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出会い
しおりを挟む「ぇ・・・・ねぇ・・・ねぇ!!」
知らない声が聞こえて目を覚ました。目の前には女の子の顔が。慌てて飛び起きる。
「わ、もう大丈夫なの?」
どこかも知らない場所に、全く知らない少女に膝枕されている。
「・・・え、ここは・・・?」
「君、ここの住人じゃないの?」
・・・住人?なんのことだ。
とりあえず頷く。
「何も知らない?」
また頷く。
とりあえず彼女と向き合うように座る。
少女は黄色いビー玉のような目をしている。右目は髪の毛で隠されていて見えない。服装は妖精のように半透明な黄緑色の短いワンピースのようなものを着て、薄茶色の髪の毛を左目の横あたりでひとまとめにしていた。
とにかく聞きたいことが山ほどあるので、頭の中で整理しながら落ち着いて話す。
「あの・・・まず聞きます。ここはどこですか?それと・・・あなたは一体誰なんですか?」
あまり質問しすぎると困らせてしまうだろうと思い、はじめの質問は2つで区切ることにした。
「ここはマジックシティ。ここに住んでいる住人は全員魔法使いなの。それとこの町は大きなドーム状の膜で囲まれてる。何故か外には出られないし、出られた人がいるって話も聞いたことないね。あと・・・」
「っちょ、ちょっと待って!?」
混乱しすぎて声量を間違えた。落ち着いてわからないことが多すぎるからまとめてから確認する。
「えっと・・・まず、マジックシティって聞いたことないんだけど・・・それと魔法使いって・・・?」
「あぁ、ごめんね、混乱させちゃって。えっと、マジックシティについてはわからないことが多すぎるの。ここに来た人はみんな「気絶して気づいたらここにいた」って言ってる。だから詳しいことはこの町のリーダーをしてる、亮に聞いてみよう。あとで一緒に会いに行こっか。」
そこまで伝えて、咲は大きく深呼吸を一度した。
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