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やっぱりチャラ男だ
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「あれ?」
ようやくカフェにたどり着いたとき、ドア近辺でリーゼロッテが誰かと話をしているのが見える。
見知らぬ青年だ。青年はどんどんリーゼロッテとの間の距離を詰めながら話しかけ続けており、リーゼロッテは困惑しながら自分に向かってくる青年を相槌を打ちながら後退している。
それは遠目で見ても和気藹々としたものではなかった。
あれはあれだな。ナンパだ。面倒な場面に出くわしてしまった。
ここからだと男の後ろ姿しか見えない。私一人だったら見なかったことにして素通りするのだが残念なことに今は一人ではない。
「リロちゃん!」
ウィルは私とは違いリーゼロッテに気づいた瞬間、手を振った。
リーゼロッテはその声に気が付き、顔を向ける。もちろん、一緒にいた男もだ。
「レイ?」
当然いっしょにいた私にも気が付き目を見開いた。
「どうしてここにいるの?」
「落ちてたよこれ」
私はポケットに入れておいた鏡を取り出した。
「えっ?」
リーゼロッテは急いで自分のポケットを探った。
「ほんとだ。わざわざごめんなさい。届けてくれてありがとう」
そう言って鏡を受け取った。
「君が新しく入ったスタッフさん?」
男が私に話しかけてきた。
「かわいい子だね」
私はうんざりしながらナンパ男に視線を向けた。
青年はキャラメル色のふわっとしたくせ毛で毛先の一部が鎖骨部分に届いているのが見える。スラリとしたスリムな体型をしており手足も長い。紅茶色の瞳が帽子に隠れた私の瞳を覗き込もうと近づく。
青年より背の低い私に影が落とされる。
「君の瞳きれいな青色だね?あ、もちろんリロちゃんの瞳もきれいだよ?」
「……」
「顔立ちがきれいだと瞳の色も際立つね」
「……」
「こんにちは、僕はシオン。君は――」
「ちっ」
にこやかに差し出された手に握手のかわりに思いっきり嫌そうな顔で思いっきり舌打ちを慣らした。
「……」
シオンと呼ばれた男はにこやかな笑顔のまま硬直している。
「ねぇ、レイ」
うさぎは男を見ながら私に耳打ちしてきた。うさぎの手にはあの乙女ゲーム雑誌が広げられている。
何も言うな。私は強い眼光をうさぎに浴びせる。出会わないように祈った途端に攻略キャラクターの一人にこうもあっさりと出会うなんて主人公補正は今の私にとっては呪いだ。
「僕、女の子にそんな視線向けられたことないからなんだか新鮮だなぁ。でもかわいい女の子はやっぱり笑顔が一番だけどね」
嫌そうな顔を向けられているはずなのにシオンと名乗った男は素知らぬ顔で言った。乙女ゲーム雑誌で見た通りのチャラそうな男だ。
「あ、そうだ忘れてた」
シオンは懐から懐中時計を取り出し時間を確認し始めた。
「ごめんね。本当はもう少し話していたかったんだけど約束があったのをすっかり忘れてて。今度はお客としてお茶を飲みに来るから」
シオンは私たちにウインクをし、そばにいたウィルの頭をポンポンと優しく撫でた。
「そのときは君の名前教えてね。握手も今度はしてくれたらうれしいな」
私を見ながら手をひらひらとさせ、その場を去った。
なぜだろう。微妙にイラっとしてしまった。実際ナンパを直で体験したけどまったく嬉しくない。あまりにも歯が浮くようなセリフだからだろうか。
「ねえ、何?あの軽そうな男」
私があの男に関して知っていたのは乙女ゲーム雑誌で知り得たビジュアルくらいだ。
「彼はシオンさんて言うらしくて。バロンの従業員らしくて」
「バロンって」
あの偉そうな男がオーナーのカフェじゃないか。
「そんな男がなんでここに?」
「2、3度ほどここにお客さんとして来たことがあるんだけど……私も良くわからなくて。悪い人じゃないと思うけど。今日は休みらしくて」
困惑した表情を見せるが口調から嫌悪感はないように聞こえる。
「ウィルくんにも親切にしてくれるし、ここに来たときも合併の話は一切しないし」
良い人の基準が単純すぎる。そんなことで警戒心を緩めるなんて。
「たださっきみたいにからかわれるのはちょっと困るけど」
「もしかしてプライベートでも仲良くしようとかご飯を食べに行こうとか誘われた?」
「……」
沈黙ということは図星か。やっぱりチャラ男だ。
「ねぇレイ、少しお店に寄っていかない?実は見せたいものがあって」
鏡をポケットにしまいながら店へと誘われた。
「見せたいもの?今から?」
「だめかな?」
「別にいいけど」
チャラ男のせいで眠気が吹っ飛んでしまった。
「こっちに来て」
リーゼロッテは店には入らず庭のほうに入っていった。
「こっち」
ウィルは私を連れて行こうと右手を引っ張る。
庭は決して広くはなかったがきれい手入れをされていた。低木が点々と植えられており、季節の変わり目のためか赤く彩っている。芝生も整えられており不快感がない。芝生に敷き詰められた丸い石畳が奥のほうまで続いていた。
ウィルに手を引っ張られ店の正面からは完全に見えない奥の裏手まで案内された。
「なにこれ?」
芝生の上に板が置かれている。しかもただの板ではない。
「これって看板?」
絵の具でpanda caféのdの文字まで描かれていた。前の看板とは違い一回り大きく文字の大きさや色もはっきりしている。
「心機一転して看板も新しくしようってアルと話したの」
「これあいつのペイントのノアを使ったほうが早いんじゃないの?」
「アルのノアは色をつけたり模様をそのままコピーするノアだよ。絵を描くノアとはちょっと違うの」
リーゼロッテはそう言って庭の柵に掛けてあった汚れが少しついたエプロンをつけ、スカートと袖をまくった。そして筆を手に取りしゃがむような姿勢をとり、描きかけていた文字の続きを塗ろうとしている。
「店はいいの?」
作業を再開したリーゼロッテの背中に向けて聞いた。
「アルに呼ばれたらすぐに行く。忙しくなったらこんなことはなかなかできないと思うから今のうちにやっておこうと思って」
「これ、全部一人で描いたの?」
「ええ」
「ふぅん、センスいいね」
私は看板を食い入るように見た。文字の配列や構図などバランスよく描かれており、色も散らかっていない。飾り模様も細かく繊細に描かれている。
「そう?ありがとう」
背中越しだが恥ずかしそうに笑っているのがわかる。私は帽子を脱ぎ軒下に座りこんだ。
ウィルも私のすぐ横にくっつくようにして座った。
「うまいね、けっこう」
「私、絵描くの好きだから」
「器用なのになんで料理ができないんだろうね」
「うぐっ」
気にしているところを突かれたと背中が語っている。
ライターはそういう設定にしたんだな。料理はできないけど、絵を描くのがうまい。
そしてノアが使えないと。
「実はここにパンダの絵を描こうと思ってるの」
リーゼロッテはスペースの空いた部分を指差した。
「へぇ」
「どうかな?」
「いちいち私に確認しなくていいから。自分らがやりたいって思ったことはやればいいじゃん」
私なんて所詮素人だ。客観的に見たら私が今まで出した案なんて付け焼刃程度のもの。
「私が変だって言ったらその通りにするの?それは違うだろ」
私は別に自分がすべて正しいとは思っていない。最終的に芯が通った人間のやり方が正しいこともある。
残念なことに私はこのカフェにそこまでの思い入れはない。
「私は別にそんなつもりじゃない」
リーゼロッテはいつのまにか筆を置き、振り返った。
「これからは一緒にやっていくんだから、色んなことを言い合いたいって思ってる。レイの言葉に思うところがあったら私はすぐに言うし、レイにも遠慮なく言ってほしいって思ってる」
素人、本職関係なく私たちは対等だと彼女は訴えているのだろう。
「あ、そう」
私はそれだけしか言わなかった。
「そうだ、レイもやってみる?」
リーゼロッテは私に筆を渡した。
「私は見てるだけでいい」
私は筆に目を向けなかった。
「私よりもこの子にやらせたら」
ずっとおとなしく座っているだけだから退屈に感じているだろう。私は隣にいるウィルに目を向けた。ウィルはうつらうつらと眠そうに私に体重をかけるように身体を揺らしている。
「眠いの?」
私の呼びかけには答えずカクンカクンと首を揺らす。
「おい、リロ。看板できたか?」
裏口からアルフォードが様子を見に顔を覗かせた。
「ってレイ来てたのか?」
アルフォードは私に気が付き目を丸くした。
「あともう少し。アル、ウィルくん眠そうだからお願いできる?」
リーゼロッテは私にもたれかかっているウィルの頭を撫でながらアルフォードに言った。
「わかった。2階で寝させる」
そう言ってウィルに近づき慣れた手つきで抱き上げ、2階に連れて行った。
