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眠り姫と愉快な仲間たち(ぶっちゃけトーク)

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山口「すでに何回目なのかも、どんな目的で開催されているのかもわからないぶっちゃけトークですが、みなさま準備はよろしいでしょうか?」
佐塚「おう。どんとこい」
山口「佐塚さん、今回もひっかきまわすつもりでしょう。井上、おまえ佐塚さんおとなしくさせといてくれよ」
井上「……俺にそれができると思います?」
山口「全く思わねーな。……ではまいりましょう。今回もわたくし山口が司会を務めさせて頂きます」
鎌田「書記の鎌田です」
伊藤「会計の伊藤ですぅ」
佐塚「……」
伊藤「あれぇ?佐塚しゅにーん、会計いらなくね?って、突っ込まないんですかぁ?」
佐塚「うん。もういいわ(大あくび)」
山口「佐塚さん、寝不足らしいぞ。昨夜ハッスルしちゃったんだな」
伊藤「うわぁ、山口さん!ハッスルって言い方おやじくさいですぅ」
山口「ほっとけ!ええと、では最初の質問から」
佐塚「ふあぁ……(うとうとしながら井上にもたれかかる)」

山口「では、眠り姫と愉快な仲間たちのみなさんに質問です。寝る時は何を着ていますか?えーと、藤堂から」

藤堂「普通のスウェットの上下です」
瀬川「俺も同じく!」
佐塚「(いきなりはっと目を覚まし)なんだよつまんねーな。バスローブの下はマッパで、ワイングラス片手に『冬夜さん、今夜の貴方は100万ドルの夜景より輝いてる』とか言えよ」
山口「佐塚さん、発想が昭和ですよ」
藤堂「佐塚さん、ほんっと俺と井上をいじる時だけ生き生きとしますよね……(ため息)」
井上「なんか、ごめんな藤堂(しょぼん)」
佐塚「うるせーうるせー!鎌田ぁ、おまえは何着てるんだよ?まさかどっかのゴージャス姉妹みたいに、『シルクのネグリジェですわ、ホホホ』とか言うんじゃねーだろーな!」
鎌田「え?中学の時のジャージですけど」
一同「……は?!」
鎌田「だから、中学の体育の授業の時に着てた、ジャージです」
山口「鎌田……。それ、Kカンパニー男連中が聞いたら泣いて暴れまわるから、他では絶対言うなよ?」
鎌田「知りませんよそんなの。膝のすりきれぐあいとか、くたくた具合とかが最高で、あれに勝るものはないですよ。ね、みのり?」
伊藤「ええぇ、鎌田さん、一緒にしないでくださいよぅ。私ちゃんと、おしゃれ部屋着着てますよぅ?ピンクのもこもこフワフワの奴」
山口「ああうん。ありがとな伊藤。男の夢壊さないでいてくれて」
鎌田「そういう佐塚さんは、何着てるんですか?井上くんの服ですか?」
佐塚「おー。こいつのスウェットとかTシャツとか着てる~」
井上「この人、パンツ履かずに俺のスウェットの下履くんだよ。ううう……(泣く)」
佐塚「脱がせやすくていーじゃねーかよ!」
鎌田「脱がされるの前提なんだ(笑)」
山口「その辺でやめとけよ!エロトークに突入するだろうが!次の質問いくぞ!って……これ、セクハラじゃねーのか?」
鎌田「なになに?」

山口「今現在、どんな下着を着用していますか?だとよ」
鎌田「ああ、そんなことですか?家事ブラと、へそまで隠れるパンツですけど」
一同「…………」
鎌田「なによ。これが一番楽なんだからね!」
山口「伊藤、セクハラ覚悟で言う。Kカンパニー全男性社員の夢と希望をお前に託してもいいか?(涙目)」
伊藤「えっとぉ。今日は上下セットの、ピンクのレースとリボンフリフリなブラとパンツですぅ」
山口「全男性社員に代わって礼を言う。お前は俺たちの希望の星だ。そいじゃ、ついでに聞いとくか。男の下着事情なんざ知りたくもないが……藤堂」
藤堂「ボクサータイプのパンツです」
瀬川「俺も同じ!(今回無難な質問が続いてて嬉しいなぁ)」
小沢「黒ビキニです」
山口「……!小沢、おまえ、いたの?!」
佐塚「はい!はい!俺、白ブリーフ!!!」
井上「もう。なんでそういう嘘つくかなぁ。山口さん、この人も普通のボクサーパンツです」
佐塚「白ブリーフを履きこなしてこそ、男ってもんだろ!んでな、井上のパンツはぴったりフィットで、ケツ筋のラインが出てて、前は真ん中の盛り上がりが尋常じゃなくてぇ……モガっ(井上、佐塚の口をふさぎ、後ろから羽交い絞め)」
山口「はい、彼氏自慢はそこまでにしてください。じゃ、最後の質問」

