孤児と犯罪者

出会い

とある雨の日、彼女と出会った。彼女は雨の中びしょ濡れになりながらも外で地べたに寝転んでいた、そんな彼女を見て話しかけてしまった。「ねぇ、そこの君、お父さんとお母さんは？」彼女はこっちを向いた。「おじさん、誰?」「あぁ、僕かい？僕は...通りすがりのおじさんだよ」彼女は少し警戒した表情でこっちを見ていた。彼女はびしょ濡れで服がぼろほろ、それに髪の毛が泥まみれだった。「君、うちに来る？」気づけば口に出していた。彼女は少し引き気味に「おじさん...何が目的？...」と聞いてきた。「いやいや、何も目的はないよ？...」焦りながらそう言った、彼女はフーンとでも言いたげな顔だった。「まぁ、ご飯を3食くれるなら行ってあげても良いよ」彼女はそう言った。少し上から目線なのは気になるが彼女を放ってはおけなかった。「ならうちに来てくれ」そう言い彼女をうちに連れて行った。家に着いてまず彼女を風呂に入れることにした。「お風呂に入っておいで、服と下着は用意しておくから」そう言い彼女を風呂に入れた。彼女が上がってきた後に彼女にご飯を振舞った。彼女はご飯を食べた後にすぐに寝てしまった。
次の日、彼女は少し心を開いてくれたのか「私はみき、おじさんの名前は？」そう聞いてきた「僕の名前は、優也だよ」そう言った。彼女は「ねぇ優也、なんで私なんかを拾ってくれたの？」そう言った。僕は「君を放ってはおけなかったんだ...」そう言った、彼女は少しクスッと笑った。「そうだ！甘いものでも食べに行こうか」そう彼女に言った、彼女は「いいの？」と聞いてきた、僕はうなずいた。彼女はパァーとした笑顔を見せた。