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山崎先生は幼女が気になる
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その幼女は、とても細くて軽くて、病院に着いた時には、かなり危険な状態だった。
「可愛いそうに、こんなに痩せて」
肌もカサカサ、髪も艶がなく、栄養状態が悪いことが一目でわかった。
点滴での投与で、少しでも元気になることを祈る。
警察に話を聞くと、なんとあの少女自ら救急車を呼んだらしい。
あの、意識不明のあの少女が?
年齢は3才と聞いたが、そんなことが可能なのだろうか?
まぁ、最近の子供は頭がいい子が多いからきっと不思議ではないのだろう。
幼女の名前は、菜津という。
意識が戻ったあと、ゆっくりと話を聞くと、本人は子供らしく話そうとしてるらしいが、そんなこと3才で言うか?と思うようなことをポロポロと溢し、どうも普通ではない。
警察の前で、父親をバッサリ切り捨てるのも子供らしくない。だが、霧島先輩のことを待つ姿は、とても子供らしかった。とても慕っているようだ。
霧島先輩は、奥さんや子供達も一緒に連れてきた。
菜津は、驚いていたが嬉しそうだ。
点滴も効いてきたのか、少し肌艶も良くなってきてる。
俺も一緒に話を聞くつもりでいたが、菜津に追い出されてしまった。まさか3才児に視線で追い出されてることにはなるとはね。ククッ
菜津を見てると飽きないな。
不思議が詰まっているよう子供だ。
病室の外を出て、しばらくして戻ると、菜津の病室から子供の泣き声が聞こえた。
な、なんだ?
「う、うわーーんっ!」
そっと、ドアを開けると、みんなが菜津を抱きしめていた。
菜津がずっと大人びて見えてたのが嘘のように、ただの3才の子供に見えた。
そっか、やっと甘えられる大人ができたんだな。
良かったな。自然とそんな感情が沸き起こる。
邪魔をしてはいけないと思い、そっとドアを閉めた直後ー。
「ま、まゆ?お、おい!大丈夫か?」
「意識ない!い、医者を呼べ!」
「や、あんたも医者だろっ!」
「ちょ、もう!」
まゆ?呼び名に疑問を持ちながらも、慌てて部屋に入る。
菜津は、ぐったりと倒れていた。
大先輩の霧島先輩の慌てた顔は初めてみるな、と驚く。
「あー、まだ体力ないですからね。ちょっと寝かせやってる間に、栄養たっぷりの点滴を打っておくんで大丈夫ですよ」
担当医師として、霧島先輩家族に説明する。
「はぁ、そっか。まだ本調子じゃないよな。痩せすぎてるしな。」
心配気に菜津を見る目は、父親の目だ。
菜津は、霧島先輩家族にきっと沢山の愛情で幸せになれるんだろうと、確信が持てた。
菜津、これからは幸せになれよ。
「先輩、養子縁組するなら、僕も担当医師として協力は惜しみませんから」
僕の言葉に、霧島先輩は嬉しいそうに笑った。
「可愛いそうに、こんなに痩せて」
肌もカサカサ、髪も艶がなく、栄養状態が悪いことが一目でわかった。
点滴での投与で、少しでも元気になることを祈る。
警察に話を聞くと、なんとあの少女自ら救急車を呼んだらしい。
あの、意識不明のあの少女が?
年齢は3才と聞いたが、そんなことが可能なのだろうか?
まぁ、最近の子供は頭がいい子が多いからきっと不思議ではないのだろう。
幼女の名前は、菜津という。
意識が戻ったあと、ゆっくりと話を聞くと、本人は子供らしく話そうとしてるらしいが、そんなこと3才で言うか?と思うようなことをポロポロと溢し、どうも普通ではない。
警察の前で、父親をバッサリ切り捨てるのも子供らしくない。だが、霧島先輩のことを待つ姿は、とても子供らしかった。とても慕っているようだ。
霧島先輩は、奥さんや子供達も一緒に連れてきた。
菜津は、驚いていたが嬉しそうだ。
点滴も効いてきたのか、少し肌艶も良くなってきてる。
俺も一緒に話を聞くつもりでいたが、菜津に追い出されてしまった。まさか3才児に視線で追い出されてることにはなるとはね。ククッ
菜津を見てると飽きないな。
不思議が詰まっているよう子供だ。
病室の外を出て、しばらくして戻ると、菜津の病室から子供の泣き声が聞こえた。
な、なんだ?
「う、うわーーんっ!」
そっと、ドアを開けると、みんなが菜津を抱きしめていた。
菜津がずっと大人びて見えてたのが嘘のように、ただの3才の子供に見えた。
そっか、やっと甘えられる大人ができたんだな。
良かったな。自然とそんな感情が沸き起こる。
邪魔をしてはいけないと思い、そっとドアを閉めた直後ー。
「ま、まゆ?お、おい!大丈夫か?」
「意識ない!い、医者を呼べ!」
「や、あんたも医者だろっ!」
「ちょ、もう!」
まゆ?呼び名に疑問を持ちながらも、慌てて部屋に入る。
菜津は、ぐったりと倒れていた。
大先輩の霧島先輩の慌てた顔は初めてみるな、と驚く。
「あー、まだ体力ないですからね。ちょっと寝かせやってる間に、栄養たっぷりの点滴を打っておくんで大丈夫ですよ」
担当医師として、霧島先輩家族に説明する。
「はぁ、そっか。まだ本調子じゃないよな。痩せすぎてるしな。」
心配気に菜津を見る目は、父親の目だ。
菜津は、霧島先輩家族にきっと沢山の愛情で幸せになれるんだろうと、確信が持てた。
菜津、これからは幸せになれよ。
「先輩、養子縁組するなら、僕も担当医師として協力は惜しみませんから」
僕の言葉に、霧島先輩は嬉しいそうに笑った。
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