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第1章:炎上プロジェクトと問題児(エリート)たち
第13話:斥候は寄り道をし、後衛は命令を無視し、前衛は動かない
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ルリエルの放った火球が森の一角を消し炭に変えた後、世界から音が消え失せたかのような不自然な静寂があたりを支配した。鳥のさえずりも、風が木々を揺らす音さえも聞こえない。ウィスパーウッドのすべてが、固唾をのんで息を潜めているかのようだった。
ケンジの背筋をぞくりと冷たい汗が伝う。
(まずい…! まずいまずいまずい…! これは、最悪の事態だ…!)
彼の脳内で、プロジェクトのリスク管理票がけたたましい警報を発していた。想定していたのはせいぜい「ゴブリンの斥候との偶発的な接触」。その場合の対策は、「交戦を避け、速やかに後退し、計画を再構築する」こと。だが、今の状況は、その想定をはるかに超えていた。
その張り詰めた静寂を破ったのは、森の奥深くから響いてきた、低く濁った一本の角笛の音だった。
ブオォォォーーーー……。
それは、仲間へ危険を知らせるための明確な「合図」。ケンジの血の気が、さっと引いていく。
その合図に応えるように、森の右翼から、左翼から、さらには彼らが通ってきたはずの後方から、次々と、同じような角笛の音がこだまのように響き渡った。
この森にいるゴブリンの斥候は、一つではなかったのだ。
ケンジの計画書では「斥候は巣の周辺に数体程度」と想定されていた。だが現実は違う。彼らは森の広範囲に、完璧な包囲網を敷くかのように斥候部隊を配置していた。ルリエルの火球は、その包囲網の端に空いた小さな風穴を塞ぐどころか、むしろゴブリンたちにこちらの居場所を大々的に宣言してしまった。それは、静かに獲物を待ち伏せる狩人の群れに、大音量でスピーカーを鳴らすような行為だった。
「な…!」
ケンジが愕然とする、その時だった。
「――ちょっと、あんた! いまの爆発、何なのよ!?」
「な、なんですって!? 私は、あなたを狙っていたゴブリンを排除してあげただけですわよ!」
先行偵察に出ていたはずのシーナが、まるで弾丸のように茂みから飛び出してきた。その顔は怒りと焦りで歪んでいる。手には月光苔が握られているが、今はそんなお宝どころではない。
爆発を起こした張本人であるルリエルも悪びれる様子なく、すぐに言い返した。
「少しは感謝なさい! これじゃボスに言われた通り、こっそり調べてたってのに、台無しじゃないか!」
「私の偉大な魔力を玩具のように扱うからよ! あなたの命を守ったこの私が、あなたに文句を言われる筋合いはないわ!」
二人の言葉の応酬は、もはや互いを非難するだけの口論ではない。この絶望的な状況に対する、苛立ちと恐怖のぶつけ合いだった。
二人が再び一触即発の雰囲気で睨み合った、その時。
ザザッ、ザザザザッ…!
周囲の茂みが一斉に揺れ始めた。それは風の音ではない。無数の小さな生き物が下草を踏みしめ、こちらへと迫ってくる紛れもない軍勢の音だった。
「…来たか」
それまで岩陰で微動だにしなかったゴードンが、ついに動き、その巨大な戦斧をゆっくりと構えた。その戦斧が鈍い光を放ち、まるで彼だけがこの状況の核心を理解しているかのようだった。
そして、ケンジたちの周囲の木々の間、茂みの奥、岩陰から、一体、また一体と、緑色の醜悪な小鬼たちが姿を現した。
ゴブリン。
その目は飢えた獣のようにぎらぎらと憎悪と狡猾な光を宿している。手には錆びた剣や粗末な槍。装備は貧弱だが、その数と殺気は圧倒的だった。
十体、二十体…いや、百体近い。次から次へとまるで地面から湧いてくるかのように現れ、じりじりとケンジたちを取り囲む包囲の輪を狭めていく。
ケンジは、スキルを発動するまでもなく、この状況をPMとして正確に分析していた。
(…包囲されている。完璧な鶴翼の陣形で…)
ゴブリンたちはただ闇雲に襲いかかっているのではない。リーダー格の個体が明確な意図をもって部隊を指揮している。前衛、後衛、そして退路を塞ぐ遊撃隊。その動きは驚くほど統率がとれていた。
