19 / 19
話
17
しおりを挟むルリラ・キャンベルの入学試験内容。
扉をくぐったルリラが目にしたのはスモールオルソが80匹うようよ居る光景だった。
スモールオルソとは茶色の小さい熊で、大きさは30cmで、二足歩行をする。
そして扉が閉まったその時、どこからともなくゼストの声が聞こえてきた。
「この部屋はスモールオルソの部屋だ。80匹のスモールオルソを倒したらクリアだ。じゃ頑張れ」
そしてゼストの声が聞こえなくなったと同時に、スモールオルソ達がルリラに攻撃しようと集まって来た。
「へえ、好戦的じゃないか!」
そう言いながら攻撃体制に入るルリラ。
「クレイジーヴァイパー!」
鞭に当たったスモールオルソ達は次々と死滅していく。
残りは60匹くらいになったスモールオルソ達は、またルリラに攻撃しようと集まって来た。
「クレイジーヴァイパー!クレイジーヴァイパー!クレイジーヴァイパー!」
また鞭に当たったスモールオルソ達は次々と死滅していく。
そして60匹くらい居たスモールオルソ達は死滅した。
「なんだい、なんだい、ちっとも張り合いがないじゃないか」
ルリラはそう言いながら次の扉の前まで行き、扉が開いたのでルリラは扉をくぐった。
次の部屋に入ったルリラが目にしたのは道が入り組んだ迷路になっていた。
そして扉が閉まったその時、またどこからともなくゼストの声が聞こえてきた。
「この部屋は迷路の部屋だ。至る所にリーフゼリーピヨコが居るから注意しろよ。次の部屋に続く扉を見つけたらクリアだ。じゃ頑張れ」
リーフゼリーピヨコとは黄色のヒヨコで、頭には緑色の葉っぱが生えていて、大きさは22cmである。
そしてゼストの声が聞こえなくなった。
「いや、迷路って……。うち大丈夫か……?」
ルリラはそう言って左の道に行った。
最初の曲がり角にリーフゼリーピヨコが6匹居た。
「ウィップストーム!」
6匹居たリーフゼリーピヨコは死滅した。
ルリラは曲がり角を曲がり道を進んで行った。
すると前と左右に進む道が現れた。
だが道を塞ぐ様に3匹のリーフゼリーピヨコが居た。
ルリラは左の道を選んだ。
「カードスラッシュ!」
左の道を塞いでいたリーフゼリーピヨコは死滅した。
ルリラは左の道を進んだ。
曲がり角を曲がり少し進むと行き止まりだった。
「あちゃー」
ルリラは元来た道を戻り、前に行く道を選んだ。
「カードスラッシュ!」
前の道を塞いでいたリーフゼリーピヨコは死滅した。
ルリラは前の道を進んだ。
だがまた行き止まりだった。
「またか……」
ルリラは元来た道を戻り、右に行く道を選んだ。
「カードスラッシュ!」
右の道を塞いでいたリーフゼリーピヨコは死滅した。
ルリラは右の道を進んだ。
その後は左に行ったり右に行ったり前に行ったりして着々と出口に近づいていた。
その間にもリーフゼリーピヨコを死滅させていった。
その時、曲がり角があったのでその道を曲がるとその先に扉が見えた。
「お!扉じゃないか!」
ルリラはそのまま歩き、扉が開いたので扉をくぐった。
次の部屋に入ったルリラが目にしたのはキングゼリーピヨコ1匹だった。
そして扉が閉まったその時、またどこからともなくゼストの声が聞こえてきた。
「この部屋はボス部屋、キングゼリーピヨコを倒す事だ。入学許可ボタンを忘れず取る事だな。じゃ頑張れ」
そしてゼストの声が聞こえなくなったと同時に、キングゼリーピヨコが攻撃を仕掛けてきた。
ルリラは横に避けた。
「ウィップストーム!カードスラッシュ!」
そしてすぐに攻撃をしたルリラ。
すると入学許可ボタンだけが床に転がっていた。
ルリラはその入学許可ボタンを拾い上げて、帰りの扉に向かって歩いた。
扉は開きルリラは扉をくぐった。
扉をくぐったルリラは最初のゼストが居る部屋に戻って来た。
「ゼスト先生。入学許可ボタンを持ってきたよー」
ルリラはゼストに近づき入学許可ボタンを渡す。
「ルリラ・キャンベルか……。お前も合格だ。他の奴らが来るまでレイチェル達と待っていてくれな」
「はいよ」
ルリラはレイチェル達が居る場所まで歩いた。
「お疲れ様ですー」
「お疲れ様ー」
レイチェルとアンバーが声をかける。
「お疲れ!」
「お疲れ様……」
「お疲れ様ですわ」
ロイ、イスベル、クレアがルリラに声をかける。
「おー、お疲れ」
これでルリラ・キャンベルの入学が決まった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1
この作品の感想を投稿する
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる