところ、瀬川はあっさりと罠にかかってくれた。
「女装した瀬川の正体に、果たして藤堂は気づけるか?!」
という非常にどうしようもないドッキリ企画(藤堂発案)だったが、瀬川は無邪気におおはしゃぎしている。
「やるやる!絶対に俺だって気付かないよ!」と自信満々なのはいいが、たとえこれが本当のドッキリだったとしても、秒でバレるだろうという確信を抱いているのは、鎌田だけではないはず。
あの男が、瀬川に気付かないはずがない。
しかし、敬愛する主任に心でツッコミをいれている事は微塵も見せず、鎌田は美しい顔に慈愛に満ちた微笑みをのせて、瀬川を生ぬるく見守るにとどめた。
「それでは、金曜の定時後に応接室で」
「了解!応接室で!」
上機嫌でくるりと背を向け、くふふ、と笑う口元を書類で隠しながら去っていくかわいい瀬川の後姿に向かって、鎌田は本人に気付かれぬよう、こっそり手を合わせて謝罪した。
ごめんなさい瀬川さん。
金曜日、藤堂が客先外出直帰で接待予定だなんて、大嘘です。
あの王子様は、変身した瀬川主任を、丸ごとペロリとおいしく頂くつもりです。
だなんて、おもしろすぎて絶対に言えない!
鎌田は期待で荒くなる鼻息を意志の力で押しとどめ、「これも眠り姫FCメンバーのため」とひとかけらの罪悪感を心の片隅に追いやって、決戦の日に挑むこととなった。
ドッキリ決行の金曜日。
藤堂が予定通り(ニセ)接待に出かけた事を確認すると、瀬川は意気揚々と鎌田たちの待つ第7応接室へとやってきた。
応接室の時間外使用は、すでに受付へ申請済み。
そこで瀬川を待ち構えていたのは、鎌田、伊藤、西島、の三人だ。
「このニットワンピース、新品じゃないの?って、下着類まである?!なんで?!」
応接テーブルの上に並べられている本格的な女装グッズ一式を見て、瀬川が驚きの声を上げる。
ニットワンピースその他もろもろには、値段の部分こそ切り取ってあるが、商品タグはついたままだ。
実は、いつぞやのクリスマスのミニスカサンタさん以上に、今回の女装には気合が入っている。
少ない予算でやりくりしたクリスマス会とは違って、今回は藤堂とかいう、瀬川の為なら金に糸目を付けない大スポンサーがいるのだから。
「私の服をお貸ししてもよかったんですが、藤堂くんって無関心なようでいて、意外と女性のファッションチェックしてたりするんですよね。だから、普段見慣れている私の服を着ちゃうと、瀬川主任だってバレちゃう可能性が高くなると思って、新しいものをご用意しました」
嘘だ。あの男が、鎌田の服装など気にしているわけがない。
藤堂の納得がいくような服を探した結果、新品になっただけだ。
しかし、もっともらしく鎌田が説明したおかげで、瀬川は疑うことなく「そうなんだぁ。そういえば藤堂、おしゃれだもんね」と、自らの恋人を頭に思い浮かべて、ニコニコと笑っていた。
それにしても、瀬川の服を伊藤と探しに行ったショッピングタイムは、本当に楽しかった。
金額を気にしなくてもよい買い物が、あんなに爽快なものだったとは知らなかった。
しかもそれが自分のものではないときたら、「あー買っちゃった」という罪悪感も抱かずに済むのだから、余計にテンションもあがるというもの。
さらにはショッピング後のお茶タイムのお代も、藤堂から預かったiDでちゃっかり支払っておいた。
それくらいであの男が怒ったりしないことは、長年の付き合いなのでよく知っている。
瀬川は興味津々でニットワンピースを手に取り、ひっくりかえしたり持ち上げたりしている。
本日瀬川が着用予定のアイボリーのニットワンピースは、上半身はゆったりとしているが、下半身はタイトでセクシーなラインを作り出している、実に上品でシンプルなデザインの逸品だ。
ウエストを締めるためについているシックな色合いのリボンが、男心をくすぐること間違いなし。
これに、少しだけかかとのあるこげ茶のブーツに、同系色のハンドバッグ。
瀬川の髪色に合わせた、ウェーブのかかったロングヘアのウィッグ。
耳元に揺れる予定なのは、触れたらちぎれそうなほど細いチェーンの先に、ゴールドのパールが揺れるイヤリング。
このイヤリングだけは藤堂チョイスだ。
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あの王子様ですら例に漏れず、恋人の耳で揺れる丸いものが見たかったというのだから、笑ってしまう。
猫か!と後でツッコミをいれてやろうと思う。
「本格的だね。いいけどさあ……俺がドッキリで使ったあとのこれ、どうするの?」
お金は払うけど、誰も着られないからもったいないよ?と困った顔をする瀬川に、鎌田と伊藤は「大丈夫!」と、二人そろってどん、と胸を叩いた。
「貰い手はすでに決まってるんです!無駄にはしません」
洋服が無駄にならないとわかったら安心したようで、「それならいっか」と瀬川は胸を撫で下ろしていた。
瀬川主任が着用したそれらは、後日、眠り姫FC会員オークションで、競り落とされるされる予定なんですよ!
見事落札された後のそのお金は、FC活動資金として運用させて頂きますからね!
瀬川主任の犠牲を、決して無駄にはしませんとも!
という鎌田の心のおたけびは、もちろん瀬川に届くことはなかった。
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