「奴らは、俺たちの動きを完全に読んでいた…?」
この森が「囁きの森」と呼ばれる所以が、遅まきながら理解できた。ゴブリンたちは、森の至る所に、音を伝えるための原始的なネットワークを築いていたのだ。そして、ルリエルの火球はそのネットワークを介して、森中のゴブリンに、ケンジたちの居場所を完璧に教えてしまった。
彼の脳裏に、自らが記したリスク管理票の一文が浮かび上がる。
『対策:速やかな撤退と計画の見直し』
だが、その対策すらも、今は実行不可能だった。
前も、後ろも、右も、左も。三百六十度、すべてが敵。退路は、どこにもなかった。
包囲の輪は、もはや動かない。
ゴブリンたちは、すぐに行動を起こすでもなく、ただその無数の、残忍な光を宿した瞳で、中央の獲物たちを観察していた。まるで、蜘蛛の巣にかかった獲物がもがき、体力を失い、絶望するのを、楽しむかのように。
パーティの三人は、自然と中央に寄り集まり、互いの背中を預けるような円陣を組んでいた。
ルリエルの顔からは、いつもの傲慢な笑みは消え失せ、血の気のない青白い表情でぎゅっと杖を握りしめている。自らが引き起こしたこの最悪の事態の重さを、彼女は今、痛感していた。自分の小さなプライドが、どれほど大きな代償を招いたのかを。
シーナは二本の短剣を逆手に構え、猫のように低い姿勢で、その鋭い視線を絶えず周囲に巡らせている。プロの盗賊としての極限の集中状態にあったが、額に浮かぶ汗の粒が、この状況がいかに絶望的であるかを物語っていた。彼女の心はすでに、脱出の糸口を探すことに全力を傾けている。
ゴードンは巨大な戦斧を胸の前に構え、まるで大地に根を張った大樹のように微動だにしない。だが、その兜の下で、彼の目がこれまで見せたことのないほどの厳しい光を放っているのを、ケンジは見ていた。それは、静かなる怒りであり、そして、絶望的な状況に直面した戦士の、最後の覚悟だった。
そして、その円陣の中心で、プロジェクトマネージャーである佐藤健司は、ただ呆然と立ち尽くしていた。
彼の右手には、まだあの、一晩かけて作り上げた、羊皮紙の計画書が握りしめられている。
彼はゆっくりと、手の中の羊皮紙と、目の前に広がる悪夢のような現実との間で、視線を往復させた。
羊皮紙に書かれた彼の美しい文字。
『フェーズ1:隠密浸透および敵情偵察』
――現実は、森中の敵に、こちらの存在を高らかに宣言してしまった。
『リスクID:R-002。リスク内容:ゴブリンの想定以上の増援』
――現実は、斥候どころか、本隊すべてを呼び寄せてしまった。
『対策:速やかな撤退と計画の見直し』
――現実は、三百六十度、完全に退路を断たれている。
計画。プロセス。リスク管理。
彼が、前世で、そしてこの世界に来てからも、唯一絶対のものだと信じてきた、論理と秩序のすべて。
それらが今、このウィスパーウッドの薄暗い木漏れ日の下で、何の価値も持たないただのインクの染みと化した、羊皮紙の束へと成り果てていた。
ケンジは、自分の犯した根本的な過ちに、ようやく気づいた。
彼はプロジェクトを管理しようとしていた。だが、彼はプロジェクトの最も重要な構成要素――「人間」を管理できていなかったのだ。メンバーそれぞれの個人的な欲望や感情、そして彼らの「専門性」という名のわがままを、彼は計算に入れていなかった。
ギリ、と奥歯を噛みしめる。
血の味が口の中に広がった。
ケンジの頭の中に、前世で幾度となくその言葉を報告書に記してきた、あの忌まわしい単語が浮かび上がる。
プロジェクトがコントロール不可能な状態に陥り、破綻へと向かっていく、あの状態。
――炎上。
そうだ。
このプロジェクトは、もう終わったのだ。
開始わずか数分。そのあまりにも早すぎる、そしてあまりにも無残な幕切れだった。
ギャアアアアアッ!
一体のゴブリンが甲高い雄叫びを上げた。それを合図に、静観していたゴブリンたちが一斉に武器を打ち鳴らし、じり、じりとその包囲網を狭め始める。
ケンジは、血の気の引いた顔で、ゆっくりと手の中の計画書を、地面へと落とした。
その時、彼の脳裏に、ある疑問が浮かんだ。
(…もしも、最初から、計画なんて立てずに、彼らの「わがまま」を信じて、好きにやらせていたら…どうなっていただろう?)
しかし、その答えは、もう、永遠に、知ることができない。
戦いが、始まった。
ケンジの背筋をぞくりと冷たい汗が伝う。
(まずい…! まずいまずいまずい…! これは、最悪の事態だ…!)
彼の脳内で、プロジェクトのリスク管理票がけたたましい警報を発していた。想定していたのはせいぜい「ゴブリンの斥候との偶発的な接触」。その場合の対策は、「交戦を避け、速やかに後退し、計画を再構築する」こと。だが、今の状況は、その想定をはるかに超えていた。
その張り詰めた静寂を破ったのは、森の奥深くから響いてきた、低く濁った一本の角笛の音だった。
ブオォォォーーーー……。
それは、仲間へ危険を知らせるための明確な「合図」。ケンジの血の気が、さっと引いていく。
その合図に応えるように、森の右翼から、左翼から、さらには彼らが通ってきたはずの後方から、次々と、同じような角笛の音がこだまのように響き渡った。
この森にいるゴブリンの斥候は、一つではなかったのだ。
ケンジの計画書では「斥候は巣の周辺に数体程度」と想定されていた。だが現実は違う。彼らは森の広範囲に、完璧な包囲網を敷くかのように斥候部隊を配置していた。ルリエルの火球は、その包囲網の端に空いた小さな風穴を塞ぐどころか、むしろゴブリンたちにこちらの居場所を大々的に宣言してしまった。それは、静かに獲物を待ち伏せる狩人の群れに、大音量でスピーカーを鳴らすような行為だった。
「な…!」
ケンジが愕然とする、その時だった。
「――ちょっと、あんた! いまの爆発、何なのよ!?」
「な、なんですって!? 私は、あなたを狙っていたゴブリンを排除してあげただけですわよ!」
先行偵察に出ていたはずのシーナが、まるで弾丸のように茂みから飛び出してきた。その顔は怒りと焦りで歪んでいる。手には月光苔が握られているが、今はそんなお宝どころではない。
爆発を起こした張本人であるルリエルも悪びれる様子なく、すぐに言い返した。
「少しは感謝なさい! これじゃボスに言われた通り、こっそり調べてたってのに、台無しじゃないか!」
「私の偉大な魔力を玩具のように扱うからよ! あなたの命を守ったこの私が、あなたに文句を言われる筋合いはないわ!」
二人の言葉の応酬は、もはや互いを非難するだけの口論ではない。この絶望的な状況に対する、苛立ちと恐怖のぶつけ合いだった。
二人が再び一触即発の雰囲気で睨み合った、その時。
ザザッ、ザザザザッ…!
周囲の茂みが一斉に揺れ始めた。それは風の音ではない。無数の小さな生き物が下草を踏みしめ、こちらへと迫ってくる紛れもない軍勢の音だった。
「…来たか」
それまで岩陰で微動だにしなかったゴードンが、ついに動き、その巨大な戦斧をゆっくりと構えた。その戦斧が鈍い光を放ち、まるで彼だけがこの状況の核心を理解しているかのようだった。
そして、ケンジたちの周囲の木々の間、茂みの奥、岩陰から、一体、また一体と、緑色の醜悪な小鬼たちが姿を現した。
ゴブリン。
その目は飢えた獣のようにぎらぎらと憎悪と狡猾な光を宿している。手には錆びた剣や粗末な槍。装備は貧弱だが、その数と殺気は圧倒的だった。
十体、二十体…いや、百体近い。次から次へとまるで地面から湧いてくるかのように現れ、じりじりとケンジたちを取り囲む包囲の輪を狭めていく。
ケンジは、スキルを発動するまでもなく、この状況をPMとして正確に分析していた。
(…包囲されている。完璧な鶴翼の陣形で…)
ゴブリンたちはただ闇雲に襲いかかっているのではない。リーダー格の個体が明確な意図をもって部隊を指揮している。前衛、後衛、そして退路を塞ぐ遊撃隊。その動きは驚くほど統率がとれていた。
「奴らは、俺たちの動きを完全に読んでいた…?」
この森が「囁きの森」と呼ばれる所以が、遅まきながら理解できた。ゴブリンたちは、森の至る所に、音を伝えるための原始的なネットワークを築いていたのだ。そして、ルリエルの火球はそのネットワークを介して、森中のゴブリンに、ケンジたちの居場所を完璧に教えてしまった。
彼の脳裏に、自らが記したリスク管理票の一文が浮かび上がる。
『対策:速やかな撤退と計画の見直し』
だが、その対策すらも、今は実行不可能だった。
前も、後ろも、右も、左も。三百六十度、すべてが敵。退路は、どこにもなかった。
包囲の輪は、もはや動かない。
ゴブリンたちは、すぐに行動を起こすでもなく、ただその無数の、残忍な光を宿した瞳で、中央の獲物たちを観察していた。まるで、蜘蛛の巣にかかった獲物がもがき、体力を失い、絶望するのを、楽しむかのように。
パーティの三人は、自然と中央に寄り集まり、互いの背中を預けるような円陣を組んでいた。
ルリエルの顔からは、いつもの傲慢な笑みは消え失せ、血の気のない青白い表情でぎゅっと杖を握りしめている。自らが引き起こしたこの最悪の事態の重さを、彼女は今、痛感していた。自分の小さなプライドが、どれほど大きな代償を招いたのかを。
シーナは二本の短剣を逆手に構え、猫のように低い姿勢で、その鋭い視線を絶えず周囲に巡らせている。プロの盗賊としての極限の集中状態にあったが、額に浮かぶ汗の粒が、この状況がいかに絶望的であるかを物語っていた。彼女の心はすでに、脱出の糸口を探すことに全力を傾けている。
ゴードンは巨大な戦斧を胸の前に構え、まるで大地に根を張った大樹のように微動だにしない。だが、その兜の下で、彼の目がこれまで見せたことのないほどの厳しい光を放っているのを、ケンジは見ていた。それは、静かなる怒りであり、そして、絶望的な状況に直面した戦士の、最後の覚悟だった。
そして、その円陣の中心で、プロジェクトマネージャーである佐藤健司は、ただ呆然と立ち尽くしていた。
彼の右手には、まだあの、一晩かけて作り上げた、羊皮紙の計画書が握りしめられている。
彼はゆっくりと、手の中の羊皮紙と、目の前に広がる悪夢のような現実との間で、視線を往復させた。
羊皮紙に書かれた彼の美しい文字。
『フェーズ1:隠密浸透および敵情偵察』
――現実は、森中の敵に、こちらの存在を高らかに宣言してしまった。
『リスクID:R-002。リスク内容:ゴブリンの想定以上の増援』
――現実は、斥候どころか、本隊すべてを呼び寄せてしまった。
『対策:速やかな撤退と計画の見直し』
――現実は、三百六十度、完全に退路を断たれている。
計画。プロセス。リスク管理。
彼が、前世で、そしてこの世界に来てからも、唯一絶対のものだと信じてきた、論理と秩序のすべて。
それらが今、このウィスパーウッドの薄暗い木漏れ日の下で、何の価値も持たないただのインクの染みと化した、羊皮紙の束へと成り果てていた。
ケンジは、自分の犯した根本的な過ちに、ようやく気づいた。
彼はプロジェクトを管理しようとしていた。だが、彼はプロジェクトの最も重要な構成要素――「人間」を管理できていなかったのだ。メンバーそれぞれの個人的な欲望や感情、そして彼らの「専門性」という名のわがままを、彼は計算に入れていなかった。
ギリ、と奥歯を噛みしめる。
血の味が口の中に広がった。
ケンジの頭の中に、前世で幾度となくその言葉を報告書に記してきた、あの忌まわしい単語が浮かび上がる。
プロジェクトがコントロール不可能な状態に陥り、破綻へと向かっていく、あの状態。
――炎上。
そうだ。
このプロジェクトは、もう終わったのだ。
開始わずか数分。そのあまりにも早すぎる、そしてあまりにも無残な幕切れだった。
ギャアアアアアッ!
一体のゴブリンが甲高い雄叫びを上げた。それを合図に、静観していたゴブリンたちが一斉に武器を打ち鳴らし、じり、じりとその包囲網を狭め始める。
ケンジは、血の気の引いた顔で、ゆっくりと手の中の計画書を、地面へと落とした。
その時、彼の脳裏に、ある疑問が浮かんだ。
(…もしも、最初から、計画なんて立てずに、彼らの「わがまま」を信じて、好きにやらせていたら…どうなっていただろう?)
しかし、その答えは、もう、永遠に、知ることができない。
戦いが、始まった。
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