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傀儡子の館編
34話 終わらない夜の始まり
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部屋の割り振りによって、屋敷内の大体の構造や、他のパーティの編成等が分かった。
屋敷は三階建てで、一階がかなり広い。二階と三階は同じような造りだ。
俺達を合わせて、四つのパーティが屋敷に集まっている。
一つ目のパーティは当然俺達だ。
他のパーティは、まず最悪の村の少女、そして俺達を出迎えたあの冒険者の率いる、男二人組のパーティと、女性二人と男性二人の合計四人のパーティだ。
人数的には9人でかなり多い気がするが、屋敷がそれ以上に広いのでそう感じない気にもなってくる。
「へぇ、あの嬢ちゃんが首斬り斬魔を?すげぇな」
俺は今、とある部屋で他のパーティと談話していた。
一階はロビーやキッチン、リビング等の部屋があり、二階と三階は基本的に寝室や客室だった。
寝室は基本的に四人部屋だったので、エリュと最悪の村の少女は、他の女性二人と合同で同じ部屋を使うことになった。
余った俺は、このおじさんの提案で、ルドと共に共同で使用することになったのだ。
「へぇ、あの嬢ちゃんがねぇ。人は見かけによらねぇってのは本当だったんだな」
もう一人の冒険者が、そう相槌を打つ。
「あ、そう言えば、俺達自己紹介してませんでしたよね。俺は櫻田光希。冒険者にはつい最近なりました」
「自己紹介、確かにしてなかったな。俺はラヘル。冒険者歴は今年で11年目だったか?それとそうだな、力には自身があるぜ」
「ヨリスだ。冒険者歴はこいつと一緒。俺は力には自身無いけど、ナイフ捌きは得意だ」
するとヨリスは自身のバックからナイフを見せる。
失礼ながら、体格にあってないと思った。もしかしたら、ああ見えて器用な人なのかも知れない。
因みに、俺達等の客を出迎えた方がヨリスだ。
これからヨリス達の冒険譚を聞こうと言うところで、部屋の扉がノックされる。
「どうぞ」
ヨリスがそう言うと、扉が少し開き、間からエリュが顔を覗かせる。
「コウキ、ちょっと話があるんだけど」
「話?分かった。じゃあ俺、ちょっと行ってきます」
俺はヨリス達にそう言い残して、部屋を後にする。
ここだと話しづらいからと、一階ロビーの端に移動した。
「で、なんだよ話って」
「実は、私の固有魔法が使えないの」
固有魔法が使えない?
そんなことも起こり得るのか。固有魔法を所持していない俺には分かりかねるが。
「それってどういうことだ?もしかして、館に結界的なものがあるとか」
「いいえ、あるとしたら、霧ね」
「霧?外にあったやつか?」
エリュはこくりと頷いた。
「固有魔法が使えないっていうのは分かったけどさ。それってそんなに非常事態なのか?」
「問題はそこじゃないわ。いえ、それも関係していると思うけど」
話が見えてこないな。
しかしそんなことを言って会話を止めるわけにもいかないので、黙っておく。
「要するに、霧は誰かが意図的に出したものということよ。つまり、この館に人が集められたのは、必然と言うこと」
屋敷は三階建てで、一階がかなり広い。二階と三階は同じような造りだ。
俺達を合わせて、四つのパーティが屋敷に集まっている。
一つ目のパーティは当然俺達だ。
他のパーティは、まず最悪の村の少女、そして俺達を出迎えたあの冒険者の率いる、男二人組のパーティと、女性二人と男性二人の合計四人のパーティだ。
人数的には9人でかなり多い気がするが、屋敷がそれ以上に広いのでそう感じない気にもなってくる。
「へぇ、あの嬢ちゃんが首斬り斬魔を?すげぇな」
俺は今、とある部屋で他のパーティと談話していた。
一階はロビーやキッチン、リビング等の部屋があり、二階と三階は基本的に寝室や客室だった。
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余った俺は、このおじさんの提案で、ルドと共に共同で使用することになったのだ。
「へぇ、あの嬢ちゃんがねぇ。人は見かけによらねぇってのは本当だったんだな」
もう一人の冒険者が、そう相槌を打つ。
「あ、そう言えば、俺達自己紹介してませんでしたよね。俺は櫻田光希。冒険者にはつい最近なりました」
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するとヨリスは自身のバックからナイフを見せる。
失礼ながら、体格にあってないと思った。もしかしたら、ああ見えて器用な人なのかも知れない。
因みに、俺達等の客を出迎えた方がヨリスだ。
これからヨリス達の冒険譚を聞こうと言うところで、部屋の扉がノックされる。
「どうぞ」
ヨリスがそう言うと、扉が少し開き、間からエリュが顔を覗かせる。
「コウキ、ちょっと話があるんだけど」
「話?分かった。じゃあ俺、ちょっと行ってきます」
俺はヨリス達にそう言い残して、部屋を後にする。
ここだと話しづらいからと、一階ロビーの端に移動した。
「で、なんだよ話って」
「実は、私の固有魔法が使えないの」
固有魔法が使えない?
そんなことも起こり得るのか。固有魔法を所持していない俺には分かりかねるが。
「それってどういうことだ?もしかして、館に結界的なものがあるとか」
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