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話
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しおりを挟むクレア・リオルの入学試験内容。
扉をくぐったクレアが目にしたのはヴィオレコキネリが60匹うようよ居る光景だった。
ヴィオレコキネリとは紫色で模様が薄橙色のてんとう虫で、大きさは20cmである。
そして扉が閉まったその時、どこからともなくゼストの声が聞こえてきた。
「この部屋はヴィオレコキネリの部屋だ。60匹のヴィオレコキネリを倒したらクリアだ。じゃ頑張れ」
そしてゼストの声が聞こえなくなったと同時に、ヴィオレコキネリ達がクレアに攻撃しようと集まって来た。
「ストームサンダー!」
嵐を伴う雷がヴィオレコキネリ達を襲う。
残りは40匹くらいになった、ヴィオレコキネリ達はクレアに攻撃しようとまた集まって来た。
「ストームサンダー!ストームサンダー!」
また嵐を伴う雷がヴィオレコキネリ達を襲う。
そして40匹くらい居たヴィオレコキネリ達は死滅した。
「私に勝つなんて100年早いですわ」
クレアは優雅に歩き次の扉の前まで行き、扉が開いたのでクレアは扉をくぐった。
次の部屋に入ったクレアが目にしたのは道が入り組んだ迷路になっていた。
そして扉が閉まったその時、またどこからともなくゼストの声が聞こえてきた。
「この部屋は迷路の部屋だ。至る所にレッドコチカが居るから注意しろよ。次の部屋に続く扉を見つけたらクレアだ。じゃ頑張れ」
レッドコチカとは赤色のネコで、背中に小さな羽根が生えていて、大きさは24cmである。
そしてゼストの声が聞こえなくなった。
「戦闘の次は迷路ですの?」
クレアはそう言って前の道に行った。
そしてすぐに左右に分かれる道になった。
そこにはレッドコチカが3匹居た。
「シャワーボルト!」
3匹居たレッドコチカは死滅した。
クレアは右の道を進んで行った。そしたら曲がり角があり、曲がり角を曲がり道なりに進んで行った。
すると前と左右に進む道が現れただが道を塞ぐ様に3匹のレッドコチカが居た。
クレアは右の道を選んだ。
「エレクトリックボール!」
右の道を塞いでいたレッドコチカは死滅した。
クレアは右の道を進んだ。
その後は左に行ったり右に行ったり前に行ったりして着々と出口に近づいていった。
その間にもレッドコチカを死滅させていった。
だがなかなか出口に辿り着かないでいた。
「私をコケにしているのかしら?」
クレアは少しイライラし始めた。
その時、曲がり角があったのでその道を曲がると少し遠くに扉が見えた。
「やっとありましたわ」
クレアはイライラしていても優雅に歩き、扉が開いたので扉をくぐった。
次の部屋に入ったクレアが目にしたのはキングゼリーピヨコ1匹だった。
そして扉が閉まったその時、またどこからともなくゼストの声が聞こえてきた。
「この部屋はボス部屋、キングゼリーピヨコを倒す事だ。入学許可ボタンを忘れず取る事だな。じゃ頑張れ」
そしてゼストの声が聞こえなくなったと同時に、キングゼリーピヨコが攻撃を仕掛けてきた。
「瞬間移動!」
クレアはキングゼリーピヨコの真後ろに移動して攻撃をかわした。
「シャワーボルト!ストームサンダー!」
そしてすぐに攻撃をしたクレア。
すると入学許可ボタンだけが床に転がっていた。
クレアはその入学許可ボタンを拾い上げて、帰りの扉に向かって歩いた。
扉は開きクレアは扉をくぐった。
扉をくぐったクレアは最初のゼストが居る部屋に戻って来た。
「ゼスト先生。入学許可ボタンを持って来ましたわ」
クレアはゼストに近づき入学許可ボタンを渡す。
「クレア・リオルか……。お前も合格だ。他の奴らが来るまでレイチェル達と待っていてくれな」
「はいですわ」
クレアはレイチェル達が居る場所まで歩いた。
「お疲れ様ですー」
「お疲れ様ー」
「お疲れ!」
「お疲れ様……」
レイチェル、アンバー、ロイ、イスベルがクレアに声をかける。
「お疲れ様ですわ」
これでクレア・リオルの入学が決まった。
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