3 / 5
第3話:【夜会の決闘】信頼が育てた答え
しおりを挟む
あの日以来私の演説は「下町の聖女の素朴な奇跡」として王都中に語り草となった。
結果として皮肉なことに大神官の狙い通り私アリアという「偽りの聖女」の権威は民衆の間で絶対的なものへと変わり始めていた。大神官はその状況にご満悦のようだった。
だが光が強くなれば影もまた濃くなる。
私の存在を快く思わない者たちもいた。
特に王家の外戚として大神官と権力を争うヴァルドリッチ公爵の派閥。彼らは私が大神官が操る都合の良い人形なのではないかと疑いの目を向け始めていた。カイ団長が彼の部下を通して私にもたらした情報によれば、彼らは私を公の場で試し、その化けの皮を剥がそうと画策しているらしかった。
「三日後、王妃様主催の夜会が開かれる。お前も聖女として招待されている。そこが試験会場だ」
夕暮れの部屋でカイ団長は窓の外を見下ろしながらそう言った。
「貴族の連中は民衆とは違う。彼らはお前の素朴な言葉には騙されん。彼らが求めるのは聖女としての『格』だ」
その言葉に私の血の気はさっと引いていった。
「……無理です。私にはできません……!」
「だろうな」
カイ団長は冷たく言い放った。
「だからお前にそれを叩き込む。今から夜会までの三日間、俺がお前の家庭教師になってやる。いいかアリア。これは俺たちの最初の戦いだ。俺たちは共犯者としてこの戦いに勝つぞ」
その日から私と彼の奇妙で秘密の夜間授業が始まった。
夜、皆が寝静まった後私はカイ団長と共に神殿の地下にある古い書庫へと忍び込んだ。蝋燭の灯りが古い羊皮紙の山をぼんやりと照らし出す。
「違う。角度が浅い」
カイ団長が私の手を取り貴族令嬢が取るべきお辞儀の角度を寸分違わず矯正する。触れた彼の手袋の革は硬く冷たい。失敗すると即座に侮辱とみなされるという緊張感に手に汗が滲んだ。
彼はかつて理不尽な権力に立ち向かうこともできずにすべてを失った誰かのことを思い出していた。だからこそ目の前の少女に今はただ勝ってほしかった。
ある夜私が高い書架にある本に手を伸ばそうと古い木箱に足をかけた瞬間、その木箱が崩れ私はバランスを失った。「きゃっ」という短い悲鳴。だが床に叩きつけられる衝撃は来なかった。カイ団長の屈強な腕が私の体を力強くしかし優しく支えていた。一瞬だけ互いの息がかかるほど顔が近づき、彼の氷のようだった瞳に、見たこともない戸惑いの色が浮かぶ。彼はすぐに私を離すと咳払いをして言った。「……足元には気をつけろ」
その不意の出来事が私たちの間の氷のような空気を少しずつ溶かしていった。
そして運命の夜会の日がやってきた。
王宮の大広間はシャンデリアの無数の光が降り注ぐまばゆい空間だった。その光の中で私の手のひらは冷たい汗でじっとりと濡れていた。
やがてその時は来た。
ヴァルドリッチ公爵の令嬢イゾルデが獲物を見つけた猫のように私に微笑みかけた。彼女はかつて神学を学ぶため大神殿に籍を置いていたほどの才媛でありその知識は並の神官を凌駕すると噂されている。
「聖女アリア様。つきましては一つ我ら愚かな子羊にご教示いただきたい儀が」
彼女はわざと周囲に聞こえるように大きな声で言った。
「先日発見された古代碑文によれば『神の涙は恩寵にして試練である』との一文があったとか。この深遠なる神学的な命題について聖女様はどのようにお考えかぜひお聞かせ願いたいものですわ」
会場が静まり返る。
それは悪意に満ちた罠だった。私に答えられないことを知った上で知的な質問で追い詰めようというのだ。
私はゆっくりと立ち上がった。
【最終推敲版・改善点】
声が震えるのを必死に抑えながらも私の心はひたすら『逃げたい』と叫んでいた。しかしカイ団長の言葉が胸の奥で響く――『俺がそばにいる』。
