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四章ー血地の戦場ー
79 奇襲、強襲
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「うぁあっ!」
「づあァっ……!」
「ひぐぁ……っ」
次々と悲鳴を上げていく騎士達。
今度は何事かと、辺りを確認すると……。
「隊長、アレ……!」
マクロちゃんの指は、斜め上を指していた。
上。と、言えば、崖の上のしかない。
崖の上は瘴気が充満している為、生物もアンデッド含めたモンスター達も近寄れない筈の場所。
その場所に、何故か。
何匹ものオークが、弓に矢をつがえて居た。
「な、なんで……?」
「くっ、奴らめ。犠牲を厭わぬ策に出たか」
隊長の一言により、察する。
つまり相手は、何体かの兵の命を投げ打ってでも勝利を得に来たという事なのだろう。
「マズイっスよ隊長。今日は遠距離部隊は居ないっス」
今回は細い道が戦場の為、誰も飛び道具の類は持参して来なかった。敵はそれを読んで、崖上から奇襲を仕掛けてきたのだ。
このままでは、自軍の動きを完封されたままになってしまう。
俺は少しでも風向きを変えようと、崖のモンスターに向かって斬撃を飛ばした。
飛んだ先で異次元が開くが、遠いせいか動きを制限させるに留まる。
「くっ、ダメか……」
俺が他の解決案を模索しようとした所で、隊長が極僅かに顎を引いた。
「よし、我々が短時間で上の者を蹴散らそう」
「ま、マジっスか? また滅茶苦茶なことになりそうな予感が……」
飛んでくる矢を撃ち落としながら冷や汗をかくユージンさん。
同じく、他の隊員も矢を落としつつ、傾聴をしている。
「皆、崖に登る直前に肺いっぱいに空気を吸え。呼吸が必要になったら直ぐ降りるんだ。瘴気は直接摂取しなければ最悪の事態にはならん」
アルティさんの命令に対し、アズサさんが懸念を示す。
「けど隊長。そもそも崖の上に行けないのが問題なんだが、一体どうするつもりだい?」
全員感じているだろう疑問に対し、隊長は僅かに頬を上げた。
「問題無い。道は私が開く」
そう言うと、アルティさんは正中線上に来るよう大剣を掲げ、一瞬、その場の誰しもが振り向くような緊張感を醸し出す。
そしてーー。
「ぬぅうッ!」
崖に向け、強烈な一撃を浴びせた。
激しく舞う砂埃に見舞われ、数秒の後に晴れるとそこには。
崖へと続く新たな道……急斜面の大地が露出していた。
「すっげ……」
「今だ。遊撃隊、総員駆け上がれ!」
あまりの人間離れした所業に目を剥いていると、他の隊員に追い抜かれてしまう。
最後尾となってしまった俺は、空気をいっぱいに吸いつつ後を追った。
崖上に辿り着く頃には、既に殲滅が開始されており、他の隊員が倒しきれなかったオークしか近くには居なかった。
出遅れた自分に苦笑しつつ、狩り損なった敵を倒すのも重要だと割り切って迎撃に当たる。
モンスターは予期せぬ攻撃に全く反応出来ず、瞬く間に蹂躙されて行った。
確か人間は奇襲されて二十秒位は正常な判断ができず、反撃すら出来なくなるらしいが、それはモンスターも例外では無かったのかもしれない。
そうこう考えている内に、辺りのオークは全て屍と化していた。
副隊長は一人一人にアイコンタクトで降りるよう指示し、勿論俺も従い崖から飛び降りる。
空中で軽く次元を裂き、腕を突っ込んでワンクッション置いた後に着地した。
ほかの皆も、各々のやり方で無事地面に着けたようだ。
「アルティ。助かった」
「あぁ。だがまだ気を抜くなよ」
俺の降りた場所では、丁度ルウナさんとアルティさんの会話が聞こえる。
しかし隊長の言う通りまだ気は抜けないので、かぶりを振って再度集中を高めた。
「厄介な兵は消えた。皆の者、この勝機を逃さぬよう、進めぇええーッ!」
隊長格の誰かの指揮の元、我々の舞台は優勢となる。
しかし、まるで最後の足掻きかのように、巨大なモンスターが立ちはだかった。
「コ、ォオオオオ…………!」
でかい。五メートルはある。
しかし、奴は巨大である以外にも、幾つもの不可解な点があった。
まず、生き物では無い。アンデッドだ。
だが先程まで散々戦ってきたゾンビ系ではなく、もはや骨しかないスケルトンだった。
さらに、そのスケルトンには四本の腕があり、左上には厚い丸盾。他の三腕にはまるで鋸のような厳つい剣を握っている。
「ぐぁあああっ!」
「ぬあぁ……!」
そんなスケルトンナイトが、突撃して行った部隊を一振で吹き飛ばした。
間違いなく、この戦いで最も強い敵だ。
「タクマ」
不意に隊長に呼ばれ、顔だけ向ける。
「今からの戦いをよく見ておけ」
そう言うと、アルティさんは俺以外の遊撃隊を引連れ、スケルトンへ駆け出した。
「第一、第二隊は、下がって敵軍の残党に手を当ててくれ。この敵は……我々が請け負おう」
「アルティ。……分かった。今回も頼むぞ」
すると、遊撃隊以外の隊が下がり始める。
あんなレイドボスみたいなのを相手に、少人数なんて無茶だ。と、言いたいところだが、ここまで彼らの力は幾度も見せつけられたし、隊長も今だけは傍観するよう促してきたので、固唾を飲んで見守ることにした。
「行くぞ」
「了解!」
隊長の号令に全員が答え、一定の距離を開けつつスケルトンへ突っ込んでいく。
「皆、関節を狙うんだ」
「了解っス!」
最初に動いたのは、副隊長のユージンさんだ。
「ふイィィイイイっ!」
ユージンさんは両手の剣の猛攻を鋭く躱しつつ、右足の関節をピンポイントで撃ち抜く。
「コァ、アアァアア…………!」
一撃で足を失ったスケルトンは、されど威圧感を放出させていた。
「今度は、こっち」
いつの間にか逆サイドを付いていたマクロちゃんは、敵の視線を誘導しつつ、攻撃を見舞う。
しかし、急所である左足関節に触れはしたが、力が足りないのか破壊にまでは至らなかった。
「任せな」
しかしすぐさまアズサさんが分け入り、スキルの剣技により足関節を破壊する。
「カァァァアァアアァア…………!!」
「おーい。怒ってる場合じゃねぇーよ」
そう言うのは、いつの間にか敵の肩に登っていたイクスだった。
少年はスケルトンが何かしらの反応を示す前に、首関節にナイフを入れ、ヒビを入れ次第後頭部を蹴る。
すると、とある男の前に頭蓋骨が飛び込んできた。
「覚えておくんだタクマ。アンデッドモンスターは、相手の体の自由を奪うか……」
男、アルティは剣を担ぐように構えると。
まるで迅雷が大地を穿ったかの如く、スキルを使い轟音と共に敵の頭蓋を粉砕した。
「頭、又は心臓付近の箇所を粉砕することで、魂は行き場を無くし、文字通り骸に戻すことが出来る」
再び訪れる現実離れした光景に、俺は苦笑しか出来なかった。
「づあァっ……!」
「ひぐぁ……っ」
次々と悲鳴を上げていく騎士達。
今度は何事かと、辺りを確認すると……。
「隊長、アレ……!」
マクロちゃんの指は、斜め上を指していた。
上。と、言えば、崖の上のしかない。
崖の上は瘴気が充満している為、生物もアンデッド含めたモンスター達も近寄れない筈の場所。
その場所に、何故か。
何匹ものオークが、弓に矢をつがえて居た。
「な、なんで……?」
「くっ、奴らめ。犠牲を厭わぬ策に出たか」
隊長の一言により、察する。
つまり相手は、何体かの兵の命を投げ打ってでも勝利を得に来たという事なのだろう。
「マズイっスよ隊長。今日は遠距離部隊は居ないっス」
今回は細い道が戦場の為、誰も飛び道具の類は持参して来なかった。敵はそれを読んで、崖上から奇襲を仕掛けてきたのだ。
このままでは、自軍の動きを完封されたままになってしまう。
俺は少しでも風向きを変えようと、崖のモンスターに向かって斬撃を飛ばした。
飛んだ先で異次元が開くが、遠いせいか動きを制限させるに留まる。
「くっ、ダメか……」
俺が他の解決案を模索しようとした所で、隊長が極僅かに顎を引いた。
「よし、我々が短時間で上の者を蹴散らそう」
「ま、マジっスか? また滅茶苦茶なことになりそうな予感が……」
飛んでくる矢を撃ち落としながら冷や汗をかくユージンさん。
同じく、他の隊員も矢を落としつつ、傾聴をしている。
「皆、崖に登る直前に肺いっぱいに空気を吸え。呼吸が必要になったら直ぐ降りるんだ。瘴気は直接摂取しなければ最悪の事態にはならん」
アルティさんの命令に対し、アズサさんが懸念を示す。
「けど隊長。そもそも崖の上に行けないのが問題なんだが、一体どうするつもりだい?」
全員感じているだろう疑問に対し、隊長は僅かに頬を上げた。
「問題無い。道は私が開く」
そう言うと、アルティさんは正中線上に来るよう大剣を掲げ、一瞬、その場の誰しもが振り向くような緊張感を醸し出す。
