1 / 7
プロローグ
しおりを挟む
「退職、願いだと…」
目の前でゴルフ国王殿下が呆然としていた。
届け窓際にいたスラン第一皇子殿下も目を見開いている。雲が陰って皇子の黄金の髪は燻んだ茶髪に見えた。
勇者タカギも唖然としている。
「ええ、お暇を頂戴したく…」
王は額を手で軽く押さえた。心なしか王国の威厳とまで言われるカールした髭はいつもより高さが下がっている。そして、心からしんどそうにふぅ、とため息をついた。
「理由は…」
「まあ、先月の件でございまして。」
一ヶ月前、スラン第一皇子殿下はアリア・ルマンド侯爵令嬢と婚約破棄をした。その件である。侯爵令嬢はスラン第一皇子殿下と婚約しており、数年後に結婚を控えていたが、急遽「侯爵令嬢の容態が悪化された」ため、病弱な身体に王妃は務まるまいという理由で婚約が破棄された。
勿論、これは表の話で、実際の所は皇子殿下は異世界から召喚されたという40人の勇者の内の一人、アスカ・タカギがルマンド侯爵令嬢から数々に渡る嫌がらせを執拗に受け、以前から侯爵令嬢の振る舞いに心を痛めておられた皇子殿下は、優しい勇者が酷い扱いを受けている姿を見過ごすことができず、婚約破棄を「双方の話し合いと、合意を以って」行ったのだ、と言われている。
この噂は高貴な者の間で流行ったが、実際はこれも間違いであった。
グリーンの知っている事実は
『ただ単に勇者に惚れたから』ということである。
この噂を王家は否定するどころか、逆に体良く利用し、一切の補償なく、ただ婚約破棄を通達したのである。侯爵家は絶望の淵にたたされ、ルマンド侯爵は憤死、長男も自害している。
グリーンの怒りはそこであった。勿論、勇者タカギの格は非常に高いし、手段はこうするしかなかっただろう。侯爵令嬢に非が無かったわけでもあるまい。侯爵令嬢は以前問題を起こしているし、勇者タカギに抗議したのもまあ、言い過ぎではあるが事実だ。
しかし、万民の君であり、国家に忠義を尽くす家臣に報いるべきが正しい「王」が、忠臣の一家を滅亡へと追いやり、陪臣及び君民を路頭に迷わせる王家の罪は許すべからざるものである。従ってグリーンは職を辞す決意をした。
言わずもがななんども諫言はした。武官が政治に口を出すべからず、という暗黙の了解を無視してさえ、口を挟むべきことだったのである。しかし、聞き入れられることは1度としてなく、しまいには避けられるようになり、退官を望んだのである。
マーリンドルフ侯爵家は勿論グリーンの辞意をなんとな翻意させようとしたし、騎士団も止めた。それでも、グリーンは王家に仕え続けるつもりは無かった。
「なんとかできんかのぅ…」
王は困り果てている。それもそうであろう。25で中隊長というのはあまりにも早過ぎるのである。普通、近衛騎士団の中隊長は35~40歳前後で任命されるのが普通である。これだけならコネと思われるかもしれないが、士官学校では首席クラスの成績でないながらも政治学および軍事学では万年首位であり、若手三羽烏とも呼ばれた男であった。王家もこれ程の人材を手放すわけにはいかないのだ。
「お断りします。更に申請させていただきたいのですが、マーリンドルフ侯爵家は次男サライに継承権を譲り、かつ現在の男爵位は返還。男爵領も王家に納めます。」
王はグリーンの顔を見た。キッパリと、あまりにもキッパリと辞意を表明された、いや、辞めることを自らに決定されたのである。
「ルマンド侯爵令嬢をもう一度婚約を復活させる、と言ってもかのぅ?」
これは王家にとって苦渋の決断であった。復活させれば王家の信頼は揺るぐ、それをわかっていながら王はそれでも尚、この人材を欲した。これで揺るがない男がいるだろうか?そこまで評価されて尚仕官を断る男が。
「お断りします。」
それでも断る男がここにいた。胸をそらし、断ることでさえ誇らしげに断る男が、である。
「諫言の対価は侯爵令嬢と人民にあり、小官の個人的才覚ではありません。それにも関わらず令嬢個人と人民を物といと扱い、小官を得る対価にしようとする王家にこれ以上忠誠を捧げようという志はありません。また、この志を理解し、賛同してくれぬ同志が軍にも家にもおらず悲しいばかりではありますからこうして直接お暇を頂戴したいと懇願させていただきました。」
一同が閉口した。君としてこれを理解し、実行するのは当たり前であった。しかし、やむを得ない事情だった、とも同時に思えるのである。王としては、勇者を迎えるにはある程度の犠牲はついても無視するべきだ、という考えがあった。長きを見れば、忠臣の家一つで安泰を買えるのである。これ以上やすい物は無いとおもわせたのだ。
「結局ルマンド侯爵令嬢が好きなだけじゃないの?」
