14 / 21
14 心霊写真
しおりを挟む
アオはスプーン曲げをネタにクラスの人気者になっています。いいのかな……。心配です。
ヒカリコは存外、クラスに馴染んでいるようです。
私は花火大会前と変わらない日常を楽しんでいます。
そういえば幽霊部員だったけれど、最近写真を撮り始めました。
カメラ越しに見る世界はなんだか少し不思議ですよ。
あなたもどうでしょうか? おすすめです。
オカルト同好会が記念撮影を強要してきたので、仕方なしに撮りました。
「もーっちょい左かも!」
「「部長!!」」
部室の至るところと部長を散々取らされて、私のデジカメが火を吹くところでした。まったく人使いの荒い。
写真を見て部長は、おかしい……。とぶつぶつ呟いておりました。
「何がおかしいんですか?」
塩原部長は黒縁眼鏡をキラーンとさせ、
「百物語したのに心霊写真の一枚も取れないなんておかしすぎるわよ!!」
と叫びました。
「なむー」
「なむあみー」
「山田永田やめろ!!」
「あぁ? あんたらがお経なんて唱えてるから逃げちゃったんじゃないのぉぉぉ!!?」
塩原部長、目が座っておりました。
「おだぶつー」
「なむー」
二人は塩原部長に追い立てられて逃げまどっています。
オカルトな塩原部長のことを成くんに話て、じゃあ試しに撮ってみようということになりました。
同好会の部屋、成くんがいるとめちゃくちゃ変なものが写ルンです。
電磁波的な感じなんでしょうか。
塩原部長に直々にスカウトされてました。
――――第八の月 α日 犬曜日
ヒカリコは存外、クラスに馴染んでいるようです。
私は花火大会前と変わらない日常を楽しんでいます。
そういえば幽霊部員だったけれど、最近写真を撮り始めました。
カメラ越しに見る世界はなんだか少し不思議ですよ。
あなたもどうでしょうか? おすすめです。
オカルト同好会が記念撮影を強要してきたので、仕方なしに撮りました。
「もーっちょい左かも!」
「「部長!!」」
部室の至るところと部長を散々取らされて、私のデジカメが火を吹くところでした。まったく人使いの荒い。
写真を見て部長は、おかしい……。とぶつぶつ呟いておりました。
「何がおかしいんですか?」
塩原部長は黒縁眼鏡をキラーンとさせ、
「百物語したのに心霊写真の一枚も取れないなんておかしすぎるわよ!!」
と叫びました。
「なむー」
「なむあみー」
「山田永田やめろ!!」
「あぁ? あんたらがお経なんて唱えてるから逃げちゃったんじゃないのぉぉぉ!!?」
塩原部長、目が座っておりました。
「おだぶつー」
「なむー」
二人は塩原部長に追い立てられて逃げまどっています。
オカルトな塩原部長のことを成くんに話て、じゃあ試しに撮ってみようということになりました。
同好会の部屋、成くんがいるとめちゃくちゃ変なものが写ルンです。
電磁波的な感じなんでしょうか。
塩原部長に直々にスカウトされてました。
――――第八の月 α日 犬曜日
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
愚者による愚行と愚策の結果……《完結》
アーエル
ファンタジー
その愚者は無知だった。
それが転落の始まり……ではなかった。
本当の愚者は誰だったのか。
誰を相手にしていたのか。
後悔は……してもし足りない。
全13話
☆他社でも公開します
ちゃんと忠告をしましたよ?
柚木ゆず
ファンタジー
ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私フィーナは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢アゼット様に呼び出されました。
「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」
アゼット様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は最愛の方に護っていただいているので、貴方様に悪意があると気付けるのですよ。
アゼット様。まだ間に合います。
今なら、引き返せますよ?
※現在体調の影響により、感想欄を一時的に閉じさせていただいております。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる