普通に役立たずなので当たり前の様に追放されたんだけど明日からどうしよう

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漂流した教室編

地下室にでもぶっこんどけばよさげな男の手記(乱筆で読めない)

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 俺とジャンヌが向かう花街というのは、少し前に取りまとめる人間が変わってからというもの非常に治安が悪く、まともな奴は少し足を延ばしてでも王都の近くへ行くほどだ。そこで出禁を喰らう様なゴロツキ、犯罪の証である烙印持ち、明日の生活も不確かなのに遊ぶのを辞められない落伍者が集まるので必然、治安は良くない。
 確かに需要はあるし誰も手を出していないマーケットなのだろうが、客層が悪いと儲けより損失がデカイんだよ。
「お前、こういう街行かないのか?」
「行かんわい」
 ジャンヌに聞かれたが、俺も行ったことはない。単純にギャンブルとか女遊びが趣味じゃないんだよ。木彫りとか読書が好きなんでな。ていうかフィルセにもいじられたんだが?
「お前こそ生前は経験あるのか? 男娼だっているだろ」
 一応、こういう英気を養うための仕事にも加護は存在する。踊り子に吟遊詩人と……。ただ加護を受けずにそういう仕事をさせてるって黒い噂もある。結構神殿が近いんだが、加護を受けるには本人の意志がいるしな。
「さぁな、生前のことはあまり覚えていない。それより気を付けろ、烙印持ちは……」
「ああ」
 彼女にははぐらかされたが、重要なことがある。加護とは俺の審問官、フィルセのフェンサー、リバストさんの門番みたいに本来は魔物の潜伏を見抜き、人々を害する魔物を討ち、市民の生活圏を守る為に力を与えるもの。それを使い、人を殺めるのは当然、加護を与えた神々の意志に反する。
 そうした者は身体に烙印を刻まれ、ひと目でその罪が見える。そして魔物と同等と扱いになり、俺達は殺しても罪に問われない。
「この辺じゃみねーけど、人とやり合うのはな……」
 だが向こうは既に殺人の経験者。人に近い姿の魔物と戦うことがあっても、俺達が人間そのものを手に掛けることはない。一瞬の迷いで返り討ち、引いてはやられる前にやれと言わんばかりに先制攻撃を仕掛けてくる可能性がある。
「看破で探しておく」
 看破スキルを全開にし、敵を探る。ここ最近はかなり使い込んだおかげか、少し隠れる程度なら発見できるようになった。花街の入り口はすぐ傍だ。
「思ったより小さいな……」
 ジャンヌが見上げる壁は、あのレブサク村のものより低い。だがレンガで積み上げられている分丈夫そうだ。
「おや?」
 門には門番もいる。リバストさんほどレベルは高くないが、烙印持ちではない普通の門番だった。
「烙印じゃない……?」
「油断するな、入り口は綺麗に見せかけるものだからな」
 予想では強面の烙印持ちが門を守っているとばかり思ったが、旅の人を安心して中へ誘い込む作戦かもしれない。俺達は門番に例の手紙を見せ、用件を伝えた。舐められない様にジャンヌを全面に押し出してみたが、首が無い以外美人なので迫力に欠ける。本当身体だけでもスラっとしてて綺麗だよな……。
「ミリアムさんの劇場ですね、それでしたら……」
 名前からして劇場の支配人は女性か? いやなんか噂の印象と違う……いやいや女性でもとんでもない奴って可能性がある。油断を誘って偽名か? だがこういうのって舐められたら終わりっていうしそんなこと……。
「とにかく行くぞ」
「あ、ああ」
 俺達は目的の劇場に足を延ばした。レンガと石畳の街は所々傷や痛みこそあったが、綺麗に清掃されている。いや待て、店に入るまでは健全な振りしてぼったくるんだ俺は詳しいんだ……。
「ここだな」
 劇場は昼間なせいか、準備中の看板を立てている。外で掃除している女の子に手紙を見せて聞くと、奥まで案内される。やはり、劇場の中も綺麗に掃除されている。どこも怪しいところはない。女の子も加護は持っていないが、逆に烙印持ちもここまでいなかった。
「噂より綺麗で安全そうなとこだな」
「前の支配人が死んで、ミリアム姐さんが代表やる様になったんで」
 ジャンヌが切り出すと、意外な事実が明らかになる。ていうか首ないけど見えてんだな、今さらだけど。
「死んだ?」
「あら? エンタールなら話届いてませんでした? それであの冴えないおっさんも来たのかと……」
 シンジは覇気の無さと老け顔から、俺達と大差ないのにジジイに見えた様だ。それも仕方ねぇか……。
「ええ、死にましたってか殺されました。その前の烙印持ちまみれな街にあんなしょぼくれたおっさん来ないでしょうし」
「殺された?」
 え? 殺され……? それって今の権力者のミリアムって奴が? じゃあ俺らマジの鉄火場に踏み込んでね? 烙印持ち一層するとか絶対やべー奴だぞ。
「ああ、多々恨みを買っていたので旅の一団にぶっ殺されました。ミリアム姐さんはその混乱を収めた方なんです」
「あ、そっか……」
 俺がビビっているからか、フォローも入る。だが信じないぞ……。そんな都合のいい話あるものか。
「でも封蝋があの支配人のだったぞ?」
「今回ばかりはどうしても来て欲しかったので、使わせてもらいました」
「まったく面倒を引き起こす奴だ」
 ジャンヌはシンジの悪行を知っているためか、よほどのことをやらかしたと思っている様だ。ていうかあいつ訴訟二つ抱えてんのによぉ……。
「ここです。ミリアム姐さん、お客さんです、例の」
 女の子がノックしてドアを開けると、執務室に美人のお姉さんが座していた。加護を確認すると、歌姫……吟遊詩人の上位で踊り子との組み合わせか。
「な……なんだこの加護は……!」
 それ以上に俺の目を引いたのは、傍にいる奴の加護。見かけは銀髪を後頭部の高いところでひっつめた、俺らより年下の子供だが、この加護は……初めてみるが魔物と同じ反応だ。看破スキルは元々人間に化けた魔物を暴くもの。でも人間がなんでこんな、烙印持ちでもないのに? 人斬りってなんだ?
「やはり分かるか、噂の審問官」
 ミリアムという女性はパイプをふかしながら、俺の動揺を読んでいた。
「そいつ……『人斬り』って……」
「魔の加護だと? そいつの顔見ろ、リュウガ!」
 俺が加護の内容を口にすると、ジャンヌが剣に手を掛ける。彼女は俺達より古い時代の人間だ。何か知っているのか? 顔には、見慣れない赤い刻印がある。
「わぁーっ! わぁーっ!」
 しかし子供は恐怖で頭を抱えて蹲る。どこまで本当なんだ? またシンジの時みてーに自分の看破スキルが疑わしくなってきた……。ん? シンジ?
「待てジャンヌ。そうなると魔王なのに魔物の反応をしてないシンジは何なんだ?」
「う、うむ……」
 俺はそこで思い出した。シンジは正真正銘魔王なのに、こいつと違って魔物の反応が無かった。俺達の反応を見てか、ミリアムも溜息を吐く。シンジのいる場所の人間だから何か知っていると踏んで呼んだらしい。
「どうやら、知らんようだな。この子、テーネは見ての通り魔の加護を持つ。だがそれ、望んで得たものではない。首無し騎士は分かるな?」
 魔の加護、俺達バスターの加護や魔物とは違うものなのか? ジャンヌはそれについてよく知っていた。
「ああ、魔王が人間を配下にするための、魔の神による加護。その加護は子々孫々に続くという……。人斬りの加護は文字通り、人を殺すことに長けたジョブだ」
「自分らが滅んでも人間同士で争うための火種を残したのか。質悪いな」
 魔王が活発に活動していた時期の爪痕。俺達が封印した魔王の鎧の様なものか。だがレベル55……俺達なんか一瞬で殺される強さな上、こいつが裏でミリアム達を操っているとも限らん。
「あの……ボクやっぱ……」
「まぁ待ちなさい。ちょうど、チャンスが巡ってきたんだ」
 緊張感に耐えられなくなったのか、人斬りは震えた声でミリアムに耳打ちする。演技かマジか分からん。それよりもミリアムの狙いはなんだ?
「チャンスだと?」
「そこに間抜けが転がっているだろう?」
「あ」
 すっかり忘れていたが、ボコボコにされたシンジが縛られて部屋の隅に転がされていた。いくらレベル99でも怪我しないわけではないし、ましてや目の前に俺達より数値的には強いのがいる。
「そいつと交換だ。お前さんの口から、テーネは脅威の無い存在だと国王に報告しろ。封印の件で活躍したお前の進言なら、多少効果があるだろう」
「何が目的だ?」
 この人斬り、テーネの身元を保証することがシンジを解放する条件。しかしそんなことして何の意味がある? いくら悪人でないと口で言っても、加護が人を殺めるのに特化している以上安心できない。
「あの、ボク今まで通りこっそり暮らすので……」
「それでうまくいかなかったんだろう? なら方法を変えた方がいい」
 ところどころテーネ本人が遠慮する様なことを言うのだが、主犯格がこいつという可能性はまだ捨てられない。
「単純な話だ。この子は人斬りの加護のせいで命を狙われ、その度に戦う羽目になった。つまり命が狙われなければ身を守る為の戦いも起きずに平和ってわけだ」
「そっちこそ何か勘違いしてないか?」
 仲間、っぽい奴を偶然捕まえたからチャンスと踏んだのだろうが、こいつらには想像できまい。シンジが抱えている問題を。
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「そいつは沙汰待ちだ!」
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 そう、沙汰待ちということはお沙汰の日時になったら強制的にそこへ転送されるのだ。捕まえていても意味はない。解放はその場、何せお沙汰次第では牢屋にぶち込まれることもあるんでな。
「まさか既に問題を起こしていたのか?」
「え? そっち? そっちか?」
 ミリアムはまさかシンジが沙汰待ち状態では思っていなかった様だ。二つの意味で。一つはもちろん交換材料にならないことだが、もう一つは他にもやらかしているという意味。
「ところで、一応聞くがこの捕縛は不当な理由ではないだろうな」
「あ」
 俺はジャンヌに言われるまで、シンジがやらかした前提で話を進めていた。だが、因縁をつけて捕まえた可能性もある。いやまさか魔王レベル99にそんなことするはず……って思いたいけどこんな覇気の欠片もないひょろひょろがそんな加護持ってたら目が腐っている方を真っ先に疑う。そう俺の様に。
「この街は生まれ変わったんだ、そんな真似するかい。それにお前さんもさっきまで思っても無かっただろう?」
「ぐぬぬ……」
 痛いところを突いてくる。だが俺達はそんなことの真偽より重要なことがある。
「ていうか、こいつはエンタールの街ともネメアクラウンネオとも関係ないからな! 勝手に名前出してるだけだ!」
「ほう、通りであれだのこれだの言うから頑張って推測する必要があったわけだ」
「くっそー! 近くがエンタールでそこのギルドが一つしかないがために!」
 シンジは正確に街の名前やギルド名を挙げられたわけではないのだが、場所が場所だけに特定が容易だった。それで俺達巻き込まれたことになる。
「噂ではエンタールに異国の建物が転移して、そこに変な加護を持っている奴がいると聞いたが?」
「ぐぬぅ……」
 無関係を貫こうとしたが、俺達の遭遇した事件は噂としてとっくに広がっていた。隠しても無かったから当然だが。
「まぁ、沙汰待ちじゃあどうしようもないね。ごめんねテーネ、いい機会だと思ったんだが」
「あ、いえ……ボクのためにこんな……」
 とはいえ話を聞くとすっかり諦めたらしく、これ以上交渉する気もない様だ。
「つーか俺はこいつが何やらかしたのか聞くのが怖い」
 それより俺はシンジがやったこと次第では詫びを入れなきゃいけないんだが。
「ま、よくあることさ。スタッフの女の子に偉そうに説教したり、本気で恋愛できると思い込んで言い寄ったり……」
「あー……」
 こいつならやる、という小悪党ぶりで安心したというかなんというか。自分がそういうお店にお世話になっておきながら、さも自分の方が立派な職に就いていると思って説教ぶつ奴、サナトリ村には死ぬほどいた。こういう花街の女の子に言ってやったぜとイキる様子を見てうわっとか思ってた。
「マジか……」
 ジャンヌのドン引きも分かる。恋愛の話もそうだ。あくまでこういうお店の女の子とは金銭を伴う契約でそういうことをするわけだ。お前レストランで料理してくれた人が母親になってくれると? お客さんだからいい思いさせてくれるんだよ。
「それは大変失礼しました……」
「はは、若いのに礼儀のいい子だね」
 俺はもうへこへこ謝るしかない。こいつ働かないくせにどんだけ職業差別を重ねるんだ……。俺は人として当然のことをしているだけだが、これで礼儀いいってよぽっどやべー連中が客なのか? とはいえ他の街から出禁くらう様な客層が相手って考えると標準も落ちるよなぁ。
「わざわざ呼んで悪かったね、お詫びに劇場の酒場でごちそうするから。安心しな、ここに呼びつけた貴方らを毒殺でもしたら、うちに疑いが掛かるのは分かってるさ」
「魔の加護持ちをどこかに告げ口しないとでも?」
 ジャンヌはテーネのことが気がかりであった。こいつが生きていた時代には、魔の加護を持つ者が差し迫った脅威として存在していた。
「あんたらも気がかりだろう? こいつの加護について。魔王などという荒唐無稽な話さ。そんなのが近くをうろついてて安心できるかい?」
 そう言ってミリアムが取り出したのは尖った水晶の付いたペンダント。いやペンダントにしては紐が一本で首に掛からない様な?
