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序章
1話,二人の出会い
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「はやく来いよー。」
スラムに子供達の声が響く。
「今行くってー。」
そう返事を返したのは同じスラムに住む少年シン。深紅の髪と瞳、イケメンと呼ばれるであろう顔立ち、スラムでは一際目立った少年だ。
「今日も真っ赤だな~。」
「まぁな。じゃあ今日も練習すっか!」
「おー!」
スラムでは魔法の練習をして魔法士になることで、スラムから抜け大きな街に住みたいと考える少年達が多い。だが魔法を使うための魔力がスラムに住む人々は魔法士と呼ばれる人々に比べかなり少ないというのが現実である。
「でも実際魔法士になれそうなのはシンだけだよなー。」
「たしかにスラムにいるにしては珍しいくらい魔力あるもんな。」
「でもこんな量一般の人程度で魔法士とは比べものにならないよ。」
そんな現実的な話をしながら練習場へ向かっていると、シンはある少女を見つける。
「なぁ、あそこに居る女の子って誰かわかる?」
「あぁ、いつもあそこに居るよ。フードまでかぶって顔は見たことないけどな。」
「俺、ちょっと声かけてくるわ。」
「おい、どうせ無駄だって。」
そんな声にはお構い無しにシンは少女のもとえ走って行った。
「俺達は行こうぜ。」
シンの行動を理解できない少年達はシンを置いて魔法の練習へ向かった。
「ねぇ、俺はシンっていうんだけど君の名前教えてくれる?」
「…‥」
下を向いたまま何も言わない少女
「俺と友達になろうよ。そんで二人で魔法士になろう。」
「無理よ私には。」
「どうして?やってみないとわからないだろ?」
少女はフードをとってシンに顔を見せた。黒く長い髪と澄んだ瞳、整った顔立ち、美少女と呼ぶには申し分なかった。しかし少女の顔、首にまで続いているから全身にだろうか、不思議な紋様がひろがっていた。
「それ、封印魔法?」
「そうよ。私の中には邪神が封印されてるの。私が死ぬか封印魔法を解除すると復活する。」
「どうして君の中にそんなのが。」
「この封印魔法は世襲で、産まれてくる子供渡されるんだって。」
「じゃあ、君の家系がずっとその封印を守り続けているの?」
「そうね。死んだら復活してしまうもの。死ぬ前に子供を残して封印を渡す。それが私の役目よ。」
「そっか、じゃあ大人になったら俺と結婚しよう。子供つくらないといけないんでしょ?」
「どうしてあなたが結婚するのよ。結婚相手は私の家系のことを知ってる家系から選ばれるのよ。だから同情は必要ないわ。」
「いや、同情からこんなことは言わない。フードをとった君を見て一目惚れしたんだ。だから大人になったら俺と結婚しよう。」
「そんな嘘は結構よ。」
「じゃあ、嘘じゃないことを大人になるまでに証明するから。そしたら結婚しよう。」
「…‥あなたがそこまで言うなら。」
「やったー!じゃあこれからは毎日遊んで、魔法の練習して沢山、同じ時間をすごそうね!」
「ふふ」
楽しそうにはしゃぐシンをみて今まで表情の変わらなかった少女が笑った。
「そうだ、今日は他のやつと魔法の練習するからまた明日ここで。」
「ええ、待ってるわ。」
練習場へシンは走っていった。
「なまえー、聞いてなかったー!」
「ユアよー!」
「ユアー、また明日なー!」
走っていくシンをユアはずっと眺めていた。
「ただいま」
「あらユア、今日は早かったのね」
家に帰ったユアを迎えたのはユアの母であった
「うん」
心なしか笑みを浮かべる娘に母は嬉しそうに聞いた。
「何かいいことでもあったの?」
「うん、今日ね」
ユアはシンとの出会いを母に話した。
「そんなことが、封印のこと話したのは良くないけれど今回は良い方へ転がってくれたみたいね。私も会ってみたいわ。」
シンとユア、二人の出会いは世界に大きな影響をもたらす。それは破滅かはたまた。それがわかるのはまだ少し先の話。
スラムに子供達の声が響く。
「今行くってー。」
そう返事を返したのは同じスラムに住む少年シン。深紅の髪と瞳、イケメンと呼ばれるであろう顔立ち、スラムでは一際目立った少年だ。
「今日も真っ赤だな~。」
「まぁな。じゃあ今日も練習すっか!」
「おー!」
スラムでは魔法の練習をして魔法士になることで、スラムから抜け大きな街に住みたいと考える少年達が多い。だが魔法を使うための魔力がスラムに住む人々は魔法士と呼ばれる人々に比べかなり少ないというのが現実である。
「でも実際魔法士になれそうなのはシンだけだよなー。」
「たしかにスラムにいるにしては珍しいくらい魔力あるもんな。」
「でもこんな量一般の人程度で魔法士とは比べものにならないよ。」
そんな現実的な話をしながら練習場へ向かっていると、シンはある少女を見つける。
「なぁ、あそこに居る女の子って誰かわかる?」
「あぁ、いつもあそこに居るよ。フードまでかぶって顔は見たことないけどな。」
「俺、ちょっと声かけてくるわ。」
「おい、どうせ無駄だって。」
そんな声にはお構い無しにシンは少女のもとえ走って行った。
「俺達は行こうぜ。」
シンの行動を理解できない少年達はシンを置いて魔法の練習へ向かった。
「ねぇ、俺はシンっていうんだけど君の名前教えてくれる?」
「…‥」
下を向いたまま何も言わない少女
「俺と友達になろうよ。そんで二人で魔法士になろう。」
「無理よ私には。」
「どうして?やってみないとわからないだろ?」
少女はフードをとってシンに顔を見せた。黒く長い髪と澄んだ瞳、整った顔立ち、美少女と呼ぶには申し分なかった。しかし少女の顔、首にまで続いているから全身にだろうか、不思議な紋様がひろがっていた。
「それ、封印魔法?」
「そうよ。私の中には邪神が封印されてるの。私が死ぬか封印魔法を解除すると復活する。」
「どうして君の中にそんなのが。」
「この封印魔法は世襲で、産まれてくる子供渡されるんだって。」
「じゃあ、君の家系がずっとその封印を守り続けているの?」
「そうね。死んだら復活してしまうもの。死ぬ前に子供を残して封印を渡す。それが私の役目よ。」
「そっか、じゃあ大人になったら俺と結婚しよう。子供つくらないといけないんでしょ?」
「どうしてあなたが結婚するのよ。結婚相手は私の家系のことを知ってる家系から選ばれるのよ。だから同情は必要ないわ。」
「いや、同情からこんなことは言わない。フードをとった君を見て一目惚れしたんだ。だから大人になったら俺と結婚しよう。」
「そんな嘘は結構よ。」
「じゃあ、嘘じゃないことを大人になるまでに証明するから。そしたら結婚しよう。」
「…‥あなたがそこまで言うなら。」
「やったー!じゃあこれからは毎日遊んで、魔法の練習して沢山、同じ時間をすごそうね!」
「ふふ」
楽しそうにはしゃぐシンをみて今まで表情の変わらなかった少女が笑った。
「そうだ、今日は他のやつと魔法の練習するからまた明日ここで。」
「ええ、待ってるわ。」
練習場へシンは走っていった。
「なまえー、聞いてなかったー!」
「ユアよー!」
「ユアー、また明日なー!」
走っていくシンをユアはずっと眺めていた。
「ただいま」
「あらユア、今日は早かったのね」
家に帰ったユアを迎えたのはユアの母であった
「うん」
心なしか笑みを浮かべる娘に母は嬉しそうに聞いた。
「何かいいことでもあったの?」
「うん、今日ね」
ユアはシンとの出会いを母に話した。
「そんなことが、封印のこと話したのは良くないけれど今回は良い方へ転がってくれたみたいね。私も会ってみたいわ。」
シンとユア、二人の出会いは世界に大きな影響をもたらす。それは破滅かはたまた。それがわかるのはまだ少し先の話。
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