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第三章:魔人編
第117話 子供の為に
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「問題ないようだが、最低でも二時間は安静にするんだな」
「ああ、助かった。だが、その必要はない。固定すれば歩ける」
希望通りに岩から解放されると、両手足を妄想オヤジに縫い付けられ、クォーク組の短い黒髪の回復術師に治療してもらった。
服が半袖半ズボンになっていたが、それも妄想オヤジが綺麗に縫い合わせくれた。
なかなか使えそうなオヤジだが、ゾンビにするなら見た目も重要だな。
四十年ほど若さが足りない。
「それよりも聞きたい事がある。本当に人体実験じゃないんだな?」
「しつこいな。悪魔の儀式なんかやっていないし、やり方も知らない」
跳んだり、曲げたりして手足に違和感がないか確認していると、妄想オヤジがまた聞いてきた。
何度聞いても俺の答えは変わらない。
「意識を邪悪な存在に操られていると言っていたな。あれはどういう意味だ?」
「若さとはそういう複雑なものなんだよ。時として、得体の知れない熱病に支配されるんだ」
「何だ、それは?」
得体が知れないと言ったんだから、得体の知れない何かだ。
あとは残りの余生で自分で調べればいい。俺は色々とやる事があって忙しい。
妄想オヤジを無視して、休憩中のヴァン達に接近した。
「武器を見せてくれ。調べるLV7だから、強化素材を教えられるかもしれない」
右手を差し出して、武器を見せてくれるように四人に頼んだ。
協力するフリをして、まずは元仲間から手駒に戻させてもらう。
「そうですか。では、やってもらいましょうか」
「じゃあ……俺の剣と盾も」
狙い通りにロビンが弓矢を渡してきた。アレンも恐る恐る渡してきた。
ヴァンとガイは用心深く様子見のようだ。全員武器を手放すつもりはないらしい。
階段に座ると調べ始めた。料金はもちろん無料だが、タダより高いものはない。
「お安い御用だ。その代わりに頼みたい事がある。死にかけている子供を助けて欲しい」
「子供? あの子供が生きているのか?」
「ああ、応急処置で何とか生きている。でも、オルファウス達には内緒にしてくれ。俺の姉貴に恨みがあるのか、俺と俺の仲間の命を狙っているみたいなんだ」
子供の話をすると、ガイが興味があるのか一番に聞いてきた。
このまま予定通りに、オルファウス達には共通の敵になってもらう。
敵の敵は味方作戦で行こうか。
「被害妄想なんじゃないですか? それよりも強化素材を早く教えてくださいよ」
「分かっている。だが、アイツらは信用できない。45階の階段に脅迫状と一緒に、虹色魔玉が一個置かれていた。それを使って50階に来るように書かれていた。差出人はオルファウス達で間違いない」
『子供の命よりも大切なものはないだろう! 黙っていろ!』と余計な事を言う銀髪を殴りたいが、今は我慢だ。
「そういえば46階から48階まで、しばらく姿を見なかったな?」
「その間に探していたのでしょ。目的は不明ですが辻褄は合います。ですが、この男が最初から七個持っていれば話は変わります」
「なるほど。確かにその通りだ。まだ、どちらが本当の事を言っているのか分からないな」
「どちらかではなく、両方とも嘘と本当の部分を話しているでしょ。全部を信じるのは危険だというだけです」
疑り深いヤツらだ。とくにロビンがどちらも信用できないと方向修正している。
まあ、疑惑の種は蒔いてやった。これで俺が完全に信用できないから、かなり信用できないになった。
そして、これで少し信用できないに変わるはずだ。
階段に正しく座り直すと、四人に向かって頭を深く深く下げた。
「俺の事は信じなくてもいい。七歳の子供が一人でダンジョンにいるんだ。頼む、助けてくれ!」
「なっ⁉︎」
「治療するのに今すぐ虹色魔玉が七個必要なんだ。必ず返すから貸してくれ!」
「やめてください。気持ち悪いだけです」
「頼む! この通りだ!」
「……」
今まで一度も頭を下げなかった男が下げたんだ。
助けると言うまで、この頭は上がらない。
ついでに強化素材も教えない。
「分かった。それだけでいいんだな?」
「助けてくれるのか?」
22秒……意外と早い決断だな。
ヴァンの声に反応して、驚いた表情の顔を上げた。
「勘違いするな。お前を助けるんじゃない。子供を助けるんだ」
「ありがとう、ありがとう、ありがとうございます!」
あとは涙を流せば完璧だが、すまないが一滴も流せそうにない。
俺の代わりにお前達が流しておいてくれ。
♢
「うわぁー! ぶつかる!」
「すぐに着くから休んでいていいぞ!」
乗客の文句が聞こえるが、燃える町の瓦礫を猛スピードの黒岩の小船で突き破っていく。
49階で取れたらしい虹色魔玉七個を貸してもらい、乗客四人を乗せて、45階を目指して進んでいく。
今日一日は強化素材集めの時間という事で、二手に分かれて作業する事になった。
俺達はメルを進化させて、46~48階の虹色魔玉集めを担当する。
「グオオォー!」
「おっと! 危ない危ない」
小船を高く上がらせて、前から突進してきた火竜の背中を飛び越え、地面に着地した。
この町の道は覚えさせてもらった。前みたいなノロノロ移動はあり得ない。
48階、47階と恐怖に満ちた移動を終わらせて、安全な46階のバラの森に突入した。
「ここまで来れば安心だな」
「全然安心できねぇよ! こっちはお前の事を疑ってんだよ! 俺はお前と心中なんてしないからな!」
「ピィピィうるさいんだよ! テメェーは赤ん坊か! 少し黙っていろ!」
「すみません……」
銀髪だけがうるさいが、他の乗客達は礼儀を心得ている。
妄想オヤジに怒られて、また謝っている。
「申し訳ありません。次に騒いだら落としてください」
「拾うのが面倒だな。口でも塞げば十分だ」
「だったら、ここで降ろしてデーモン倒してもらえよ。時間短縮できるし、あとで迎えに来ればいいだろ?」
「いやいや、それ俺じゃなくても出来るでしょ」
「いや、お前にしか出来ない仕事がここにある。さあ、落ちろ。さっさと落ちろ」
「やめてくださいよ! 本当に落ちるから! 副隊長、助けてくださいよ!」
銀髪と回復術師がちょっと揉めているけど、操縦に集中しないと木にぶつかりそうだ。
一人落とされたとしても気にせずに進もう。
「それよりもゾンビなら聖水で十分だろ? 武器の強化素材を何で使うかな」
「言いたい事は分かるが、胸に大穴が出来たんだ。普通の治療だと後遺症が残る可能性がある」
「まあ、未知の病気なら、医者でもない俺がつべこべ言わない方がいいんだろうけどよ」
「それなら俺も職人だ。医者じゃないが治療は出来る。治療が出来るなら、お前も十分専門家だ」
結局落とさないのかよ、と気になるが、今度は回復術師と妄想オヤジが治療方法で争い始めた。
まあ、別々のパーティが乗っていると、こうなるとは思っていた。
とくに回復術師だからといって、嫌々乗せられた乗客は不満しか感じないだろう。
その不満な気持ちは俺も分かるから、早く銀髪の小僧を突き落としていいぞ。
地下45階……
結局、乗客は誰一人として走行中に落ちなかった。
全員無事にメルを隠している、44階行きの階段口の前に到着した。
「ちょっと待っててくれよ。俺以外が入ると逃げるから」
メルが隠れている秘密基地には、出入り口が二つある。
俺以外が入ってきた場合は、反対側の出入り口から階段の中に逃げるように言っている。
優しさの欠片も持ってない乗客達には待機してもらう。
「俺だ! 逃げなくていいからな!」
地面に向かって叫ぶと、地面の砂を退けて、扉に埋め込まれた取っ手を掴んで持ち上げた。
次に人一人が通れる小さな四角い穴に入って、壁の梯子を下りていく。
そして、暗い秘密基地の床に両足をつけた。
ドフッ!
「ゔゔっー! ゔゔっー!」
「痛い、やめろ」
しばらく留守にしていたから、チビゾンビの機嫌が悪いようだ。
大量に作ってやった岩人形を投げつけてきた。
言っておくけど、ここを出発してから半日も経っていないからな。
その反応は三日は放置された子供の反応だからな。
「ほら、お土産だ。お前を進化させる為に苦労して集めたんだからな」
「ゔゔっ、ゔゔっ!」
貰った袋の中から虹色魔玉を取り出して、メルに見せて近づいていく。
まだ機嫌が悪いようだが、遊んでいる時間はない。呻っているメルに虹色魔玉を押しつけ吸収させる。
あとはしばらく、ソッとしておこう。壁の梯子を上って、外に待っている乗客達の所に戻った。
「ゔゔゔッッ‼︎ ぐぎゃあああ‼︎」
「今治療中だ。十分もあれば終わると思う」
「……見てなくてもいいのか?」
武器を構えた妄想オヤジが聞いてきたが、化け物は穴から飛び出してこない。
子供が注射が怖いと、泣き叫んでいるのと同じだ。
「苦しんでいる姿は見られたくないだろう。治療が終わったら46階に行こう」
「そうだな。そうするとするか」
約七分、化け物の悲鳴が聞こえなくなるまで、五人で静かにどうでもいい話を続けた。
そして、やっと静かになったので、俺が武器を構えて、代表して穴の中に飛び降りた。
進化は進化でも、化け物に進化する可能性も十分にある。
「ああ、助かった。だが、その必要はない。固定すれば歩ける」
希望通りに岩から解放されると、両手足を妄想オヤジに縫い付けられ、クォーク組の短い黒髪の回復術師に治療してもらった。
服が半袖半ズボンになっていたが、それも妄想オヤジが綺麗に縫い合わせくれた。
なかなか使えそうなオヤジだが、ゾンビにするなら見た目も重要だな。
四十年ほど若さが足りない。
「それよりも聞きたい事がある。本当に人体実験じゃないんだな?」
「しつこいな。悪魔の儀式なんかやっていないし、やり方も知らない」
跳んだり、曲げたりして手足に違和感がないか確認していると、妄想オヤジがまた聞いてきた。
何度聞いても俺の答えは変わらない。
「意識を邪悪な存在に操られていると言っていたな。あれはどういう意味だ?」
「若さとはそういう複雑なものなんだよ。時として、得体の知れない熱病に支配されるんだ」
「何だ、それは?」
得体が知れないと言ったんだから、得体の知れない何かだ。
あとは残りの余生で自分で調べればいい。俺は色々とやる事があって忙しい。
妄想オヤジを無視して、休憩中のヴァン達に接近した。
「武器を見せてくれ。調べるLV7だから、強化素材を教えられるかもしれない」
右手を差し出して、武器を見せてくれるように四人に頼んだ。
協力するフリをして、まずは元仲間から手駒に戻させてもらう。
「そうですか。では、やってもらいましょうか」
「じゃあ……俺の剣と盾も」
狙い通りにロビンが弓矢を渡してきた。アレンも恐る恐る渡してきた。
ヴァンとガイは用心深く様子見のようだ。全員武器を手放すつもりはないらしい。
階段に座ると調べ始めた。料金はもちろん無料だが、タダより高いものはない。
「お安い御用だ。その代わりに頼みたい事がある。死にかけている子供を助けて欲しい」
「子供? あの子供が生きているのか?」
「ああ、応急処置で何とか生きている。でも、オルファウス達には内緒にしてくれ。俺の姉貴に恨みがあるのか、俺と俺の仲間の命を狙っているみたいなんだ」
子供の話をすると、ガイが興味があるのか一番に聞いてきた。
このまま予定通りに、オルファウス達には共通の敵になってもらう。
敵の敵は味方作戦で行こうか。
「被害妄想なんじゃないですか? それよりも強化素材を早く教えてくださいよ」
「分かっている。だが、アイツらは信用できない。45階の階段に脅迫状と一緒に、虹色魔玉が一個置かれていた。それを使って50階に来るように書かれていた。差出人はオルファウス達で間違いない」
『子供の命よりも大切なものはないだろう! 黙っていろ!』と余計な事を言う銀髪を殴りたいが、今は我慢だ。
「そういえば46階から48階まで、しばらく姿を見なかったな?」
「その間に探していたのでしょ。目的は不明ですが辻褄は合います。ですが、この男が最初から七個持っていれば話は変わります」
「なるほど。確かにその通りだ。まだ、どちらが本当の事を言っているのか分からないな」
「どちらかではなく、両方とも嘘と本当の部分を話しているでしょ。全部を信じるのは危険だというだけです」
疑り深いヤツらだ。とくにロビンがどちらも信用できないと方向修正している。
まあ、疑惑の種は蒔いてやった。これで俺が完全に信用できないから、かなり信用できないになった。
そして、これで少し信用できないに変わるはずだ。
階段に正しく座り直すと、四人に向かって頭を深く深く下げた。
「俺の事は信じなくてもいい。七歳の子供が一人でダンジョンにいるんだ。頼む、助けてくれ!」
「なっ⁉︎」
「治療するのに今すぐ虹色魔玉が七個必要なんだ。必ず返すから貸してくれ!」
「やめてください。気持ち悪いだけです」
「頼む! この通りだ!」
「……」
今まで一度も頭を下げなかった男が下げたんだ。
助けると言うまで、この頭は上がらない。
ついでに強化素材も教えない。
「分かった。それだけでいいんだな?」
「助けてくれるのか?」
22秒……意外と早い決断だな。
ヴァンの声に反応して、驚いた表情の顔を上げた。
「勘違いするな。お前を助けるんじゃない。子供を助けるんだ」
「ありがとう、ありがとう、ありがとうございます!」
あとは涙を流せば完璧だが、すまないが一滴も流せそうにない。
俺の代わりにお前達が流しておいてくれ。
♢
「うわぁー! ぶつかる!」
「すぐに着くから休んでいていいぞ!」
乗客の文句が聞こえるが、燃える町の瓦礫を猛スピードの黒岩の小船で突き破っていく。
49階で取れたらしい虹色魔玉七個を貸してもらい、乗客四人を乗せて、45階を目指して進んでいく。
今日一日は強化素材集めの時間という事で、二手に分かれて作業する事になった。
俺達はメルを進化させて、46~48階の虹色魔玉集めを担当する。
「グオオォー!」
「おっと! 危ない危ない」
小船を高く上がらせて、前から突進してきた火竜の背中を飛び越え、地面に着地した。
この町の道は覚えさせてもらった。前みたいなノロノロ移動はあり得ない。
48階、47階と恐怖に満ちた移動を終わらせて、安全な46階のバラの森に突入した。
「ここまで来れば安心だな」
「全然安心できねぇよ! こっちはお前の事を疑ってんだよ! 俺はお前と心中なんてしないからな!」
「ピィピィうるさいんだよ! テメェーは赤ん坊か! 少し黙っていろ!」
「すみません……」
銀髪だけがうるさいが、他の乗客達は礼儀を心得ている。
妄想オヤジに怒られて、また謝っている。
「申し訳ありません。次に騒いだら落としてください」
「拾うのが面倒だな。口でも塞げば十分だ」
「だったら、ここで降ろしてデーモン倒してもらえよ。時間短縮できるし、あとで迎えに来ればいいだろ?」
「いやいや、それ俺じゃなくても出来るでしょ」
「いや、お前にしか出来ない仕事がここにある。さあ、落ちろ。さっさと落ちろ」
「やめてくださいよ! 本当に落ちるから! 副隊長、助けてくださいよ!」
銀髪と回復術師がちょっと揉めているけど、操縦に集中しないと木にぶつかりそうだ。
一人落とされたとしても気にせずに進もう。
「それよりもゾンビなら聖水で十分だろ? 武器の強化素材を何で使うかな」
「言いたい事は分かるが、胸に大穴が出来たんだ。普通の治療だと後遺症が残る可能性がある」
「まあ、未知の病気なら、医者でもない俺がつべこべ言わない方がいいんだろうけどよ」
「それなら俺も職人だ。医者じゃないが治療は出来る。治療が出来るなら、お前も十分専門家だ」
結局落とさないのかよ、と気になるが、今度は回復術師と妄想オヤジが治療方法で争い始めた。
まあ、別々のパーティが乗っていると、こうなるとは思っていた。
とくに回復術師だからといって、嫌々乗せられた乗客は不満しか感じないだろう。
その不満な気持ちは俺も分かるから、早く銀髪の小僧を突き落としていいぞ。
地下45階……
結局、乗客は誰一人として走行中に落ちなかった。
全員無事にメルを隠している、44階行きの階段口の前に到着した。
「ちょっと待っててくれよ。俺以外が入ると逃げるから」
メルが隠れている秘密基地には、出入り口が二つある。
俺以外が入ってきた場合は、反対側の出入り口から階段の中に逃げるように言っている。
優しさの欠片も持ってない乗客達には待機してもらう。
「俺だ! 逃げなくていいからな!」
地面に向かって叫ぶと、地面の砂を退けて、扉に埋め込まれた取っ手を掴んで持ち上げた。
次に人一人が通れる小さな四角い穴に入って、壁の梯子を下りていく。
そして、暗い秘密基地の床に両足をつけた。
ドフッ!
「ゔゔっー! ゔゔっー!」
「痛い、やめろ」
しばらく留守にしていたから、チビゾンビの機嫌が悪いようだ。
大量に作ってやった岩人形を投げつけてきた。
言っておくけど、ここを出発してから半日も経っていないからな。
その反応は三日は放置された子供の反応だからな。
「ほら、お土産だ。お前を進化させる為に苦労して集めたんだからな」
「ゔゔっ、ゔゔっ!」
貰った袋の中から虹色魔玉を取り出して、メルに見せて近づいていく。
まだ機嫌が悪いようだが、遊んでいる時間はない。呻っているメルに虹色魔玉を押しつけ吸収させる。
あとはしばらく、ソッとしておこう。壁の梯子を上って、外に待っている乗客達の所に戻った。
「ゔゔゔッッ‼︎ ぐぎゃあああ‼︎」
「今治療中だ。十分もあれば終わると思う」
「……見てなくてもいいのか?」
武器を構えた妄想オヤジが聞いてきたが、化け物は穴から飛び出してこない。
子供が注射が怖いと、泣き叫んでいるのと同じだ。
「苦しんでいる姿は見られたくないだろう。治療が終わったら46階に行こう」
「そうだな。そうするとするか」
約七分、化け物の悲鳴が聞こえなくなるまで、五人で静かにどうでもいい話を続けた。
そして、やっと静かになったので、俺が武器を構えて、代表して穴の中に飛び降りた。
進化は進化でも、化け物に進化する可能性も十分にある。
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