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happy2
19:発情 *
パタンと扉が閉まり、沈黙がスイートルームの主寝室の中に満たされる。だが、それを断ったのは玲司だった。
「桔梗君、今日は疲れたでしょう? 僕は向こうのサブベッドルームに行くので、ゆっくり休んでください」
玲司はそう告げ、桔梗の頭をゆっくりと撫でながら諭している。髪の間を抜ける指の温もりが優しくて心地が良い。喉を擽られた猫のように目を細めていた桔梗だったが、彼の細い指は玲司の着ていたシャツをしっかりと掴んだまま解かれる事はなかった。
「……い、やです。玲司さん……俺の、そばに……いて」
「ですが……」
「やっぱり……俺、きたない? 玲司さんに、もう、愛してもらえない?」
ポロポロと感情のままに言葉と涙が溢れていく。
きっと玲司は自分を汚れたとは思っていない。だけど、一度だけでなく二度までも理不尽にアルファに性の対象として見られてしまった。オメガというだけで、玲司と番になった今でも自分をそういった目で舐めまわすように見られる度に、吐き気を催す程の嫌悪感に全身襲われてしまう。
「俺は玲司さんのものなのに、他の人に触らせてしまって」
あの『La maison』という箱庭の中で、二人だけの世界に浸っていたかった。そうすれば、他のアルファの目にもオメガの目にも、お互い晒される事がなくて幸せなのに……
「ごめんなさい」
香月の子供なのにオメガでごめんなさい。
役にたたなくてごめんなさい。
アルファを惹きつけてごめんなさい。
玲司さんの番なのに困らせてごめんなさい。
傷ついてる玲司さんを悲しませてごめんなさい。
桔梗は両手で顔を覆い、小さな声でずっと「ごめんなさい」と言い続けている。
きっと玲司がここで「そうじゃない」と言っても、桔梗は耳を傾けないだろう。
今、桔梗は闇に囚われている。かつて玲司が囚われていた深く先の見えない闇に。
(凛からは、今日は控えろと言われましたが……)
玲司はナイトテーブルにあった二種類の錠剤が包まれたシートをゴミ箱に投げ捨てると、桔梗の体を強く抱き締め、耳元に唇を寄せると囁きを落とす。
「桔梗君が大丈夫なら、今すぐ抱きます……いいですか?」
両手で包まれた手が滑るように落ち、赤く染まった目を閉じた双眸からは宝石のような涙がコロリと転がり、そして「……はい」と濡れた唇から応じる言葉が返ってきたのだった。
「……っ、んっ、ぁ、れい、じ、さ……そ、そこ……ぃやぁ」
「でも、ここを舐める度に、僕の舌をきゅうきゅうと締めてますよ?」
「だ、だってぇ……ぁ、あぁんっ」
全身をくまなく舐め清め、桔梗を四つん這いにさせた玲司は、白い臀部の中心にある臙脂色に染まった蕾の中心を舌でこじ開けては解していく。
逃げようと腰が前に行くのを強引に引き寄せ、舌全体で蕾を刷いていく度に、桔梗からはあえかな声が零れ、シーツに涙の染みを広げていく。
先ほど風呂に入れた時に、内部を洗浄しておいて良かった、と玲司は蜜口から溢れた甘い雫を舐めながらそんな事を思い馳せていた。あの時は、他のアルファの匂いに吐き気がして、触れていないと分かっていても、洗い清めたかったのだ。
そうでもしないと、今頃警察で執拗に取り調べを受けてるだろうあのアルファを殺してしまいそうだったから。
「あ、っ、そ……こ、あぁっ、あ、もう……っ」
今まで何度かその場所を愛撫されているとはいえ、数ヶ月ぶりに来た発情時では初めてだった桔梗は、いつも以上に感じる玲司の熱い舌の感触に、喉からあられもない声が迸る。
気持ちいい。だけど、欲しいのはもっと強い刺激。
内部を激しく擦りたてて、最奥に熱くてドロリとした番の精で他のアルファの匂いを消して欲しい。
頭の中は玲司の太く硬い楔に貫かれる事ばかりに占められ、腰は自然と誘うように揺れ、期待に蜜孔はひくひくと震え、アルファとは比べ物にならないペニスの先端からは壊れた蛇口のように蜜を滴らせていた。
頭がドロドロに蕩かされる。
ただただ玲司に外側と内側から自分を染めてくれたら、と願う。
玲司は桔梗の懇願を知りつつも、執拗に蕾を舌でこじ開け、ナカへと挿しこむ。コポと奥で物欲しげに内壁から滲み出した甘い蜜が溢れて、玲司の口の中へと流れ込んでくる。桔梗のフェロモンを凝縮したような蜜は、口腔に芳しい香りで一杯となり、自分の唾液と混じり合って喉を通っていく。
清楚な花の香りに脳がクラリと酩酊し、もっと飲みたいと、尖らせた舌を更に突き込んだ。
「はっ……ん、ナ、ナカ……だめ……ぇ」
抵抗を言葉にした桔梗だったが、欲している物とは違う芯のない熱に、頭を枕に押し付けて身悶える。
広くラグジュアリーな装飾で、落ち着いた雰囲気の主寝室には、互いの荒い呼吸と玲司が桔梗の蕾をくじる水音が響く。一般の客室とは違い、プライベート重視とされたスイートは壁も厚く、桔梗の淫れた声が外に漏れないので良かった、と玲司は甘い蜜を味わいながらそんな事を思っていた。
更に、ホテル全体が密閉性に優れ、オメガの発情時のフェロモンが殆ど廊下等に流れていかないのは僥倖だ。こんなに甘く、愛おしい香りを他のアルファに嗅がせるのすら嫌だった。
「桔梗君。ナカ、もうトロトロになってますよ」
「あ、あぁ、んぅっ」
ぴちゃり、と舌で蕾をひと撫でして、事実を伝えると、桔梗は啜り泣きながらも、玲司の手で挟んだ腰を揺らめかす。
本人は無自覚の──発情で朦朧としているから、自分がこんなに淫らに番を誘っているとは気づいていないのだろう。しかし、眼前で綻んだ蕾が玲司の熱を欲しがるようにパクパクと小さな口を開いたり閉じたりを繰り返していた。
玲司は中指に自分の唾液をまぶし、先端を蕾の中へと押し込む。
「ふっ、あぁっ、あ、あんっ」
玲司の指を食みながらも、奥へ奥へと蠕動して飲み込んでいく。発情で高まっているのか、桔梗の胎内は燃えるように熱い。今すぐにでも指を抜き、己の熱を穿ったら、どれだけ溶けるのだろう、と期待に喉が鳴る。
だが、オメガがアルファの長大なモノを受け入れる体質を持っているとはいえども、本能のままに突き上げてしまえば、桔梗の体が傷ついてしまう。
逸る気持ちを律して、柔らかくなりつつあるものの、紅色の肉輪を丹念に弧を描き緩めていく。違う、これではない、と蜜の涙が玲司の手をしとどに濡らし、花の蜜の滑りを借りて指をゆっくりと増やしていく。
本心を言えば、玲司は緊張していた。
初めての桔梗との交わりは、意識を無くした体を強引に貪り、細く白いうなじに牙を突き立てた。
その後、思い通じて交わった時は、お互い意識はあったものの、発情時ではなかった為に、穏やかな人間としてのセックスに終わったのである。
しかし、今は出会って二度目の発情。
何度も桔梗のフェロモンに充てられ、玲司自身も発情を起こしそうになったが、理性がそれを必死に留めていた。
(もう、二度と、あんな思いは沢山だ)
会社を上司のセクハラでクビとなり、ショックでホルモンバランスを崩した桔梗は発情を起こしてしまった。誰かに迷惑をかける事をよしとしなかった為に、自宅へと徒歩で帰る途中、偶然玲司と出会い、そのまま自覚ないまま番契約を交わしていた彼は、今後の事を考え殆ど他人の玲司と生活を共にする事になった。
上級アルファ中位層名家である香月家に生まれた桔梗は、二次成長期に行われるバース判定でオメガと診断されて以降、父親から冷遇されるようになっていた。それまでは双子の兄である朔音と共に大切にされてきた桔梗は、突然父親から突き放され、義務教育期間である中学卒業後、オメガが多い高校へと強制的に入学されられたそうだ。
一応、大学までの学費は父親から支払われたものの、中学卒業以降はオメガ専用単身マンションへと押し込められ、殆ど他人と接触せずに生きてきたらしい。
アルファである父親に迷惑をかけずに、いずれはどこかのアルファと政略結婚していたかもしれない、と婚姻前夜に桔梗が漏らしていたのを思い出す。
(オメガを毛嫌いしてる癖に、己の立身出世の為には利用するなんて。……いっそのこと香月家を潰してしまおうか)
黒い考えが頭の中でとぐろを巻くのを、すぐさま否定で追い払う。
そんな事をしても桔梗は喜ばないだろうし、優しい番の事だから、双子の兄の行く末に心を痛めてしまうだろう。
いずれは香月家当主と直接対峙する可能性はあるだろう。
それまでに総一朗や朔音と話し合わなければならない。
「れ、いじ、さ……、も、もう……れいじさんの……」
欲しい──
意識を別事に向けていると、最愛の番が濡れた声でおねだりをしてくるのが聞こえる。
玲司は桔梗の胎内に埋めた指を引き抜くと、桔梗の腰へと自身の腰を寄せ、今にも暴発しそうな楔の先端をあてがうと、誘惑に口を開くその奥へと切っ先をゆっくりと沈めていった。
「桔梗君、今日は疲れたでしょう? 僕は向こうのサブベッドルームに行くので、ゆっくり休んでください」
玲司はそう告げ、桔梗の頭をゆっくりと撫でながら諭している。髪の間を抜ける指の温もりが優しくて心地が良い。喉を擽られた猫のように目を細めていた桔梗だったが、彼の細い指は玲司の着ていたシャツをしっかりと掴んだまま解かれる事はなかった。
「……い、やです。玲司さん……俺の、そばに……いて」
「ですが……」
「やっぱり……俺、きたない? 玲司さんに、もう、愛してもらえない?」
ポロポロと感情のままに言葉と涙が溢れていく。
きっと玲司は自分を汚れたとは思っていない。だけど、一度だけでなく二度までも理不尽にアルファに性の対象として見られてしまった。オメガというだけで、玲司と番になった今でも自分をそういった目で舐めまわすように見られる度に、吐き気を催す程の嫌悪感に全身襲われてしまう。
「俺は玲司さんのものなのに、他の人に触らせてしまって」
あの『La maison』という箱庭の中で、二人だけの世界に浸っていたかった。そうすれば、他のアルファの目にもオメガの目にも、お互い晒される事がなくて幸せなのに……
「ごめんなさい」
香月の子供なのにオメガでごめんなさい。
役にたたなくてごめんなさい。
アルファを惹きつけてごめんなさい。
玲司さんの番なのに困らせてごめんなさい。
傷ついてる玲司さんを悲しませてごめんなさい。
桔梗は両手で顔を覆い、小さな声でずっと「ごめんなさい」と言い続けている。
きっと玲司がここで「そうじゃない」と言っても、桔梗は耳を傾けないだろう。
今、桔梗は闇に囚われている。かつて玲司が囚われていた深く先の見えない闇に。
(凛からは、今日は控えろと言われましたが……)
玲司はナイトテーブルにあった二種類の錠剤が包まれたシートをゴミ箱に投げ捨てると、桔梗の体を強く抱き締め、耳元に唇を寄せると囁きを落とす。
「桔梗君が大丈夫なら、今すぐ抱きます……いいですか?」
両手で包まれた手が滑るように落ち、赤く染まった目を閉じた双眸からは宝石のような涙がコロリと転がり、そして「……はい」と濡れた唇から応じる言葉が返ってきたのだった。
「……っ、んっ、ぁ、れい、じ、さ……そ、そこ……ぃやぁ」
「でも、ここを舐める度に、僕の舌をきゅうきゅうと締めてますよ?」
「だ、だってぇ……ぁ、あぁんっ」
全身をくまなく舐め清め、桔梗を四つん這いにさせた玲司は、白い臀部の中心にある臙脂色に染まった蕾の中心を舌でこじ開けては解していく。
逃げようと腰が前に行くのを強引に引き寄せ、舌全体で蕾を刷いていく度に、桔梗からはあえかな声が零れ、シーツに涙の染みを広げていく。
先ほど風呂に入れた時に、内部を洗浄しておいて良かった、と玲司は蜜口から溢れた甘い雫を舐めながらそんな事を思い馳せていた。あの時は、他のアルファの匂いに吐き気がして、触れていないと分かっていても、洗い清めたかったのだ。
そうでもしないと、今頃警察で執拗に取り調べを受けてるだろうあのアルファを殺してしまいそうだったから。
「あ、っ、そ……こ、あぁっ、あ、もう……っ」
今まで何度かその場所を愛撫されているとはいえ、数ヶ月ぶりに来た発情時では初めてだった桔梗は、いつも以上に感じる玲司の熱い舌の感触に、喉からあられもない声が迸る。
気持ちいい。だけど、欲しいのはもっと強い刺激。
内部を激しく擦りたてて、最奥に熱くてドロリとした番の精で他のアルファの匂いを消して欲しい。
頭の中は玲司の太く硬い楔に貫かれる事ばかりに占められ、腰は自然と誘うように揺れ、期待に蜜孔はひくひくと震え、アルファとは比べ物にならないペニスの先端からは壊れた蛇口のように蜜を滴らせていた。
頭がドロドロに蕩かされる。
ただただ玲司に外側と内側から自分を染めてくれたら、と願う。
玲司は桔梗の懇願を知りつつも、執拗に蕾を舌でこじ開け、ナカへと挿しこむ。コポと奥で物欲しげに内壁から滲み出した甘い蜜が溢れて、玲司の口の中へと流れ込んでくる。桔梗のフェロモンを凝縮したような蜜は、口腔に芳しい香りで一杯となり、自分の唾液と混じり合って喉を通っていく。
清楚な花の香りに脳がクラリと酩酊し、もっと飲みたいと、尖らせた舌を更に突き込んだ。
「はっ……ん、ナ、ナカ……だめ……ぇ」
抵抗を言葉にした桔梗だったが、欲している物とは違う芯のない熱に、頭を枕に押し付けて身悶える。
広くラグジュアリーな装飾で、落ち着いた雰囲気の主寝室には、互いの荒い呼吸と玲司が桔梗の蕾をくじる水音が響く。一般の客室とは違い、プライベート重視とされたスイートは壁も厚く、桔梗の淫れた声が外に漏れないので良かった、と玲司は甘い蜜を味わいながらそんな事を思っていた。
更に、ホテル全体が密閉性に優れ、オメガの発情時のフェロモンが殆ど廊下等に流れていかないのは僥倖だ。こんなに甘く、愛おしい香りを他のアルファに嗅がせるのすら嫌だった。
「桔梗君。ナカ、もうトロトロになってますよ」
「あ、あぁ、んぅっ」
ぴちゃり、と舌で蕾をひと撫でして、事実を伝えると、桔梗は啜り泣きながらも、玲司の手で挟んだ腰を揺らめかす。
本人は無自覚の──発情で朦朧としているから、自分がこんなに淫らに番を誘っているとは気づいていないのだろう。しかし、眼前で綻んだ蕾が玲司の熱を欲しがるようにパクパクと小さな口を開いたり閉じたりを繰り返していた。
玲司は中指に自分の唾液をまぶし、先端を蕾の中へと押し込む。
「ふっ、あぁっ、あ、あんっ」
玲司の指を食みながらも、奥へ奥へと蠕動して飲み込んでいく。発情で高まっているのか、桔梗の胎内は燃えるように熱い。今すぐにでも指を抜き、己の熱を穿ったら、どれだけ溶けるのだろう、と期待に喉が鳴る。
だが、オメガがアルファの長大なモノを受け入れる体質を持っているとはいえども、本能のままに突き上げてしまえば、桔梗の体が傷ついてしまう。
逸る気持ちを律して、柔らかくなりつつあるものの、紅色の肉輪を丹念に弧を描き緩めていく。違う、これではない、と蜜の涙が玲司の手をしとどに濡らし、花の蜜の滑りを借りて指をゆっくりと増やしていく。
本心を言えば、玲司は緊張していた。
初めての桔梗との交わりは、意識を無くした体を強引に貪り、細く白いうなじに牙を突き立てた。
その後、思い通じて交わった時は、お互い意識はあったものの、発情時ではなかった為に、穏やかな人間としてのセックスに終わったのである。
しかし、今は出会って二度目の発情。
何度も桔梗のフェロモンに充てられ、玲司自身も発情を起こしそうになったが、理性がそれを必死に留めていた。
(もう、二度と、あんな思いは沢山だ)
会社を上司のセクハラでクビとなり、ショックでホルモンバランスを崩した桔梗は発情を起こしてしまった。誰かに迷惑をかける事をよしとしなかった為に、自宅へと徒歩で帰る途中、偶然玲司と出会い、そのまま自覚ないまま番契約を交わしていた彼は、今後の事を考え殆ど他人の玲司と生活を共にする事になった。
上級アルファ中位層名家である香月家に生まれた桔梗は、二次成長期に行われるバース判定でオメガと診断されて以降、父親から冷遇されるようになっていた。それまでは双子の兄である朔音と共に大切にされてきた桔梗は、突然父親から突き放され、義務教育期間である中学卒業後、オメガが多い高校へと強制的に入学されられたそうだ。
一応、大学までの学費は父親から支払われたものの、中学卒業以降はオメガ専用単身マンションへと押し込められ、殆ど他人と接触せずに生きてきたらしい。
アルファである父親に迷惑をかけずに、いずれはどこかのアルファと政略結婚していたかもしれない、と婚姻前夜に桔梗が漏らしていたのを思い出す。
(オメガを毛嫌いしてる癖に、己の立身出世の為には利用するなんて。……いっそのこと香月家を潰してしまおうか)
黒い考えが頭の中でとぐろを巻くのを、すぐさま否定で追い払う。
そんな事をしても桔梗は喜ばないだろうし、優しい番の事だから、双子の兄の行く末に心を痛めてしまうだろう。
いずれは香月家当主と直接対峙する可能性はあるだろう。
それまでに総一朗や朔音と話し合わなければならない。
「れ、いじ、さ……、も、もう……れいじさんの……」
欲しい──
意識を別事に向けていると、最愛の番が濡れた声でおねだりをしてくるのが聞こえる。
玲司は桔梗の胎内に埋めた指を引き抜くと、桔梗の腰へと自身の腰を寄せ、今にも暴発しそうな楔の先端をあてがうと、誘惑に口を開くその奥へと切っ先をゆっくりと沈めていった。
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