私はその令嬢に聖女として完璧な慈愛の笑みを向けてみせた。
「それは神学者の方々が生涯をかけて探求すべき深遠な問いでございますね。私の役目はただ神の御心に祈りを捧げ皆様の幸せを願うことだけ。そのような難しい問いにお答えできるほどの知識は私にはございませんわ」
イゾルデ嬢は悔しそうに唇を噛んだ。「……まあ平民上がりの“聖女様”にはお難しかったかしら。学問とは神の御前に謙虚な者が辿る道ですもの」
彼女の皮肉にしかし同調する者は少なかった。
一瞬の静寂。それを破るように誰かが小さく拍手し続いて何人かが感心したように頷いた。
「これは……参りましたな」
イゾルデ嬢の父ヴァルドリッチ公爵がそう呟いたのが聞こえた時、私は初めて気づかれぬように安堵の息を吐いた。
その夜私たちは戦いに勝利した。
自室に戻った私は緊張の糸が切れてその場にへたり込んだ。
「……やりました……。カイ様……!」
「ああ。見事だった」
カイ団長は窓辺に立ち月を見上げていた。
「……俺の想像以上にな」
彼は振り返ると私に歩み寄ってきた。
彼は私の目の前に膝をつくとその大きな手で私の乱れた髪をそっと直してくれた。
その不意の優しい仕草に私の心臓は大きく跳ねる。
「お前ってただの馬鹿正直じゃなかったんだな」
彼は静かに言った。
「昔の俺ならあの場で逃げ出してたかもしれん。だがお前は違った。偽りの中で本物の強さを見せた」
彼の氷のようだった瞳が今、不思議な熱を帯びて私を見つめていた。
「アリア」
彼は初めて私の名を呼んだ。
「お前は本当にただの町娘なのか?」
偽りの聖女と秘密を知る騎士団長。
私たちの共犯関係はあの夜を境に全く新しい別の関係へと変わり始めていた。
それは甘くそして破滅的な予感をはらんで。
結果として皮肉なことに大神官の狙い通り私アリアという「偽りの聖女」の権威は民衆の間で絶対的なものへと変わり始めていた。大神官はその状況にご満悦のようだった。
だが光が強くなれば影もまた濃くなる。
私の存在を快く思わない者たちもいた。
特に王家の外戚として大神官と権力を争うヴァルドリッチ公爵の派閥。彼らは私が大神官が操る都合の良い人形なのではないかと疑いの目を向け始めていた。カイ団長が彼の部下を通して私にもたらした情報によれば、彼らは私を公の場で試し、その化けの皮を剥がそうと画策しているらしかった。
「三日後、王妃様主催の夜会が開かれる。お前も聖女として招待されている。そこが試験会場だ」
夕暮れの部屋でカイ団長は窓の外を見下ろしながらそう言った。
「貴族の連中は民衆とは違う。彼らはお前の素朴な言葉には騙されん。彼らが求めるのは聖女としての『格』だ」
その言葉に私の血の気はさっと引いていった。
「……無理です。私にはできません……!」
「だろうな」
カイ団長は冷たく言い放った。
「だからお前にそれを叩き込む。今から夜会までの三日間、俺がお前の家庭教師になってやる。いいかアリア。これは俺たちの最初の戦いだ。俺たちは共犯者としてこの戦いに勝つぞ」
その日から私と彼の奇妙で秘密の夜間授業が始まった。
夜、皆が寝静まった後私はカイ団長と共に神殿の地下にある古い書庫へと忍び込んだ。蝋燭の灯りが古い羊皮紙の山をぼんやりと照らし出す。
「違う。角度が浅い」
カイ団長が私の手を取り貴族令嬢が取るべきお辞儀の角度を寸分違わず矯正する。触れた彼の手袋の革は硬く冷たい。失敗すると即座に侮辱とみなされるという緊張感に手に汗が滲んだ。
彼はかつて理不尽な権力に立ち向かうこともできずにすべてを失った誰かのことを思い出していた。だからこそ目の前の少女に今はただ勝ってほしかった。
