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4-3.再会のとき
173.休憩も必要です
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影兎に加えて、他の魔物たちも勇者一行襲撃チャレンジごっこで遊び始めた。
「おー、見えないけど、楽しそうだなぁ」
モニターを見ていても、歩夢たちが気配を察知して攻撃を跳ね返していることしかわからない。
でも、魔物たちとの付き合いが長くなってきたから、影兎たちの様子は容易に想像できた。きっと、ルンルンしながら超速の蹴り技を放ってるんだ。
『でも、そろそろ飽きてやめると思いますよー』
サクがのほほんとした口調で言う。
今は目的の場所までもう少しというところで、襲撃チャレンジを始めてからそれなりに時間が経ってるから、サクの予想は当たりそうだなぁ。
「さすがお世話係、あいつらのこと、よくわかってるな」
『うふふ、それほどでも……ありますー』
「いや、謙遜しないのかよ!」
フェイントをかけられて、反射的にツッコミを入れた。
謙遜する雰囲気を醸し出すなんて日本人っぽいネタを、よくぶっ込んでこれたな。サクたち魔物も、俺と一緒に過ごす中で、日本への理解を深めているのかもしれない。
『あ、影兎たちの遊びが終わったみたいだよ』
モニターを眺めていたリルが報告してくれた。
歩夢たちが周囲を警戒しながらも、足早に進んでいる。途中で仕掛けられているトラップも、解除したり躱したりと一切障害になっていないようだ。
「この感じだと、あっさり着きそうだな」
『そうだねー。ここで夜を明かすのかな。ご飯持ってきてるのかな?』
リルが少し心配そうに言った。
人間には食事が必須、という概念がしっかり染み付いているようだ。成長を感じる……。
「いろんなアイテムを持ち込んでるみたいだし、食事を用意してないなんてことはないだろ」
『結界系のアイテムも確実に持ってきてるはずだにゃ』
俺とミーシャの言葉に、リルは『そっかー。それならよかった』と言いながら緩く尻尾を振る。
リルは俺の友だちを心配してくれて優しいなー。たまに魔物の本能が発揮されておっかないこともあるけど。
『あら、食事のデリバリーは必要ありませんでした?』
サクがお玉を片手に持って首を傾げる。近くには火にかけられた鍋もあった。
さっきからいい匂いしてるな、と思ってたんだけど、まさか歩夢たちに飯を作ってくれてたのか。
「……たぶん、な。つーか、何を作ったんだ?」
『愛情をたっぷり込めたカレーライスですー♡』
ニコッと微笑みながらもたらされた返事に、「やっぱり! 俺が食う!」とすぐさま告げる。
匂いの時点でカレーだってわかってたんだよ。すげぇ腹が減るスパイスの香りだったからさ。カレーライスって最高の日本食だよな。
『うふふ、では、トンカツをトッピングしますねー』
「サクは神だった……!?」
最高の料理を出してくれるサクを褒め称えていると、インクにジト目で見つめられた。
『こんな神がいたら世も末ですよ、マスター』
『何か言ったかしら、インク。あ、もふもふちゃんたちにはサラダバーを用意してますからねー』
怖い笑みを浮かべたサクが、野菜スティックをインクの髪や服に差していく。
ポカーンとした顔で固まっていたインクに、かけっこをして遊んでいた影兎たちが突撃した。
『サラダバーだ~!』
『おやさいいっぱい~』
『インクはいらない』
『ふぎゃっ! イテッ!』
影兎たちにゲシゲシと蹴られ、たまに野菜代わりに齧られるインク。
その姿を見て、俺はそっと手を合わせた。
インク、お前はそろそろ口は災いの元って学んだ方がいいぞ。
『いただきまーす! はぐはぐ、うまーい!』
リルが元気にカレーライスを食べてる。サクが作るカレーライスはスパイスの辛味とコクに果物の甘みが合わさっているもので、リルの口にあったようだ。お肉マシマシだからかもしれないけど。
俺もトンカツをルーと絡めて口に放り込んだ。
豚の脂の甘味と、スパイシーなルーが絶妙な味わいを生み出している。
「くぅ……最高! サク、天才!」
『ありがとうございますー』
『ミーシャは干物が好きだにゃ』
カレーライスには目もくれず、ミーシャはマイペースに魚の干物を齧っていた。
それは狼族獣人のロアンナが持ち込んでくれたもので、マーレの特産品らしい。
ちょっと七輪で炙って食べるのがいいのだと、ミーシャが飲兵衛みたいなことを熱く語っていた。ミーシャは一滴もお酒を飲まないけどな。
[ふー……ようやく着いたな]
[ここが会談場所なのね?]
