S級冒険者の子どもが進む道

干支猫

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エルフの里編

第四十八話 依頼報告

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シグラム王都に帰って来た。

街の様子は特に変わっていない。
外壁の一区画に設けられた門にはこれまで通り荷馬車が入都の許可をもらおうと並んでいる。

ヨハン達も入都のために並び、順番が来たら各々の学生証の提示を行って王都に入った。

スフィアは王家から借り受けていた馬車を返してくると言い、そこで別れることになる。
ヨハン達がこのまま向かう依頼報告には同席できるように間に合わせるからと言い残して。



活気溢れる王都の中を歩いて行く。

「あー、やーっと帰ってきたな!」
「あんたそれ街に入る前から言っていたじゃない!もう何度目よ」
「いやだってなんか数日といってもすっげぇ長かったじゃん」
「まぁそれは確かに。色々あったものね」

レインが疲れを口にするが、初めての旅から戻ったところで各々それなりの疲れを感じている。

「とにかく早く報告に行きませんと」
「えー!なんでだよ、せっかく帰ってきたんだからご飯食べてからじゃダメ?」
「ダメですわ。先に報告を済ませてからですわ」

王家の姫としての真面目さを発揮するエレナ。

「あー、でも僕もお腹すいたからちょっとだけでもダメかな?」

ヨハンの提案も受け、エレナは顎に手を当ててヨハンをジッと見る。

「…………仕方ないですわね。少しだけですわよ?」
「ありがとうエレナ。それにごめんね?」
「いいえ、元々レインが言い出したことですので」
「(おい!この待遇の差は何だ!?これも久しぶりだなおい)」

少しばかりの思案を挟んでエレナは了承した。



「――――なんだか王都のご飯も懐かしく感じるわね」
「あー、でもそれは少しわかるかも」
「けど、自分たちで旅の中で料理するのもまた違って良かったよね」
「冒険者になればあれが日常になるのでしょうからそんな感覚になるのも今だけですわ」

王都での食事を軽く済ませ、短い旅を振り返りながら依頼報告を行うために王宮を目指す。

「はぁ、はぁ、なんとか間に合いましたね」

目の前に王宮が見えた頃、スフィアが息を切らせながら追い付いた。

「そんなに慌てなくても良かったのでは?」
「いえいえ、最初から聞いておきたかったですしね」
「(疲労感を漂わせるスフィアさんも艶っぽいなぁ)」

息を切らせながら髪をかき上げているスフィアに対してレインは邪な考えを過らせる。

「レイン、変なこと考えてないでしょうね?」
「な、なんだよ!何を考えるってんだ!」
「ふーん」

モニカの追及に対してレインは口笛を吹きながら濁すのだが、そんなレインをモニカはジーっと見た。


「じゃあスフィアさんも来たことだし行こうか」

ヨハンの一声で王宮内に足を運ぶと、大柄な男と小柄な男の二人が立っている。

「お帰りなさいませでおじゃる、エレナ王女」
「ようやく戻ったな」

そこに待っていたのはスフィアの父である近衛隊長のジャンと宰相のマルクスだったのは衛兵から帰還の報告を受けていた。

「お父さん!」
「マルクス。ただいま戻りました」

ジャンがスフィアに向かってゆっくりと歩み寄ってくる。

「――うぐっ」

瞬間、ドゴッっと鈍い音が辺りに響き渡った。

ジャンはスフィアに向かってその厚い胸板で抱擁しようとしたのだが、そこへ思いっきり腹部に強烈な一撃をお見舞いされる。

「いたたっ。おい娘よ、酷いじゃないか。何も殴ることないじゃないか」
「お父さん!人前ではやめて――――じゃなくて、人前じゃなくてもやめて!!もう子供じゃないんだから!」
「だがいくら強くなったとはいえ、父は娘を心配するものだ」

ジャンはキズナの先導役として出した娘のスフィアの身を案じていた。
その行動と発言からも溺愛振りが窺える。
あまりにも激しい親子関係に呆気に取られた。

「ってかこれ、シトラスとの話を聞けば発狂して探しに行くんじゃね?」
「はははっ、かもしれないね」

一連の流れを見ているレインとヨハンは小さく話す。


後の話になるが、その報告を耳にしてもジャンは努めて冷静でおり、その態度は一流の兵士の佇まいを崩すことはなかった。
一瞬だけその場にいた誰もが身構える程の殺気を放った瞬間だけを除いての話だが――――。



マルクスによって案内されたのは小さな会議室。
中に入るとローファス王とジェニファー王妃が既に部屋の中で待っている。

そこで依頼内容、世界樹の輝きが今どうなっているかの報告を行った。

「そうか…………やはり世界樹の輝きは失われ始めていたか」
「はい。それと、その呪いが成就されてしまえば魔王が復活してしまうとエルフの里長は言っていました。王様はその呪いに心当たりはないんですか?」
「ない!断じてない!心当たりなどあるものか!!」

それまでヨハン達から事の顛末を淡々と聞いていたローファス王だったが、呪いの心当たりを尋ねられた途端に声を荒げる。

突然の声に驚いてしまうのだが、自分の代で呪いが成就されそうなことに対して屈辱に近いものを感じているのだろうかと考えた。

それとも、他に何かあるのだろうか。

「お、おい、ヨハン、聞き過ぎだって!俺たちはあくまでも依頼の報告だけをすればいいんだから!」
「けど――」

ローファス王の様子を見て、レインが慌てて口を挟む。

「いや、すまない。突然声を荒げたことは謝罪しよう。だが、本当に心当たりはないのだ。それに、依頼で得た情報は君たちの冒険者としての糧だ。何も問題はない。ただし、信用は守られるように外部に情報を漏らさない事も冒険者としての心構えであると伝えておこう」
「はい」

釘を刺されなくても口外する気はない。
今回の依頼で知り得た情報は王家引いては王国にとっての極秘事項なのだから。

しかし、ローファス王はそんなヨハンのことを責める事無く、冒険者としての在り方を伝える。
ここで下手に一介の冒険者を断罪しようとしないのも王としての懐の広さなのだろう。

そんな王を横目に、隣に座っていたジェニファー王妃は温かな目で王を見守っている。
しかし、その瞳の奥にはどこか不安を覚えている様子だった。

「よしっ、世界樹の件はわかった。お前たちは今後の活動で何かわかればどんな小さなことでもいいから報告してくれ。こっちでも調べられるだけ調べてみる」
「はい」

王は今後何らかの手段で情報を集める気なのだろう。

「なに、あんまり深く考えるな。別にいますぐに魔王が復活するということもないだろう。ただまぁどれくらいの猶予があるかはわからんがな」

普通の冒険者がする活動では知り得ない情報を今後自分達が手にするかもしれないことを見越してのことなのだろうか。
ローファス王の言葉にはどこか期待を感じられた。

「それで、お父様。そのシトラスの件ですが――――」
「ああ、そんなやつが昔おったということは知っている。確か、宮内の書庫にある歴史書にその詳細が残っているはずだが、そいつは確かに先祖が処刑しているはずだ。そらぁ人体実験なんて非道徳的なもん先祖が許すはずねぇもんなぁ。俺もそうしてたはずだ」
「そうですか、では彼の人物とは別人なのですね」
「ああ、そのはずだ」
「まぁそんな昔の人が今でも生きていたらびっくりするよね」

エレナが危惧していたシトラスは異常研究者のシトラスとは別人だとローファス王は断言する。

「(本当にそうなのかな?もし、同一人物だとしたら一体どういうことなのだろうか…………)」

ヨハンはこの場では口にしなかったが、直接対峙したことで感じたその異常さを思い出していた。

「――しかし、王」
「どうした?ジャン」
「発言、よろしいですか?」
「ああ、言ってみろ」

それまで報告の中にあったスフィアの件で殺気を放つ以外黙って立っていたジャンが口を開く。

「我が娘を瀕死に陥れたことを抜きにしても、その男は今後王国に害を成すやもしれません。事実、街を出入りしていた冒険者をもその手にかけています。不利益は既に被っています」
「ふむ」

王国を護る兵として、その責務を果たそうとその男は危険だという意見を進言した。

「……まぁ確かにな。よし、わかった。ギルドには情報だけ流しておけ。ただ、実態が掴めない以上不要な混乱を招く必要もないからあくまで上層部だけに留めておけよ?お前たちは国を護る為に可能な限りその情報を集める。それでいいな」
「はっ!ありがとうございます!」
「ただなぁ、ジャン」
「はい?」

ローファス王は呆れた表情を浮かべてジャンを見る。

「この件、お前はもっと怒ってもいいところだぜ?」
「いえ!自分は現在この部屋の護衛を致しております!」
「護衛、ね。俺も簡単に殺られるつもりもないけどな。まぁさっきの殺気がお前の正直な気持ちだと受け取っておくよ」

ジャンは優秀な兵だった。
スフィアの件を聞いていてもけっして公私混同はしない。
だが、それもまた一長一短であると王は嘆く。




――――王宮を出た足でそのまま冒険者学校の校長室を訪れていた。

だが、校長室にはいつもの上半身裸の筋骨隆々とした偉丈夫の姿はない。

校長室に居たのはシェバンニただ一人だけだった。

ヨハン達がガルドフ校長の所在を確認しても「いません」「知りません」としか答えない。

王家からの依頼を受けた際にはガルドフも同席していた。
帰還の報告をしたかった。

それに、フルエ村の村長から聞いたスフィンクスの以前の活動の話やエルフの里長に会った話だったり、話したい事はいっぱいあったのだが、結局その日は会えずに終わってしまう。

明日また会いに行こうと話し合い、初めての旅から戻った四人はそれぞれの部屋に戻った。


――――そして、次の日もガルドフには会えず、また次の日も会えない。

そうしてそれからいつの間にか半年が経とうとしていた。

目の前に迫ってきているのは一年の学年末試験。

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