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7章 世界が広がっていくよ
269.なんかいろいろゲット
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忘れるところだったけど、僕は創世神について新情報がないか聞きに来たんだった。とはいえ、現在どういうことが知られてるのか知識を持ってないけど。
とりあえず、文献に載ってなさそうなことを聞いたらいい?
「創世神って、どういう人?」
人という言い方が正しいかはわからないけど、他の言い表し方を知らない。
僕が首を傾げて尋ねると、イグニスさんはぱちりと瞬きをし『人……』と呟いた。やっぱり、その表現が気になった?
『……創世神は世界そのものだ。モモが感じるものが、創世神であろう』
「うっわ、全然わかんない!」
『そうか? ならば降臨地に行ってみるが良い。何か感じるものがあるかもしれぬ』
「あー、第四の街ツーリの近くの?」
『うむ。あの近くには土を司るアースもいるはずだ』
これ、新たな古竜に会うフラグが完全に立ったのでは?
まだ第四の街に進むつもりはないんだけど。王都を堪能しきってないよ。
「うーん……もっと、なんかの他の創世神に関する情報ない?」
これじゃラファイエットさんが満足する気がしない。
さらに尋ねてみると、イグニスさんが少し首を傾げた。
『他……創世神は全ての力を司り、今は人間やモンスターたちにスキルを与える存在であること、とかか?』
「え!? スキルって創世神がくれてたの?」
『そうだ。とはいえ、一人一人を見ているわけではないだろうが……創世神は空間に満ちる魔力そのものであり、スキルはその魔力によって授けられる』
行動でスキルを習得できるのは、経験値という魔力が集った結果、って感じかな? 僕たちは創世神の中にいるようなもの? なんか難しいねー。
「……あれ? それじゃあ、穢れた魔力ってなに?」
創世神が全ての力を司るなら、穢れた魔力もそれに含まれるのでは? ダンジョンが創られる理由って、穢れた魔力の可能性が高いんだよね?
『穢れた魔力か。あまり公言すべきことではないが、創世神になんらかの異常があって生じているものだと、我らは考えている』
「ふぁっ……なんかすごいことを聞いちゃった気がする」
これ、ダンジョンの謎に関わる話なのでは? というか、モンスターが増えてることにも関係してない?
〈ミッション『世界の異変の原因を探る』が開始しました〉
ほらぁ! なんかミッションが始まったじゃん。ミッションの詳細はわかんないから、流れに身を任せるしかないけど。
僕だけに留めておけないくらい大きな話になってる気がするから、誰かに教えたい! タマモは最近頼りすぎてる気がするから、ルトにしよ。
ポチポチと連絡を送って、通知を切っておく。返事は気づいた時に見ます。
「創世神に関して他に言えることはない?」
『ふーむ……』
考えるように首を傾げたイグニスさんが、不意に『ああ』と頷いた。
『――スタ島は創世神自身が創り育んだ大地だ。行ってみたら何かわかることがあるかもしれぬ』
「スタ島……島?」
島と言えるような場所は今のマップで公開されてない。まだ開放されてない場所ってことだ。どこから行けるんだろう?
『我が連れて行こうか?』
「すっごく惹かれる提案だけど、一応他の人に聞いてからにするね!」
モンちゃんに頭を抱えられそうな気配を察知。好んで衝撃をもたらしたいわけじゃないから、今回は遠慮しておいた。
「とりあえず、教えてもらったことラファイエットさんに伝えておくよ」
もう新たな情報は出なさそうだったので、話を切り上げる。
難しい話の後はほのぼのご飯の時間です!
ということで、情報のお礼を兼ねて、作ってきた料理を出していく。お皿に山盛りになってるのはイグニスさん用の辛辛唐揚げだ。
「これお礼ですー。辛いもの、好き?」
『わからぬ』
「食べたことない感じかぁ。とりあえず、一口どうぞ」
勧めたら、イグニスさんはふむと頷いてぱくりと食べた。一口が多い!
『こ、これは……!』
「え、ダメだった?」
ピシャーン、と雷に打たれたように固まるイグニスさんを見て、ぎょっとしちゃう。食べちゃいけないものあげちゃったかな?
『――うまい!』
「って、そっちかーい……。びっくりしたじゃん」
イグニスさんは目を細めて嬉しそう。好物を発見できた感じだ。きっと辛いものが口に合うんだね。
それなら、と追加で辛辛唐揚げを出して、即席で辛い料理を作っていく。
スラリンたちは『普通の味付けがいい……』と言って、作り置きの料理を口に運んでた。
『どれもこれもうまいぞ!』
「よかったー」
魚やエビを揚げて辛いソースをかけた料理とか、麻婆豆腐とか、担々麺とか――イグニスさんは辛い料理を次々に平らげていく。
ここまで食べっぷりがいいと、僕もなんか気持ちいい。たくさんお食べー。
『腹が熱くなってきたぞ』
「辛いもの食べたから?」
不意に呟かれたイグニスさんの言葉に、きょとんと目を瞬く。
調子に乗って食べすぎちゃった? 程々って言葉があるもんね。そろそろ終わりにしようか。
――そんなことを考えて、料理の追加をやめたところで、イグニスさんが空を仰いだ。
「え、待って、何するつもり!?」
『グルルッ……グオー!』
イグニスさんがボワッと火を噴いた。吹いたレベルじゃないんだよ。火山が噴火したのかと思ったもん!