ある夜私が高い書架にある本に手を伸ばそうと古い木箱に足をかけた瞬間、その木箱が崩れ私はバランスを失った。「きゃっ」という短い悲鳴。だが床に叩きつけられる衝撃は来なかった。カイ団長の屈強な腕が私の体を力強くしかし優しく支えていた。一瞬だけ互いの息がかかるほど顔が近づき、彼の氷のようだった瞳に、見たこともない戸惑いの色が浮かぶ。彼はすぐに私を離すと咳払いをして言った。「……足元には気をつけろ」
その不意の出来事が私たちの間の氷のような空気を少しずつ溶かしていった。
そして運命の夜会の日がやってきた。
王宮の大広間はシャンデリアの無数の光が降り注ぐまばゆい空間だった。その光の中で私の手のひらは冷たい汗でじっとりと濡れていた。
やがてその時は来た。
ヴァルドリッチ公爵の令嬢イゾルデが獲物を見つけた猫のように私に微笑みかけた。彼女はかつて神学を学ぶため大神殿に籍を置いていたほどの才媛でありその知識は並の神官を凌駕すると噂されている。
「聖女アリア様。つきましては一つ我ら愚かな子羊にご教示いただきたい儀が」
彼女はわざと周囲に聞こえるように大きな声で言った。
「先日発見された古代碑文によれば『神の涙は恩寵にして試練である』との一文があったとか。この深遠なる神学的な命題について聖女様はどのようにお考えかぜひお聞かせ願いたいものですわ」
会場が静まり返る。
それは悪意に満ちた罠だった。私に答えられないことを知った上で知的な質問で追い詰めようというのだ。
私はゆっくりと立ち上がった。
【最終推敲版・改善点】
声が震えるのを必死に抑えながらも私の心はひたすら『逃げたい』と叫んでいた。しかしカイ団長の言葉が胸の奥で響く――『俺がそばにいる』。
私はその令嬢に聖女として完璧な慈愛の笑みを向けてみせた。
「それは神学者の方々が生涯をかけて探求すべき深遠な問いでございますね。私の役目はただ神の御心に祈りを捧げ皆様の幸せを願うことだけ。そのような難しい問いにお答えできるほどの知識は私にはございませんわ」
イゾルデ嬢は悔しそうに唇を噛んだ。「……まあ平民上がりの“聖女様”にはお難しかったかしら。学問とは神の御前に謙虚な者が辿る道ですもの」
彼女の皮肉にしかし同調する者は少なかった。
一瞬の静寂。それを破るように誰かが小さく拍手し続いて何人かが感心したように頷いた。
「これは……参りましたな」
イゾルデ嬢の父ヴァルドリッチ公爵がそう呟いたのが聞こえた時、私は初めて気づかれぬように安堵の息を吐いた。
その夜私たちは戦いに勝利した。
自室に戻った私は緊張の糸が切れてその場にへたり込んだ。
「……やりました……。カイ様……!」
「ああ。見事だった」
カイ団長は窓辺に立ち月を見上げていた。
「……俺の想像以上にな」
彼は振り返ると私に歩み寄ってきた。
彼は私の目の前に膝をつくとその大きな手で私の乱れた髪をそっと直してくれた。
その不意の優しい仕草に私の心臓は大きく跳ねる。
「お前ってただの馬鹿正直じゃなかったんだな」
彼は静かに言った。
「昔の俺ならあの場で逃げ出してたかもしれん。だがお前は違った。偽りの中で本物の強さを見せた」
彼の氷のようだった瞳が今、不思議な熱を帯びて私を見つめていた。
「アリア」
彼は初めて私の名を呼んだ。
「お前は本当にただの町娘なのか?」
偽りの聖女と秘密を知る騎士団長。
私たちの共犯関係はあの夜を境に全く新しい別の関係へと変わり始めていた。
それは甘くそして破滅的な予感をはらんで。
0
あなたにおすすめの小説
王女様は聖女様?おてんば姫の大冒険~ペットのドラゴンが迷子なので冒険者になって探しに行きます!~
しましまにゃんこ
ファンタジー
アリシア王国の第3王女ティアラ姫には誰にも言えない秘密があった。
それは自分が全属性の魔力を持ち、最強のチート能力を持っていた「建国の賢者アリシア」の生まれ変わりであること!
