美しい彼女の好きな人

だましだまし

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傾国の美女、野にある高嶺の花、妖精令嬢…

色々と容姿は褒められど…しがない男爵令嬢には全く嬉しくない事なのです

私はラベノル男爵家の令嬢リオネ。


幼少期からそれはそれは容姿を褒められる日々でした。
その容姿のお陰で格上の子爵家嫡男の婚約者となり、政略結婚とはいえ仲良く育って愛を育んでいたと思っていました。

そう、思っていた。
過去形なのです。

「婚約を解消したい」

結婚まであと2、3年だろうという15の秋、社交デビューをした直後に彼とその父親にそう言われてしまったのです。
なんでも、ある伯爵家と侯爵家から婚約を解消するよう圧力をかけられているのだと…。


私は彼を恋してはいなくとも親しみ大切に思っていたので悲しく、引き留めもしましたが駄目でした。



そして次の夜会で慰めてあげようと声をかけてくる侯爵子息に口説かれたのです。
しかし慰めるもなにも恐らく解消に圧力をかけたのはこの方の家。
男爵家と侯爵家では結ばれる訳もなく恐らく愛人にということでしょう。

私が彼の望む表情をしなかったからか、しばらくすると離れて下さりました。
すると待っていたかのように伯爵家の方。
私から婚約者を奪った方々が何を慰めるというのでしょうね。



のらりくらりとお誘いを断り、容姿に群がる男性同士の牽制に女性からの羨望と嫉妬をかわすのが私の社交の常となってしまいました。
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