俺たちが食事に夢中になっている間に、歩夢たちは目的の場所に辿り着いたようだ。
ドロンがホッとした様子で息を吐き、リーエンは警戒しながら部屋を見回している。
俺が会談場所に設定したのは屋敷の一角にあるもっとも広い部屋だ。
リルが一緒に行くと言って聞かないから、それなりの広さが必要だったんだよな。
内装はシンプルで、ソファセットが置いてある程度。
元々は家具が色々とあったんだけど、リルが入れるようにするために撤去した。
[ここは魔物の襲撃がなさそうだね。一応結界の道具を設置して、そろそろ食事にしようか]
歩夢が部屋の中央にポンッと丸い玉を置く。それが結界を張るための道具らしい。
そして、すぐさま食事の用意を始めたのだが──
「お、ウチで出たアイテムじゃん。ハンバーグ、美味いよなぁ」
歩夢が取り出した料理を見て、俺は思わず呟いた。
和風ハンバーグ(ライス付き)は、宝箱から出る料理の中でも人気なメニューだ。
俺はデミグラスソースも好きだけど、ライスと合わせるなら和風ハンバーグが一押し。
『あら、リーエンは豚しゃぶサラダのようですねー』
「ダイエット中かよ」
サクの呟きを聞いてリーエンを見ると、大量のサラダの上に、蒸した豚肉がちょこっと載ったメニューを用意してる。
これも宝箱から出る料理だけど、たいていの冒険者からは外れ扱いされてるんだよなぁ。
やっぱ冒険者は体力勝負なところがあるし、飯は腹に溜まるものがいいって感じなんだろう。
『ドロンは煮魚にゃ。あれは美味しいにゃ。ドロンはよくわかってるにゃー』
「ネコ科同士のシンパシー?」
ミーシャがウンウンと頷いて満足そうにしている。
ドロンはネコ科獣人だし、ミーシャも猫系の魔物だし、魚好きなのは当然か? 猫って肉食だから、必ずしも魚好きとはいえないはずなんだけど。
[うっま……やっぱこのダンジョンから離れたくないなぁ]
[美味しすぎて、国に戻るのが嫌になっちゃうわね]
[もうちょっと料理を入手しときてぇよな]
歩夢たちがご飯を食べながら真剣な表情で呟いてる。
そんなに喜んでくれて嬉しいよ。美味い飯を食えるって幸せだよな!
「おー、見えないけど、楽しそうだなぁ」
モニターを見ていても、歩夢たちが気配を察知して攻撃を跳ね返していることしかわからない。
でも、魔物たちとの付き合いが長くなってきたから、影兎たちの様子は容易に想像できた。きっと、ルンルンしながら超速の蹴り技を放ってるんだ。
『でも、そろそろ飽きてやめると思いますよー』
サクがのほほんとした口調で言う。
今は目的の場所までもう少しというところで、襲撃チャレンジを始めてからそれなりに時間が経ってるから、サクの予想は当たりそうだなぁ。
「さすがお世話係、あいつらのこと、よくわかってるな」
『うふふ、それほどでも……ありますー』
「いや、謙遜しないのかよ!」
フェイントをかけられて、反射的にツッコミを入れた。
謙遜する雰囲気を醸し出すなんて日本人っぽいネタを、よくぶっ込んでこれたな。サクたち魔物も、俺と一緒に過ごす中で、日本への理解を深めているのかもしれない。
『あ、影兎たちの遊びが終わったみたいだよ』
モニターを眺めていたリルが報告してくれた。
歩夢たちが周囲を警戒しながらも、足早に進んでいる。途中で仕掛けられているトラップも、解除したり躱したりと一切障害になっていないようだ。
「この感じだと、あっさり着きそうだな」
『そうだねー。ここで夜を明かすのかな。ご飯持ってきてるのかな?』
リルが少し心配そうに言った。
人間には食事が必須、という概念がしっかり染み付いているようだ。成長を感じる……。
「いろんなアイテムを持ち込んでるみたいだし、食事を用意してないなんてことはないだろ」
『結界系のアイテムも確実に持ってきてるはずだにゃ』
俺とミーシャの言葉に、リルは『そっかー。それならよかった』と言いながら緩く尻尾を振る。
リルは俺の友だちを心配してくれて優しいなー。たまに魔物の本能が発揮されておっかないこともあるけど。
『あら、食事のデリバリーは必要ありませんでした?』
サクがお玉を片手に持って首を傾げる。近くには火にかけられた鍋もあった。
さっきからいい匂いしてるな、と思ってたんだけど、まさか歩夢たちに飯を作ってくれてたのか。
「……たぶん、な。つーか、何を作ったんだ?」
『愛情をたっぷり込めたカレーライスですー♡』
ニコッと微笑みながらもたらされた返事に、「やっぱり! 俺が食う!」とすぐさま告げる。
匂いの時点でカレーだってわかってたんだよ。すげぇ腹が減るスパイスの香りだったからさ。カレーライスって最高の日本食だよな。
『うふふ、では、トンカツをトッピングしますねー』
「サクは神だった……!?」
最高の料理を出してくれるサクを褒め称えていると、インクにジト目で見つめられた。
『こんな神がいたら世も末ですよ、マスター』
『何か言ったかしら、インク。あ、もふもふちゃんたちにはサラダバーを用意してますからねー』
怖い笑みを浮かべたサクが、野菜スティックをインクの髪や服に差していく。
ポカーンとした顔で固まっていたインクに、かけっこをして遊んでいた影兎たちが突撃した。
『サラダバーだ~!』
『おやさいいっぱい~』
『インクはいらない』
『ふぎゃっ! イテッ!』
影兎たちにゲシゲシと蹴られ、たまに野菜代わりに齧られるインク。
その姿を見て、俺はそっと手を合わせた。
インク、お前はそろそろ口は災いの元って学んだ方がいいぞ。
『いただきまーす! はぐはぐ、うまーい!』
リルが元気にカレーライスを食べてる。サクが作るカレーライスはスパイスの辛味とコクに果物の甘みが合わさっているもので、リルの口にあったようだ。お肉マシマシだからかもしれないけど。
俺もトンカツをルーと絡めて口に放り込んだ。
豚の脂の甘味と、スパイシーなルーが絶妙な味わいを生み出している。
「くぅ……最高! サク、天才!」
『ありがとうございますー』
『ミーシャは干物が好きだにゃ』
カレーライスには目もくれず、ミーシャはマイペースに魚の干物を齧っていた。
それは狼族獣人のロアンナが持ち込んでくれたもので、マーレの特産品らしい。
ちょっと七輪で炙って食べるのがいいのだと、ミーシャが飲兵衛みたいなことを熱く語っていた。ミーシャは一滴もお酒を飲まないけどな。
[ふー……ようやく着いたな]
[ここが会談場所なのね?]
俺たちが食事に夢中になっている間に、歩夢たちは目的の場所に辿り着いたようだ。
ドロンがホッとした様子で息を吐き、リーエンは警戒しながら部屋を見回している。
俺が会談場所に設定したのは屋敷の一角にあるもっとも広い部屋だ。
リルが一緒に行くと言って聞かないから、それなりの広さが必要だったんだよな。
内装はシンプルで、ソファセットが置いてある程度。
元々は家具が色々とあったんだけど、リルが入れるようにするために撤去した。
[ここは魔物の襲撃がなさそうだね。一応結界の道具を設置して、そろそろ食事にしようか]
歩夢が部屋の中央にポンッと丸い玉を置く。それが結界を張るための道具らしい。
そして、すぐさま食事の用意を始めたのだが──
「お、ウチで出たアイテムじゃん。ハンバーグ、美味いよなぁ」
歩夢が取り出した料理を見て、俺は思わず呟いた。
和風ハンバーグ(ライス付き)は、宝箱から出る料理の中でも人気なメニューだ。
俺はデミグラスソースも好きだけど、ライスと合わせるなら和風ハンバーグが一押し。
『あら、リーエンは豚しゃぶサラダのようですねー』
「ダイエット中かよ」
サクの呟きを聞いてリーエンを見ると、大量のサラダの上に、蒸した豚肉がちょこっと載ったメニューを用意してる。
これも宝箱から出る料理だけど、たいていの冒険者からは外れ扱いされてるんだよなぁ。
やっぱ冒険者は体力勝負なところがあるし、飯は腹に溜まるものがいいって感じなんだろう。
『ドロンは煮魚にゃ。あれは美味しいにゃ。ドロンはよくわかってるにゃー』
「ネコ科同士のシンパシー?」
ミーシャがウンウンと頷いて満足そうにしている。
ドロンはネコ科獣人だし、ミーシャも猫系の魔物だし、魚好きなのは当然か? 猫って肉食だから、必ずしも魚好きとはいえないはずなんだけど。
[うっま……やっぱこのダンジョンから離れたくないなぁ]
[美味しすぎて、国に戻るのが嫌になっちゃうわね]
[もうちょっと料理を入手しときてぇよな]
歩夢たちがご飯を食べながら真剣な表情で呟いてる。
そんなに喜んでくれて嬉しいよ。美味い飯を食えるって幸せだよな!
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