8才の誕生日を境に前世の記憶を取り戻したものの、500年後に転生したことを知って慌てる。なぜなら死の直前、パートナーのドラゴンに必ず生まれ変わって会いにいくと約束したから。
どこにいてもきっとわかる!と豪語したものの、肝心のドラゴンの気配を感じることができない。全属性の魔力は受け継いだものの、かつての力に比べて圧倒的に弱くなっていたのだ!
「500年……長い。いや、でも、ドラゴンだし。きっと生きてる、よね?待ってて。約束通りきっと会いにいくから!」
かつての力を取り戻しつつ、チートな魔法で大活躍!愛する家族と優しい婚約者候補、可愛い獣人たちに囲まれた穏やかで平和な日々。
しかし、かつての母国が各国に向けて宣戦布告したことにより、少しずつ世界の平和が脅かされていく。
「今度こそ、私が世界を救って見せる!」
失われたドラゴンと世界の破滅を防ぐため、ティアラ姫の冒険の旅が今、始まる!
剣と魔法が織りなすファンタジーの世界で、アリシア王国第3王女として生まれ変わったかつての賢者が巻き起こす、愛と成長と冒険の物語です。
イケメン王子たちとの甘い恋の行方もお見逃しなく。
小説家になろう、カクヨムさま他サイトでも投稿しています。
【完結】辺境伯令嬢は国境で騎士領主になりたいのに!
葉桜鹿乃
恋愛
辺境伯令嬢バーバレラ・ドミニクは日夜剣と政治、国境の守りに必要な交渉術や社交性、地理といった勉強に励んでいた。いずれ、辺境伯となった時、騎士として最前線に立ち国を守る、そんな夢を持っていた。
社交界には興味はなく、王都に行ったこともない。
一人娘なのもあって、いつかは誰か婿をとって家督は自分が継ぐと言って譲らず、父親に成人した17の時に誓約書まで書かせていた。
そして20歳の初夏に差し掛かる頃、王都と領地を往来する両親が青い顔で帰ってきた。
何事かと話を聞いたら、バーバレラが生まれる前に父親は「互いの子が20歳まで独身なら結婚させよう」と、親友の前公爵と約束を交わして、酒の勢いで証書まで書いて母印を押していたらしい?!
その上王都では、バーバレラの凄まじい悪評(あだ名は『怪物姫』)がいつの間にか広がっていて……?!
お相手は1つ年上の、文武両道・眉目秀麗・社交性にだけは難あり毒舌無愛想という現公爵セルゲウス・ユージーンで……このままだとバーバレラは公爵夫人になる事に!
そして、セルゲウスはバーバレラを何故かとても溺愛したがっていた?!
そのタイミングを見計らっていたように、隣の領地のお婿さん候補だった、伯爵家次男坊まで求愛をしに寄ってきた!が、その次男坊、バーバレラの前でだけは高圧的なモラハラ男……?!
波瀾万丈のコメディタッチなすれ違い婚姻譚!ハッピーエンドは保証します!
