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サウスサウサ編
22話 首斬り斬魔
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「危ないッ!」
俺がクランに押し倒されると、俺の元居た場所に、剣が振り落とされる。
「......っ!?なんだこいつ......!」
何処から現れたのか、ニメートル程の巨体で、漆黒の鎧を全身に纏った騎士が、そこに居た。
いや、こいつには他に、気味の悪い部分がある。
「命......光......首ヲ......差シ出セ......!」
その騎士には、首が無かった。
「皆ッ!逃げるぞ!」
俺はクランへのお礼を後回しにし、急いで立ち走り出す。
「コウキ!あいつかなり速いぞ!」
最初は地面にめり込んだ剣を抜くのに時間を掛けていた騎士だったが、すぐ俺達との距離を縮めてきた。
このままじゃ追い付かれる......!
「クソっ!じゃあ俺が魔法で目眩ましを......」
「駄目よ。あいつの固有魔法は視覚内の人間の魔法を無効にするものよ。つまり使えないわ」
「視覚内って、こいつに目なんてねぇだろ!くっ、なら俺が囮になる!」
俺は振り返り安物の剣を引き抜く。
てか、エリュにあたってどうする俺。エリュにそんなこと言ったって何にもならないだろ!
それにしても、首なしの騎士が迫るというのは、かなりの恐怖だ。でも退けない。
「コウキ!何やってんだ逃げろ!」
「俺なら皆の後でも追い付ける!ギルドに連絡して応援を頼んでくれ!」
そんな短い会話の中、遂に黒騎士と俺は対峙した。
黒騎士は俺に向かい横薙ぎに大剣を振り払う。
俺はそれを剣で受け止めようとするが、そのまま吹き飛ばされ、木に身体を強打した。
「がっ......?」
攻撃が重すぎる......!
クソっ、身体能力なら誰にも負けない筈なのに!
いや、違うな。
身体能力を限界まで上げることなんて、冒険者なら誰でもやっているだろう。
人も、モンスターも、死にたくは無い筈だ。
だから冒険者は、少しでも生存率が上がるならと身体を鍛える。
そんな当たり前のことすら、俺はまだしていないのだ。
「首......首ヲ......!」
首?
そう言えば、さっきの攻撃は、首を狙っていたような......。
まさか。
「お前が首斬り斬魔......!」
「首......命......光ガ......」
口なんて無い筈なのに、どっから声だしてんだよこいつは!
「首ッ!首イイイイイィ!」
首斬り斬魔は、今度はその大剣で斬り下ろしてきた。
俺はそれを紙一重でかわす。
俺が寄りかかっていた木が、斬撃により粉々になった。
なんてパワーだ。
「首......オ前ノ......首......!」
「ここには、お前にやれる首なんて一つもねぇんだよ!」
俺はふらつく足で身体を支え、剣を突きだしながらそう叫んだ。
俺がクランに押し倒されると、俺の元居た場所に、剣が振り落とされる。
「......っ!?なんだこいつ......!」
何処から現れたのか、ニメートル程の巨体で、漆黒の鎧を全身に纏った騎士が、そこに居た。
いや、こいつには他に、気味の悪い部分がある。
「命......光......首ヲ......差シ出セ......!」
その騎士には、首が無かった。
「皆ッ!逃げるぞ!」
俺はクランへのお礼を後回しにし、急いで立ち走り出す。
「コウキ!あいつかなり速いぞ!」
最初は地面にめり込んだ剣を抜くのに時間を掛けていた騎士だったが、すぐ俺達との距離を縮めてきた。
このままじゃ追い付かれる......!
「クソっ!じゃあ俺が魔法で目眩ましを......」
「駄目よ。あいつの固有魔法は視覚内の人間の魔法を無効にするものよ。つまり使えないわ」
「視覚内って、こいつに目なんてねぇだろ!くっ、なら俺が囮になる!」
俺は振り返り安物の剣を引き抜く。
てか、エリュにあたってどうする俺。エリュにそんなこと言ったって何にもならないだろ!
それにしても、首なしの騎士が迫るというのは、かなりの恐怖だ。でも退けない。
「コウキ!何やってんだ逃げろ!」
「俺なら皆の後でも追い付ける!ギルドに連絡して応援を頼んでくれ!」
そんな短い会話の中、遂に黒騎士と俺は対峙した。
黒騎士は俺に向かい横薙ぎに大剣を振り払う。
俺はそれを剣で受け止めようとするが、そのまま吹き飛ばされ、木に身体を強打した。
「がっ......?」
攻撃が重すぎる......!
クソっ、身体能力なら誰にも負けない筈なのに!
いや、違うな。
身体能力を限界まで上げることなんて、冒険者なら誰でもやっているだろう。
人も、モンスターも、死にたくは無い筈だ。
だから冒険者は、少しでも生存率が上がるならと身体を鍛える。
そんな当たり前のことすら、俺はまだしていないのだ。
「首......首ヲ......!」
首?
そう言えば、さっきの攻撃は、首を狙っていたような......。
まさか。
「お前が首斬り斬魔......!」
「首......命......光ガ......」
口なんて無い筈なのに、どっから声だしてんだよこいつは!
「首ッ!首イイイイイィ!」
首斬り斬魔は、今度はその大剣で斬り下ろしてきた。
俺はそれを紙一重でかわす。
俺が寄りかかっていた木が、斬撃により粉々になった。
なんてパワーだ。
「首......オ前ノ......首......!」
「ここには、お前にやれる首なんて一つもねぇんだよ!」
俺はふらつく足で身体を支え、剣を突きだしながらそう叫んだ。
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