山口「地球最後の日です。あなたは何をしますか?はい、藤堂くんから」

藤堂「ずっと冬夜さんを抱きしめていたいですね」
瀬川「うん。俺も、ずーっと藤堂とくっついていたい」

一同、別に地球最後の日じゃなくたって四六時中くっついてるじゃねーかよ、と思ったが、口にせず。

鎌田「私は、今まで買えなかったあのブランドの服とバッグ、全部買い占めてくるわ!」
伊藤「鎌田さん!!!それ、私もお供しますぅ!!!」
山口「おまえら物欲の塊だな。ま、いいけど。井上は?」
井上「俺はやっぱり、佐塚さんと……」
佐塚「エッチしまくる!もう、一日入れっぱなしで!」
鎌田「それ、井上くんが井上くんを維持できなくないですか?」
佐塚「大丈夫だ!こいつなら出来る!(ドヤ顔)」
井上「佐塚さん……もしかして俺を恋人に選んだ基準て、そこ?」
佐塚「ったりめーだ!男は勃起力が全て!!!」
山口「佐塚さん、そんな事いってるけど、佐塚さんが井上にべたぼれなの、みんな知ってますからね?」
佐塚「……っ?!はぁ?!俺がなんでこいつなんかっ……(真っ赤)」
井上「佐塚さん、かわいい……(むぎゅっ)」
佐塚「やめろばか筋肉!暑い!苦しい!クサイ!」
山口「ハイハイ。あー、結局今回も佐塚さんが大暴れだったな。おい、なんか追加で聞いておきたいこと、あるか?」
伊藤「聞いておきたいことはないですけどぉ」
山口「ないけど?」
伊藤「久しぶりに、お姫様抱っこ見たいですぅ。藤堂さんと瀬川主任の!」
瀬川「…………え!!!」
山口「あー。どうする藤堂、やっとく?」
藤堂「喜んで」

藤堂、嫌がる冬夜を抱え、おでこにチュッ。

鎌田「はい、こっち向いて~(パシャ)」
伊藤「藤堂さん、もういっかいちゅーお願いしますぅ!(パシャ)」
小沢「……。(無言で一眼レフを構える)」

瀬川「もう!なんでこうなるんだよ!!!」
山口「まあまあ。いつも通りってことで」
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みんなの感想(353件)

らむね
2023.03.01 らむね

こちらに感想を書くのは初ですが、2019年からずーっとファンで吉田様を追いかけてツイッターにも突撃した者です(笑)
定期的に読みたくなってもう何周目かも分かりませんがまた読み返しにきました ♪と共に久々にアルファを開いたのでコメントを残してみたくなり(。•ᴗ•。)
こんな風にふと眠り姫メンバーたちを思い出して、会いたいな!と思える作品は本当に貴重です凄いです心をわしづかみされてるなぁ素晴らしい体験だわ…と心酔しきってます尊い……
気が向かれましたらまた番外編やその後を覗かせて貰えたりしちゃったら泣いて喜びます有難いです長生きします🙏いや調子乗って贅沢言いました!
ずっと応援しております、こちらに作品を残し続けていただきありがとうございます😭

解除
ソーダ割りロック

初めまして!感想(?)というか勝手にベラベラ喋りたいこと書かせてください失礼します!!

もう……最高と言いますか………どストライク好みが渋滞してますね!美人受け堪りませんしね!!もうあ~可愛いかよ!!って何度ニヤニヤしまくったことか!!
やっぱ個人的にですが天然美人受けには執着スパダリ攻めが至高です…!!他にも追加されていく属性が神ってますよね…!!!受け受けしいのに昔近寄りがたい系だったとかウッとうとい…ってなりましたw

攻めはお姉ちゃんとの関係性がイイですね。最終的には愛もありそうですし…。喧嘩するほど仲が良い感じ…好きですよ。あと尻に敷かれつつ一枚上手なところにロマンを感じます。末永く続く関係って感じで素晴らしく素晴らしい!!

色々な試練みたいな出来事もありますけど、試練となる人にストーリーがあるのも嬉しいです。

途中から小沢くんがただのツンデレ後輩みたいになのは正直愉快ですし、ちょくちょくネタで出てきてくれるの嬉しいです。ボソッと核心を突く台詞にはいつもはっとさせられます。

石丸さんは行動は許されませんが、善悪の区別がつかない子供のまま大人になったのかもしれないとか考えてしまいます。周りに諭せる大人がいなかったのかもしれないと思うとなんとも言えません。お父さんに認められたいとか、寂しかったのかなとか考えるともう…辛い。なんか人類愛せそう。とか思うんですけどフィルターかかり過ぎですかね…?

あと番外編ではありますが、篠宮くんの最後の強がりが健気で、めちゃくちゃいい子だと思います。なんだかんだ筋を通せるのは強いと思うし、幸せになってほしいです。先輩方に可愛がられるタイプって感じするのでとりあえず心配はしてませんがね。

途中、小沢くんがデレ始めた話でもう堪らなくなりましたwあの人ツボです。男でも女でもいいから包容力∞な恋人とゴールインしてほしいです。
番外編が出るまでは周囲にいないタイプだと思っていましたが、今では謎の親近感を感じています。不器用なところがかわいいですね。いるかもわからない姉の友達ポジションにでもなって一度構い倒してみたいですw

解除
マロミル
2021.12.29 マロミル

もう最高に面白いトーク会でした。
佐塚さんは相変わらずで井上君大変そうだけどそんな佐塚さんが可愛くて仕方ないんでしょうねぇ~(笑)
鎌田さんはびっくり発言の連発でしたが伊藤さんのお陰で持ち直した感じでしょうか(笑)
山口さんもこのメンバー相手にご苦労様でした。きっとお疲れでしょうねぇ・・・・
小沢君・・・いたのね・・・もっと存在感出してぇ~!
最後は定番のお姫様抱っこで締めくくりましたね。

解除
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