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4章 泥黎の終末
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来る日も来る日も人を殺し、荷物を漁って食いつなぐ日々。今日も衛兵の荷物を見ていると、1枚の紙切れに目を留めた。
「…嗚呼、やっと、やっとだ!!」
殺した衛兵の持ち物に入っていた「賞金手配書」に書かれていた「ロベリアの女」への賞金額が、とうとう200000ゴールドに達していたのだ。
これで、これでもう…
この地獄の苦しみから逃れられる。
この地獄に一矢報いて死ぬことが許される。
私はすぐに、とある山奥の小さな病院に向かって
走り出した。
三日三晩走り続けて着いた山奥に佇む1つの病院。
その周りに広がる森と空に輝く満月など目にも留めず、勢いよく古びたドアを開け中に入った。
「嗚呼、お前か…何しに来た
いくら同情できるからって治療費が減る訳じゃ」
そんなことを言う医者の話なんて聞かずに
「金は!金は用意した!!だから此奴を治療してくれ!」
そう言って私はその医者の目の前に自分にかかった賞金の額を記した紙を突き出した。
「お前、まさかそんなことを…」
「今すぐ私を殺して各地の要塞に私の首を持って回れ。そうしたら彼奴の治療費と少しばかりの生活費くらい稼げるだろ?!」
「…お前はそれで彼が喜んでくれると思っているのか?彼はお前が死ぬことを望んでなんてないだろうに。」
「…彼奴の意思なんてどうでもいい。
生者の道は、生者が決めるんだよ
死んだように生きてる彼奴に今、選択肢なんか
ねぇんだよ。今を生きる私がこれを選んでやり遂げた。ならもう戻ることは出来ねぇんだよ」
「…いいんだな、それで。」
「嗚呼、構わねぇよ…殺してくれ。
それが私の望みなんだよ…」
「分かった。
治療費のことは任せろ。本当はくすねて私の私物にして遊ぶのが道理なんだろうが、私もお前みたいに、完全な悪人にはなれないらしい。」
「分かってるよ…彼奴に宜しくな」
「最後に彼の顔を拝まなくていいのか?」
「やっぱこういう時って見てやった方がいいのか?
…なら、ちょっとだけな。」
古びたドアを開けると、やっとの事で延命されている彼を見付けた。
「ごめんな…こんな方法で。
でもこれでお前が元気になれるならそれは私の本望なんだよ。
どうか元気で、楽しく生きろよ
私のことなんて、忘れてくれていいからな…」
溢れ出そうな涙を拭い、彼の額を一撫でしてから
「もういいよ」といいその辺にあった埃を被った箱を外に出し静かに伏せ首を置いた。
「その辺の斧でいいからさっさと殺ってくれ。
本当にありがとう、彼奴に宜しくな」
「ああ、任せろ…おやすみ、×××。」
彼女はとても幸せそうな顔で、微笑みながら絶命した。
──ロベリアの女と呼ばれた200人殺しの悪魔の歴史は、ここで終わりを告げた。
「…嗚呼、やっと、やっとだ!!」
殺した衛兵の持ち物に入っていた「賞金手配書」に書かれていた「ロベリアの女」への賞金額が、とうとう200000ゴールドに達していたのだ。
これで、これでもう…
この地獄の苦しみから逃れられる。
この地獄に一矢報いて死ぬことが許される。
私はすぐに、とある山奥の小さな病院に向かって
走り出した。
三日三晩走り続けて着いた山奥に佇む1つの病院。
その周りに広がる森と空に輝く満月など目にも留めず、勢いよく古びたドアを開け中に入った。
「嗚呼、お前か…何しに来た
いくら同情できるからって治療費が減る訳じゃ」
そんなことを言う医者の話なんて聞かずに
「金は!金は用意した!!だから此奴を治療してくれ!」
そう言って私はその医者の目の前に自分にかかった賞金の額を記した紙を突き出した。
「お前、まさかそんなことを…」
「今すぐ私を殺して各地の要塞に私の首を持って回れ。そうしたら彼奴の治療費と少しばかりの生活費くらい稼げるだろ?!」
「…お前はそれで彼が喜んでくれると思っているのか?彼はお前が死ぬことを望んでなんてないだろうに。」
「…彼奴の意思なんてどうでもいい。
生者の道は、生者が決めるんだよ
死んだように生きてる彼奴に今、選択肢なんか
ねぇんだよ。今を生きる私がこれを選んでやり遂げた。ならもう戻ることは出来ねぇんだよ」
「…いいんだな、それで。」
「嗚呼、構わねぇよ…殺してくれ。
それが私の望みなんだよ…」
「分かった。
治療費のことは任せろ。本当はくすねて私の私物にして遊ぶのが道理なんだろうが、私もお前みたいに、完全な悪人にはなれないらしい。」
「分かってるよ…彼奴に宜しくな」
「最後に彼の顔を拝まなくていいのか?」
「やっぱこういう時って見てやった方がいいのか?
…なら、ちょっとだけな。」
古びたドアを開けると、やっとの事で延命されている彼を見付けた。
「ごめんな…こんな方法で。
でもこれでお前が元気になれるならそれは私の本望なんだよ。
どうか元気で、楽しく生きろよ
私のことなんて、忘れてくれていいからな…」
溢れ出そうな涙を拭い、彼の額を一撫でしてから
「もういいよ」といいその辺にあった埃を被った箱を外に出し静かに伏せ首を置いた。
「その辺の斧でいいからさっさと殺ってくれ。
本当にありがとう、彼奴に宜しくな」
「ああ、任せろ…おやすみ、×××。」
彼女はとても幸せそうな顔で、微笑みながら絶命した。
──ロベリアの女と呼ばれた200人殺しの悪魔の歴史は、ここで終わりを告げた。
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