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第1章:炎上プロジェクトと問題児(エリート)たち
第16話:プロジェクトマネージャーの戦場
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絶望的なカオスは、分析可能な「情報」へと変わった。
その瞬間、佐藤健司という男は死んだ。
そして、プロジェクトマネージャーが生まれた。
「――ゴードンさんッ!!」
ケンジの叫びは、それまでのか弱く狼狽した響きを、一切含んでいなかった。
それはまるで研ぎ澄まされた刃のように鋭く、冷徹なほどに冷静だった。
仲間割れの真っ最中だったルリエルとシーナが、驚いてその声の主を振り返る。ゴードンもまた、巨大な体躯をわずかにケンジの方へと向けた。
彼らの目に映ったのは、信じがたい光景だった。
数分前まで顔面蒼白で、ただ絶望に打ちひしがれていたはずの男。その男が今、背筋をまるで鋼のようにまっすぐに伸ばし、その瞳に燃えるような、しかしどこまでも静かな光を宿して立っている。
その視線は、仲間たちにも、眼前のゴブリンの群れにも向けられてはいなかった。彼は、まるでこの戦場全体を遥か上空から俯瞰しているかのように、一点を見つめている。
彼の視界には、仲間たちには見えない「盤上」が広がっていた。
そしてその盤上で、今まさにチェックメイトへ繋がる、最悪の一手が打たれようとしていた。
一体の、他のゴブリンよりも一回り大きな個体。ケンジの視界では【ゴブリン・ブルート】と表示された、脅威レベル『赤』の敵。それがゴードンの死角となる、巨大な樫の木の影から棍棒を振り上げ、まさに飛び出そうとしている。
ケンジの視界に、赤い予測線が描かれる。
【攻撃予測:着弾まで3.8秒。対象:ゴードン。予測ダメージ:40-55。クリティカルヒットの場合、行動不能に陥る可能性:大】
「ゴードンさん! あなたの左翼、9時の方向、樫の木の後ろ!」
ケンジの声が、再び戦場に響き渡る。その口調は、もはや懇願や提案ではない。それは絶対的な確信に満ちた、明確な「指示」だった。
「脅威レベル『赤』の大型個体が接近中! 予測インパクトまで、あと3秒!」
そのあまりにも奇妙で具体的な言葉に、仲間たちは完全に思考を停止させた。
(きゅうじの、ほうこう…? きょういれべる、あか…?)
ルリエルとシーナは、ただ呆然と、ケンジが叫ぶ意味不明な単語を頭の中で繰り返すだけだった。
当のゴードンもまた、眉間に深い皺を刻んでいた。彼の視界からは、ケンジが言う「樫の木の後ろ」には何も見えない。そこにはただ不気味な森の闇が広がっているだけだ。
(…何を、言っているんだ、この男は)
混乱。そしてわずかな不信。
計画は破綻したはずだ。この男は、その責任者ではなかったか。
なぜ今になって、こんな支離滅裂なことを。
「――2秒前! スキル『シールドバッシュ』で、今すぐ迎撃してくださいッ!!」
ケンジの悲鳴に近い、しかしその確信が少しも揺らがなかった、最後の指示。
そのあまりの気迫に、ゴードンの屈強な身体が思考よりも先に反応した。
理屈ではない。戦士としての長年の勘が告げていた。
この男の言葉には、従わなければならない、と。
「…ッ!」
ゴードンは短く息を吐くと、巨大な身体を反転させた。そして仲間たちが唖然として見守る中、彼は何もないはずの樫の木の影に向かって、鋼鉄の巨塔のような猛烈な勢いで突進を開始した。
その右腕に構えられた大盾が、青白い魔力の光を帯びていく。
スキル『シールドバッシュ』。彼の最強の突撃技。
それは、ケンジのあまりにも荒唐無稽な「指示」を、ゴードンがその全身全霊で「実行」した瞬間だった。
ゴードンが樫の木の影に向かって、鋼鉄の城壁のごとく突進した、まさにその瞬間。
木々の闇の中から、ゴードンの巨体にも劣らない一体の巨大なゴブリンが、雄叫びと共に飛び出してきた。その手には丸太のような巨大な棍棒が握りしめられている。
ゴードンの突進と、ゴブリン・ブルートの強襲。
二つの質量が、真正面から激突する。
ゴッ、と肉と骨が砕けるような鈍い音が響き渡った。ゴードンのシールドバッシュは、ゴブリンの棍棒を粉々に砕き、その勢いを殺す。しかし、ゴブリンの凄まじい膂力もまた、ゴードンの突進を完全にその場で停止させた。
「「ぐ…おおおおっ…!」」
二体の巨獣が中央で、力と力とをぶつけ合い、拮抗する。
ルリエルとシーナは、その光景に息をのんだ。
(…本当に、いた…!)