そしてーー。
「ぬぅうッ!」
崖に向け、強烈な一撃を浴びせた。
激しく舞う砂埃に見舞われ、数秒の後に晴れるとそこには。
崖へと続く新たな道……急斜面の大地が露出していた。
「すっげ……」
「今だ。遊撃隊、総員駆け上がれ!」
あまりの人間離れした所業に目を剥いていると、他の隊員に追い抜かれてしまう。
最後尾となってしまった俺は、空気をいっぱいに吸いつつ後を追った。
崖上に辿り着く頃には、既に殲滅が開始されており、他の隊員が倒しきれなかったオークしか近くには居なかった。
出遅れた自分に苦笑しつつ、狩り損なった敵を倒すのも重要だと割り切って迎撃に当たる。
モンスターは予期せぬ攻撃に全く反応出来ず、瞬く間に蹂躙されて行った。
確か人間は奇襲されて二十秒位は正常な判断ができず、反撃すら出来なくなるらしいが、それはモンスターも例外では無かったのかもしれない。
そうこう考えている内に、辺りのオークは全て屍と化していた。
副隊長は一人一人にアイコンタクトで降りるよう指示し、勿論俺も従い崖から飛び降りる。
空中で軽く次元を裂き、腕を突っ込んでワンクッション置いた後に着地した。
ほかの皆も、各々のやり方で無事地面に着けたようだ。
「アルティ。助かった」
「あぁ。だがまだ気を抜くなよ」
俺の降りた場所では、丁度ルウナさんとアルティさんの会話が聞こえる。
しかし隊長の言う通りまだ気は抜けないので、かぶりを振って再度集中を高めた。
「厄介な兵は消えた。皆の者、この勝機を逃さぬよう、進めぇええーッ!」
隊長格の誰かの指揮の元、我々の舞台は優勢となる。
しかし、まるで最後の足掻きかのように、巨大なモンスターが立ちはだかった。
「コ、ォオオオオ…………!」
でかい。五メートルはある。
しかし、奴は巨大である以外にも、幾つもの不可解な点があった。
まず、生き物では無い。アンデッドだ。
だが先程まで散々戦ってきたゾンビ系ではなく、もはや骨しかないスケルトンだった。
さらに、そのスケルトンには四本の腕があり、左上には厚い丸盾。他の三腕にはまるで鋸のような厳つい剣を握っている。
「ぐぁあああっ!」
「ぬあぁ……!」
そんなスケルトンナイトが、突撃して行った部隊を一振で吹き飛ばした。
間違いなく、この戦いで最も強い敵だ。
「タクマ」
不意に隊長に呼ばれ、顔だけ向ける。
「今からの戦いをよく見ておけ」
そう言うと、アルティさんは俺以外の遊撃隊を引連れ、スケルトンへ駆け出した。
「第一、第二隊は、下がって敵軍の残党に手を当ててくれ。この敵は……我々が請け負おう」
「アルティ。……分かった。今回も頼むぞ」
すると、遊撃隊以外の隊が下がり始める。
あんなレイドボスみたいなのを相手に、少人数なんて無茶だ。と、言いたいところだが、ここまで彼らの力は幾度も見せつけられたし、隊長も今だけは傍観するよう促してきたので、固唾を飲んで見守ることにした。
「行くぞ」
「了解!」
隊長の号令に全員が答え、一定の距離を開けつつスケルトンへ突っ込んでいく。
「皆、関節を狙うんだ」
「了解っス!」
最初に動いたのは、副隊長のユージンさんだ。
「ふイィィイイイっ!」
ユージンさんは両手の剣の猛攻を鋭く躱しつつ、右足の関節をピンポイントで撃ち抜く。
「コァ、アアァアア…………!」
一撃で足を失ったスケルトンは、されど威圧感を放出させていた。
「今度は、こっち」
いつの間にか逆サイドを付いていたマクロちゃんは、敵の視線を誘導しつつ、攻撃を見舞う。
しかし、急所である左足関節に触れはしたが、力が足りないのか破壊にまでは至らなかった。
「任せな」
しかしすぐさまアズサさんが分け入り、スキルの剣技により足関節を破壊する。
「カァァァアァアアァア…………!!」
「おーい。怒ってる場合じゃねぇーよ」
そう言うのは、いつの間にか敵の肩に登っていたイクスだった。
少年はスケルトンが何かしらの反応を示す前に、首関節にナイフを入れ、ヒビを入れ次第後頭部を蹴る。
すると、とある男の前に頭蓋骨が飛び込んできた。
「覚えておくんだタクマ。アンデッドモンスターは、相手の体の自由を奪うか……」
男、アルティは剣を担ぐように構えると。
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