※感想の取り扱いは近況ボードを参照してください。
※小説家になろう様でも別名義で掲載予定です。
※1日1話更新、できるだけ2話更新を目指しますが力尽きていた時はすみません。長いお話では無いので待っていてください。
聖域の森へ忍び寄る足音
花垣 雷
恋愛
死んだはずの王女は、深い森で祈り続けていた。
聖女として国を守り続け、搾取された日々。酷使された後に、魔力の暴走。「呪われた瞳」を持つとして死を偽装され、森に隠棲する王女・セレーナ。
彼女の孤独な日常は、おっちょこちょいな聖騎士・アリオスが「迷子」として迷い込んできたことから変わり始める。
レースで目元を隠した少女の「本当の笑顔」を見つけるまでの、再生と絆の物語。
悪役女王アウラの休日 ~処刑した女王が名君だったかもなんて、もう遅い~
オレンジ方解石
ファンタジー
恋人に裏切られ、嘘の噂を立てられ、契約も打ち切られた二十七歳の派遣社員、雨井桜子。
世界に絶望した彼女は、むかし読んだ少女漫画『聖なる乙女の祈りの伝説』の悪役女王アウラと魂が入れ替わる。
アウラは二年後に処刑されるキャラ。
桜子は処刑を回避して、今度こそ幸せになろうと奮闘するが、その時は迫りーーーー
竜王に嫁いだら、推しの半竜皇子の継母になりました〜冷酷な夫には興味ありませんが、闇落ち予定の皇子は私が全力で幸せにします!〜
せりもも
恋愛
転生したのは、web小説の世界だった。物語が始まる前の時間、隣国の竜王へ嫁ぐ薄幸の王女、デジレに。
結婚相手である竜王ワッツァは、冷酷非道で人間を蔑む恐ろしい竜人だ。彼はデジレを、半竜(半分竜で半分人間)である息子の養育係としかみていない。けれどその息子バートラフこそ、前世の「わたし」の最オシだった。
この世界のバートラフはまだ5歳。懸命に悪ガキぶっているけど、なんてかわいいの!? 小説のバートラフは、闇落ちして仲間の騎士たちに殺されてしまうけど、そんな未来は、絶対に許さないんだから!
幼いバートラフに対する、愛情いっぱいの子育ての日々が始まる。やがて彼の成竜への通過儀礼を経て、父の竜王は、デジレに対して執着を見せ始める。
ところが、竜と人間の戦争が始まってしまう。おとなになったバートラフは人間側につき、聖女の騎士団に入った。彼は、父の竜王に刃を向けられるのか? そして、転生者デジレに与えられたスキル「プロットを破断する者」を、彼女はどう発動させるのか。
噂の聖女と国王陛下 ―婚約破棄を願った令嬢は、溺愛される
柴田はつみ
恋愛
幼い頃から共に育った国王アランは、私にとって憧れであり、唯一の婚約者だった。
だが、最近になって「陛下は聖女殿と親しいらしい」という噂が宮廷中に広まる。
聖女は誰もが認める美しい女性で、陛下の隣に立つ姿は絵のようにお似合い――私など必要ないのではないか。
胸を締め付ける不安に耐えかねた私は、ついにアランへ婚約破棄を申し出る。
「……私では、陛下の隣に立つ資格がありません」
けれど、返ってきたのは予想外の言葉だった。
「お前は俺の妻になる。誰が何と言おうと、それは変わらない」
噂の裏に隠された真実、幼馴染が密かに抱き続けていた深い愛情――
一度手放そうとした運命の絆は、より強く絡み合い、私を逃がさなくなる。
ある日、私は聖女召喚で呼び出され悪魔と間違われた。〜引き取ってくれた冷血無慈悲公爵にペットとして可愛がられる〜
楠ノ木雫
恋愛
気が付いた時には見知らぬ場所にいた。周りには複数の女性達。そう、私達は《聖女》としてここに呼び出されたのだ。だけど、そこでいきなり私を悪魔だと剣を向ける者達がいて。殺されはしなかったけれど、聖女ではないと認識され、冷血公爵に押し付けられることになった。
私は断じて悪魔じゃありません! 見た目は真っ黒で丸い角もあるけれど、悪魔ではなく……
※他の投稿サイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる