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第5章最弱魔王は悪魔のために頑張るそうです
第119話 元気になるまで①
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「それで、サタンさん。人間界はどうでした? やはり、また――」
昼食をとりながらアズラが尋ねた。二人が今食べているのは先程までアズラが調理していた物である。今日のメニューは焼き魚にお味噌汁、白米、サラダといった魔界には少し似つかわしいような日本食であった。
「ああ……魔物らしきものが現れた」
サタンはアズラが作ってくれた昼食を毎度のように美味しいと感じながら質問に答える。
「また、現れたのですか魔物らしきものが……」
二人が口にする魔物らしきものとは先程人間界に現れた怪鳥のことである。人間界の人々は魔物らしきものをはっきりと魔物と言い切っていた。
だが――
「アズラ。本当にあれらは魔物ではない……んだよな?」
「……はい、あれらからは魔力を感じられませんでしたから――」
――王城決戦から数日、サタンとアズラは二人で幾度か人間界を訪れることがあった。理由は今も口にしているような食料調達のためである。
人間界は相当な被害を受けた。しかし、無事であった部分ももちろん相当な場所がある。訪れることが出来ない二人は黒の衣装を揃えて変装し、無事であった食料店へ二人分と一匹分の食料を購入しに行っていたのだ。多くの食料を必要としている人間界のため二人は自分達が食べる以上の量は決して購入しなかった。
そして、ある日のことであった。目的の物を手に入れた二人は正体がばれないように足早に帰路についていた。何人もの怪我人を横目で追いながらなんとも言えない感情に陥る。そんな時だった。いきなり人間界ではあり得ないはずの蝶のような魔虫が現れたのだ。
誰も事実を理解することが出来ず呆然としている中を蝶は可憐に舞う。そして、薄い紫色をした翼からキラキラと目で認識できない粉を降らす。
その粉を訳も分からず吸ってしまった人々は途端に咳き込み始め口から吐血し始めたのだ。混乱にざわつく町。粉を吸わないようにしても呼吸と共に自然と口の中に入ってしまい吐血し倒れる人々。
サタンとアズラもその状況に混乱していた。だが、混乱の中でも冷静であったアズラは蝶が降らしている粉はなんらかの一種の毒であろうとすぐに分かった。そのことをサタンに伝えると二人は急いで同じ行動をした。着ている服の襟を上げたのだ。
幸い、二人には襟の部分を上げたことによって口の中に粉が入ってくることはなかった。
しかし、毒はなんとか出来たとしてもどうするか――?
このまま黙って帰る――それもまた一手であった。王城決戦の日、リエノア村の皆はサタンを酷く軽蔑した。事なき事も全てサタンのせいにした。そのことをアズラは今でも覚えていたし怒ってもいた。
だから、アズラはこんな人間達どうなってもいい――そうも考えていた。
けれどもそんなことを知らないサタンは迷いなく飛び上がったのだ。そして、右手に魔力を込め蝶に向かってオレンジ色の小さな宝石を放った。魔柱72柱の悪魔であるストラスの能力である。
蝶は向かってくる宝石を避けることが出来ず木端微塵に砕け散っていった。
アズラの隣に着地したサタンは小さな声で逃げるぞと言い二人は急いでその場を後にした。その光景を呆然としている人々の中から数名の者が目撃していた。
魔界に戻ってきたサタンとアズラ。サタンはまずあれは何だと口にした。あの魔物は何なんだと――。
その問いにアズラは答えた。あれは魔物ではありません……魔力を感じませんでした、と――。
「初めて見た以来何度か目にしましたあれら魔物らしきもの……その全てから魔力は感じられていません」
サタンとアズラは人間界の町で何度も魔物らしきものを目にした。その度にサタンがどうにかし、町に被害が出ることはなかったのだが魔物らしきものについては何一つ分かったことがない。
「あれら魔物らしきものがどうして現れたのか……誰かが生み出しているのか、どこかで隠れていたのが出てきたのか――それとも、世界がおかしくなってきているのか……何も分かりません」
「そう、だな……でも、まぁ俺が人間界にいる時に現れたやつはどうにかするよ。そのために毎日人間界に行ってるんだからな」
「サタンさん――」
サタンは人間界に用がない時であっても魔物らしきものがいつ現れるか分からないために人間界に行っていたのである。姿を隠し、何度も人々を救ってきたため今では――黒の英雄とまで呼ばれるようになっていた。
「サタンさんがそこまですることはないんですよ……あんな人間達のために――」
アズラも世にいる全ての人間が悪だとは思っていない。それは頭でも心でも理解している。
(……でも、頑張ったサタンさんがまた悪いように言われ、悪い結果全てをサタンさんのせいにされたら私は耐えられません……)
リエノア村で言われたことが今でもアズラを人間嫌いにさせていたのだ。
「大丈夫。俺が出来ることだけは全部やっておきたいだけだから」
「……っ、でも、あんな人間達のためにいつ危険が及ぶかも分からないんですよ――私はサタンさんに元気になってほしくて……」
「なんだ、そんなことを心配してたのか」
「そんなことって……」
サタンがこうしているのも休んでいるからである。今までしてきたことに疲れ、傷ついたサタンが元気になるためである。
(なのに……そんなことって――ちょっと自分に対して無関心過ぎませんか?)
「だって、アズラがいてくれるだけで元気になってるんだよ。帰ってきた時にアズラがいてくれる――それだけで俺は元気になれる」
まだ完全に立ち直れた訳でもない……けど、いつまでもこうしてもいられない。だから、後少しだけ……後少ししたら俺はもう一度魔界を元に戻すために――アズラと一緒に――!
「サタンさんはずるいです……」
「え?」
「そんなこと言われたら何も言い返せないじゃないですか……」
アズラは顔を赤くしながらそっぽを向いて呟く。その反応を見てサタンはようやく気づいた。自分がなんとも大胆なことを言っていたのだと。
「そ、それに、アズラには出来れば人間達を嫌いになってほしくないな」
気恥ずかしさから急いで話題を変えるサタン。不思議に思ったアズラは首を傾げる。
「どうしてですか?」
「アズラみたいな可愛くて優しい悪魔の口からあんな人間……って言ってもらいたくないからかな……って、わがまま言ってゴメン」
「な、ななな何を言うんですか……いきなり……」
もう一度顔を赤くして言われたことを考える。そう、アズラも知っているのだ。良い人間も世には沢山いるのだということを。
「サタンさんにそんな風に言われたら気をつけないといけませんね……サタンさんの中の私を崩さないように――」
「いや、無理はしなくていいんだぞ? 誰が好きで誰が嫌いかなんて個人の自由なんだから……」
素直に受け入れるアズラに自分の考えを押しつけたようで罪悪感を感じるサタンは急いで弁解する。しかし、アズラは気分よくご飯を食べ進めた。
「ふふ、大丈夫です。さ、サタンさんも冷めないうちに食べ終わってくださいね」
「あ、ああ……?」
嬉しそうに食べるアズラを不思議に思いながらサタンも焼き魚の一切れを口へ運んだ。
昼食を食べ終え二人は座りながら談笑していた。すると、そこへ今まで姿を見せていなかったアオニャンが眠たそうに大きなアクビをしながら歩いてきた。
「ようやく起きたんですね。おはようございます、アオニャン」
アズラに鳴き声で返事をしたつもりなのだろうか。可愛い鳴き声を上げながら用意されていたご飯の所まで歩いていくとバクバクと食べ始める。
「……ったく、寝ては食べ寝ては食べって自由気ままな生活だな……まぁ、今の俺が言えたことではないが……」
アオニャンの姿を見ながらため息を吐くサタン。しかし、自分と似ている所が愛らしく憎めはしない。
前ならメルのやつが口うるさくダラダラするなって注意してきてたな……
メルのことを思いだしまた少し寂しい表情を浮かべてしまう。そんなサタンをアズラは見逃さなかった。
「ふふ、そうですね。そうだ、サタンさん!」
いかにもわざとらしく何かを思い出した風に椅子から立ち上がったアズラ。そんなアズラにサタンとアオニャンはビクッとする。
「ど、どうした?」
「これから、私と出掛けませんか――?」
昼食をとりながらアズラが尋ねた。二人が今食べているのは先程までアズラが調理していた物である。今日のメニューは焼き魚にお味噌汁、白米、サラダといった魔界には少し似つかわしいような日本食であった。
「ああ……魔物らしきものが現れた」
サタンはアズラが作ってくれた昼食を毎度のように美味しいと感じながら質問に答える。
「また、現れたのですか魔物らしきものが……」
二人が口にする魔物らしきものとは先程人間界に現れた怪鳥のことである。人間界の人々は魔物らしきものをはっきりと魔物と言い切っていた。
だが――
「アズラ。本当にあれらは魔物ではない……んだよな?」
「……はい、あれらからは魔力を感じられませんでしたから――」
――王城決戦から数日、サタンとアズラは二人で幾度か人間界を訪れることがあった。理由は今も口にしているような食料調達のためである。
人間界は相当な被害を受けた。しかし、無事であった部分ももちろん相当な場所がある。訪れることが出来ない二人は黒の衣装を揃えて変装し、無事であった食料店へ二人分と一匹分の食料を購入しに行っていたのだ。多くの食料を必要としている人間界のため二人は自分達が食べる以上の量は決して購入しなかった。
そして、ある日のことであった。目的の物を手に入れた二人は正体がばれないように足早に帰路についていた。何人もの怪我人を横目で追いながらなんとも言えない感情に陥る。そんな時だった。いきなり人間界ではあり得ないはずの蝶のような魔虫が現れたのだ。
誰も事実を理解することが出来ず呆然としている中を蝶は可憐に舞う。そして、薄い紫色をした翼からキラキラと目で認識できない粉を降らす。
その粉を訳も分からず吸ってしまった人々は途端に咳き込み始め口から吐血し始めたのだ。混乱にざわつく町。粉を吸わないようにしても呼吸と共に自然と口の中に入ってしまい吐血し倒れる人々。
サタンとアズラもその状況に混乱していた。だが、混乱の中でも冷静であったアズラは蝶が降らしている粉はなんらかの一種の毒であろうとすぐに分かった。そのことをサタンに伝えると二人は急いで同じ行動をした。着ている服の襟を上げたのだ。
幸い、二人には襟の部分を上げたことによって口の中に粉が入ってくることはなかった。
しかし、毒はなんとか出来たとしてもどうするか――?
このまま黙って帰る――それもまた一手であった。王城決戦の日、リエノア村の皆はサタンを酷く軽蔑した。事なき事も全てサタンのせいにした。そのことをアズラは今でも覚えていたし怒ってもいた。
だから、アズラはこんな人間達どうなってもいい――そうも考えていた。
けれどもそんなことを知らないサタンは迷いなく飛び上がったのだ。そして、右手に魔力を込め蝶に向かってオレンジ色の小さな宝石を放った。魔柱72柱の悪魔であるストラスの能力である。
蝶は向かってくる宝石を避けることが出来ず木端微塵に砕け散っていった。
アズラの隣に着地したサタンは小さな声で逃げるぞと言い二人は急いでその場を後にした。その光景を呆然としている人々の中から数名の者が目撃していた。
魔界に戻ってきたサタンとアズラ。サタンはまずあれは何だと口にした。あの魔物は何なんだと――。
その問いにアズラは答えた。あれは魔物ではありません……魔力を感じませんでした、と――。
「初めて見た以来何度か目にしましたあれら魔物らしきもの……その全てから魔力は感じられていません」
サタンとアズラは人間界の町で何度も魔物らしきものを目にした。その度にサタンがどうにかし、町に被害が出ることはなかったのだが魔物らしきものについては何一つ分かったことがない。
「あれら魔物らしきものがどうして現れたのか……誰かが生み出しているのか、どこかで隠れていたのが出てきたのか――それとも、世界がおかしくなってきているのか……何も分かりません」
「そう、だな……でも、まぁ俺が人間界にいる時に現れたやつはどうにかするよ。そのために毎日人間界に行ってるんだからな」
「サタンさん――」
サタンは人間界に用がない時であっても魔物らしきものがいつ現れるか分からないために人間界に行っていたのである。姿を隠し、何度も人々を救ってきたため今では――黒の英雄とまで呼ばれるようになっていた。
「サタンさんがそこまですることはないんですよ……あんな人間達のために――」
アズラも世にいる全ての人間が悪だとは思っていない。それは頭でも心でも理解している。
(……でも、頑張ったサタンさんがまた悪いように言われ、悪い結果全てをサタンさんのせいにされたら私は耐えられません……)
リエノア村で言われたことが今でもアズラを人間嫌いにさせていたのだ。
「大丈夫。俺が出来ることだけは全部やっておきたいだけだから」
「……っ、でも、あんな人間達のためにいつ危険が及ぶかも分からないんですよ――私はサタンさんに元気になってほしくて……」
「なんだ、そんなことを心配してたのか」
「そんなことって……」
サタンがこうしているのも休んでいるからである。今までしてきたことに疲れ、傷ついたサタンが元気になるためである。
(なのに……そんなことって――ちょっと自分に対して無関心過ぎませんか?)
「だって、アズラがいてくれるだけで元気になってるんだよ。帰ってきた時にアズラがいてくれる――それだけで俺は元気になれる」
まだ完全に立ち直れた訳でもない……けど、いつまでもこうしてもいられない。だから、後少しだけ……後少ししたら俺はもう一度魔界を元に戻すために――アズラと一緒に――!
「サタンさんはずるいです……」
「え?」
「そんなこと言われたら何も言い返せないじゃないですか……」
アズラは顔を赤くしながらそっぽを向いて呟く。その反応を見てサタンはようやく気づいた。自分がなんとも大胆なことを言っていたのだと。
「そ、それに、アズラには出来れば人間達を嫌いになってほしくないな」
気恥ずかしさから急いで話題を変えるサタン。不思議に思ったアズラは首を傾げる。
「どうしてですか?」
「アズラみたいな可愛くて優しい悪魔の口からあんな人間……って言ってもらいたくないからかな……って、わがまま言ってゴメン」
「な、ななな何を言うんですか……いきなり……」
もう一度顔を赤くして言われたことを考える。そう、アズラも知っているのだ。良い人間も世には沢山いるのだということを。
「サタンさんにそんな風に言われたら気をつけないといけませんね……サタンさんの中の私を崩さないように――」
「いや、無理はしなくていいんだぞ? 誰が好きで誰が嫌いかなんて個人の自由なんだから……」
素直に受け入れるアズラに自分の考えを押しつけたようで罪悪感を感じるサタンは急いで弁解する。しかし、アズラは気分よくご飯を食べ進めた。
「ふふ、大丈夫です。さ、サタンさんも冷めないうちに食べ終わってくださいね」
「あ、ああ……?」
嬉しそうに食べるアズラを不思議に思いながらサタンも焼き魚の一切れを口へ運んだ。
昼食を食べ終え二人は座りながら談笑していた。すると、そこへ今まで姿を見せていなかったアオニャンが眠たそうに大きなアクビをしながら歩いてきた。
「ようやく起きたんですね。おはようございます、アオニャン」
アズラに鳴き声で返事をしたつもりなのだろうか。可愛い鳴き声を上げながら用意されていたご飯の所まで歩いていくとバクバクと食べ始める。
「……ったく、寝ては食べ寝ては食べって自由気ままな生活だな……まぁ、今の俺が言えたことではないが……」
アオニャンの姿を見ながらため息を吐くサタン。しかし、自分と似ている所が愛らしく憎めはしない。
前ならメルのやつが口うるさくダラダラするなって注意してきてたな……
メルのことを思いだしまた少し寂しい表情を浮かべてしまう。そんなサタンをアズラは見逃さなかった。
「ふふ、そうですね。そうだ、サタンさん!」
いかにもわざとらしく何かを思い出した風に椅子から立ち上がったアズラ。そんなアズラにサタンとアオニャンはビクッとする。
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