「なんだそれ?」
「お前は看破があるからいらないかもな、これは」
 ジャンヌがそのアイテムのことを教えてくれた。
「エンタールの街にあるだろう、魔物を判別する水晶が。あれを持ち運べるようにして狭い範囲を探索できるようにしたペンデュラムだ」
「へぇ、じゃあ俺いらないわけだ」
 看破スキルの代用的なものか。
「これをこの馬鹿に向けてやると……」
 ミリアムがペンデュラムをシンジに向けると水晶がふわっと浮かんで奴を指し示すが、光りはしない。エンタールで見たのと同じ反応だ。
「その辺で拾ったスダマに向けると」
 スダマを取り出してそちらに向けると、ペンデュラムが差す先を変えるのと同時に赤く光った。俺がスダマを持ったまま街に入ろうとした時のことを思い出す。
「そんでテイムされているあんたに向ける」
 ジャンヌを指したペンデュラムはまた光が消える。魔物ではあるがバスターにテイムされているということは、俺達と同じ扱いだ。
「で、これをテーネでやる」
 満を持してテーネにペンデュラムが向けられる。スダマの時と同じ様に、明らかな人間に対して水晶が赤く輝く。
「おい待てよ……。それじゃあこの馬鹿が粗相をしたら誰が止めるんだ?」
 そこでふとジャンヌがある重大な欠点を見つけた様に言う。いやそれはだなずっとやってるだろ。
「おいおい、そりゃいつも通りぶん殴って……」
「そうじゃない。こいつを殺してでも止めなきゃいけない時、お前達がそれをやると烙印を刻まれないかということだ」
「あ」
 そうだ、こいつが尋常じゃなく意志薄弱な馬鹿だから考えたことも無かった。こいつを万が一、何かやらかしてそれを止める為に殺したりなんかしたら、魔物や烙印持ち扱いじゃないから、俺らが烙印を貰っちまう。
「その抑止にそいつを使えと?」
「この子に殺しはさせたくないんだけどねぇ、そいつへの牽制に安住の地を与えてやってくれないかい?」
「俺一人じゃ判断できない。持ち帰らせてくれ」
 かなり交渉が上手いな……。一旦諦めた様だが、こちらの困りごとを突いて要求を飲ませに来る。
「そうかい。じゃあ、いい返答を待ってるよ」
 俺だけでは決めれない内容だ。どうせシンジはお沙汰になれば戻ってくるし、そこで締め上げれば懸念する様なことにはなるまいよ。

 そんなわけで俺達は大人しく酒場で飲み物をごちそうになって帰ることにした。わざわざ銀の盃でお出しする辺り、こちらが信用していないと思っているのか。まぁ、魔の加護を侍らせていればそりゃそうか。
「わざわざどうも。あなた達も変な奴の巻き添えで大変ね」
「あ、ああ……」
 バーカウンターでお酒を出してくれたのは、ブロンドの少女。この店本当可愛い子しかいないな……緊張してしまう。
「私はクラリア、またよかったら飲みに来てね。ミリアムさんの歌もいいものだから」
「ああ……」
 気の利いた回答が出来ない。このクラリアって子、フィルセと同い年くらいなのに妙に場慣れしているというか。
「あの子、テーネは魔の加護を受けてしまったけど、悪い人じゃないわ。バスターなら疑うのも分かるけど」
「どういうわけであいつを置いてるんだ? 用心棒か?」
 ここでもテーネを庇う様な声が聞かれる。まぁ、見た目悪そうには見えないが、見た目に騙されてはいけないし。
「たまたま私を助けてくれたのよ。死にそうなほど怪我してたのに、私のこと魔物から庇ってもっと怪我して……それでこの劇場に運び込んだのが始まり」
「へぇ。じゃあやっぱ生まれつき魔の加護持ってたタイプか」
「私も詳しいことは聞いたことないの」
 情報を聞きだそうとしたが、隠しているのか本当に聞いていないのか。しかし酒ってのは相変わらず苦いな。これのどこがいいんだ?
「あ、テーネ、いいってば。まだ傷治ってないでしょ?」
 先ほどのテーネが荷物を運んでいるのを見て、クラリアが変わろうと駆け寄る。袖から覗く腕や裾から見える首元に包帯が巻いてあり、負傷しているのが見て取れた。最初は魔の加護に目を取られて気づかなかった。
「いえ、タダ飯でいるわけにはいけないので……」
「大仕事してくれたんだから、気にしないの」
「あ、クラリアさん……」
 荷物を持っていかれてしまい、居心地悪そうにするテーネ。真面目な奴なのは分かった。
「まぁ、あいつよりはマシか……」
 ろくに受け答えもしない、自分より弱い相手にはうっきうきで喧嘩を吹っ掛ける、都合が悪くなると黙る、そんなシンジよりは魔の加護があってもマシかもしれない。
「こうなると、何を以って人とするか分からんな……」
 普通っぽい奴のテーネが魔物分類で、首無しのジャンヌが魔物とはいえテイマーの制御下にいるから人類側、シンジはどうしようもない奴で加護も魔王と言っているのに人類扱い……。一体何を基準にすればいいのか、まさか食い扶持だけ稼げてればいいと思っていた人生でこんな哲学的な課題にぶち当たるなんてな……。
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