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エピローグ
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一年後
私は彼と結婚しました。
思っていた通り、彼は優しく私を大切にしてくれます。
また、とても仕事の出来る方だったようで例の補佐官はとても困っているのだそうです。
私との婚約が決まってすぐに彼は子爵家を継ぐために退職し、領地の仕事に精を出しました。
私もその手伝いをすべく共に学びましたが何度助け教えられたことか。
かつて醜いと陰口を叩かれていましたが、自信を持って仕事に取り組む姿に「醜男ではなくなった」と噂になっているのを耳にしたので他の女性が寄ってこないかだけ不安があります。
ただ、漸く出来た同性の友人には絶対ないから安心しろとも言われていて少し複雑です。
「あの時、僕を選んでくれてありがとう。ずっと愛しているよ」
子供に恵まれても彼は変わらずこう囁いてくれます。
私を大切に、私の気持ちを大事にしてくれるのです。
社交界では今も私に彼の元から去るよう言ってくる方が沢山いるので私はどうしても出なくては行けないパーティーなどしか出なくなりました。
そのせいか『幻の薔薇』と言われています。
でもそんな事はどうでもいいのです。
彼の愛らしさを子供たちは受け継がず、どちらかといえば私に似ているのが彼には喜ばしく、私には残念だったりします。
「美しすぎる君の子なのに僕の血が邪魔して普通の美しさになったのが申し訳ないような…君そっくりだと心配が尽きないだろうから良かったような…」
「私はもっと貴方に似て愛らしくあって欲しかったわ」
「…君の好みはかなり変わっているからね」
「もう!そんなことないんだからっ」
沢山の人に振り回されたけど、おかげで彼を選べてとても幸せ♡
幸せを噛みしめる時、私は嫌いだった自分の容姿に感謝することが出来るようになったのだった。
おわり
私は彼と結婚しました。
思っていた通り、彼は優しく私を大切にしてくれます。
また、とても仕事の出来る方だったようで例の補佐官はとても困っているのだそうです。
私との婚約が決まってすぐに彼は子爵家を継ぐために退職し、領地の仕事に精を出しました。
私もその手伝いをすべく共に学びましたが何度助け教えられたことか。
かつて醜いと陰口を叩かれていましたが、自信を持って仕事に取り組む姿に「醜男ではなくなった」と噂になっているのを耳にしたので他の女性が寄ってこないかだけ不安があります。
ただ、漸く出来た同性の友人には絶対ないから安心しろとも言われていて少し複雑です。
「あの時、僕を選んでくれてありがとう。ずっと愛しているよ」
子供に恵まれても彼は変わらずこう囁いてくれます。
私を大切に、私の気持ちを大事にしてくれるのです。
社交界では今も私に彼の元から去るよう言ってくる方が沢山いるので私はどうしても出なくては行けないパーティーなどしか出なくなりました。
そのせいか『幻の薔薇』と言われています。
でもそんな事はどうでもいいのです。
彼の愛らしさを子供たちは受け継がず、どちらかといえば私に似ているのが彼には喜ばしく、私には残念だったりします。
「美しすぎる君の子なのに僕の血が邪魔して普通の美しさになったのが申し訳ないような…君そっくりだと心配が尽きないだろうから良かったような…」
「私はもっと貴方に似て愛らしくあって欲しかったわ」
「…君の好みはかなり変わっているからね」
「もう!そんなことないんだからっ」
沢山の人に振り回されたけど、おかげで彼を選べてとても幸せ♡
幸せを噛みしめる時、私は嫌いだった自分の容姿に感謝することが出来るようになったのだった。
おわり
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お読み下さりありがとうございます!
その場で文句言ったのは補佐官ですね(笑)
王太子的には結婚妨害までならなきゃいいやーな感じなのかもしれません。
話の裏まで沢山想像してくださり嬉しいです♫
リオネは社交界はどちらでもな性格なので、きっとこのまま夫と共に子爵領の発展に貢献しているでしょう。
おっしゃる通り王太子様には夫婦の幸せをいつまでも守ってもらいたいものです。
沢山ありがとうございます!