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第7話
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「は、は~い♪ すぐに治しますねぇ~♪」
「「「……」」」
会場が……じゃなくて、路上が葬式会場みたいに暗くなっている。もう私が明るくなるしかない。
パチパチパチとセルフ拍手で盛り上げるとエイパムの頭を拾った。
「……ボンジョビ?」
違います。喋る生首は気にせずにシルクハットの中にブチ込んだ。
手足もブチ込むとハットを上下にシェイクする。
しっかり混ぜたら、その帽子をエイパムの頭の無い首の上にポンと乗せた。
「さあ、皆さんご覧ください! 何と……切られた部分から切られた部分が生えますよぉ~! さあ、皆んなで生えるように応援しましょう!」
「「「……」」」
めっちゃ静かだ。明るいのは私だけだ。仕方ない、応援したくなる雰囲気にするしかない。
☆召喚マジック発動☆
「生えろぉ~! 生えろぉ~!」
帽子に向かって、両手から念じるように気を放出した。
もちろん放出している気分で何も出ていないはずだが、思った通りのマジックは発動するはずだ。
「……クルッポ? クルッポ?」
「あっ! ハトさんだぁ!」
帽子の中から真っ白な鳩が一羽出てきて、子供が喜んだ。
白鳩がシルクハットを被った状態で首を傾げて鳴いている。
「あちゃー! 皆んなの応援が足りなかったみたいだぞ。頭が鳩になっちゃった。さあ、もう一度。今度は皆んなも応援しないと駄目だぞ!」
「「エイパムぅ~‼︎ エイパムぅ~‼︎」」
とっても元気なチンピラさんが二人いるけど、チンピラの応援は聞こえないフリで進行させてもらいます。
「ほらほら、聞こえないよぉ~? 生えろぉ~! 生えろぉ~!」
「「「……は、生えろ」」」
「ん~? 聞こえないぞぉ~?」
うざぁ、と私がやられたら思うけど、今の私はNHKの体操のお姉さんばりに明るい進行役だ。
会場のお子さん達……と呼ぶには成長しきった大きな大人達に向かって、右耳に手を添えて聞き返した。
「「生えろぉー‼︎ 生えろぉー‼︎」」
「「「生えろぉ……生えろぉ……」」」
とっても元気なチンピラさんが二人いるので、サクラなんか用意してないのに、サクラを用意した気分になる。
もうこの会場の観客は全体的に終わっているので、さっさと終わらせるとしょう。
☆修復マジック発動☆
「おっ! おっ! 皆んなの応援の力で手足が生えてきたよ! そら、もう一息だ!」
「「生えろぉー‼︎ エイパムぅー‼︎」」
皆んなじゃなくて、もう完全にほぼ二人の力だ。
仲間か友達か知らないけど、チンピラの応援に応えて、エイパムの手足が切断面から伸びていく。
手足が服と靴まで含めて完全に現れると、最後に白鳩が帽子に吸い込まれて、ポンと帽子から顔が飛び出した。
「……ボ、ボンジョビ? ぺ、ペッパーズ? お、俺……生きてるのか?」
「「エ、エ、エイパムぅー‼︎」」
「いえぃっ♪ 皆んなの応援の力でエイパムが生き返ったよ♪」
「「「…………」」」
うん、チンピラ以外が完全に盛り下がっている。エイパムが生き返ったのに、観客の目が死んでいる。
チンピラ達が浮遊状態でスカイダイビングみたいに手を繋いで輪っかを作って、感動の再会をしているのに、目を背けて見ようともしてない。
☆メンタルマジック発動☆
(何がマジックだ。ただの『幻術師』の幻術じゃないか。さっき食べたハンバーガーも幻だから無料だったのか。せっかく美味しいと思ったのに……)
(まったく悪ふざけが過ぎる。魔法をこんなくだらない詐欺行為に使うとは。あのチンピラ達も金で雇った奴らじゃな……)
ん? 幻術師? 魔法? 詐欺師?
どうやら私のマジックが失敗したわけじゃないらしい。
この世界には魔法が存在していて、私がその魔法を使って、解体マジックショーを見せたと思っている。
しかも詐欺師扱いだ。多分、ハンバーガーも空気を食べさせたと思われている。
確かにお金を貰って、ハンバーガー味の空気食べさせたのなら詐欺だ。
☆メンタルマジック発動☆
(フフッ。あの娘……使えるわね)
えっ? 勝手に発動したマジックが喜んでいる観客の声を拾ってくれた。
私とチンピラ達から離れていく人垣の中に、私を真っ直ぐに見ているお婆さんがいた。
お婆さんと言うには背筋がピーンと伸びていて、白髪の長い髪は綺麗に纏められている。
年齢は六十前半で、上品な昭和の大女優といった雰囲気がする。
「「「……」」」
会場が……じゃなくて、路上が葬式会場みたいに暗くなっている。もう私が明るくなるしかない。
パチパチパチとセルフ拍手で盛り上げるとエイパムの頭を拾った。
「……ボンジョビ?」
違います。喋る生首は気にせずにシルクハットの中にブチ込んだ。
手足もブチ込むとハットを上下にシェイクする。
しっかり混ぜたら、その帽子をエイパムの頭の無い首の上にポンと乗せた。
「さあ、皆さんご覧ください! 何と……切られた部分から切られた部分が生えますよぉ~! さあ、皆んなで生えるように応援しましょう!」
「「「……」」」
めっちゃ静かだ。明るいのは私だけだ。仕方ない、応援したくなる雰囲気にするしかない。
☆召喚マジック発動☆
「生えろぉ~! 生えろぉ~!」
帽子に向かって、両手から念じるように気を放出した。
もちろん放出している気分で何も出ていないはずだが、思った通りのマジックは発動するはずだ。
「……クルッポ? クルッポ?」
「あっ! ハトさんだぁ!」
帽子の中から真っ白な鳩が一羽出てきて、子供が喜んだ。
白鳩がシルクハットを被った状態で首を傾げて鳴いている。
「あちゃー! 皆んなの応援が足りなかったみたいだぞ。頭が鳩になっちゃった。さあ、もう一度。今度は皆んなも応援しないと駄目だぞ!」
「「エイパムぅ~‼︎ エイパムぅ~‼︎」」
とっても元気なチンピラさんが二人いるけど、チンピラの応援は聞こえないフリで進行させてもらいます。
「ほらほら、聞こえないよぉ~? 生えろぉ~! 生えろぉ~!」
「「「……は、生えろ」」」
「ん~? 聞こえないぞぉ~?」
うざぁ、と私がやられたら思うけど、今の私はNHKの体操のお姉さんばりに明るい進行役だ。
会場のお子さん達……と呼ぶには成長しきった大きな大人達に向かって、右耳に手を添えて聞き返した。
「「生えろぉー‼︎ 生えろぉー‼︎」」
「「「生えろぉ……生えろぉ……」」」
とっても元気なチンピラさんが二人いるので、サクラなんか用意してないのに、サクラを用意した気分になる。
もうこの会場の観客は全体的に終わっているので、さっさと終わらせるとしょう。
☆修復マジック発動☆
「おっ! おっ! 皆んなの応援の力で手足が生えてきたよ! そら、もう一息だ!」
「「生えろぉー‼︎ エイパムぅー‼︎」」
皆んなじゃなくて、もう完全にほぼ二人の力だ。
仲間か友達か知らないけど、チンピラの応援に応えて、エイパムの手足が切断面から伸びていく。
手足が服と靴まで含めて完全に現れると、最後に白鳩が帽子に吸い込まれて、ポンと帽子から顔が飛び出した。
「……ボ、ボンジョビ? ぺ、ペッパーズ? お、俺……生きてるのか?」
「「エ、エ、エイパムぅー‼︎」」
「いえぃっ♪ 皆んなの応援の力でエイパムが生き返ったよ♪」
「「「…………」」」
うん、チンピラ以外が完全に盛り下がっている。エイパムが生き返ったのに、観客の目が死んでいる。
チンピラ達が浮遊状態でスカイダイビングみたいに手を繋いで輪っかを作って、感動の再会をしているのに、目を背けて見ようともしてない。
☆メンタルマジック発動☆
(何がマジックだ。ただの『幻術師』の幻術じゃないか。さっき食べたハンバーガーも幻だから無料だったのか。せっかく美味しいと思ったのに……)
(まったく悪ふざけが過ぎる。魔法をこんなくだらない詐欺行為に使うとは。あのチンピラ達も金で雇った奴らじゃな……)
ん? 幻術師? 魔法? 詐欺師?
どうやら私のマジックが失敗したわけじゃないらしい。
この世界には魔法が存在していて、私がその魔法を使って、解体マジックショーを見せたと思っている。
しかも詐欺師扱いだ。多分、ハンバーガーも空気を食べさせたと思われている。
確かにお金を貰って、ハンバーガー味の空気食べさせたのなら詐欺だ。
☆メンタルマジック発動☆
(フフッ。あの娘……使えるわね)
えっ? 勝手に発動したマジックが喜んでいる観客の声を拾ってくれた。
私とチンピラ達から離れていく人垣の中に、私を真っ直ぐに見ているお婆さんがいた。
お婆さんと言うには背筋がピーンと伸びていて、白髪の長い髪は綺麗に纏められている。
年齢は六十前半で、上品な昭和の大女優といった雰囲気がする。
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