ケンジのあの荒唐無稽な叫びは、幻ではなかった。彼は本当に、ゴードンの死角から迫るこの最悪の奇襲を、「予測」していたのだ。
だが、ケンジは彼らが驚愕に浸る時間さえ与えなかった。
ゴードンが敵の主力を押さえつけているこのわずかな時間。それこそがこの絶望的な状況を覆すための、唯一の好機(チャンス)なのだから。
ケンジの矢継ぎ早な指示が、再び戦場に響き渡る。
「シーナさん! あなたの7時の方向、頭上、あの太い枝の上! 死角です!」
「なっ…!?」
シーナはプロの盗賊としてのプライドを刺激され、反射的にそちらを見上げた。しかし彼女の目には、薄暗い木々の葉がざわめいているのが見えるだけだ。
(…いない? いや、でも、この男は…!)
ゴードンの前例が、彼女の疑念を打ち消す。
「そこにいるゴブリンアーチャーを、最優先で処理してください!」
ケンジの断定的な命令。シーナは一瞬だけ躊躇った後、「…了解だよ、ボス!」と短く答えると、まるで地面を滑るかのように、音もなくその闇へと駆け出した。
ケンジは、すぐに次の指示を出す。ターゲットは、ルリエル。
彼の視界(UI)では、敵の後衛に陣取るひときわみすぼらしい格好のゴブリンが、不気味な呪文を唱え始めているのが見えていた。
【敵ユニット:ゴブリン・シャーマン。ステータス:詠唱中(スキル:マス・フィアー)。詠唱完了まであと4.0秒】
広範囲の恐怖効果。発動されれば、パーティの士気は致命的に低下する。
それと同時にケンジは、ルリエルの魔力の残量(MP)と、彼女が今選択しようとしている魔法の種類も正確に把握していた。
(また火球(ファイアボール)を撃つつもりか…! あのシャーマン一体を倒すのに、MPを40も消費するのはあまりにもコストパフォーマンスが悪すぎる…!)
「ルリエルさん! その魔法はMPの“コストパフォーマンス”が悪すぎます! キャンセル!」
「なによ、失礼な! 私の魔術にケチをつける気!?」
ルリエルがプライドを傷つけられ、激昂して言い返す。だがケンジの言葉は、それよりも速く、そして冷徹だった。
「敵後衛、一番右端で呪文を詠唱中の個体をターゲットに、小規模魔法(ファイアボルト)で、今すぐ“タスクキル”してください! これは、業務命令です!」
タスクキル。
その、まるで世界の法則から外れたかのような、奇妙な響きを持つ言葉。
ルリエルは意味が分からないまま、しかしその命令に逆らえない、不思議な強制力を感じていた。彼女は不満に唇を尖らせながらも、詠唱しかけていた大魔法を中断し、杖の先をケンジが言う後衛のゴブリンへと向けた。
「…ちっ! ファイアボルト!」
彼女の杖から放たれたのは、先ほどの火球とは比べ物にならないほど小さな、しかし灼熱の炎の矢だった。
そして、ケンジの指示がいかに正しかったかが即座に証明される。
シーナがケンジに指示された枝の真下へとたどり着くと同時に、茂みに隠れていたゴブリンアーチャーが、まさにゴードンの無防備な背中へと毒矢を放とうとしていた。
「――もらった!」
シーナの短剣が、閃光のように下からアーチャーの喉を切り裂く。ゴブリンは悲鳴を上げることもなく、枝からずり落ちていった。
ほぼ同時。
ルリエルの放った炎の矢が、シャーマンの胸を正確に貫いていた。不気味な呪文の詠唱は、完了する寸前で途切れる。
もしケンジの指示がなければ、ゴードンは背後から毒矢を受け、パーティ全体が恐怖の状態異常に陥っていただろう。
(…嘘でしょ…?)
