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春の宵闇
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「お客様……ですか?」
「そう。大事な方だから今日は早上がりして、このメモの物を買って、それからお願いしておいて」
桜が散り昼間は少し動けば汗ばむようになった午後、上司である秋槻からメモを渡された慧斗は素直に受け取り、小さな紙に書かれた文字に目を走らす。
街にある紅茶専門店でラプサンスーチョンという茶葉を、デパートで月餅と……
「この鳳梨……なんとかというのは」
「鳳梨酥ね。分かりやすく言うと、パイナップルケーキ」
「はあ……」
それから花の酥……?
慧斗は首を傾げたが、多分行けば分かるだろうと、尋ねるのをやめる。その下に書かれた一文を見れば、中華菓子のたぐいなのは一目瞭然だからだ。
「秋槻理事」
「ん? 何か難しい文字でもあった?」
「謎だらけで頭痛がします。いえ、それよりもこれ……」
書かれていたのは、二週間後に玲司がオーナーの『La maison』へ、特別メニューの依頼と宅配を頼むものだった。しかも中華系の点心やデザートを。
確か玲司の話ではフランス畑の料理人のはず。なんてむちゃぶりをするのだこの人は、と慧斗が侮蔑の視線を向けるが、当の本人は素知らぬ顔でファイルを眺めている。
「まあ断られる可能性もあるけど、一応話だけはしておいて。確認はうちの愚弟がするそうだから」
そうですか、と慧斗は頷き、さっそく退勤の支度をする。今日は金曜日だし、一度家に帰ってから街に出たほうがいいだろう。ついでにパンケーキの店に寄ってお茶をしてもいい。
鞄に持参しているマグボトルやミニキッチンに置いてあった弁当箱をどんどん入れていき、三分も経たずに出ていこうとする慧斗の背中を、秋槻が呼び止める。
「言い忘れてたけど、そのお客様が来る時は、君も秘書として在席を頼むね」
「え? 俺、代理ですけど」
基本秋槻理事には正式な秘書がいる。秋槻の弟の番で、週の半分を秋槻の秘書をやり、残りを番の方の秘書をやるという多忙な方だ。さすがに秘書の夫……つまりは秋槻の弟であるアルファが、いい加減にしろと圧をかけてきたそうで、どうしても秋槻が忙しい時だけ慧斗が秘書をやるようになった。といっても、基本的には簡単な事務作業のみだったが。
だから慧斗は正式な秘書ではないのだ。そんな自分が同席してもいいのだろうか、と怪訝な視線を向けると。秋槻は肩をすくめて「ちょうど彼が休みの日なんだよね」と言う。
それなら仕方がない。子供がふたりいるのに多忙を極めているのだ。
「一応言っておきますけど、俺ができるのは、スケジュール管理と当日の会合内容を録音して、文章化する位しかしませんからね」
慧斗自身も秘書準一級は持っている。一級も何度かトライしたものの、面接の都合が合わなかったりで落ち続けていたのだ。一級を持つ秘書の仕事を奪うつもりもない。それに慧斗は白糸の正式な秘書なのだ。そちらを疎かにできない。
「わかってる。君のその真面目な部分は凄く評価に値するね」
「褒め言葉なら、素直に受け取ります」
今度こそ紅音の迎えに行こうと、慧斗は部屋を出た。
ひとりになった理事室で「さて吉と出るか凶とでるか」と独りごちていた言葉など、慧斗の耳には届かなかった。
いつものように職員専用歩道を通って保育園へと辿り着く。IDカードをスキャン機に通して園庭に入る。
この秋槻学園では、各個人にIDカードが支給される。これは身分を証明するだけでなく、各学部にあるゲートを通過する時も記録されるのだ。今慧斗がスキャン機に通したから、それも学園のホストコンピューターに記録されただろう。
他にも大学部にある図書館で本を借りたり、食堂やコンビニで買い物する時、学園内を走るバスもこのカードで事足りる。かなり便利な代物だからこそ、管理は厳重にと言及されてるほど。
噂では、学生や職員が違反した時の記録もあるそうだが……
慧斗はカードを入れたパスケースを鞄の深くにしまい、紅音の教室へと歩く。学園用のIDカードは首からかけるパスケースに入れ、紐は鞄の持ち手にしっかり括ってある。刃物で切らない限りは持ち去ることはできないように管理しているのだ。おかげでも学生時代も含め再発行したことがないのが自慢である。
保育園の建物はちょうど昼が終わった頃なのか、どの教室からも賑やかな声が溢れている。
「あれ? 御崎さん?」