「きゅぴっ(あちちっ)」
「ぴぅっ(わー! また暑いのいやだよ)」
「きゅーきゅい(私、こういうの苦手って言ったわよね……?)」
スラリンたちが僕の後ろに隠れる。でも、そんなに暑い?
「あ、もしかして【火炎の祝福】と杖の影響かな?」
ダンジョンボス報酬でもらってから、ブレスレットを着けてたんだよねー。杖も火耐性あるし。効果がしっかりと発揮されてる気がする。
でも、スラリンたちが可哀想だから――
「【水盾】!」
目の前に水でできた壁が現れた。僕たちは小さいから、全員を守れてる。
「きゅぃ(暑さが弱まったよ)」
「ぴぅ(ありがとう)」
「きゅーきゅい(モモ、最高ね!)」
「どういたしましてー」
水の盾に守られて、スラリンたちとわちゃわちゃしてる間に、イグニスさんの火は止まったみたい。
というかこれ、街からも見えてるんじゃない? パニックが起きてなきゃいいけど……。プレイヤーの間でも騒ぎになりそうだなぁ。
『ぷはっ……爽快な気分だ』
「あれだけ思いっきり火を噴けばそうかもねー」
『だが、申し訳ないことをした気がする……』
イグニスさんが頭を巡らせ、人の気配があるはずの街の方へと視線を向けた。騒がせた自覚があって、それを気にしてくれるならありがたい。
「うーん、どうしよっか。一応、僕から街の人に話をするつもりだけど。被害は出てないんだよね?」
『うむ。影響は、この上部に火炎結晶ができた程度だろう』
「火炎結晶?」
イグニスさんに言われて、穴の上の方を鑑定してみる。
――――――
【火炎結晶】レア度☆☆☆☆
火属性の魔力により変質した鉱石。強い火の魔力を秘めている。
――――――
レア度高い! 初めて見たアイテムだ。貴重なのかな?
「――お詫びの品として、街にあげよう」
ついでに僕も手に入れちゃっても問題ないよね。良いものが作れそう。
『頼んだぞ。またうまいものを食わせに来てくれ』
イグニスさんの姿が見えなくなる。いつものことながら、お別れが唐突だなぁ。
苦笑しながら、スラリンたちにこの場での待機を指示する。僕は飛翔で飛んで、火炎結晶を採ってきます!
とりあえず、文献に載ってなさそうなことを聞いたらいい?
「創世神って、どういう人?」
人という言い方が正しいかはわからないけど、他の言い表し方を知らない。
僕が首を傾げて尋ねると、イグニスさんはぱちりと瞬きをし『人……』と呟いた。やっぱり、その表現が気になった?
『……創世神は世界そのものだ。モモが感じるものが、創世神であろう』
「うっわ、全然わかんない!」
『そうか? ならば降臨地に行ってみるが良い。何か感じるものがあるかもしれぬ』
「あー、第四の街ツーリの近くの?」
『うむ。あの近くには土を司るアースもいるはずだ』
これ、新たな古竜に会うフラグが完全に立ったのでは?
まだ第四の街に進むつもりはないんだけど。王都を堪能しきってないよ。
「うーん……もっと、なんかの他の創世神に関する情報ない?」
これじゃラファイエットさんが満足する気がしない。
さらに尋ねてみると、イグニスさんが少し首を傾げた。
『他……創世神は全ての力を司り、今は人間やモンスターたちにスキルを与える存在であること、とかか?』
「え!? スキルって創世神がくれてたの?」
『そうだ。とはいえ、一人一人を見ているわけではないだろうが……創世神は空間に満ちる魔力そのものであり、スキルはその魔力によって授けられる』
行動でスキルを習得できるのは、経験値という魔力が集った結果、って感じかな? 僕たちは創世神の中にいるようなもの? なんか難しいねー。
「……あれ? それじゃあ、穢れた魔力ってなに?」
創世神が全ての力を司るなら、穢れた魔力もそれに含まれるのでは? ダンジョンが創られる理由って、穢れた魔力の可能性が高いんだよね?
『穢れた魔力か。あまり公言すべきことではないが、創世神になんらかの異常があって生じているものだと、我らは考えている』
「ふぁっ……なんかすごいことを聞いちゃった気がする」
これ、ダンジョンの謎に関わる話なのでは? というか、モンスターが増えてることにも関係してない?
