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時間はあっという間に過ぎていく
25話
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「凄く可愛かったねぇ~」
猫カフェからの帰り道、俺と小春は手を繋ぎながら駅へと向かっている。
もうちょっと猫カフェに居ても良かったのだが、小春のくしゃみが治まらなくなってきたので、帰ることにした。
小春はもう少し居たかったらしいが、また今度来ることを約束した。
「ねぇ、悠斗くんはもし猫ちゃんを家族にするなら猫種は何が良い?」
「うーん。一番可愛かったのはベンガル猫かな」
「ベンガルちゃん可愛かったよね~。私はお膝に乗って寝んねしてくれたペルシャちゃんが可愛すぎて家族にしたくなっちゃった」
最初は小春と一緒に遊んでいたベンガル猫だったが、小春が他の猫とも遊び始めてからは身体を俺に擦りつけるようになって凄く可愛かった。喉もゴロゴロと鳴らして甘えて来てくれたし。
小春は後半ずっと小春の膝の上で眠っていて、起きたと思えば小春の胸に頭をうずめて眠り始めたペルシャ猫が気に入ったそうだ。なんて羨ましい……
でも、一番可愛かったのは間違いなく小春だ。猫耳を付けて甘えてくる小春は間違いなくどんな猫よりも可愛かった。
「皆可愛かったけどね。いつか家族にしたいね、悠斗くん」
「けど小春、アレルギーあるだろ?」
「そ、そうだけど。あんな可愛い猫ちゃんの為なら我慢できるもん!」
「小春って本当に猫好きなんだな」
小春と猫カフェに行く前はここまで猫好きだとは思っていなかった。
「でも、一番好きな、大好きなのは、悠斗くんだよ?」
そう言って小春は俺と腕を組んできた。
うん。やっぱり小春が一番可愛い。
俺はそっと小春の頭に手を置いた。
「ありがとう。俺もだよ」
今の言葉は正直すごく恥ずかしいが、言ってしまうほど可愛いのだ。
「え、えへへ」
小春は猫カフェに居た猫のように、俺の腕に頭をくっ付けてきた。
こうしているうちに目的の駅に着いた。
電車内には人は少なく、俺と小春は座席に座れた。
電車で一番怖いのは、小春が痴漢されてトラウマや恐怖心で電車が乗れなくなってしまったり、悲しい思い出を作らせてしまうことだ。
「ねぇ、悠斗くん。もたれても良い?」
小春は俺の服の袖を引っ張りながら聞いてくる。
「良いけど、どうして?」
「猫ちゃん達と遊んで眠たくなっちゃった」
そう言って小春は俺の肩に頭を置いた。
「着くまで眠ってても良い?」
そりゃ、今日が楽しみで朝の五時に起きたって聞いたし、眠くなって当然だろう。
俺なら猫たちと一緒に眠っていたかもしれない。
「良いよ」
「ありがとう」
そう言って小春はゆっくりと目を閉じて眠りについた。
直ぐについてしまうから少ししか寝かせてあげられないが、少しでも目を瞑っていた方が良いだろう。
改めて小春の寝顔を見ていると、こんなに可愛い女の子がこの世に存在するのかと思ってしまう。そして、そんな女の子が俺の初めての彼女で同棲までしているというんだ。俺は多分この世で一番の幸せ者だろう。
俺は小春が起きないように注意しながら頭を撫でる。
「綺麗な髪だなぁ」
俺と同じシャンプーを使っているはずなのに小春の髪からは凄く良い匂いがする。
そういえば小春の髪に合ったシャンプーとかも買わないといけない。
明日にでも買ってくるか。
本当は明日になってほしくないんだけどね。明日が終わってしまえば冬休みが終わってしまう。
小春は俺が熱で寝込んでいる間に課題は終わらせたと聞いている。教えてあげる約束をしていたのに守れなかった。
「もう終わっちゃうね、短い休みが」
勿論小春からは返事はない。
でも、俺の手を握る小春の手に少し力が入った様な気がした。
あくまで、気がしただけだけど。
猫カフェからの帰り道、俺と小春は手を繋ぎながら駅へと向かっている。
もうちょっと猫カフェに居ても良かったのだが、小春のくしゃみが治まらなくなってきたので、帰ることにした。
小春はもう少し居たかったらしいが、また今度来ることを約束した。
「ねぇ、悠斗くんはもし猫ちゃんを家族にするなら猫種は何が良い?」
「うーん。一番可愛かったのはベンガル猫かな」
「ベンガルちゃん可愛かったよね~。私はお膝に乗って寝んねしてくれたペルシャちゃんが可愛すぎて家族にしたくなっちゃった」
最初は小春と一緒に遊んでいたベンガル猫だったが、小春が他の猫とも遊び始めてからは身体を俺に擦りつけるようになって凄く可愛かった。喉もゴロゴロと鳴らして甘えて来てくれたし。
小春は後半ずっと小春の膝の上で眠っていて、起きたと思えば小春の胸に頭をうずめて眠り始めたペルシャ猫が気に入ったそうだ。なんて羨ましい……
でも、一番可愛かったのは間違いなく小春だ。猫耳を付けて甘えてくる小春は間違いなくどんな猫よりも可愛かった。
「皆可愛かったけどね。いつか家族にしたいね、悠斗くん」
「けど小春、アレルギーあるだろ?」
「そ、そうだけど。あんな可愛い猫ちゃんの為なら我慢できるもん!」
「小春って本当に猫好きなんだな」
小春と猫カフェに行く前はここまで猫好きだとは思っていなかった。
「でも、一番好きな、大好きなのは、悠斗くんだよ?」
そう言って小春は俺と腕を組んできた。
うん。やっぱり小春が一番可愛い。
俺はそっと小春の頭に手を置いた。
「ありがとう。俺もだよ」
今の言葉は正直すごく恥ずかしいが、言ってしまうほど可愛いのだ。
「え、えへへ」
小春は猫カフェに居た猫のように、俺の腕に頭をくっ付けてきた。
こうしているうちに目的の駅に着いた。
電車内には人は少なく、俺と小春は座席に座れた。
電車で一番怖いのは、小春が痴漢されてトラウマや恐怖心で電車が乗れなくなってしまったり、悲しい思い出を作らせてしまうことだ。
「ねぇ、悠斗くん。もたれても良い?」
小春は俺の服の袖を引っ張りながら聞いてくる。
「良いけど、どうして?」
「猫ちゃん達と遊んで眠たくなっちゃった」
そう言って小春は俺の肩に頭を置いた。
「着くまで眠ってても良い?」
そりゃ、今日が楽しみで朝の五時に起きたって聞いたし、眠くなって当然だろう。
俺なら猫たちと一緒に眠っていたかもしれない。
「良いよ」
「ありがとう」
そう言って小春はゆっくりと目を閉じて眠りについた。
直ぐについてしまうから少ししか寝かせてあげられないが、少しでも目を瞑っていた方が良いだろう。
改めて小春の寝顔を見ていると、こんなに可愛い女の子がこの世に存在するのかと思ってしまう。そして、そんな女の子が俺の初めての彼女で同棲までしているというんだ。俺は多分この世で一番の幸せ者だろう。
俺は小春が起きないように注意しながら頭を撫でる。
「綺麗な髪だなぁ」
俺と同じシャンプーを使っているはずなのに小春の髪からは凄く良い匂いがする。
そういえば小春の髪に合ったシャンプーとかも買わないといけない。
明日にでも買ってくるか。
本当は明日になってほしくないんだけどね。明日が終わってしまえば冬休みが終わってしまう。
小春は俺が熱で寝込んでいる間に課題は終わらせたと聞いている。教えてあげる約束をしていたのに守れなかった。
「もう終わっちゃうね、短い休みが」
勿論小春からは返事はない。
でも、俺の手を握る小春の手に少し力が入った様な気がした。
あくまで、気がしただけだけど。
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