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サウスサウサ編
19話 ゴブリンの牙
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ゴブリン。
今やRPGには欠かせない程のメジャーな雑魚モンスター。
緑色の肌に黄色く淀んだ瞳、そして最大の特徴は、武器を装備していることだろう。
そして厄介なのは、他のモンスターに比べ高い知能だ。
他の獣系のモンスターのように単純でないため、どんなイレギュラーなことが起きるか分からない。
なので、一先ずそういう奴らの討伐依頼は避けてきたが、これからそういう奴らと遭遇するとき等、対処すべき時がくるかも知れない。
そのために、ゴブリンには俺達の練習相手も兼ねてもらうというわけだ。
「いたよ。ゴブリン三匹。近くでご飯食べてた。武装は短剣が一匹、残り二匹は木の棍棒。多分棍棒は手作りだろうな」
「サンキュー、クラン」
一人偵察に言っていたクランが戻り、ゴブリン発見を報告する。
「三匹か。じゃあ先ずこうやって四人で囲むように隠れて、俺とエリュでライトランスで奇襲。俺が短剣を狙う。エリュは狙いやすいほうの棍棒持ちをおとしてくれ。そしたら残りのゴブリンをクランとラシータで追撃。これで奴らは全滅だ」
「ねぇコウキ。合図はどうするの?」
「じゃあ俺がライトランスをした時、すぐエリュも撃ってくれ。ゴブリンも最初は慌てて身動きとれないだろ」
「わかったわ」
俺達は早速、作戦を決行するため動き出した。
俺とエリュはハイディングを使い、さらに敵に見つかるリスクを抑える。
クランの報告通り、ゴブリン三匹に武装は短剣持ち一匹と棍棒持ち二匹。そして何かの肉を三匹が囲んで食べていた。
皆が定位置についたのを確認し、俺は小声で魔法を詠唱する。
「......ライトランス」
俺の目の前に現れた光の槍は、そのまま短剣持ちのゴブリンに直進する。
光の槍はそのままゴブリンの心臓を撃ち抜く......筈だった。
「ゴギュッ!」
棍棒持ちのゴブリンが、俺のライトランスに勘づき、短剣持ちを庇ったのだ。
そのゴブリンは二の腕を貫かれ重症を与えられたが、殺せなかったのは痛い。
すると別方向からライトランスが放たれ、無傷の方の棍棒持ちのゴブリンを射抜いた。
俺の方を意識していたのもあって、エリュのライトランスには気づかなかったようだ。
これでゴブリンは二匹。作戦が狂った。
これだから知的なモンスターは嫌いだ。
「短剣持ちは俺がなんとかする。二人は棍棒持ちをなんとかしてくれ!自身強化!」
インポディティヴとは、エリュに教えてもらった魔法の一つで、自身の身体能力を底上げすることが出来る。
神様に既に底上げしてもらっているのであまり需要があると思えない上に、この魔法を使うと倦怠感が襲ってくるのであまり使いたく無いが、今回は念のため掛けておいた。
「はあああああっ!」
俺は背にある二本の剣を抜く。
暴走牛のクエストの時は使わなかったので、何気に今回が初の二刀流だ。
「ガアアアアアッ!」
ゴブリンもやってやると言いたげな咆哮をし、俺を威嚇する。
モンスターと戦う恐怖心が無いわけでは無いが、この程度の咆哮で俺が怯むことはなかった。
「せいッ!」
俺はゴブリンに向け、剣を振るった......!
今やRPGには欠かせない程のメジャーな雑魚モンスター。
緑色の肌に黄色く淀んだ瞳、そして最大の特徴は、武器を装備していることだろう。
そして厄介なのは、他のモンスターに比べ高い知能だ。
他の獣系のモンスターのように単純でないため、どんなイレギュラーなことが起きるか分からない。
なので、一先ずそういう奴らの討伐依頼は避けてきたが、これからそういう奴らと遭遇するとき等、対処すべき時がくるかも知れない。
そのために、ゴブリンには俺達の練習相手も兼ねてもらうというわけだ。
「いたよ。ゴブリン三匹。近くでご飯食べてた。武装は短剣が一匹、残り二匹は木の棍棒。多分棍棒は手作りだろうな」
「サンキュー、クラン」
一人偵察に言っていたクランが戻り、ゴブリン発見を報告する。
「三匹か。じゃあ先ずこうやって四人で囲むように隠れて、俺とエリュでライトランスで奇襲。俺が短剣を狙う。エリュは狙いやすいほうの棍棒持ちをおとしてくれ。そしたら残りのゴブリンをクランとラシータで追撃。これで奴らは全滅だ」
「ねぇコウキ。合図はどうするの?」
「じゃあ俺がライトランスをした時、すぐエリュも撃ってくれ。ゴブリンも最初は慌てて身動きとれないだろ」
「わかったわ」
俺達は早速、作戦を決行するため動き出した。
俺とエリュはハイディングを使い、さらに敵に見つかるリスクを抑える。
クランの報告通り、ゴブリン三匹に武装は短剣持ち一匹と棍棒持ち二匹。そして何かの肉を三匹が囲んで食べていた。
皆が定位置についたのを確認し、俺は小声で魔法を詠唱する。
「......ライトランス」
俺の目の前に現れた光の槍は、そのまま短剣持ちのゴブリンに直進する。
光の槍はそのままゴブリンの心臓を撃ち抜く......筈だった。
「ゴギュッ!」
棍棒持ちのゴブリンが、俺のライトランスに勘づき、短剣持ちを庇ったのだ。
そのゴブリンは二の腕を貫かれ重症を与えられたが、殺せなかったのは痛い。
すると別方向からライトランスが放たれ、無傷の方の棍棒持ちのゴブリンを射抜いた。
俺の方を意識していたのもあって、エリュのライトランスには気づかなかったようだ。
これでゴブリンは二匹。作戦が狂った。
これだから知的なモンスターは嫌いだ。
「短剣持ちは俺がなんとかする。二人は棍棒持ちをなんとかしてくれ!自身強化!」
インポディティヴとは、エリュに教えてもらった魔法の一つで、自身の身体能力を底上げすることが出来る。
神様に既に底上げしてもらっているのであまり需要があると思えない上に、この魔法を使うと倦怠感が襲ってくるのであまり使いたく無いが、今回は念のため掛けておいた。
「はあああああっ!」
俺は背にある二本の剣を抜く。
暴走牛のクエストの時は使わなかったので、何気に今回が初の二刀流だ。
「ガアアアアアッ!」
ゴブリンもやってやると言いたげな咆哮をし、俺を威嚇する。
モンスターと戦う恐怖心が無いわけでは無いが、この程度の咆哮で俺が怯むことはなかった。
「せいッ!」
俺はゴブリンに向け、剣を振るった......!
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