紅音の教室をそっと覗いていた慧斗の背後から、ふと疑問に思う部分はあるものの、峯浦の問うような声が投げかけられ振り返る。
「紅音君のお迎えですか」
「ええ、理事から用事を頼まれましたので」
「っ、そ、そうですか」
一瞬、峯浦が息を呑む気配を感じたが、慧斗はそこに追求せず、話の流れに乗ることにした。慧斗を見つめる峯浦の視線は、慧斗を保護者ではなく、性の対象として獲物を狙うソレだ。そういえば峯浦はアルファだったと思い出す。
「なので、紅音をお願いします」
有無を言わさない態度でそう告げれば、峯浦は微かに眉をしかめた。しかし、慧斗は気づかないふりをして、教室にいる紅音へと声をかけた。
「あれー? おかーさん、どうしたのー?」
「うん、理事からお遣いを頼まれたんだ。それで学校出ちゃうから、紅音をお迎えに来たの」
「そっかー。おかーさんたいへんだね。ぶらっくでかろうしになっちゃダメだよ?」
ブラックに過労死。この賢い保育園児はどこでそんな言葉を覚えたのか。
苦笑する慧斗に紅音のバッグを渡してきた峯浦は、先ほどとは違い、普通の『保育園の先生』だった。
内心で安堵した慧斗は、先ほどの警戒を忘れ峯浦からバッグを受け取ったが。
「っ!?」
スルリと峯浦のカサついた手が慧斗の肌を撫で、ゾワリと背中を怖気が走る。叩くように峯浦の手を払い除けた慧斗の様子に、紅音は「おかーさん?」と不安げな顔を浮かべているものの、慧斗の心臓は破裂しそうなほどにドクドクと鳴っていた。
「……過剰ですね、オメガは」
そっと慧斗の耳元で囁く男の声は、慧斗の知る峯浦ではなかった。
あれはわざとだ。慧斗がシングルのオメガだと知って、峯浦が仕掛けてきたことだ。
どうする。秋槻理事に相談するべきか。それとも白糸に……いやダメだ。峯浦は学園の卒業生で、保育科がある大学へと入ったが、彼の実家はアルファ家系と聞いている。
別に慧斗が好んでその情報を仕入れたわけではないが、保育園というのは片親世帯が多く、どうしても職員の噂が入りやすい。
多分、慧斗が秋槻や白糸に苦情を言ったとしても、果たして彼らが慧斗の訴えに耳を傾けてくれか。
それほどアルファコミュニティは特別視されている。一般の家庭のオメガが底辺でキャンキャン吠えてる程度だと、峯浦はそう軽視しているのではないか。きっとふたりに話をしても、どこかで握りつぶされてしまうだろう。
悔しい。単身で子供を産んで育ててるオメガだからって、どうしてこうも軽んじられるのだろうか。
確かにベータの女性職員やオメガの職員たちが、見た目がよく若い峯浦に秋波を送ってるのには気づいている。でもだからといって、慧斗も同じだと見られているのが我慢ならない。
やっぱり、秋槻に一度話をしたほうがいいか、と頭の中でグルグル思案していると「おかーさん、おうちついたよ?」との紅音の言葉に、ハッと我に返る。
帰巣本能の成せる技か、気づけば自宅前に立っていた。
「あのね、さっきききょーさんが、おかーさんよんでたの」
「え?」
「でも、おかーさん、むずかしーおかおであるいてたから」
そうだったのか、桔梗には悪いことをしたな、と慧斗は繋いだままの紅音の手を両手で包み込む。
「ごめん、紅音。ちょっと考え事してた」
「そっかぁ。だけどおかーさんかわいーから、ぼーっとしてたらどっかにつれていかれるよ?」
息子の美辞麗句に、慧斗は緊張で結んでいた唇を綻ばせ笑みを浮かべる。
「かわいーかは別にして、お着替えしてから出かけよう?」
「どこにー?」
「秋槻理事に頼まれて、街にお買い物に行かなくちゃいけないんだ。途中休憩でパンケーキ食べたくない?」
「たべたい!」
好物の提案をすれば紅音はきゃあと歓喜し、慧斗に家の入ろうと急かしてくる。
愛おしい人との間に産まれた紅音と、これからもずっとふたりだけでいい。誰にも、たとえ紅龍にも介入はさせない。
峯浦の件も報告はするけども、しばらくは様子を見ることにする。
今の状態では慧斗の証言だけで、誰も手の打ちようもないのだから。
「そう。大事な方だから今日は早上がりして、このメモの物を買って、それからお願いしておいて」
桜が散り昼間は少し動けば汗ばむようになった午後、上司である秋槻からメモを渡された慧斗は素直に受け取り、小さな紙に書かれた文字に目を走らす。
街にある紅茶専門店でラプサンスーチョンという茶葉を、デパートで月餅と……
「この鳳梨……なんとかというのは」
「鳳梨酥ね。分かりやすく言うと、パイナップルケーキ」
「はあ……」
それから花の酥……?
慧斗は首を傾げたが、多分行けば分かるだろうと、尋ねるのをやめる。その下に書かれた一文を見れば、中華菓子のたぐいなのは一目瞭然だからだ。
「秋槻理事」
「ん? 何か難しい文字でもあった?」
「謎だらけで頭痛がします。いえ、それよりもこれ……」
書かれていたのは、二週間後に玲司がオーナーの『La maison』へ、特別メニューの依頼と宅配を頼むものだった。しかも中華系の点心やデザートを。
確か玲司の話ではフランス畑の料理人のはず。なんてむちゃぶりをするのだこの人は、と慧斗が侮蔑の視線を向けるが、当の本人は素知らぬ顔でファイルを眺めている。
「まあ断られる可能性もあるけど、一応話だけはしておいて。確認はうちの愚弟がするそうだから」
そうですか、と慧斗は頷き、さっそく退勤の支度をする。今日は金曜日だし、一度家に帰ってから街に出たほうがいいだろう。ついでにパンケーキの店に寄ってお茶をしてもいい。
鞄に持参しているマグボトルやミニキッチンに置いてあった弁当箱をどんどん入れていき、三分も経たずに出ていこうとする慧斗の背中を、秋槻が呼び止める。
「言い忘れてたけど、そのお客様が来る時は、君も秘書として在席を頼むね」
「え? 俺、代理ですけど」
基本秋槻理事には正式な秘書がいる。秋槻の弟の番で、週の半分を秋槻の秘書をやり、残りを番の方の秘書をやるという多忙な方だ。さすがに秘書の夫……つまりは秋槻の弟であるアルファが、いい加減にしろと圧をかけてきたそうで、どうしても秋槻が忙しい時だけ慧斗が秘書をやるようになった。といっても、基本的には簡単な事務作業のみだったが。
だから慧斗は正式な秘書ではないのだ。そんな自分が同席してもいいのだろうか、と怪訝な視線を向けると。秋槻は肩をすくめて「ちょうど彼が休みの日なんだよね」と言う。
それなら仕方がない。子供がふたりいるのに多忙を極めているのだ。
「一応言っておきますけど、俺ができるのは、スケジュール管理と当日の会合内容を録音して、文章化する位しかしませんからね」
慧斗自身も秘書準一級は持っている。一級も何度かトライしたものの、面接の都合が合わなかったりで落ち続けていたのだ。一級を持つ秘書の仕事を奪うつもりもない。それに慧斗は白糸の正式な秘書なのだ。そちらを疎かにできない。
「わかってる。君のその真面目な部分は凄く評価に値するね」
「褒め言葉なら、素直に受け取ります」
今度こそ紅音の迎えに行こうと、慧斗は部屋を出た。
ひとりになった理事室で「さて吉と出るか凶とでるか」と独りごちていた言葉など、慧斗の耳には届かなかった。
いつものように職員専用歩道を通って保育園へと辿り着く。IDカードをスキャン機に通して園庭に入る。
この秋槻学園では、各個人にIDカードが支給される。これは身分を証明するだけでなく、各学部にあるゲートを通過する時も記録されるのだ。今慧斗がスキャン機に通したから、それも学園のホストコンピューターに記録されただろう。
他にも大学部にある図書館で本を借りたり、食堂やコンビニで買い物する時、学園内を走るバスもこのカードで事足りる。かなり便利な代物だからこそ、管理は厳重にと言及されてるほど。
噂では、学生や職員が違反した時の記録もあるそうだが……
慧斗はカードを入れたパスケースを鞄の深くにしまい、紅音の教室へと歩く。学園用のIDカードは首からかけるパスケースに入れ、紐は鞄の持ち手にしっかり括ってある。刃物で切らない限りは持ち去ることはできないように管理しているのだ。おかげでも学生時代も含め再発行したことがないのが自慢である。
保育園の建物はちょうど昼が終わった頃なのか、どの教室からも賑やかな声が溢れている。
「あれ? 御崎さん?」
紅音の教室をそっと覗いていた慧斗の背後から、ふと疑問に思う部分はあるものの、峯浦の問うような声が投げかけられ振り返る。