ポツリと勇者タカギが零した。その途端グリーンの顔が白くなった。
「貴様、、、ああ、いや、もういい。これでおさらばだ。陛下、辞意が許されぬならばここで勇者タカギを討つ許可を。何、王家に弓引くつもりは毛頭ございませぬ。ただ隠居して世間から逃れるだけのことです。そのついでにこの小娘を地獄に突き返してやるだけのこと。」
「まて、王の前で剣を抜くことは許さん。」
第一皇子スランであった。ここで勇者と士官がやりあうことなど末代までの恥。額に汗を浮かべながらも調停せざるを得なかった。
タカギが言ったことが図星であったのはたまたまであったが、グリーンがルマンド侯爵令嬢を好ましく思っていた事は事実であり、それ故に、友に、かつては友であったこの男に託し、そして侯爵令嬢の意思を尊重した。
勿論この話を知っていたスラン皇子は慌てて王の名前を使ってでもこの話を止めたのであった。
「では、失礼いたします。暗君殿下。もう二度とそのツラァ拝みたかねえけどな、、ケッ」
もう王家に対する尊敬の念は全くと言っていいほど無かった。最後にドアを蹴っ飛ばしていく。犬っころに喰わせる物はこんなもんで十分である。
「馬鹿なことを…」
王の檻から出てきたグリーンを待ち構えていたのは司法局に勤めているフォード伯爵であった。
「ふん、暗君になんぞ仕えてられるか、勝手に滅べ、俺まで巻き込むなってんだ。」
「おいおい、女1人に対してで暗愚と判断するのは早とちりだろうに、お前さんならわかるだろう。」
「この代は続いても次は保たんだろうよ。これまで馬鹿1人を家臣団で支え続けていたが、今度は馬鹿が41人だ。やってられっか」
「まあ、唯の馬鹿が1名じゃなくて、重症の馬鹿が41だからな。これじゃあ集団感染のウイルスと変わりないからな。辞めて正解かもしれんな」
当然のことながらここは王の執務室の前である。それでもグリーンが大声で馬鹿と罵ったのは、せめてもの仕返しであった。
「まあ、機会があれば次は冥土で」
笑いながらヒラヒラと手を振ってフォードが去っていった。
恐らく、勇者タカギも、第一皇子も中で何も考えていないのだろう、と思った。実家への後継拒否の届け、爵位返上の届け、領地返上の届けを全て王の机に叩きつけてきたグリーンの手はとても軽かった。
目の前でゴルフ国王殿下が呆然としていた。
届け窓際にいたスラン第一皇子殿下も目を見開いている。雲が陰って皇子の黄金の髪は燻んだ茶髪に見えた。
勇者タカギも唖然としている。
「ええ、お暇を頂戴したく…」
王は額を手で軽く押さえた。心なしか王国の威厳とまで言われるカールした髭はいつもより高さが下がっている。そして、心からしんどそうにふぅ、とため息をついた。
「理由は…」
「まあ、先月の件でございまして。」
一ヶ月前、スラン第一皇子殿下はアリア・ルマンド侯爵令嬢と婚約破棄をした。その件である。侯爵令嬢はスラン第一皇子殿下と婚約しており、数年後に結婚を控えていたが、急遽「侯爵令嬢の容態が悪化された」ため、病弱な身体に王妃は務まるまいという理由で婚約が破棄された。
勿論、これは表の話で、実際の所は皇子殿下は異世界から召喚されたという40人の勇者の内の一人、アスカ・タカギがルマンド侯爵令嬢から数々に渡る嫌がらせを執拗に受け、以前から侯爵令嬢の振る舞いに心を痛めておられた皇子殿下は、優しい勇者が酷い扱いを受けている姿を見過ごすことができず、婚約破棄を「双方の話し合いと、合意を以って」行ったのだ、と言われている。
この噂は高貴な者の間で流行ったが、実際はこれも間違いであった。
グリーンの知っている事実は
『ただ単に勇者に惚れたから』ということである。
この噂を王家は否定するどころか、逆に体良く利用し、一切の補償なく、ただ婚約破棄を通達したのである。侯爵家は絶望の淵にたたされ、ルマンド侯爵は憤死、長男も自害している。
グリーンの怒りはそこであった。勿論、勇者タカギの格は非常に高いし、手段はこうするしかなかっただろう。侯爵令嬢に非が無かったわけでもあるまい。侯爵令嬢は以前問題を起こしているし、勇者タカギに抗議したのもまあ、言い過ぎではあるが事実だ。
しかし、万民の君であり、国家に忠義を尽くす家臣に報いるべきが正しい「王」が、忠臣の一家を滅亡へと追いやり、陪臣及び君民を路頭に迷わせる王家の罪は許すべからざるものである。従ってグリーンは職を辞す決意をした。
言わずもがななんども諫言はした。武官が政治に口を出すべからず、という暗黙の了解を無視してさえ、口を挟むべきことだったのである。しかし、聞き入れられることは1度としてなく、しまいには避けられるようになり、退官を望んだのである。
マーリンドルフ侯爵家は勿論グリーンの辞意をなんとな翻意させようとしたし、騎士団も止めた。それでも、グリーンは王家に仕え続けるつもりは無かった。
「なんとかできんかのぅ…」
王は困り果てている。それもそうであろう。25で中隊長というのはあまりにも早過ぎるのである。普通、近衛騎士団の中隊長は35~40歳前後で任命されるのが普通である。これだけならコネと思われるかもしれないが、士官学校では首席クラスの成績でないながらも政治学および軍事学では万年首位であり、若手三羽烏とも呼ばれた男であった。王家もこれ程の人材を手放すわけにはいかないのだ。
「お断りします。更に申請させていただきたいのですが、マーリンドルフ侯爵家は次男サライに継承権を譲り、かつ現在の男爵位は返還。男爵領も王家に納めます。」
王はグリーンの顔を見た。キッパリと、あまりにもキッパリと辞意を表明された、いや、辞めることを自らに決定されたのである。
「ルマンド侯爵令嬢をもう一度婚約を復活させる、と言ってもかのぅ?」
これは王家にとって苦渋の決断であった。復活させれば王家の信頼は揺るぐ、それをわかっていながら王はそれでも尚、この人材を欲した。これで揺るがない男がいるだろうか?そこまで評価されて尚仕官を断る男が。
「お断りします。」
それでも断る男がここにいた。胸をそらし、断ることでさえ誇らしげに断る男が、である。
「諫言の対価は侯爵令嬢と人民にあり、小官の個人的才覚ではありません。それにも関わらず令嬢個人と人民を物といと扱い、小官を得る対価にしようとする王家にこれ以上忠誠を捧げようという志はありません。また、この志を理解し、賛同してくれぬ同志が軍にも家にもおらず悲しいばかりではありますからこうして直接お暇を頂戴したいと懇願させていただきました。」
一同が閉口した。君としてこれを理解し、実行するのは当たり前であった。しかし、やむを得ない事情だった、とも同時に思えるのである。王としては、勇者を迎えるにはある程度の犠牲はついても無視するべきだ、という考えがあった。長きを見れば、忠臣の家一つで安泰を買えるのである。これ以上やすい物は無いとおもわせたのだ。
「結局ルマンド侯爵令嬢が好きなだけじゃないの?」
ポツリと勇者タカギが零した。その途端グリーンの顔が白くなった。
「貴様、、、ああ、いや、もういい。これでおさらばだ。陛下、辞意が許されぬならばここで勇者タカギを討つ許可を。何、王家に弓引くつもりは毛頭ございませぬ。ただ隠居して世間から逃れるだけのことです。そのついでにこの小娘を地獄に突き返してやるだけのこと。」
「まて、王の前で剣を抜くことは許さん。」
第一皇子スランであった。ここで勇者と士官がやりあうことなど末代までの恥。額に汗を浮かべながらも調停せざるを得なかった。
タカギが言ったことが図星であったのはたまたまであったが、グリーンがルマンド侯爵令嬢を好ましく思っていた事は事実であり、それ故に、友に、かつては友であったこの男に託し、そして侯爵令嬢の意思を尊重した。
勿論この話を知っていたスラン皇子は慌てて王の名前を使ってでもこの話を止めたのであった。
「では、失礼いたします。暗君殿下。もう二度とそのツラァ拝みたかねえけどな、、ケッ」
もう王家に対する尊敬の念は全くと言っていいほど無かった。最後にドアを蹴っ飛ばしていく。犬っころに喰わせる物はこんなもんで十分である。
「馬鹿なことを…」
王の檻から出てきたグリーンを待ち構えていたのは司法局に勤めているフォード伯爵であった。
「ふん、暗君になんぞ仕えてられるか、勝手に滅べ、俺まで巻き込むなってんだ。」
「おいおい、女1人に対してで暗愚と判断するのは早とちりだろうに、お前さんならわかるだろう。」
「この代は続いても次は保たんだろうよ。これまで馬鹿1人を家臣団で支え続けていたが、今度は馬鹿が41人だ。やってられっか」
「まあ、唯の馬鹿が1名じゃなくて、重症の馬鹿が41だからな。これじゃあ集団感染のウイルスと変わりないからな。辞めて正解かもしれんな」
当然のことながらここは王の執務室の前である。それでもグリーンが大声で馬鹿と罵ったのは、せめてもの仕返しであった。
「まあ、機会があれば次は冥土で」
笑いながらヒラヒラと手を振ってフォードが去っていった。
恐らく、勇者タカギも、第一皇子も中で何も考えていないのだろう、と思った。実家への後継拒否の届け、爵位返上の届け、領地返上の届けを全て王の机に叩きつけてきたグリーンの手はとても軽かった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる