異世界から来た女の子を護衛しているのです。

相坂桃花

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ちょっと休憩 2017年明けましておめでとうございます

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護衛「そんなこんなで、新年あけましておめでとうございます」

女子「まさかの出番がないまま、新年が明けちゃった……」

護衛「心機一転、心を入れ替えて目標である第100回まで連載をする予定です」

女子「……100回もするんだ」

護衛「会話文だし、そのくらいならばできるかなって。作者の人が」

女子「できなくて、二か月も休んだのに……?」

護衛「それはこれ、これはこれ」

女子「………………そうだね」

護衛「というわけで、今年もよろしくお願いします」

女子「お、お願いいます!」







王子「護衛と女子が勝手に挨拶をしてるぞ。王子である俺を差し置いて」

眼鏡「護衛の給料を70%カット、女子の脂肪は30%カットしましょう」

わんこ「女子殿の脂肪をカットとは、どういう意味ですか!?」

眼鏡「そんなの、わかるだろ? てっとり早く脂肪の部分をザックリと」

王子「やめろやめろ。新年から」

わんこ「新年とはいっても、もう中旬なんですけどね」

眼鏡「七草粥も食べてしまいましたしね」

王子「ああ、あの薬草が入ったやつか。地味に美味かったな」

眼鏡「女子殿の故郷で食べているものだとか、言ってましたね。彼女は毎日アレだけを食べていれば、痩せるんじゃないんですか?」

王子「まあ、それだと栄養が偏りそうだけどなぁ……」

わんこ「そもそも、儀式の件がなければ女子殿に痩身を進めることはないんですけどね……あの、ふくよかな姿も、愛らしく……ああ、ハレルヤ……!」

王子「また、孫に目がないじじいみたいな顔になってるぞ」

眼鏡「これが自分の血を分けた兄弟だと思うと悲しくなりますよ」

わんこ「女子殿をいじめて悦に入る眼鏡には言われたくないですね」

眼鏡「やんのかコラ」

わんこ「なんですか?」

王子「……眼鏡。地が出てるぞ」

眼鏡「おっと失礼。王子の前で……」

王子「……いや、俺は知ってるけどな。お前の本性。俺の口調がワルイの、たいていお前のせいだしな」

わんこ「……眼鏡が王子のお世話係にならなければ……ぶつぶつぶつ」

王子「とまあ、こういう話は置いておいて。今年も、みんなよろしく頼むぞ」

眼鏡「もちろん。たとえ火の中水の中。お化けが怖い夜にだって馳せ参じ、王子の為なら添い寝も辞さぬ覚悟でございます」

王子「おう、よろしく頼むな」

わんこ「……後半部分は、綺麗にスルーなんですね」




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というわけで、今年もよろしくお願いします。
彼らが出ている【異世界にて痩せる想いなのですが】も、ついでによろしくお願いします。
で、電子書籍にもなっておりますので……!
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