DESTRUCTION

ペンタン

文字の大きさ
1 / 1
一章

"異世界転生"

しおりを挟む
「それじゃノーラ、あとは頼んだ。」
目が覚めると、見慣れないドアの向こうから声が聞こえてきた。
「うっ、、、あぁ、」
固い床で寝ているせいか、身体中が痛い。俺はゆっくりと上半身を起こし、周りを見た。壁には窓がなく、すべて古くさい木の板でできていた。
「どこなんだよ・・・ここ」
俺がそう呟くと同時にドアが開き、派手な服装の女性が入ってきた。
「目が覚めたのね」
その女は俺を見下ろしながら言った。
「誰なんだよ、おばさん」
「まぁ、失礼しちゃうわ。おばさんじゃなくて私はノーラよ。」
「貴方、名前は覚えてる?」
俺は当たり前のように名前を言おうとするも、自分の名前が出てこなかった。
「あれ?」
俺は脳をフル稼働させるも、名前が出てこない。
「覚えてないわね?貴方の記憶の一部は私が消去したわ。」
「あんた何いってんだ?記憶を消すなんて、馬鹿馬鹿しい。」
「ほんとよ。大丈夫、名前や家族、友人の記憶以外はちゃんと残してあるから。」
俺は鼻で笑った。
「だからー記憶を消したとかなんとかさっきから何いってんすか?」
ノーラはため息をついた。
「貴方はね、死んだの。」
「俺が死んだ?じゃあ今の俺はいったい何なんだ?」
「この世界は貴方のいた世界とは別の世界よ。いわゆる"あの世"ね。なんで死んだのか覚えてない?」
「・・・覚えてない」
「普通ならこのまま死後の世界に行くんだけど、貴方の場合、死の理由も、死んだ年も、余りに酷すぎるから、特別にもう一度チャンスが与えられたわ。」
「チャンス?」
「そう、"異世界転生"よ。」
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

むしゃくしゃしてやった、後悔はしていないがやばいとは思っている

F.conoe
ファンタジー
婚約者をないがしろにしていい気になってる王子の国とかまじ終わってるよねー

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

どうやらお前、死んだらしいぞ? ~変わり者令嬢は父親に報復する~

野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ファンタジー
「ビクティー・シークランドは、どうやら死んでしまったらしいぞ?」 「はぁ? 殿下、アンタついに頭沸いた?」  私は思わずそう言った。  だって仕方がないじゃない、普通にビックリしたんだから。  ***  私、ビクティー・シークランドは少し変わった令嬢だ。  お世辞にも淑女然としているとは言えず、男が好む政治事に興味を持ってる。  だから父からも煙たがられているのは自覚があった。  しかしある日、殺されそうになった事で彼女は決める。  「必ず仕返ししてやろう」って。  そんな令嬢の人望と理性に支えられた大勝負をご覧あれ。

私が……王太子……のはずだったのに??

#Daki-Makura
ファンタジー
最愛と朝を迎えたら……城下が騒がしい……?? 一体……何が起きているのか……??

【完結24万pt感謝】子息の廃嫡? そんなことは家でやれ! 国には関係ないぞ!

宇水涼麻
ファンタジー
貴族達が会する場で、四人の青年が高らかに婚約解消を宣った。 そこに国王陛下が登場し、有無を言わさずそれを認めた。 慌てて否定した青年たちの親に、国王陛下は騒ぎを起こした責任として罰金を課した。その金額があまりに高額で、親たちは青年たちの廃嫡することで免れようとする。 貴族家として、これまで後継者として育ててきた者を廃嫡するのは大変な決断である。 しかし、国王陛下はそれを意味なしと袖にした。それは今回の集会に理由がある。 〰️ 〰️ 〰️ 中世ヨーロッパ風の婚約破棄物語です。 完結しました。いつもありがとうございます!

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

処理中です...