「紅音君のお迎えですか」
「ええ、理事から用事を頼まれましたので」
「っ、そ、そうですか」
一瞬、峯浦が息を呑む気配を感じたが、慧斗はそこに追求せず、話の流れに乗ることにした。慧斗を見つめる峯浦の視線は、慧斗を保護者ではなく、性の対象として獲物を狙うソレだ。そういえば峯浦はアルファだったと思い出す。
「なので、紅音をお願いします」
有無を言わさない態度でそう告げれば、峯浦は微かに眉をしかめた。しかし、慧斗は気づかないふりをして、教室にいる紅音へと声をかけた。
「あれー? おかーさん、どうしたのー?」
「うん、理事からお遣いを頼まれたんだ。それで学校出ちゃうから、紅音をお迎えに来たの」
「そっかー。おかーさんたいへんだね。ぶらっくでかろうしになっちゃダメだよ?」
ブラックに過労死。この賢い保育園児はどこでそんな言葉を覚えたのか。
苦笑する慧斗に紅音のバッグを渡してきた峯浦は、先ほどとは違い、普通の『保育園の先生』だった。
内心で安堵した慧斗は、先ほどの警戒を忘れ峯浦からバッグを受け取ったが。
「っ!?」
スルリと峯浦のカサついた手が慧斗の肌を撫で、ゾワリと背中を怖気が走る。叩くように峯浦の手を払い除けた慧斗の様子に、紅音は「おかーさん?」と不安げな顔を浮かべているものの、慧斗の心臓は破裂しそうなほどにドクドクと鳴っていた。
「……過剰ですね、オメガは」
そっと慧斗の耳元で囁く男の声は、慧斗の知る峯浦ではなかった。
あれはわざとだ。慧斗がシングルのオメガだと知って、峯浦が仕掛けてきたことだ。
どうする。秋槻理事に相談するべきか。それとも白糸に……いやダメだ。峯浦は学園の卒業生で、保育科がある大学へと入ったが、彼の実家はアルファ家系と聞いている。
別に慧斗が好んでその情報を仕入れたわけではないが、保育園というのは片親世帯が多く、どうしても職員の噂が入りやすい。
多分、慧斗が秋槻や白糸に苦情を言ったとしても、果たして彼らが慧斗の訴えに耳を傾けてくれか。
それほどアルファコミュニティは特別視されている。一般の家庭のオメガが底辺でキャンキャン吠えてる程度だと、峯浦はそう軽視しているのではないか。きっとふたりに話をしても、どこかで握りつぶされてしまうだろう。
悔しい。単身で子供を産んで育ててるオメガだからって、どうしてこうも軽んじられるのだろうか。
確かにベータの女性職員やオメガの職員たちが、見た目がよく若い峯浦に秋波を送ってるのには気づいている。でもだからといって、慧斗も同じだと見られているのが我慢ならない。
やっぱり、秋槻に一度話をしたほうがいいか、と頭の中でグルグル思案していると「おかーさん、おうちついたよ?」との紅音の言葉に、ハッと我に返る。
帰巣本能の成せる技か、気づけば自宅前に立っていた。
「あのね、さっきききょーさんが、おかーさんよんでたの」
「え?」
「でも、おかーさん、むずかしーおかおであるいてたから」
そうだったのか、桔梗には悪いことをしたな、と慧斗は繋いだままの紅音の手を両手で包み込む。
「ごめん、紅音。ちょっと考え事してた」
「そっかぁ。だけどおかーさんかわいーから、ぼーっとしてたらどっかにつれていかれるよ?」
息子の美辞麗句に、慧斗は緊張で結んでいた唇を綻ばせ笑みを浮かべる。
「かわいーかは別にして、お着替えしてから出かけよう?」
「どこにー?」
「秋槻理事に頼まれて、街にお買い物に行かなくちゃいけないんだ。途中休憩でパンケーキ食べたくない?」
「たべたい!」
好物の提案をすれば紅音はきゃあと歓喜し、慧斗に家の入ろうと急かしてくる。
愛おしい人との間に産まれた紅音と、これからもずっとふたりだけでいい。誰にも、たとえ紅龍にも介入はさせない。
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