「言い忘れていたけど、あの子また一人で」
「うん、わかってる。またアルの雷が落ちるね」
そう言って困ったように笑った。
ようやくカフェにたどり着いたとき、ドア近辺でリーゼロッテが誰かと話をしているのが見える。
見知らぬ青年だ。青年はどんどんリーゼロッテとの間の距離を詰めながら話しかけ続けており、リーゼロッテは困惑しながら自分に向かってくる青年を相槌を打ちながら後退している。
それは遠目で見ても和気藹々としたものではなかった。
あれはあれだな。ナンパだ。面倒な場面に出くわしてしまった。
ここからだと男の後ろ姿しか見えない。私一人だったら見なかったことにして素通りするのだが残念なことに今は一人ではない。
「リロちゃん!」
ウィルは私とは違いリーゼロッテに気づいた瞬間、手を振った。
リーゼロッテはその声に気が付き、顔を向ける。もちろん、一緒にいた男もだ。
「レイ?」
当然いっしょにいた私にも気が付き目を見開いた。
「どうしてここにいるの?」
「落ちてたよこれ」
私はポケットに入れておいた鏡を取り出した。
「えっ?」
リーゼロッテは急いで自分のポケットを探った。
「ほんとだ。わざわざごめんなさい。届けてくれてありがとう」
そう言って鏡を受け取った。
「君が新しく入ったスタッフさん?」
男が私に話しかけてきた。
「かわいい子だね」
私はうんざりしながらナンパ男に視線を向けた。
青年はキャラメル色のふわっとしたくせ毛で毛先の一部が鎖骨部分に届いているのが見える。スラリとしたスリムな体型をしており手足も長い。紅茶色の瞳が帽子に隠れた私の瞳を覗き込もうと近づく。
青年より背の低い私に影が落とされる。
「君の瞳きれいな青色だね?あ、もちろんリロちゃんの瞳もきれいだよ?」
「……」
「顔立ちがきれいだと瞳の色も際立つね」
「……」
「こんにちは、僕はシオン。君は――」
「ちっ」
にこやかに差し出された手に握手のかわりに思いっきり嫌そうな顔で思いっきり舌打ちを慣らした。
「……」
シオンと呼ばれた男はにこやかな笑顔のまま硬直している。
「ねぇ、レイ」
うさぎは男を見ながら私に耳打ちしてきた。うさぎの手にはあの乙女ゲーム雑誌が広げられている。
何も言うな。私は強い眼光をうさぎに浴びせる。出会わないように祈った途端に攻略キャラクターの一人にこうもあっさりと出会うなんて主人公補正は今の私にとっては呪いだ。
「僕、女の子にそんな視線向けられたことないからなんだか新鮮だなぁ。でもかわいい女の子はやっぱり笑顔が一番だけどね」
嫌そうな顔を向けられているはずなのにシオンと名乗った男は素知らぬ顔で言った。乙女ゲーム雑誌で見た通りのチャラそうな男だ。
「あ、そうだ忘れてた」
シオンは懐から懐中時計を取り出し時間を確認し始めた。
「ごめんね。本当はもう少し話していたかったんだけど約束があったのをすっかり忘れてて。今度はお客としてお茶を飲みに来るから」
シオンは私たちにウインクをし、そばにいたウィルの頭をポンポンと優しく撫でた。
「そのときは君の名前教えてね。握手も今度はしてくれたらうれしいな」
私を見ながら手をひらひらとさせ、その場を去った。
なぜだろう。微妙にイラっとしてしまった。実際ナンパを直で体験したけどまったく嬉しくない。あまりにも歯が浮くようなセリフだからだろうか。
「ねえ、何?あの軽そうな男」
私があの男に関して知っていたのは乙女ゲーム雑誌で知り得たビジュアルくらいだ。
「彼はシオンさんて言うらしくて。バロンの従業員らしくて」
「バロンって」
あの偉そうな男がオーナーのカフェじゃないか。
「そんな男がなんでここに?」
「2、3度ほどここにお客さんとして来たことがあるんだけど……私も良くわからなくて。悪い人じゃないと思うけど。今日は休みらしくて」
困惑した表情を見せるが口調から嫌悪感はないように聞こえる。
「ウィルくんにも親切にしてくれるし、ここに来たときも合併の話は一切しないし」
良い人の基準が単純すぎる。そんなことで警戒心を緩めるなんて。
「たださっきみたいにからかわれるのはちょっと困るけど」
「もしかしてプライベートでも仲良くしようとかご飯を食べに行こうとか誘われた?」
「……」
沈黙ということは図星か。やっぱりチャラ男だ。
「ねぇレイ、少しお店に寄っていかない?実は見せたいものがあって」
鏡をポケットにしまいながら店へと誘われた。
「見せたいもの?今から?」
「だめかな?」
「別にいいけど」
チャラ男のせいで眠気が吹っ飛んでしまった。
「こっちに来て」
リーゼロッテは店には入らず庭のほうに入っていった。
「こっち」
ウィルは私を連れて行こうと右手を引っ張る。
庭は決して広くはなかったがきれい手入れをされていた。低木が点々と植えられており、季節の変わり目のためか赤く彩っている。芝生も整えられており不快感がない。芝生に敷き詰められた丸い石畳が奥のほうまで続いていた。
ウィルに手を引っ張られ店の正面からは完全に見えない奥の裏手まで案内された。
「なにこれ?」
芝生の上に板が置かれている。しかもただの板ではない。
「これって看板?」
絵の具でpanda caféのdの文字まで描かれていた。前の看板とは違い一回り大きく文字の大きさや色もはっきりしている。
「心機一転して看板も新しくしようってアルと話したの」
「これあいつのペイントのノアを使ったほうが早いんじゃないの?」
「アルのノアは色をつけたり模様をそのままコピーするノアだよ。絵を描くノアとはちょっと違うの」
リーゼロッテはそう言って庭の柵に掛けてあった汚れが少しついたエプロンをつけ、スカートと袖をまくった。そして筆を手に取りしゃがむような姿勢をとり、描きかけていた文字の続きを塗ろうとしている。
「店はいいの?」
作業を再開したリーゼロッテの背中に向けて聞いた。
「アルに呼ばれたらすぐに行く。忙しくなったらこんなことはなかなかできないと思うから今のうちにやっておこうと思って」
「これ、全部一人で描いたの?」
「ええ」
「ふぅん、センスいいね」
私は看板を食い入るように見た。文字の配列や構図などバランスよく描かれており、色も散らかっていない。飾り模様も細かく繊細に描かれている。
「そう?ありがとう」
背中越しだが恥ずかしそうに笑っているのがわかる。私は帽子を脱ぎ軒下に座りこんだ。
ウィルも私のすぐ横にくっつくようにして座った。
「うまいね、けっこう」
「私、絵描くの好きだから」
「器用なのになんで料理ができないんだろうね」
「うぐっ」
気にしているところを突かれたと背中が語っている。
ライターはそういう設定にしたんだな。料理はできないけど、絵を描くのがうまい。
そしてノアが使えないと。
「実はここにパンダの絵を描こうと思ってるの」
リーゼロッテはスペースの空いた部分を指差した。
「へぇ」
「どうかな?」
「いちいち私に確認しなくていいから。自分らがやりたいって思ったことはやればいいじゃん」
私なんて所詮素人だ。客観的に見たら私が今まで出した案なんて付け焼刃程度のもの。
「私が変だって言ったらその通りにするの?それは違うだろ」
私は別に自分がすべて正しいとは思っていない。最終的に芯が通った人間のやり方が正しいこともある。
残念なことに私はこのカフェにそこまでの思い入れはない。
「私は別にそんなつもりじゃない」
リーゼロッテはいつのまにか筆を置き、振り返った。
「これからは一緒にやっていくんだから、色んなことを言い合いたいって思ってる。レイの言葉に思うところがあったら私はすぐに言うし、レイにも遠慮なく言ってほしいって思ってる」
素人、本職関係なく私たちは対等だと彼女は訴えているのだろう。
「あ、そう」
私はそれだけしか言わなかった。
「そうだ、レイもやってみる?」
リーゼロッテは私に筆を渡した。
「私は見てるだけでいい」
私は筆に目を向けなかった。
「私よりもこの子にやらせたら」
ずっとおとなしく座っているだけだから退屈に感じているだろう。私は隣にいるウィルに目を向けた。ウィルはうつらうつらと眠そうに私に体重をかけるように身体を揺らしている。
「眠いの?」
私の呼びかけには答えずカクンカクンと首を揺らす。
「おい、リロ。看板できたか?」
裏口からアルフォードが様子を見に顔を覗かせた。
「ってレイ来てたのか?」
アルフォードは私に気が付き目を丸くした。
「あともう少し。アル、ウィルくん眠そうだからお願いできる?」
リーゼロッテは私にもたれかかっているウィルの頭を撫でながらアルフォードに言った。
「わかった。2階で寝させる」
そう言ってウィルに近づき慣れた手つきで抱き上げ、2階に連れて行った。
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