ルリエルとシーナは、自らが成し遂げた完璧な連携と、それをまるで未来でも見てきたかのように的確に指示したケンジの姿を、信じられないという目で見つめていた。
彼らは戸惑っていた。
反発したいのに、彼の言葉が正しい。
理解できないのに、彼の指示が自分たちを生かしている。
その奇妙な感覚に身を任せるしか、選択肢はなかった。
その瞬間、佐藤健司という男は死んだ。
そして、プロジェクトマネージャーが生まれた。
「――ゴードンさんッ!!」
ケンジの叫びは、それまでのか弱く狼狽した響きを、一切含んでいなかった。
それはまるで研ぎ澄まされた刃のように鋭く、冷徹なほどに冷静だった。
仲間割れの真っ最中だったルリエルとシーナが、驚いてその声の主を振り返る。ゴードンもまた、巨大な体躯をわずかにケンジの方へと向けた。
彼らの目に映ったのは、信じがたい光景だった。
数分前まで顔面蒼白で、ただ絶望に打ちひしがれていたはずの男。その男が今、背筋をまるで鋼のようにまっすぐに伸ばし、その瞳に燃えるような、しかしどこまでも静かな光を宿して立っている。
その視線は、仲間たちにも、眼前のゴブリンの群れにも向けられてはいなかった。彼は、まるでこの戦場全体を遥か上空から俯瞰しているかのように、一点を見つめている。
彼の視界には、仲間たちには見えない「盤上」が広がっていた。
そしてその盤上で、今まさにチェックメイトへ繋がる、最悪の一手が打たれようとしていた。
一体の、他のゴブリンよりも一回り大きな個体。ケンジの視界では【ゴブリン・ブルート】と表示された、脅威レベル『赤』の敵。それがゴードンの死角となる、巨大な樫の木の影から棍棒を振り上げ、まさに飛び出そうとしている。
ケンジの視界に、赤い予測線が描かれる。
【攻撃予測:着弾まで3.8秒。対象:ゴードン。予測ダメージ:40-55。クリティカルヒットの場合、行動不能に陥る可能性:大】
「ゴードンさん! あなたの左翼、9時の方向、樫の木の後ろ!」
ケンジの声が、再び戦場に響き渡る。その口調は、もはや懇願や提案ではない。それは絶対的な確信に満ちた、明確な「指示」だった。
「脅威レベル『赤』の大型個体が接近中! 予測インパクトまで、あと3秒!」
そのあまりにも奇妙で具体的な言葉に、仲間たちは完全に思考を停止させた。
(きゅうじの、ほうこう…? きょういれべる、あか…?)
ルリエルとシーナは、ただ呆然と、ケンジが叫ぶ意味不明な単語を頭の中で繰り返すだけだった。
当のゴードンもまた、眉間に深い皺を刻んでいた。彼の視界からは、ケンジが言う「樫の木の後ろ」には何も見えない。そこにはただ不気味な森の闇が広がっているだけだ。
(…何を、言っているんだ、この男は)
混乱。そしてわずかな不信。
計画は破綻したはずだ。この男は、その責任者ではなかったか。
なぜ今になって、こんな支離滅裂なことを。
「――2秒前! スキル『シールドバッシュ』で、今すぐ迎撃してくださいッ!!」
ケンジの悲鳴に近い、しかしその確信が少しも揺らがなかった、最後の指示。
そのあまりの気迫に、ゴードンの屈強な身体が思考よりも先に反応した。
理屈ではない。戦士としての長年の勘が告げていた。
この男の言葉には、従わなければならない、と。
「…ッ!」
ゴードンは短く息を吐くと、巨大な身体を反転させた。そして仲間たちが唖然として見守る中、彼は何もないはずの樫の木の影に向かって、鋼鉄の巨塔のような猛烈な勢いで突進を開始した。
その右腕に構えられた大盾が、青白い魔力の光を帯びていく。
スキル『シールドバッシュ』。彼の最強の突撃技。
それは、ケンジのあまりにも荒唐無稽な「指示」を、ゴードンがその全身全霊で「実行」した瞬間だった。
ゴードンが樫の木の影に向かって、鋼鉄の城壁のごとく突進した、まさにその瞬間。
木々の闇の中から、ゴードンの巨体にも劣らない一体の巨大なゴブリンが、雄叫びと共に飛び出してきた。その手には丸太のような巨大な棍棒が握りしめられている。
ゴードンの突進と、ゴブリン・ブルートの強襲。
二つの質量が、真正面から激突する。
ゴッ、と肉と骨が砕けるような鈍い音が響き渡った。ゴードンのシールドバッシュは、ゴブリンの棍棒を粉々に砕き、その勢いを殺す。しかし、ゴブリンの凄まじい膂力もまた、ゴードンの突進を完全にその場で停止させた。
「「ぐ…おおおおっ…!」」
二体の巨獣が中央で、力と力とをぶつけ合い、拮抗する。
ルリエルとシーナは、その光景に息をのんだ。
(…本当に、いた…!)
ケンジのあの荒唐無稽な叫びは、幻ではなかった。彼は本当に、ゴードンの死角から迫るこの最悪の奇襲を、「予測」していたのだ。
だが、ケンジは彼らが驚愕に浸る時間さえ与えなかった。
ゴードンが敵の主力を押さえつけているこのわずかな時間。それこそがこの絶望的な状況を覆すための、唯一の好機(チャンス)なのだから。
ケンジの矢継ぎ早な指示が、再び戦場に響き渡る。
「シーナさん! あなたの7時の方向、頭上、あの太い枝の上! 死角です!」
「なっ…!?」
シーナはプロの盗賊としてのプライドを刺激され、反射的にそちらを見上げた。しかし彼女の目には、薄暗い木々の葉がざわめいているのが見えるだけだ。
(…いない? いや、でも、この男は…!)
ゴードンの前例が、彼女の疑念を打ち消す。
「そこにいるゴブリンアーチャーを、最優先で処理してください!」
ケンジの断定的な命令。シーナは一瞬だけ躊躇った後、「…了解だよ、ボス!」と短く答えると、まるで地面を滑るかのように、音もなくその闇へと駆け出した。
ケンジは、すぐに次の指示を出す。ターゲットは、ルリエル。
彼の視界(UI)では、敵の後衛に陣取るひときわみすぼらしい格好のゴブリンが、不気味な呪文を唱え始めているのが見えていた。
【敵ユニット:ゴブリン・シャーマン。ステータス:詠唱中(スキル:マス・フィアー)。詠唱完了まであと4.0秒】
広範囲の恐怖効果。発動されれば、パーティの士気は致命的に低下する。
それと同時にケンジは、ルリエルの魔力の残量(MP)と、彼女が今選択しようとしている魔法の種類も正確に把握していた。
(また火球(ファイアボール)を撃つつもりか…! あのシャーマン一体を倒すのに、MPを40も消費するのはあまりにもコストパフォーマンスが悪すぎる…!)
「ルリエルさん! その魔法はMPの“コストパフォーマンス”が悪すぎます! キャンセル!」
「なによ、失礼な! 私の魔術にケチをつける気!?」
ルリエルがプライドを傷つけられ、激昂して言い返す。だがケンジの言葉は、それよりも速く、そして冷徹だった。
「敵後衛、一番右端で呪文を詠唱中の個体をターゲットに、小規模魔法(ファイアボルト)で、今すぐ“タスクキル”してください! これは、業務命令です!」
タスクキル。
その、まるで世界の法則から外れたかのような、奇妙な響きを持つ言葉。
ルリエルは意味が分からないまま、しかしその命令に逆らえない、不思議な強制力を感じていた。彼女は不満に唇を尖らせながらも、詠唱しかけていた大魔法を中断し、杖の先をケンジが言う後衛のゴブリンへと向けた。
「…ちっ! ファイアボルト!」
彼女の杖から放たれたのは、先ほどの火球とは比べ物にならないほど小さな、しかし灼熱の炎の矢だった。
そして、ケンジの指示がいかに正しかったかが即座に証明される。
シーナがケンジに指示された枝の真下へとたどり着くと同時に、茂みに隠れていたゴブリンアーチャーが、まさにゴードンの無防備な背中へと毒矢を放とうとしていた。
「――もらった!」
シーナの短剣が、閃光のように下からアーチャーの喉を切り裂く。ゴブリンは悲鳴を上げることもなく、枝からずり落ちていった。
ほぼ同時。
ルリエルの放った炎の矢が、シャーマンの胸を正確に貫いていた。不気味な呪文の詠唱は、完了する寸前で途切れる。
もしケンジの指示がなければ、ゴードンは背後から毒矢を受け、パーティ全体が恐怖の状態異常に陥っていただろう。
(…嘘でしょ…?)
ルリエルとシーナは、自らが成し遂げた完璧な連携と、それをまるで未来でも見てきたかのように的確に指示したケンジの姿を、信じられないという目で見つめていた。
彼らは戸惑っていた。
反発したいのに、彼の言葉が正しい。
理解できないのに、彼の指示が自分たちを生かしている。
その奇妙な感覚に身を任せるしか、選択肢はなかった。
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