〈ミッション『世界の異変の原因を探る』が開始しました〉
ほらぁ! なんかミッションが始まったじゃん。ミッションの詳細はわかんないから、流れに身を任せるしかないけど。
僕だけに留めておけないくらい大きな話になってる気がするから、誰かに教えたい! タマモは最近頼りすぎてる気がするから、ルトにしよ。
ポチポチと連絡を送って、通知を切っておく。返事は気づいた時に見ます。
「創世神に関して他に言えることはない?」
『ふーむ……』
考えるように首を傾げたイグニスさんが、不意に『ああ』と頷いた。
『――スタ島は創世神自身が創り育んだ大地だ。行ってみたら何かわかることがあるかもしれぬ』
「スタ島……島?」
島と言えるような場所は今のマップで公開されてない。まだ開放されてない場所ってことだ。どこから行けるんだろう?
『我が連れて行こうか?』
「すっごく惹かれる提案だけど、一応他の人に聞いてからにするね!」
モンちゃんに頭を抱えられそうな気配を察知。好んで衝撃をもたらしたいわけじゃないから、今回は遠慮しておいた。
「とりあえず、教えてもらったことラファイエットさんに伝えておくよ」
もう新たな情報は出なさそうだったので、話を切り上げる。
難しい話の後はほのぼのご飯の時間です!
ということで、情報のお礼を兼ねて、作ってきた料理を出していく。お皿に山盛りになってるのはイグニスさん用の辛辛唐揚げだ。
「これお礼ですー。辛いもの、好き?」
『わからぬ』
「食べたことない感じかぁ。とりあえず、一口どうぞ」
勧めたら、イグニスさんはふむと頷いてぱくりと食べた。一口が多い!
『こ、これは……!』
「え、ダメだった?」
ピシャーン、と雷に打たれたように固まるイグニスさんを見て、ぎょっとしちゃう。食べちゃいけないものあげちゃったかな?
『――うまい!』
「って、そっちかーい……。びっくりしたじゃん」
イグニスさんは目を細めて嬉しそう。好物を発見できた感じだ。きっと辛いものが口に合うんだね。
それなら、と追加で辛辛唐揚げを出して、即席で辛い料理を作っていく。
スラリンたちは『普通の味付けがいい……』と言って、作り置きの料理を口に運んでた。
『どれもこれもうまいぞ!』
「よかったー」
魚やエビを揚げて辛いソースをかけた料理とか、麻婆豆腐とか、担々麺とか――イグニスさんは辛い料理を次々に平らげていく。
ここまで食べっぷりがいいと、僕もなんか気持ちいい。たくさんお食べー。
『腹が熱くなってきたぞ』
「辛いもの食べたから?」
不意に呟かれたイグニスさんの言葉に、きょとんと目を瞬く。
調子に乗って食べすぎちゃった? 程々って言葉があるもんね。そろそろ終わりにしようか。
――そんなことを考えて、料理の追加をやめたところで、イグニスさんが空を仰いだ。
「え、待って、何するつもり!?」
『グルルッ……グオー!』
イグニスさんがボワッと火を噴いた。吹いたレベルじゃないんだよ。火山が噴火したのかと思ったもん!
「きゅぴっ(あちちっ)」
「ぴぅっ(わー! また暑いのいやだよ)」
「きゅーきゅい(私、こういうの苦手って言ったわよね……?)」
スラリンたちが僕の後ろに隠れる。でも、そんなに暑い?
「あ、もしかして【火炎の祝福】と杖の影響かな?」
ダンジョンボス報酬でもらってから、ブレスレットを着けてたんだよねー。杖も火耐性あるし。効果がしっかりと発揮されてる気がする。
でも、スラリンたちが可哀想だから――
「【水盾】!」
目の前に水でできた壁が現れた。僕たちは小さいから、全員を守れてる。
「きゅぃ(暑さが弱まったよ)」
「ぴぅ(ありがとう)」
「きゅーきゅい(モモ、最高ね!)」
「どういたしましてー」
水の盾に守られて、スラリンたちとわちゃわちゃしてる間に、イグニスさんの火は止まったみたい。
というかこれ、街からも見えてるんじゃない? パニックが起きてなきゃいいけど……。プレイヤーの間でも騒ぎになりそうだなぁ。
『ぷはっ……爽快な気分だ』
「あれだけ思いっきり火を噴けばそうかもねー」
『だが、申し訳ないことをした気がする……』
イグニスさんが頭を巡らせ、人の気配があるはずの街の方へと視線を向けた。騒がせた自覚があって、それを気にしてくれるならありがたい。
「うーん、どうしよっか。一応、僕から街の人に話をするつもりだけど。被害は出てないんだよね?」
『うむ。影響は、この上部に火炎結晶ができた程度だろう』
「火炎結晶?」
イグニスさんに言われて、穴の上の方を鑑定してみる。
――――――
【火炎結晶】レア度☆☆☆☆
火属性の魔力により変質した鉱石。強い火の魔力を秘めている。
――――――
レア度高い! 初めて見たアイテムだ。貴重なのかな?
「――お詫びの品として、街にあげよう」
ついでに僕も手に入れちゃっても問題ないよね。良いものが作れそう。
『頼んだぞ。またうまいものを食わせに来てくれ』
イグニスさんの姿が見えなくなる。いつものことながら、お別れが唐突だなぁ。
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